chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 春星の種小名

    春星が咲いています.この株は4年前の冬にホムセンから救出してきたものです.すっかり大きくなりました.これは去年の姿. そしてこれが今年の春,毎年ひと回り大きな鉢に移植しないといけない成長っぷりです.どこまで大きくなるのか,楽しみにしています. これは刺のタイプか異なる白雪姫と呼ばれる系統です.園芸的にはこの方がより優れていますが,やや成長が遅い感じがします. 春星はMammillaria humboldtiiという学...

  • 刺マミが育成できるかな

    ヨンストニー(M. johnstonii)には色々なタイプが存在します. FNのついた株を比較するとその多様性がわかるのですが,やはり鮮やかな赤い花の系統が良いなと思います. さらに園芸的には10年前に手にしていたエルモシヨと名付けられていた株のようなうねる刺のものが優れているように思います.その元株は調子が悪く,今も燻っています.しかしその子が元気に育っています.でもなかなか親子超える優れた刺の個体は得られませ...

  • 2度目の関白

    今年の2月に関白の花が咲いたことを記事にしています.一休みして,春にたくさんの蕾を上げて来ました. 一見すると花筒が長いように錯覚しますが,横から見ると花筒はとても短いことがわかります. 下の写真はFNのついた実生で,小さいのに早くも花を上げて来ました.故郷はCoahuila州のHipolito付近です.彼らの故郷は,本当に過酷なところで,今日本でぬくぬくと育っているのは幸せなことなのだろうと想像します. M. coah...

  • 賑やかな花笠丸

    花笠丸が賑やかに咲いています.どこにでもある駄物と言われてますが,スルーできない美しさがあります.3年前に一度記事にしていますが,それ以来の登場です.ちゃんと毎年花を咲かせていたのですが,なかなかフォトジェニックな瞬間が捉えられませんでした.このサボテンは,とてもたくさんの蕾をつけるのですが,その発達は一様ではなく,思ったほどたくさんの花が一斉には開かないのです.蕾の時はオレンジがかっていますが...

  • アズレウス柱に花が咲く

    3月の初め柱類に水をやっているとアズレウス柱(Pilosocereus pachycladus)の先端のアレオレが何やら黒いのです.近づいてみるとなんと蕾です.全く期待していなかったものを発見するといつもワーっとなるのですが,この時も本当にびっくりしました. しばらくすると鱗を纏った蛇の頭のような蕾が伸びて来ました.なるほどセレウス類の蕾です. そして春分の日ごろ,もう少し蕾が大きくなってから咲くのかなと思っていました...

  • 多頭化させたバッケベルギアナ

    澄心丸(M. backebergiana)が咲いています.この株は7年前に初めてこのブログに登場しています.その時にすでにやや縦長,胴切りして多頭化を試みました.幾つも仔を吹くまでは良かったのですが,その分枝の成長の遅いこと.ようやく全体に花が着くようになりました. 切った先端は挿し木しておいたのですが,それがまた早くも縦長になっています. このバッケベルギアナは,ケレタロ州やミチョアカン州などが故郷で,崖にぶ...

  • 穏やかな金洋丸の黄花

    この金洋丸(Mammillaria markiana)はもう8年もウチに居ます.その割に大きくなっていないんじゃない?とも思えますが,径はほぼ倍にはなっています.毎年穏やかな黄色の花を咲かせてくれます. 斑入り株なのですが,斑入りの部分が多くないため,ガタイは変形することなく,ごく普通の株のように育っています. 成長点付近の斑色は鮮やかなのですが,もともとこの金洋丸がやや黄緑色のガタイをしているため,なんとなくボケ...

  • いつもの雪晃

    どこにでもあるからという理由で取り上げない訳にはいかない魅力がこの雪晃(Parodia haselbergii)にはあります.この時期SNSに花が咲いたよとアップするたくさんの方の写真を見ていると,愛されているサボテンであることがよく分かります.白い刺の中に出てくるルビーの蕾を見て,ああ素敵だと思わない人は居ないと思います.逆にフン雪晃か---と見向きもしないサボテンマニアは,どこか感性が錆びついているに違いないと思い...

  • べグイニーたち

    Gymnocanctus beguiniiは,日本では白狼玉として鮮やかなピンクの花色を持つタイプが普通です.しかし,この種の花色には相当濃淡があるのが実態の様です.これはザカテカスタイプとして廣仙園さんから分けてもらったものです.白狼とは違うよと言われ,どんな花が咲くか楽しみにしていました. 3月になり,ハウスの気温が上がるとまもなく開花しました.なんとも穏やかな色合いです.2月に載せたザラゴザエに似た花形と花色で...

  • いつもの奇仙玉が咲いている

    奇仙玉(Matucana madisoniorum)が咲いています.決まった開花時期というものがなく,年中咲いているといった感じです.でも毎回蕾が上がってくるとなんとなく開花を待ち侘びでしまいます. 今回は3輪の同時開花です.大株になるともっとたくさん同時開花するようですが,ウチでの成長はさほど早くなく,SNSでたまに見る巨大株になるまでには,こっちの寿命が尽きそうです. この花は上下がありそうでない花です.大体咲く時...

