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狸雀に心経。 http://pearsword.seesaa.net/

しがない統合失調症患者の生きざまブログ。

山への憧憬と情熱も、往年のような激しさを失い、最近は少し寂しいですが、自分には他の役割があるのかな、と模索しつつある最近です。

Pearsword
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2010/07/07

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  • 「魔笛」シカネーダ著/モーツァルト作曲(海老沢敏訳)。

    「魔笛」シカネーダ著/モーツァルト作曲(海老沢敏訳)。

    SNSで見掛けたので、まえから気になっていた「魔笛」を読んでみた。このジングシュピールは、妻の持っている音源を部分的に聴いたことがあるだけで、観たことがないためにどのような話か全く知らなかった。だから、却って先入観なしにこの台本を読むことができた。 読後に思ったのは、普通に面白かった。 まず、技巧的に詩的というか凝っている。例えば、夜の女王の三人の侍女が始めに出てくるが、この台詞と話すタイミングが、実に幾何学的に配置されている。言葉のリフレインと対句的な対比は、音楽で言うならば三重奏を彷彿とさせる規律に則られていて、韻文的な形式美があるのだ。この三というのが、ユング心理学的なあるいは..

  • 「菜穂子」堀辰雄著。

    「菜穂子」堀辰雄著。

    高志の国文学館で氏の展覧会があったので、その名前はうろ覚えするほどに耳にしたことはあったにせよ、殆んど知らなかった堀辰雄氏の小説を読みたくなった。それで、私小説からロマン派にシフトする試みの作品という「菜穂子」を選んだ。 とても魅力的な小説世界なのは、少し噛み砕くのに時間が掛かる長めの文体の所為なのか、浅間山を中心にした静謐な小説の舞台の所為なのか、いずれにせよ美しさを感じさせる情趣深い作品だった。しかし、一方で、この小説により作者は何を伝えたかったのかというような、顕著なメッセージ性がまるでない。始まりが菜穂子と不仲だった母親の日記から始まっていて、導入部としてとても興味をそそるのだけ..

  • 「世に出る前」内角秀人著。

    「世に出る前」内角秀人著。

    同人メンバーの方が、本を自費出版なさったので、読んでみた。 内角さんは、いつもは野球に関する小説を書く方だが、この小説は半分自叙伝である。半分というのは、読んでいてそのように感じるからでもあるのだが、それは日記のように、伏線にも何にもなっていない事柄が雑然と記されていたり、前後関係のあまりないような登場人物が数多く出てきて、普通に考えられるところの一般的な人生経験のように、偶発的な出来事が列挙されているからである。どこまでが創作かは判らないが、本人も自叙伝的作と言っているために、おそらく多くの部分がみずからの経験にリソースを得ているのだろう。 しかし、主人公の名前も実名ではなく、出て..

  • 「彼岸先生」島田雅彦著。

    「彼岸先生」島田雅彦著。

    島田雅彦氏の小説は初めてだったが、興味があったので読んでみた。 文体は、非常に読みやすいうえに美文だ。350ページを越える長編だが、読めたのはその所為もある。同じ美文でも、大江健三郎のような読みにくい美文ではないために、頭をそれほど使わなくても、内容が理解できるためだ。 しかし、それだけだと途中で中だるみを感じてしまうが、そのあたりも次々と話題が提供されるために、あまり苦痛がなかった。ただ、先生の日記の件りで時間が一旦止まる。この停止された時間の長いことと言ったら、かなりの苦痛である。この冗長でくどくどと先生の女たらしぶりを自慢のように披露した件りが、一番のネックである。ここまでくど..

  • 「星の王子さま」サン・テグジュペリ著。

    「星の王子さま」サン・テグジュペリ著。

    勉強会のテキストとして選ばれたので、読んでみた。 それまで、この「星の王子さま」という言葉が、小説の題名であることすら知らなかったのだが、解説を読むと世界150ヶ国語くらいに翻訳された超ベストセラーなのだそうだ。なるほど、平易な文章で描かれた童話のような世界は、誰でも頭を使わずたやすく読むことができる。 たやすく読むことができるのは美点ではあるが、この小説はその分、難しい表現を避けているために、文学性を犠牲にしているところがある。ただ、それをさっ引いても、描かれる世界の詩的な要素は、小説に独自性を与えていると言える。 出だしの、蛇の絵を描く部分が、その端的な例である。大人というも..

