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  • 会いたい人

    雨、25度、86%45年近く会わない人がいます。息子が幼稚園に上がる前の数年、とても仲良くしていた友人です。今で言う「ママ友」です。出会いは家の近くの公園でした。同じ歳の男の子が数人いました。子供同士より母同士の方が仲良くなりました。彼女は私と同じ歳だったからかもしれません。しっかりした人でした。同じ歳だけどいつもお姉さんみたいに私に接してくれました。主人の休み以外はほとんど毎日会いました。子供を連れて遠くの公園まで行ったりもしました。私は学生から母親になったばかり、しかも母が生活のことをしない人でしたから。主婦として知らないことばかりでした。テキパキ家事をこなす彼女の後ろ姿にたくさんのことを教えてもらいました。編み物もミシンがけも手を取って教えてくれました。幼稚園に入る少し前でした。「お金を貸してくれな...会いたい人

  • 車のリコール

    曇、23度、94%車のリコールに伴う無償の修理の案内が届いたのは先月でした。すぐにディーラーに電話を入れましたが、対象車が多いと昨日まで修理を待ちました。国内ではまだ事例が出ていないそうですが、ハンドルが効かなくなる、擬妙な震えを起こすのだそうです。コンピューター制御の車が多く街を走っています。私は20年前の型式の車から今年乗り換えました。「なにこれ!」と以前の車が好きだった私ですら手放しで新しい車の安全性、運転のし易さに感激しています。運転が楽になり過ぎました。高齢者向けの自動運転車の開発が着実に進んでいると聞きます。全てがコンピューター制御の車が街を走る日が近いことを実感しています。以前の車で一度大きな故障を運転中に体験しました。アラームが鳴り危険信号の赤いマークが全点灯しました。路肩に寄せてレッカー...車のリコール

  • ランタナ

    雨、22度、91%「七変化」とも言われる小花を咲かせる「ランタナ」、花は可愛く、その名の通り色が変化する楽しさもあります。中南米由来のこの花、生命力、繁殖力ともに凄まじく、「生態系被害外来種」の指定があります。要するに増えすぎるのでご注意くださいと言われる「ランタナ」です。ご多聞に漏れず我が家の「ランタナ」2本は、飛んで来て芽を出しました。春になると地面から芽生えるはてな?の芽は様子を見ます。「ランタナ」は葉をちぎると特有の匂いがあります。私は好きな匂いです。ほとんど抜いたのですが、丈夫そうな芽生えの2本を残しました。庭の一角に植物が育ちにくい場所があります。そこに植えました。冬は葉を落とすものもありますが、我が家のは春落葉、新芽を吹きます。11月ごろまで花を咲かせ、その花が散るとすぐに実を結びます。夥し...ランタナ

  • アイルランドのチーズ「ヤールスバーグ」

    雨、20度、94%前回の主人の香港から持ち帰ってくれたチーズ、最後の一つになりました。賞味期限の早いチーズから順に食べて行きます。「ヤールスバーグ」初めての名前のチーズです。裏書に「アイルランド産」と書かれています。「アイルランド」のチーズも初めてです。イギリスのお隣の「アイルランド」のチーズはイギリス同様「チェーダー」が主流だそうですが、この「ヤールスバーグ」は元々は「ノルウェー」発祥のチーズだそうです。封を切ると大きなチーズが出てきました。大きな穴あきチーズ、まるで「エメンタールチーズ」のようです。香りは間違いなく牛の乳です。その姿がオブジェのようで見惚れます。「ノルウェー」のチーズも未だ口にしたことはありません。北欧のチーズ、山羊も多いのかな?などと想像します。「ヤールスバーグ」は見た目通りスイスの...アイルランドのチーズ「ヤールスバーグ」

