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2010/08/09

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  • 第3494日目 〈眠られる夜を迎えるために、枕頭で開く本。〉 原題;〈井上ひさしの真似をするわけではないけれど……。〉

    なかなか寝つけない日が、1ヶ月のうち1日くらいはある。時には何日も続くことだって。軽く体を動かせば(ストレッチとかね)どうにかなるか、と思うて試してみたが結果は空振り。 人は眠れぬ夜、どう過ごすのだろう。或る年の或る日、気になって当時の同僚男子らに訊いてみると、ひたすら眠りが訪れるのを寝床でじっと待つ、或いは、スマホを弄って無為な時間を過ごす、と返事が両横綱であったのを覚えている。 ひたすら待つのは結構辛く、スマホをいじくる趣味もないわたくしは結局、この酒席で行ったアンケートの結果にいたく落胆し、まるで自分の不眠解消策の役に立たぬことに頭をがっくり落としましたよ。 まぁ、本でも読んでいよう。そうすれば直に眠りが訪れて、いわゆる寝落ちでもするさ。──実際そんな効果ある日もあった。そうしたなか薄々わかりかけてきたのは、普段から読んでいるような本ではなく、もっとテーマも内容も小難し..

  • 第3493日目 〈ブログ改訂作業を通じて、過去を「なかった」ことにすることはできない、と痛感する。〉

    ここ数日というものちょこまかと、目立たぬように、公開済みエッセイの改訂を行っています。いまに始まったことではないけれど、ふとしたときに集中して作業に没頭するのですよね。 とはいえ、内容を替えるとか論旨を真逆にするとか「歴史修正」に類するそれではありません。誤字誤変換を直し、表現をより相応しいものへ改めたり、内容はそのままだけれど段落の順番を入れ替えたり、という程度の作業。これを指してまさか非難する方もおられますまい……。 稀にTwitterで改訂した過去記事を投稿することがあります。これは、上述の作業を施したという報告なのです。顧みても改訂/修正作業を行った記事についてツイートしなかったことは、一度もありません。これは自慢して良いことだと思うている。 「報告」は読者諸兄への最低限の礼儀であり、ブログ主としての義務であり、読者諸兄に言葉を尽くして説明する責任を負っていることを自..

  • 第3492日目 〈安倍元首相の国葬を見て。〉

    日本憲政史上或る意味で最も議論を呼んだ葬儀が終わりました。安倍晋三元内閣総理大臣の「国葬」であります。参列するつもりが体調不良のため、九段へ献花すること叶わなかったのが無念でなりません。 フジテレビの生中継で映し出された献花の列に並ぶ人たちは、愛国者なのだろうか。歪なナショナリストなのだろうか。故人への敬意という純粋な気持ちからその場へ足を運んだ人たちなのだろうか。安倍さんと同じ病気を患った人が取材に答えていました。安倍さんからもらったという、あたたかい言葉で綴られた返事を紹介してくれていました。 一方で、国葬が執り行われているまさにその時間帯に、国会議事堂前で国葬反対デモを繰り広げている人たちも取材されていた。かれらは果たして、心底義憤の念あって国葬に反対しているのでしょうか。デモ行進に参加することにのみ意味を見出す〈自称・活動家〉だったり、お祭り騒ぎに便乗してみたいだけの輩は..

  • 第3491日目 〈『機動戦士ガンダム ピューリッツァー』から、オムル・ハングの台詞。〉

    オムル・ハング「お前に足りなかったことが/あるとすれば/それは才能じゃない/その才能を/開花させようとする/情熱だ」 (『機動戦士ガンダム ピューリッツァー』第1巻P100 才谷ウメタロウ/漫画・脚本/大脇千尋 角川コミックス・エース 2022/08) 漫画を読んでいて久しぶりにグサリ、と来る台詞に出会った。 オムル・ハングは『機動戦士ガンダム』でホワイトベースのメカニックマンだった。安彦良和『機動戦士ガンダム ジ・オリジン』にも度々登場する。 『機動戦士ガンダム ピューリッツァー』は、『逆襲のシャア』ラストでアクシズの地球落下を防ぐべくこれに立ち向かったアムロ・レイが消息を絶って、1年半後から始まる。元ホワイトベース乗員のキッカ・コバヤシは、幼き頃に船で行動を共にし、間近で接していたアムロと、世間からは英雄視され“撃墜王”と呼ばれるアムロの間に感じる「ズレ」「ギャップ..