  • 六面体くんエリートと野生株

    緋冠竜は,天晃や武者影などとともにThelocactus hexaedrophorusという一つの種に括られます.ヘキサドロフォルスは六面体という意味で,イボがそのような形をしていることから付けられました.このヘキサドロフォルスの中で,緋冠竜は最も人の手が加わったというか,改良が進んでいるものといえます.できるだけ赤く太い刺を目指して優良個体が選抜されています.おかげで下の写真のように花がなんだか咲きにくくなっているのが...

  • 名前の分からない小さなマミ

    これはクラーヘンビュリー(Mammillaria kraehenbuehlii)じゃないかなということで,長らくうちのマミ棚にひっそりと暮らしています.ラベルには2017年とありますから,もう7年も居るわけです.だんだんと仔の数が多くなって来ていますが,何しろ小型の種ですから,今でも3号鉢に植えられています. 花の様子は姫春星などを彷彿とさせる形態です.小さなガタイに可愛い花をつける姿はとても愛らしいですね. このクラーヘンビ...

  • 菊水の季節

    この時期,多くの方のSNSで菊水(Strombocactus disciformis)の花がアップされます.全国でほぼシンクロして3月上中旬に咲くようですね.毎年まるで花束にしたようなクリームの花をたくさん咲かせてくれます. 菊水は,種小名にあるように円盤状に育つのが特徴.でも栽培下では柱サボテンのようになったものを時々見受けます.光の不足と共に水のやり過ぎですね. 少し丈が高くなったものも水を辛くするとだんだん先端が沈ん...

  • 今年も月宮殿の宴

    2月の終わりごろ,月宮殿の白い刺の間に赤いぽっちりが見えて来ます.これを見ると,ああ今年も春が近くなって来たなと思います. そして3月の半ばに差し掛かる頃,一つ二つと咲いて来ます.毎年たくさん蕾がつくのですが,同じように現れたように見える蕾にも若干の発達の遅速があり,なかなか一斉には咲きません.そのパターンは毎年違うので,楽しみながら眺めています. それにしてもこの花の形態は独特ですよね.まるでハ...

  • 胴切り復活のルブログランディス

    ルブログランディス(Mammillaria melanocentra subsp. rubrograndis)が魅惑的な花を咲かせています.メラノケントラのピンク花に比べても力強さを感じます. この株は2022年にグランカクタスさんから連れ帰ったもの.こうした金平糖マミに時々見られることですが,長らく移植されないと縦長に育ってしまいます.この株は横幅より縦が長いという,マミらしからぬ姿をしていました.ラン鉢に上て誤魔化していたのですが,これで...

  • 春を告げるムルチコスタータたち

    Stenocactus multicostatusには色々なタイプがあり,それぞれ振武玉,縮玉,千波万波と園芸名が付けられてきました.前同じというのは寂しいことで,それぞれの形態的特徴に従って付けられた和名も大切にしたいところです.中刺が勇壮な振武玉は,優良系統が選抜され,かなり特徴のはっきりしたものになっています.そのプロトタイプとも呼べるものはメキシコの荒野にも生えていました. またいわゆる縮玉と呼ばれるサボテンは...

  • 長い刺に黄色の花のマミ

    これはMammillaria sinforosensis subsp. cobrensis TL495です.この学名は M. lindsayi var. cobrensisのシノニムとされ,今はM. standleyiに統合されています. 確かにスタンドレイの中にはこれとそっくりなものもありますね.ただスタンドレイは赤花のものが多いと思いますが,これは綺麗な黄花. これはウチにいくつかある別個体なのですが,あまり目立った種内変異はありません. シンフォロセンシスといえば,ウチには...

  • オトナなルニオニー

    渋くてオトナなルニオニーの花が咲いています.どうしてこのような渋い花がよく見えるのかボク自身もうまく説明できません.しかし,バラやカーネーションなどでもちょっと病気じゃないの?って色合いの花が一定の評価を受けるところを見ると,ヒトの心にはそんな面もあるのだろうと推察されます. なおルニオニーはベラなどと共にE.emskoetterianaに統合されています.元々小型種ですが,だんだんと群生して来ます.2年前と比...

  • タイのサボテン屋さんその4バンコクのマーケット

    バンコク市内には有名なJJマーケットの他にトンブリにも園芸マーケットがあります.しかし,景気があまりよくないのと,露店での対面販売が今は流行らないこともあり,かつての勢いはありません.またこうした街中のマーケットのサボテンは概して品揃えが良くなく値段も低く,サボテンマニアたちが来るところではなさそうです. これはギムノLB株の成れの果ての姿です.斑モノ育成のために雑交配され,青ものはゴミのような扱い...