  • 「海を感じる時」中沢けい著。

    「海を感じる時」中沢けい著。

    ちょっとした縁があり、中沢氏の著書を読んでみた。 驚いたのは、主人公の名前が「中沢恵美子」であり、私小説じみていることだ。出だしの洋とともに見た海の美しさを感じさせるような詩的な描写から、自然主義的な現実を描写した小説ではないと思っていたのだが、ひょっとしたら多くの部分が体験談なのかもしれない。しかし、どこを読んでも小説世界に漂う美しさは、創作世界のそれのように感じさせる。 テーマ的には、ラストを読むまでは、ドラマチックな恋愛を知らない平凡な女の子が、運命的ロマンスのないまま男を好きになっていくというような、ある種のステレオタイプ的な一般人の女性の成り行きを描いたような小説であり、男..

  • 「悪の日陰」翁久允著。

    「悪の日陰」翁久允著。

    地方文壇の先人として前から名前は聞いていたのだが、最近文学館で氏の展覧会があったので、その書籍を読んでみることにした。 読んでまず思うのは、校正が不充分であること。校正以前に、日本語をよく知らない人が書いた文章である。感覚的造語が多く、文法的にも小説技法的にも、未熟と言わざるを得ないところが散見される。日本語を習いたての外人が書いたら、このようになるのではないかという感じの文学である。移民地文学と言うことだから、確かに翁は日本語の理解が不充分だったのかも知れない。 内容的には、登場人物を一つの駒として多数使って、さまざまな事件を面白おかしく描いた、週刊誌のゴシップネタの寄せ集めのよう..

  • 「東京都同情塔」九段理江著。

    「東京都同情塔」九段理江著。

    生成AIを作成して書かれた小説ということで、初めは莫迦にしていたが、人類における生成AIのあり方的なテーマもあるというようなことを聞き、読んでみることにした。 読後、まず思ったのは、欲張りすぎということである。あれもこれも盛り込みすぎ。生成AIから始まって、犯罪者のあり方、平和とは何か、建築はどうあるべきか、その辺りまでにしておけばまだしも、自意識の発生についてのモデルの提示まで来ると、テーマが拡がりすぎて、作品として締まりがなくなってしまっている。 この自意識の発生について、言葉が鍵だとの案は、安部公房に見られるものだけども、彼の影響が色濃いのは、建築家牧名の不必要とも言える外部と..

  • 「ブエノスアイレス午前零時」藤沢周著。

    「ブエノスアイレス午前零時」藤沢周著。

    この著書は大分前に既に読んでいて書評も書いてあるのだが、今度同人の勉強会で取り上げることになったので、再び読むことになった。 筋はほぼ覚えていたので、ラストもそんなに衝撃を受けなかったのだけれども、藤沢氏の文体にも慣れてきたのか、随分その小説世界の美しさを感じることができた。そんなに描かれているみのやホテルが美しいわけではないのだけれども、描写されるちょっとした細部が生き生きと目の裏に浮んできてイメージしやすい上に、ところどころにカザマの脳裏に浮ぶ想念としての、若い頃の記憶であったりブエノスアイレスのローチャの想像だったりが、地の文の間にバランス良く配置されているために、リアリズムという..

  • 今年の五大事件。

    今年の五大事件。

    毎年のように、飽きもせずにこのような記事を書いているが、自分でも少々面倒くさい気がしないでもない。しかし、一年を振り返ることによって、過去を大切にできるようにも思い、今年も書いてみることにした。 5.空華第一八号に、城戸朱理さんの記事を寄稿して戴く。 城戸さんは、古くからツイッターの相互フォローをして戴いていて、実際にお会いはしていないものの、著書の詩集からその文学的センスの鋭さについて、尊敬の念を抱いていた。プロの小説家の知人も殆んどいない中に、われわれの同人誌が少しでも売れるようにと、記事をお願いしたら、快諾戴いた。それで、第二回空華文学賞受賞作の講評を戴いた。ひょっとした..