  • 第3490日目 〈イギリス料理が好きな男が、コモンウェルス崩壊の始まりを考えて嗟嘆する。〉

    エリザベス2世の国葬はつつがなく終わり、ウィンザー城に埋葬された。チャールズ3世の御代に祝福あれ。安倍氏の国葬を結局説明らしいものもないまま強行する岸田政権よ、自壊せよ。 娘がもう少し大きくなったら、知己のイギリス料理店に連れてゆきたい。フィッシュ・アンド・チップス、ジャケットポテト、シェパーズパイ、ブリティッシュパイ、スコッチエッグ……。そんなものを食べさせてあげたいのだ。問題は飲み物だが──ああ、娘よ、くれぐれもパパが腹の底へ流しこむ黒ビールに関心を抱かないでくれたまえ。 ──こんなとりとめもない内容の、短い覚書めいた文章を書いているのは、ゴルバチョフ自伝を予定の分だけ読み終えたあと手近にあった佐藤優の『紳士協定 私のイギリス物語』(新潮文庫 2014/11)を気の向くままに読んでいたからだ。 外務省へ入省した佐藤氏は1986年07月初めから1987年08月末まで、語学研..

  • 第3489日目 〈子を想う父は遺言書を書く。〉

    このまま無視して今日は安息日、と決めこむつもりだったが、やはり書くことにした。 ○ 遺言書──むろんメモの域を出ぬけれど、なんだかずっと咳が止まらない体に不安を覚えて、いまから準備しておくことにした次第。まぁたいした内容ではないが、子供に伝えておきたいことはなによりも、── 正しい人間になってください。 ってことですね。 他は、── 他人の悲しみや痛みに寄り添える心を持ってください。 道徳と礼儀を身につけ、弁えた人間になってください。 お金を大切に扱ってください。欲望や周囲の悪意に流されないでください。 ママのような女性になってください。 難しいだろうし、時に残酷かも知れないけれど、お友達は選んでください。お友達次第であなたの人生は上質なものにも、惨めなものにもなりますから。 自分を大切にしてください。 ということでしょう..

  • 第3488日目 〈汝、自身を知れ。〉

    いま抱えている病気について知りたいとの思いから、家庭用医学書のみならず近頃は、医学生や医療現場の人たちを対象にした医学書にまで手を出している。元がみくら家、医者であるせいか、こうした医学書をペラペラ目繰ることにまったく抵抗はない(むろん、書かれている内容が理解できるかは天と地の違いである)。 あれこれ読み散らして納得したのは、自分の病気が日本では珍しい種類のそれであり、治療には長く時間を要すということ。 種々の検査結果を踏まえて、主治医から正式に病名が告げられた。 予兆ありとは別の病院にて既に知らされていたが、こうしてMRや血液検査島を経て改めて正式に、「あなたの病気は○○という名称です。これからはこのような治療をしてゆこうと考えています。薬は処方しますが最初から本来の錠数の服用は避けて、少しずつ増やしていって体がそれに耐えられるか様子を見ましょう」と告げられときは、未来に多..