  • 沈香の線香

    雨、23度、94%私が中学1年の時、47歳で逝った父は「お香」が好きな人でした。火も入れない座敷で一人静かに「お香」を炊いていた姿、その香りが記憶にあります。父が亡くなってから母は毎日線香を仏壇にあげていました。父が好きだった鳩居堂の「いかるが」か「好文木」です。私も帰国以来、毎日線香を父母にあげます。仏壇はありません。お香とお花は欠かしません。そしてずっと父が好きだった、「いかるが」と「好文木」を使ってきました。今までお線香が切れると迷いもなく「いかるが」か「好文木」を選んできたのに、ふと、別の香りが欲しくなりました。湿っぽい季節に入ったこともあります。気紛れかもしれません。「いかるが」も「好文木」も「白檀」の香りが強く残ります。甘さより透明感、澄んだ香りが欲しいと思いました。「白檀」より「沈香」の香り...沈香の線香

  • 「BEE HOTEL」ハチのホテル

    曇、24度、85%毎朝、アメリカの雑誌の電子版が3冊送られてきます。全部に目を通すわけではありません。気になる記事だけをピックアップして読みます。2週間ほど前、「なんだろう?」と興味のある表紙の写真に出会いました。「BEEHOTEL」初めて耳にします。「ハチのホテル」?確かにハチの巣のような穴が開いた小箱です。記事を読み進めると、集団生活をしていないハチの避難所、一時的な住まいだと知りました。一人暮らしのハチがいることも初めての知識です。朽ちた木の中などに身を寄せているハチのための避難所のようなものだそうです。ハチは集団で生活しているのだとばかり思っていました。この記事は「BEEHOTEL」の作り方、設置場所、など詳しく書かれていました。我が家の庭には毎春、新しいハチの巣がどこかにできます。古いものは真冬...「BEEHOTEL」ハチのホテル

  • イタリアのチーズ

    雨、24度、92%福岡でもチーズの専門店が拡張して種類豊富にフレッシュなチーズが手に入るようになりました。お店の人も知識十分に話してくれます。ところが、お値段がすこぶる高い。2種類買えば1万円を超えてしまいます。そこで、いつも主人が香港から帰国する時の土産に所望します。もともとイギリス領でしたから「チェダー」系のチーズは豊富にありました。近くの普通のスーパーでも各国のフレッシュなチーズが手に入ります。10種類ほどのお土産のチーズ、イギリスケーのチーズが大半でしたが、「チェーダー」ではなく「グロスター」、「チェシャー」などのもっそりした崩れるタイプのチーズばかりでした。牛の乳でできていますのでクセはないのですが、そのもっそりした食感に飽きてしまいます。中に一つ、硬質なイタリアチーズがありました。「グラーナパ...イタリアのチーズ

  • 傘のハンドルが折れる

    雨、28度、89%日本に帰国したら、軽くていい「折りたたみ傘」を買おうと思っていました。たとえ中国製でも日本で売られている「折りたたみ傘」は、軽い、丈夫、いいものがあると思い込んでいました。そして、帰国後、早々に揃えたものの一つが「折りたたみ傘」です。普段使いの超軽量、もう一つは、外出時用のバンブーのハンドルがついたものです。超軽量の傘はモモの通院時に大活躍しました。ところが一年も経たず強風の日に骨が曲がりました。修理を頼もうとあちこち当たりましたが、「折りたたみ傘」の骨の修理はどこもやってくれませんでした。超軽量は持ち運びに便利でしたが傘の広さが狭く肩先が濡れることもありました。一方、やや重いけど柄とバンブーのハンドルが気に入って求めた傘は大事に外出時のみ使います。滅多に使わずにいました。大事な傘です。...傘のハンドルが折れる

  • 河骨の花

    曇、24度、92%「河骨」という水辺の植物をご存知でしょうか?私が初めてあった「高骨」は染付の器に描かれた葉でした。「葉の形が可愛い、何だろう?」と思ったのは20年も前のことです。次にその形に出会ったのは和服の絵柄でした。当時は今ほどネット検索が進んでいませんでしたから、「河骨」に辿り着くまで数年かかったと思います。器も和服も葉のみの紋様でした。日本に伝わる紋様に違いありません。「高骨」と知ったのは数年前、たまたま「家紋」の一覧を見ていた時でした。古くからの紋様ですから「家紋」にあるのは当然です。「家紋」にも葉が三枚あしらわれています。葉の形、美しさは花と同じほど私の興味を引きます。「双葉葵」「花蘇芳」などなど見飽きない葉の持つ美しさがあります。この「河骨」に花が咲くのを知ったのは帰国してからのことです。...河骨の花

