第3494日目 〈眠られる夜を迎えるために、枕頭で開く本。〉 原題;〈井上ひさしの真似をするわけではないけれど……。〉
なかなか寝つけない日が、1ヶ月のうち1日くらいはある。時には何日も続くことだって。軽く体を動かせば(ストレッチとかね)どうにかなるか、と思うて試してみたが結果は空振り。 人は眠れぬ夜、どう過ごすのだろう。或る年の或る日、気になって当時の同僚男子らに訊いてみると、ひたすら眠りが訪れるのを寝床でじっと待つ、或いは、スマホを弄って無為な時間を過ごす、と返事が両横綱であったのを覚えている。 ひたすら待つのは結構辛く、スマホをいじくる趣味もないわたくしは結局、この酒席で行ったアンケートの結果にいたく落胆し、まるで自分の不眠解消策の役に立たぬことに頭をがっくり落としましたよ。 まぁ、本でも読んでいよう。そうすれば直に眠りが訪れて、いわゆる寝落ちでもするさ。──実際そんな効果ある日もあった。そうしたなか薄々わかりかけてきたのは、普段から読んでいるような本ではなく、もっとテーマも内容も小難し..
2022/09/30 03:00