  • 第3487日目 〈『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第09話を観ました。〉

    そろそろ『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第09話「勝利のために」の感想を……と思い、ようやっと今日(昨日ですか)腰をあげたところです。 しかし、──普段なら感想文第一稿があがるまで閲覧を禁じている感想サイト(動画含む)なのですが、偶さか開いてしまったオープンチャットで、気にかかる文言を見てしまうた。 それが此度の感想の一部を成す話題と被る部分あったので、他の話題は後日にまわして急ぎその点についての自分の考えをまとめてみたのが、本稿であります。 後日お披露目する正本では文体をいつもと同じくする作業を施し、誤字脱字・誤変換、記憶違い等訂正を要す箇所を直し、段落の順番を入れ換える等以外、下記本題に於ける当方の考えは些かの改変もないはずです。 ○ 前提;「調べれば神津島は品川区扱いで」(Twitter→オプチャより) 疑問;「品川区扱い」という発言のエ..

  • 第3486日目 〈もしかしたら呪われてるんじゃあ、なかろうか?〉

    ──1ヶ月半くらい前からだったか。両手首に、腱鞘炎か、と思い紛うような症状が出始めた。手首を一定の角度以上に曲げようとすると、途端に痺れと痛みが走るようになったのだ──時に顔をしかめる程にね。 呪いじゃないかな、なんて冗談で紛らせつつも心のどこかで本気にしているのは、一ヶ所の痛みが引くと今度は別の部位が痛むようになる、痺れてしまう、そこが治ると今度は別の部位が……というルーティンに悩まされているからのだ。 最初は、夢のなかで魘されて思わずベッド脇の壁を叩いたら運悪く窓枠に当たって、痛みで飛び起き、しばらくのたうち回った。それが、右手の指の付け根である。痛みがどうにか引くと、次は左手の手首が外に曲げられなくなった。ドラッグストアで購入した塗り薬のお世話になって、それでも5日か6日はその痛みに耐えなくてはならなかった。 それから今日まで、痛む部位は右手首→左手の甲→右手首と、ほぼ..

  • 2022-09-21 おーい、中原!? NN!?

    、中原、いまどうしてる? おーい、菜緒、あなたのことだ。 読んでいたら、いつでも連絡乞う。俺はあなたに伝えねばならぬことがある。 法や裁判に問われることあっても構わぬというなら、連絡の必要なし。 これは2022年09月21日、宵刻まで公開する。コメント欄を解放しておく。◆

  • 第3485日目 〈48グループが「いた」時代。〉

    長く愛読(立ち読み)してきた『Sax World』誌の連載、「古畑奈和の輝け! サクソフォン次世代エースへの道」が現在発売中の最新号で最終回となった。その事実に、打ちのめされてはいないが一抹の淋しさを覚えているのは否定できないみくらさんさんかです。 今年05月にSKE48を卒業したことも関係あるのだろうが、1年に4回の愉しみがなくなってしまうのは、やはり淋しいものです。黒髪時代の奈和ちゃんからピンク髪の奈和ちゃん、髪の色が落ち着いて良い感じになった奈和ちゃんまで、娘の成長アルバムを見るかの如き感覚はもう味わえなくなるんだな。なんだかね、目のなかに入れても痛くない愛娘の成長を見守り、遂にはお嫁に出す(”ドロボー野郎”に奪われてゆく)父親の気分であります。 そういえば古畑奈和がSKE48に5期生として加入した頃は、まさにグループが「AKBに追いつけ、追い越せ」と下克上も視野に入れた活..

  • 第3484日目 〈自伝と伝記。〉

    先日読売新聞の書評欄でも紹介された『我が人生 ミハイル・ゴルバチョフ自伝』(東京堂出版2022/07)をゆっくりと読んでいる。〆切のある原稿を依頼されたわけでもなし。ゆえに文中の地名や戦闘を電脳空間の力を借りて確認しながら読み進め。これは素人の特権といえるだろう。 活躍した分野に関係なく伝記や自伝を好むのは、小学生の頃所謂「偉人の伝記」を読み散らして飽きることがなかったからだろう。学研のマンガやポプラ社、講談社ほかの伝記を買い与えてくれた両親、貸してくれた兄と友人、それを揃えた学校図書館、いずれにも感謝である。 さて、話題を『我が人生 ミハイル・ゴルバチョフ自伝』に戻して。 1度は最後まで目を通したとはいえ、まだ第1章。いまの再読はどちらかといえばじっくりなペースなので、こんなことになった。ざっと最後まで目を通して、これはきちんと読まなくっちゃアカンな、と思うて読み直している..