  • タイのサボテン屋さんその3チェンマイ Wanmaicactus

    ここはチェンマイの北,マエリム地区にあるサボテン屋さんです.広い敷地に大きな温室がいくつもあります.中には膨大な量の実生があり,全て種子から自家生産されているとのこと. 兜やマミラリアが多いのですが,属のバリエーションは相当あり,フライレアなどもあって面白いなと思いました. 日本にも少し入っているギムノの斑入り,これはもう全然値が出ないそうです. タイの方は白マミが好きなようで,これも日本の影響...

  • タイのサボテン屋さんその2チェンマイCactus Flower Asia

    ここは一昨日の2Bees Gardenと同様Hang Dong地区にあるサボテン屋さんです.写真の場所は店舗といった感じで,育種場は非公開で別の場所にあります. ここの国内向け販売方法は,web上のライブでサボテンを見せて欲しい人がその場でクリックして注文するものです.下の写真のオレンジ色の札の記号はそのための番号です.このライブはインスタで見ることができ,なかなか面白いものです.日本でも若い生産者はやれば良いのにと思...

  • ダビシー,君ってやつは

    小型のエビサボであるのは確かなのですが,全くこんな小さなものに花が着くなんてまるで想像もしていませんでした.ふと覗き込んだ実生バットの小さなダビシー(Echinocereus davisii)君に蕾を発見して,本当にびっくりしました.君ってやつは何てやつなんだ! 灌水に反応してパンパンに膨れたガタイにいくつもの花をつける姿に生命の力強さを感じます.またその香りが素晴らしいのでつい何度も鼻を近づけてしまいます. こ...

  • タイのサボテン屋さんその1チェンマイ2Bees Garden

    2Bees Gardenチェンマイ郊外のHang Dong地区にある有名なサボテン屋さんです. 若い園主さんは,元大学講師かつ元俳優さん,サボテン少年でもあった方です. 園内は大変広くいくつもの温室が並んでいます.多くは小さな実生苗で,小苗・実生苗共に大半は中国へ輸出しているとのことです.タイ国内は景気が良くなく,国内では売れ行きが良くないとのことでした. 多様な属のサボテンが栽培されてはいるのですが,それぞれの属...

  • 紫光丸と故郷からの兄弟

    この紫光丸(Mammillaria moelleriana)は,10年以上前からウチに居ます.最近は成長した分だけ株の下が縮んでいくので大きさがあまりかわりません.それでも毎年元気に花を咲かせてくれます. このモエレリアーナのFN付き種子を得て蒔いてみました.これはSB498, 故郷はサカテカス州Sombrereteです.播種から2年,元気よく育って花を咲かせています. カギ刺の様子も花の様子もまさしく紫光丸です.出来上がった実生を見る限...

  • 早春を飾ったネオポルのご老体たち

    大好きな旧ネオポルテリアたち,すでにいくつかは個別に紹介したのですが,毎年ハウスを明るくしてくれるウチのご老体の面々を載せておきます. まずはヴィロサ(Eriosyce villosa FK71).これは早咲きで1月に後半から咲いて来ます.まさに真冬の花,最もハウスが暗い時期に,一筋の光を放っています. 次はセニリス兄弟(E.senilis FK422).本当に老人になりました.この兄弟,若い時は白髪型と茶髪型でしたが,老株になっ...

  • ニグリホリダに想う

    旧ネオポルの仲間たちが色々と咲いています.その中で,思い入れの強いのがこのニグリホリダ(Neoporteria nigrihorrida FK22)です.12年前に小さな苗を,当時ブログを通じて知り合ったアイハルさんからいただき,その2年後に初花, その株がずっとウチで咲き続けています.株の下側がだんだん縮むのでガタイのサイズはそれほど変わりません.2月に入ると赤い蕾が見えて来ました. ネオポルの蕾も花も,いつ見ても心和む美しさ...

  • 白花バラ丸の多頭株育成

    キリンに接いだ白花バラ丸が咲いたことを記事にしたのは一昨年の12月のことです.その後も次々と花を咲かせました. 花がひと段落した2月に頭を刎ねました.キリンでも袖のような立派な多頭株になるでしょうか. その後無事多頭株になり,春が近くなり,たくさんの蕾が見えて来ました. 開花の様子, 5分咲き,そして満開です. ちなみに親株たちは相変わらず3号鉢で今年も元気に咲いています. 取り敢えず接木で多頭株...

  • ピコは錦丸

    このピコと呼ばれるサボテンは不思議なヤツです.本当はUn Picoという園芸品種名なのですが,日本では単にピコと呼んでいるようです.スピノッシシマ(M. spinosissima)の突然変異で,刺が0〜1本になったものです.写真の株はほとんど刺がありませんが,白い1本とげをシュッと伸ばすタイプもあります.この形質は遺伝的に安定しており,種子繁殖が行われています.スピノッシシマは,錦丸,猩々丸,白美人など刺色等によって色...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、さぼちゃんだいすきさんをフォローしませんか?

ハンドル名
さぼちゃんだいすきさん
ブログタイトル
さぼちゃんマイラブ
フォロー
 さぼちゃんマイラブ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用