  • 画家「山下清」

    曇、21度、83%画家「山下清」生誕100年だそうです。来週には東京で回顧展も開かれます。今の若い方達は「山下清」を知らない方の方が多いかもしれません。その人の生き様が「映画」「テレビ」になったのも昭和のことです。発達障害、吃音、そんな「山下清」が貼り絵による芸術の世界を開きました。吃音者独特の話し方、しかも、発達障害で受け答えはチンプンカンプン。預けられた施設が嫌で旅に出る、「放浪癖」までありました。そして見事なまでの「貼り絵」を作ります。格好な題材そのものの「山下清」です。好きな画家である「山下清」のイメージは、私もやはり映像化されたものに大きく左右されています。この100年を記念し「山下清」の甥が書いた「山下清」の本が出版されているのを知りました。実際の人となりを知りたいと一気に読みました。「和製ゴ...画家「山下清」

  • 今年も「ハス」が咲きました。

    曇、24度、85%蕾をつけてひと月半、「ハス」の花が咲きました。この蕾は今までで一番大きなものでした。例年より遅いかと思っていたのですが、昨日ブログ元から送られて来た一年前の私の記事は、「ハス」の開花でした。約束したかのようにほぼ同じ日に咲きました。大きく膨らんだ蕾は、日が上ると徐々に開き始めます。一日目はさほど大きく開きません。そして、午後3時ごろには花を閉じ始めます。夕方にはすっかり花は閉じています。これを三日、もしくは四日繰り返し最後には「ハス」の緑の実が残ります。この瓶の「ハス」は早春株分をしました。「レンコン」の部分は小指大です。7年目に入っていたので、泥の中は「レンコン」だらけでした。大きく固い「レンコン」だけを残しました。それが花の大きさにつながったのだと思います。「ハス」の蕾は葉に隠れるよ...今年も「ハス」が咲きました。

  • ASAKO IWAYANAGI のケーキ

    曇、21度、75%二日前、雨の降り出しそうな午後の空を見上げていると、チャイムがなりました。出てみると古くからの友人です。「真奈、これ食べて。おやつまだでしょう。あなた、滅多にケーキはらわないから。」「上がって、一緒に食べようよ。」彼女はお孫ちゃんが帰宅する時間に間に合うように家に帰らなくてはいけないので「また今度、自分の家の分は買ってあるの。」と言って車を出しました。手渡されたのは小さなケーキ箱、「ASAKOIWAYANAGI」のケーキです。東京の等々力と福岡にしかお店がありません。薄いグレーを基調にした店作り、中で働く店員さんは白いコートに髪に巻くものは同じグレーのターバンです。もちろん包み紙もショッパーも薄いグレー。薄いグレーが見事にお菓子の雰囲気を作り出しているお店です。この店はシックな「パフェ」...ASAKOIWAYANAGIのケーキ

  • 孫娘の宿泊学習

    雨、20度、92%小学5年生の孫娘、昨日から伊豆高原で2泊の宿泊学習です。いつもより早く登校、ラッシュを避けての移動です。10時過ぎには伊豆高原に入っていました。5年生になって身体も話す内容も成長のスピードが早くなったと感じます。六月に入って孫娘と電話で話す度、出発前の高揚感が私にまで伝わって来ます。「リュックを買ってもらって。」と準備の買い物も楽しみにしていました。宿泊学習の学校での準備が始まった日には、寝室を同じにする数人の女の子の「班長」に選ばれたと話してくれました。「班長」の仕事内容も詳しく説明してくれます。「班長会議」があり、三日の間は何かと責任があるようです。昨日は早く起きたのでしょう。「おはよう」のメッセージが7時には入っていました。眠れなかったのかな?楽しい三日の始まりです。自分で用意した...孫娘の宿泊学習