  • 第3483日目 〈終活、始めました。〉

    買ったは良いが読みそうもない本は処分する。たといそれが好きな作家の未読本であっても。 処分するなら未読本にせよ。既読本は或る時ふと読みたくなったり、参照する必要があるから処分するな。──『遺留捜査』の糸村警部補ではないが、そんなことを誰かがいってた。 蓋し格言と思う。未読本には未練なし、書いてある内容も知らない。が、既読本は……というわけである。 それを念頭に部屋を見渡すと……あるわあるわ、読むつもりで買ったが未だ読めていない本がゴロゴロしている。ざっと検分したら、「まぁ、これは売り払っても良いか」というものが過半。 というわけで、明日からしばらく終活作業の一環として、蔵書の点検あらため蔵書の分別を始めることにした。分別とは単純に、棄てるか残すか、である。 それを一段落させたら、保有資産の整理と保険の見直しに移る。前者は所有不動産の売却と株式等々の点検、後者は病気を踏..

  • 第3482日目 〈『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第08話を観ました。〉(メモ)

    あっという間の1週間であった。メモのある安心が感想文へ集中するのを後回しにし、斯様な事態に相成った。 本稿は過日も触れた第08話のメモである。重複したり飛んだ内容もあるが、いまは敢えて殆ど手を加えることなくお披露目とする。勿論このまま放置ではなく、ちゃんとした感想文の体裁に整えることだけは決めてある。 ○ 『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第08話「Chance Way」 ○ようやく生徒会新体制。→きな子の緊張しつつも足を運んでゆく姿が初々しい。ちょっとの間に成長したなぁ……。ナナミって七草ナナミっていうのがフルネームなのね。なにげに神モブのフルネームが設定、登場したのは彼女が最初ではないか。 ○結女の疑問→私立にしては校則ゆるゆるだな、という印象。自分も私立で、海軍の気風漂わせた高校(驚愕になったその年から「甘〜い」学校に成り下がった。ここが現在で..

  • 第3481日目 〈貧乏性の読書──つまらん小説を読みながら。〉

    貧乏性である。読みかけの本を中断する、そんな芸当のできる人が羨ましい。1度か2度の例外を除いて、最後まで読むのが常。勿論そこに、資料的な意味合いで購うたものは含まぬ。 やはり貧乏性なのだ。いま読んでいる小説も、扱われているテーマは好みで、しかも前作に相当する作品を面白く読んだだけにチョットは期待して(月遅れながら)購入。寝る前に・昼間の気分転換に読み進めているが──やたら単調な一人称に辟易してしまっている。長いキャリアを持つにもかかわらず文章は極めて不味く、無神経で、がさつだ。おまけに話の途中でオチがわかってしまい、しかも正解してしまうからね。やれやれ、であります。 亡くなる10数年前に雑誌に掲載されたきりで、これまで1度も単行本等にまとまったことがなかった。これを聞いたら、よくぞまとめてくれました、となるところなのだが、……果たして定価で買う程の価値が、自分にはあったかどうか。..