  • 創作の合間の落書き。

    創作の合間の落書き。

    最近、自分の書いてきた小説について、若干俯瞰できるようになってきたような気がする。 それまでは、自分の渾身の力を込めて書いたものが、全く認められないことに関して、不公平だの偏見の所為だのと言っていたが、それが全くないとは言えないけれども、僕の小説世界が非現実的な所為ではないかと、最近思うのだ。 人によっては、僕の書く登場人物は、特に女性が綺麗すぎると言われる。つまり、男性の投影する理想像的な女性になっているということである。実際にそのような女性がいないために、読者を惹き付けることが出来ないのではないだろうか。 多分、大衆というのは高価な手作り壺を見ると割りたくなるような、脆いもの..

  • 「夏の花」原民喜著。

    「夏の花」原民喜著。

    世界で戦争が起きている昨今、原爆を描いた小説を読む必要があると感じ、この代表作を読んでみた。 出だしは主人公の墓参りである。この部分は、とても情緒豊かに描かれており、このあとの悲劇の描写を際立たせる効果がある。 しかし、原爆の被害の描写は、極めて客観的に淡々と描かれるために、阿鼻叫喚というような陰惨さを、激しくは感じさせないものと感じた。被害の状況の悲惨な様が、その冷静な語りにより軽減している気がする。これは、作者が実際にその悲惨な状況を見て、眼を覆ってしまったのかもしれず、たとえばホラー映画や残虐殺人事件を描いたときの、おどろおどろしい殺戮現場のような、グロテスクとも言える悲惨さが..

  • 「ちるとしふと」千原こはぎ著。

    「ちるとしふと」千原こはぎ著。

    文学フリマに、「うたそら」でいつもお世話になっている千原こはぎさんが出店なさっていたので、著書を購入した。実は、この本で通読し終えた歌集は三冊目なのだが、歌集というものを読み慣れないせいか、いつも途中で挫折してしまう。この歌集も、したがって一気に読めたわけではないので、浅い読みしかできてないと思われる。その中で、僕の感じた感想を述べよう。 恋愛の歌が圧倒的に多い。しかも、散文で連作ごとに関連のある歌が並べられているために、あたかも小説でも読むかのように、歌人の姿が浮き彫りになってくる。連作だからといって、何も一定の情景を描き出さなくても良いはずなのだが、この歌集は歌人の日常の情景が、読者..

  • 文学の癒やし。

    文学の癒やし。

    僕は、「神懸かった痙攣」という文学論もどきを書いたことがあるが、その稚拙な論文に対して、文学に癒やしと希望を求めるのは新しい知見だという感想が届いた。僕には、その感想の方が意外だった。 僕は、在京時代、とても孤独でこころが凍えきっていたし、持病の対人恐怖症状によりメンタルに多くの傷を負っていた。それで、芸術には癒しを求めた。音楽では、マーラーの復活にとても癒されていたし、絵画でも、印象派絵画などに慰められていた。だから、文学にもそのような癒しを求めた。 たまたま、僕の在京時代頃、J文学が流行していた。J文学は、小説世界が都会的なものが多く、セックスやバイオレンスのドギツい描写がほとん..

  • 公正でないなら。

    公正でないなら。

    なかなか僕の小説は読まれない。統合失調症で第一選考も通ったことのない負け犬小説家などと、イメージが固定しているのかもしれない。確かに、大手文学賞すべて、第一次選考を通らないという実績は、僕の評判を落としているに違いない。僕は、文学賞の公正性を疑っているし、ひょっとしたら一時期の妄想のように、出版業界のブラックリストに僕の名前が掲載されているのかもしれない。 文学フリマなどでも痛切に感じるのは、選考に残った人の方が、よく読まれるという事態である。結局、大衆が何も判らない状態で本を選ぶときの基準になるのが、文学賞の予選通過という実績である。これがあれば、みなさんに一目置かれるし、本も売りやす..