  • 愛3480日目 〈どうやって未読本を既読本にしてゆくか?〉

    読む本のジャンルが広がり過ぎて、そこに加えて毎日の新聞読書もあり、いまやわたくしの脳ミソは飽和状態である。 机に積みあげた本の背表紙を眺めてみたい。支離滅裂もお分かりいただけよう。順不同でゆく。刊年や訳者名は省いた。即ち、── ミハイル・ゴルバチョフ『変わりゆく世界のなかで』(朝日新聞社) ミハイル・ゴルバチョフ『我が人生 ミハイル・ゴルバチョフ自伝』(東京堂出版) 野見山剛『若者たちのB級C級戦犯』(dZERO) 神奈川新聞報道部『知事誕生』(神奈川新聞社) マリオン・ヴァン・ランテルゲム『アンゲラ・メルケル』(東京書籍) 中北浩爾『日本共産党』(中公新書) 立花隆『日本共産党の研究』(全3冊 講談社文庫) 池上彰/保阪正康『歴史の予兆を読む』(朝日新書) 青木理『安倍三代』(朝日文庫) 大西比呂志・栗田尚弥・小風英雄『相模湾上陸作戦』(有隣..

  • 第3479日目 〈今日「も」おやすみ。〉

    ふざけたお話で申し訳ないが……。 昨日に続いて更新しません! お休み満喫中でーす! 『ラブライブ!スーパースター!!』の感想にもまったく、──ここは強調しておきたいので、気持ちとしては特大ゴシック体にしたいのだが──まったく手を着けていません。諸事に紛れて手が回らないんじゃなくて、頭が回らないのである。 もういっそ、このままね、Pagesで約1400字くらいになっているメモを転用しようかな、と。 勿論、文章の流れを良くして、読み返すに値する日本語にして、感情と論理のバランスをもっと良くして……その上で、メモらしからぬメモとして、感想をお披露目……。どうだろうかねぇ。許されるかなぁ。許されねぇだろうなぁ。←元ネタわかる人〜、いますかぁ? え? 昨日の時点で「今日も明日もお休みです」って宣言しているのに、なぜ更新してるんだ、ですって? これまでのパターンを踏襲しているだけ..

  • 第3478日目 〈秋のブログ休載日になりました。〉

    タイトルは、なかば冗談、なかば真面目です。 さて、── 本日と明日は所用により、更新をお休み致します。 その合間を縫って、『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第08話のメモを基にして感想文を書ければいいのですが。 諸々ご了承ください。◆

  • 第3477日目 〈風化してゆく”9.11”を憂う。〉

    どんな大事件であっても歳月の前には無力らしい。どんな出来事であっても時間の経過は人々の記憶を風化させてしまう。 いつもと変わらぬ平凡な朝は、2度と忘れられぬ朝になった。誰もが悟ったのではないか。21世紀は恒久的平和とは無縁の、前世紀よりもっと非道い戦争の世紀になるのだろう、と。 2001/平成13年09月11日朝(現地時間)、アメリカ。アル・カーイダのテロリストたちが民間機4機をハイジャックした。内2機の向かった先がニューヨークの世界貿易センタービル(WTC)の南棟と北棟である。残る2機の内1機は国防総省に激突し、内1機は乗客の反撃で墜落した。 午前7時46分 アメリカン航空11便 ボストン/ローガン国際空港出発 ボストン発ロサンゼルス行き 午前8時14分 ユナイテッド航空175便 ボストン/ローガン国際空港出発 ボストン発ロサンゼルス行き 午前8時20分 アメリ..

  • 第3476日目 〈女王と天皇。〉

    在位70年を祝うプラチナ・ジュビリーに、エリザベス女王が崩御された。09月08日午後である(現地時間)。享年96。滞在先のスコットランドはバルモラル城にて。 バルモラル城は先年04月、故フィリップ殿下(99歳)と初めて出逢い、求婚された思い出の場所だったそうだ。崩御は夫君を看取って1年5ヶ月後のことだった。 王室のメンバーが何度となく日本を訪れているのを考えると、女王の来日が1度だけだったとは意外の感がある。1975年というから昭和50年5月、昭和天皇在位50年の年だ(当たり前か)。女王は在位23年目を迎えていた。 産経新聞22-09-10 27面社会欄が当時の模様を伝える。なかでもクローズアップされたのは(見出しにもなったのは)、接遇担当として外務省儀典長を務めた内田宏氏が、日本を離れる女王に「いちばん印象に残っていることは?」と訊ねたときのことだ。 「昭和天皇にお目に..

  • 第3475日目 〈『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第07話を観ました。〉【一部加筆版】

    どさくさのうちに、というか、なかば強引な方法で、〈鬼塚夏美問題〉は解決された模様であります。その背景を根掘り葉掘り詮索、検証するのは本稿の目的でないから止めとして、とまれLiella!は「レジェンドスクールアイドルたちが遺した”9”の奇跡」を継承する資格を得た様子。 まさかこの台詞をいわせたいがために、2期生の加入を決めたわけではあるまいが、いまは溜飲をひとまず下げて、正式に9人体制となった新星Liella!の出発を祝うことに致しましょう。 ○ 『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第07話「UR 葉月恋」は、前話にてすっかりゲームに嵌まった恋ちゃんが、沼から抜け出そうとメイに縋ってもがいて、挙げ句にメンバー全員の力を借りて更生(ん?)するお話でした。 と、その一方で米女メイと若菜四季を核にする百合公認の世界観が提示された、貴重なエピソードでもあった(その百合世界..

  • 第3474日目 〈「引用と意見」が活用される日は来るか?〉

    å いったいどれだけの時間を、これに費やしたのか……。まぁ、作業しない日の方が圧倒的に多かったせいで、今日まで長引いたのだが、それにしても、である。 つい先程、とは20時54分であるが、松本薫『新聞の正しい読み方』(NTT出版 2016/03)の引用と意見を、Numberへ入力し終わった。 新聞の読み方と活用についてのエッセイの下準備で、作業していたのである。これと池上さんの本を中心にして、他の人たちや自分自身の経験を絡めたものに仕立てるつもりだが、……こりゃあ、当初考えていたよりもかなり膨大になるぞ。 そんな危惧あり、いまから当該エッセイの執筆の放棄を考えている。スタコラサッサと逃げるわけではないが、これを書くとなったら一体何日かかかるんだ、という恐ろしさもあって、絵に描いた餅で終わらせようか、と考えているのだ。 ちょっとずつ書き進めれば、なんということはないのだろうけれ..

  • 第3473日目 〈奥方様の気持ち。〉

    子供が生まれてからというもの、奥方様からの突き上げが激しくなった。同居する母の援護射撃を得てからは、ますます激しくなってきた。これまで先延ばしにしてきたことを、今回こそは実行に移せ、というのである。 いつから送られてくるようになったか忘れたが、いまでは1年に数回程度、横浜市から「定期健康診断の勧め」が送られてくる。がん検診、風疹検診、等々も。 「行かなきゃなぁ」と思いつつも先延ばしにしてきた理由は、特にない。封を切ってなかの書類一式に目を通し、然様、行かなくてならんな、と思いながらいままで受診しなかったのは、単にわたくしの怠慢である。 これまで何度となく、自治体から健康診断や各種検診の案内をもらっていた。きちんと受診していれば、わたくしも子供を授かって早々に発覚した白血病なんて病気を回避できたかもしれない。そんなぼやきを聞くお嫁さんたる奥方様にしてみれば、首肯するより他ない話..

  • 第3472日目 〈奥方様への気持ち。〉

    不思議とわれら夫婦は「3」という数字に縁がある。 初めて出逢ったのは09月03日。今年でちょうど22年になる。独身時代は3度プロポーズし、3度目で諾の返事をもらった。 最後のプロポーズから入籍までは、わずか3週間。昨21年06月03日に入籍し、翌22年つまり今年04月03日午前3時台に娘が誕生した。他にも極めてプライヴェートな部分で「3」という所縁ある数字が、われらの前には度々現れるが、割愛する。 娘を抱く、母となった奥方様を見て思う。22年前はブレザーを着て、義父の背中の向こうからこちらを観察するような眼差しを向けていた女の子が、いつしか商社OLとなり海外で何年も仕事してキャリアを積み、なのにためらいなく将来を捨てて専業主婦に収まっている。 彼女が正式に退職して3ヶ月。毎日毎時間を一緒に過ごしている。娘をあやす妻を見て、キッチンに立って食事の支度をしている妻を見て、リヴ..