  • 文学フリマ東京37。

    文学フリマ東京37。

    というわけで、毎年のように出ている秋の文学フリマ東京でありました。 今回は、土曜開催と言うことで、客数がどのように変化するか心配でしたが、終ってみれば12890人とかなりの数が来たようです。しかし、それにしては売上が伸びなかったというのが実情としてありまして、理由を考えてみるに、ブース当たりの客数があまり変化無いという視点を得ることができました。客数が増えたのは、ブース数が増えたために、おのおののブースの客が来たからに過ぎず、しかも一ホールならお客もすべてのブースを廻ることもやりやすいですが、ホールが三つに分かれているために、すべてのブースを廻りにくいという点があり、結局ブース当たりの客..

  • 文学フリマの一般入場有料化について。

    文学フリマの一般入場有料化について。

    文学フリマ東京も、当初からはかなり規模が大きくなり、最近の発表では、来年令和6年の秋は、今まで長い間お世話になった東京流得センターから場所が替わり、コミケと同じ東京ビッグサイトになるとのことだ。それにともない、令和6年の春の開催から、一般入場を有料化するらしい。入場料は1000円らしいが、これはコミケを参考にしたのかもしれない。 コミケも最近、増え続ける入場者数に対応しきれないらしく、一般入場に対して課金をしたのだが、文学フリマもそれに準じた形となる。しかし、コミケよりも相当規模が小さい文学フリマで、課金をする必要があったのか、ということが、少々疑問だ。 客に課金をすると、あきらかに..

  • 「仮面の告白」三島由紀夫著。

    「仮面の告白」三島由紀夫著。

    三島由紀夫氏を天才とする読書家や文学関係者も多いと思うのだが、僕自身はあまり高く評価することができない。それは、高校時代に「潮騒」を読みかけて、嫌になって投げたからであり、まだ偏見もない少年時代に読んで嫌いだったのだから、相性がとても悪いのだろう。しかし、多くの文学関係者が認めている文豪である故に、どのようなものか実際に読んでみる必要があると、今更ながらに考えてこの著を読んでみた。 入り始めは、元少年A著「絶歌」を思わせる不健康な精神の少年時代が描かれている。しかし、「絶歌」は実話であり、「仮面の告白」は虚構である。その点は、元少年Aの殺人事件が起る遙かまえに書かれた小説でもあるために、..

  • 文学フリマ大阪11。

    文学フリマ大阪11。

    今年の春の文学フリマ東京36には、用意周到に準備したにも拘わらず、直前のコロナ罹患で行けなくなったため、代わりにと言っては何だが、秋の大阪に出ることにした。 出発まで、また何らかのトラブルに巻き込まれるのではないかと、嫌な雰囲気を振り払えなかったのだが、その悪縁のためか、北陸道は工事だらけで遅遅たる速度で車を駆った。しかしながら、なんとか大阪に着き、吹田で降りるといつも通り太陽の塔に御挨拶に行く。おりしも、太陽の塔初代の御玉顔の展示があり、その偉容に圧倒された。ここはパワースポットなんだなと、感慨深く思う。 パワーをもらった所為もあってか、興奮気味で妻も僕もあまりよく眠れなかったが、..

  • 「おいしいごはんが食べられますように」高瀬隼子著。

    「おいしいごはんが食べられますように」高瀬隼子著。

    芥川賞も、僕のようなアンチ権威の人間に掛かると、マイナスイメージになってしまうのだけども、この著者は、文学フリマに出ている京都ジャンクションに属していたため、少し親近感が湧いた。まあ、受賞する人というのは大体は僕のような拗ね者とは、社会性も文学性も異なる人であり、あまり相互理解もできないかもしれないのだが、ちょっと時間に余裕が出来たので、読むことにした。 描写からして、まったく僕とは正反対の文学で、ほぼ情景描写は皆無だ。しかし、人間関係の細やかで、ふとした人々の仕草のなかに、心理を込めて描く技術は、なかなかだと思った。そのような技巧的なところは、長く小説を書いておれば、だいたいの著者は、..

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