  • 第3471日目 〈忘れているわけではない。──LLSS-S2-#07感想文を巡る一問一答。〉

    進行役;皆様、大変お待たせ致しました。それでは只今より本ブログ運営者、みくらさんさんか氏への質疑応答の時間を設けさせていただきます。話題は、『ラブライブ!スーパースター!!』に関することに限らせていただきます。──それでは、どうぞ。 記者A;『ラブライブ!スーパースター!!』第2期第07話の感想文はもう書かないのですか。 みくらさんさんか;書きます。 記者B;いつ公開されますか? みくらさんさんか;第08話放送直前までには公開できるよう、お約束します。 記者B;第08話の放送は09月11日、とNHKからアナウンスされています。通常とは異なって1週間、間が開くわけですね。今回の感想公開が遅れているのはそうした点も関係しているのでしょうか? みくらさんさんか;率直に申しあげますと、仰る通り、関係していますね。 記者B;それゆえに「はやく書かなければ」という緊張感と..

  • 第3470日目 〈会社への不信は、下から。〉

    横浜市某地域に於いて朝日新聞は非常に評判が悪かった。正確には朝日新聞が、ではなく、その販売センターが、である。 それはマンションの1階にあった。商売柄、まだあたりが寝静まっている時間帯から忙しく動き回り、購読者宅への配達準備であわただしい空気が満ちていた。致し方ないことだが歩道は配達用のバイクで埋まり、出陣前に円陣でも組んでいるのか、ときどきかれらの気合い入れる声が、坂の上まで風に乗って聞こえてきた。するうちバイク何台ものエンジン音が響き、刹那の後にあたりは何事もなかったかのように静穏に包まれる。 宵っ張りの生活を送っていた頃はかれらの出陣式が、時計代わりになっていた。ああ、こんな時間か、そろそろ寝るか、と。そうした意味ではありがたい存在だった。こうした人々あるお陰でわれらは、毎朝毎夜、当たり前のように自宅で新聞を読むことができるのだから。 が、それはあくまで配達に関してのみ..

  • 第3470日目 番外編

    おはらななかののことをぼんやり想いだしていたら、すっかり時間が過ぎてしまった。 いろいろいうても、心に残る最後の女性だったんだな、といまさらながら納得。 だからどうだというわけでもなく、未来に新しい選択肢が生まれるわけじゃないけれど。 結局、紆余曲折あると雖も、いまの〈道〉が誰にとっても最善と思う他ないのだろうか。 ……これで良かったのかな?◆

  • 第3469日目 〈毎日新聞を買うのは苦労する。〉

    8月中旬から今日まで天候にかかわらず、午前中は買い物兼お散歩を毎日続けている。近所のコンビニで新聞各紙を購入するため、なかば強制的に外へ出るよう心掛けているのだ。 いまやたいていの店で、「新聞を買いに来る人」と覚えられている気配を、レジのこちらにいるわたくしは感じている。まぁ、買う新聞が殆ど決まっているから、たとえ地域のコンビニを日替わりで巡回していても、そりゃあ覚えられても仕方ないわな。 現在は神奈川新聞と日本経済新聞、毎日新聞をコンビニで買っている。朝日新聞は週4日程度、か。実はここに1つ問題がある。毎日新聞を買う場所だ。 コンビニを巡回していると、毎日新聞の取扱店舗が少ないことを実感する。近所に何軒もあるファミマで毎日新聞は扱いがない。セブンイレブンも同じ。毎日新聞を入れているのは国道沿いのローソンと線路向こうのNewDays、2軒のみ。 しかも、取扱のあるローソン..

  • 第3468日目 〈崎陽軒!〉

    マニアックな崎陽軒の本を買った。ベストな食べ方の順番を考察する、誰が読んでどこに需要があるのか、と小首を傾げてしまうような内容。書名を、『崎陽軒シウマイ弁当 ゲノム解読完全データ』(食べ方学会)という。 有隣堂で本を探しているとき、偶然にこの本を見附けた。安倍さん追悼の言論誌の上に置かれていた。こうした発見こそ、リアル書店を歩く楽しみ! しかもこの本、同人誌だというのです! メロンブックスHPに拠ればわたくしが見たのは第5巻であるらしく──既刊分を注文してしまいました。 崎陽軒といえば獅子文六『やっさもっさ』(ちくま文庫 2019/12)だけれど、この文庫には発売当初、県内限定で崎陽軒シウマイ弁当の包み紙を模した特別カバーが巻かれていた。傑作なので、カバー云々は別としても前述した『崎陽軒シウマイ弁当 ゲノム解読完全データ』と併せて、機会あれば読んでほしい。 ここからチト、暴言..

  • 第3467日目 〈ゴルバチョフ、逝く。〉

    元ソヴィエト連邦大統領ミハイル・ゴルバチョフが08月30日、モスクワ市内の病院で亡くなった。91歳。死因は公表されていない。が、COVID-19感染拡大を受けて医師の奨めもあり、病院に入院していた由。 ゴルバチョフといえば1989年12月、米国との間で冷戦を終結させた功績をまず思い出す。米国とソ連の指導者が同じテーブルに着いて、和やかなムードで談笑している光景は、当時の、確か夜のNHKニュースで流された、と記憶する。 その後、ソヴィエト連邦は1991年のクーデターに端を発す政変で崩壊し、ロシア連邦が誕生した。ゴルバチョフは最初で最後のソ連大統領となったわけだが、その後も2004年05月、事実上の政界引退をした後も新党結成など、その改革意欲は衰えることがなかった様子である。 プーチン大統領はゴルバチョフ逝去を承けて、「深い哀悼の意を表明した」そうだ。ベスコフ大統領補佐官が語った..

  • 第3466日目 〈願望はあっても希望は持たない。〉

    いつか本当のことが話せたらいいな、と思う。が、そんな機会は2度と巡ってこないだろう。どこにも書けない以上、願望はあっても希望は持っていない。 よく似た人を見る。単に髪型が同じであったり、背格好が同じというだけで、ゆめ本人には非ず。そも存命なのか、それすら不明だ。いたずらに過去を振り返るのは、危険な行為だろう。夢にも出る。想いが生きているとは厄介である。 この悔恨と懺悔をエピグラフにして書き継ごう、擱筆の時即ち破棄の時てふ運命の、あのメモワールを。そこには真実と事実が綴られる。失われた時間の向こう側にいる影を調伏する目的も持つ。 本当のことを話す機会は2度とないだろう。願望はある。が、希望は持たない。◆

  • 第3465日目 〈旧統一教会と政治家の、例のアレ。〉

    1週間分の新聞を読んでいて、改めて驚かされる。──旧統一教会となにかしらの関わりを持った政治家って、与野党全体でこんなにいるのか!? 発端となった清和会にもあれだけの数が……。ほじくり返せばあと2,30人は出そうな気がする。 しかし皆さん、どんな気持ちで献金を受けたり、ヴィデオ・メッセージを寄せたり、なんてことをしていたのだろう? 殊いま現役で要職にある方々の初当選時期は、旧統一教会が合同結婚式と霊感商法で負のイメージを世に散布しまくった時期に重なるはず。リアルタイムで進行中な社会的出来事の推移には無関心で、己の選挙活動に必死だったのだろうか? そんなに地道でドブさらうような選挙活動を先生方、していたんですか? 関わることで政治家としてのキャリアに傷が付く、或いは世にこれが知れては政治家生命危うく再起も困難かもしれぬ、と想像することはできなかったのか? それとも、献金もメッ..

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