  • 46年前の今日

    曇、22度、91%46年前、私はお腹に子供がいました。そろそろ8ヶ月でした。腹痛と暑さで眠られずに迎えたのが六月十七日の朝でした。夜半からお腹が痛みます。横で寝ている主人を憚りながら痛みの間隔を計ります。間隔は長いのですが周期的に襲って来ます。トイレに立つとうっすら出血がありました。目覚めた主人に「今日病院に行っってくる。」その日は土曜日、定期検査は週明けの月曜日に予約していました。主人は仕事でしたが「一緒に行くよ。」と言ってくれました。現在のように完全予約や日時を決めての出産なんてありません。土曜日のせいもあり痛みを訴えているのですが、待合室で待たされます。だんだん痛みの間隔が短くなっています。脈をとりにみえた看護婦さんに「痛いのですが。」と言いましたが、順番通りに待つように言われました。診察台に乗ると...46年前の今日

  • 今年最後のビオラ

    晴、25度、86%「ビオラ」が好きです。「パンジー」でなく「ビオラ」が好きです。花の大きさが少し違うだけですが小振りな「ビオラ」じゃないとダメです。帰国以来6回の春、必ず家には「ビオラ」がありました。色々な色を試しました。ここ数年は花が終われば種を取り、秋には種を蒔きました。種から育てると、私の出費は減ります。発芽を待てば咲くのは晩春です。よそのお宅では年末から「ビオラ」が咲いています。その上、この色と思って蒔いた「ビオラ」の種、花が咲くと予想外の色の花だったこともあります。庭でとった種も、次の年には色が変わることもあります。そしてこの私、種から育てるのがとても下手くそです。昨夕、まばらになった「ビオラ」の鉢から残った花を切りました。最後の最後まで見ていたい、それほど好きな「ビオラ」です。色にもよりますが...今年最後のビオラ

  • シュリンプペーストを使った「いちじくとエビの炒め物」

    晴、24度、88%庭のいちじくが食べられる季節になりました。毎年たくさんの実をつけてくれます。いちじく好きの私にとってはありがたい木です。お昼ご飯に「いちじくとエビの炒め物」を作りました。真夏のいちじくに比べて甘味が少ないこの時期のいちじくです。料理に使うと火が入る事で香り、甘味ともに増します。料理に使うには、やや硬めのいちじくを選びます。この炒め物、隠し味に「シュリンプペースト」を使いました。東南アジアでは一般的なオキアミを発酵させた調味料です。タイでは「カピ」中国では「蝦醬」と呼ばれます。香港では海沿いの漁師街に行くとこの「蝦醬」を作っている光景に出会します。見える前に匂いで「蝦醬」だと気づきます。竹ザルいっぱいに広げられた「オキアミ」の天然乾燥です。発酵調味料独特の匂いがあたりに漂います。そしてハエ...シュリンプペーストを使った「いちじくとエビの炒め物」

  • 多肉植物の花

    晴、24度、88%私がふた月もじっと開花を待っているのは、多肉植物「エケベリア」2つです。もともと「エケベリア」の形そのものが花のようでそれだけでも可愛い植物です。春先になると花を咲かせるために、細い茎が花状の中から出て来ます。その先に緑の花芽をつけます。時間をかけて色付いたのですが、開かない。多肉植物の花は原産地の南米の持つ鮮やかなコントラストの強い花が咲きます。「エケベリア」自体直径3センチ程度ですから、花も小さいのですがお洒落だなと見つめます。この数日の高温で一番ポピュラーな「エケベリア」の花先が開きました。筒状の花びらの先っぽはギザギザです。長い花茎の先に咲きユーモラスです。一方、色付いた蕾のまま一向に開かない「エケベリア」は親株自体にも変化が始まっています。花の形をしているのはどちらも同じですが...多肉植物の花

  • ホテイソウの花

    晴、23度、89%夏には水辺の植物の花が咲きます。「睡蓮」が2種類、「ホテイソウ」、3年経っても花の見られない「河骨」。この春先、株分をした「睡蓮」がひと月も前から蕾をつけています。「水蓮」も種類によって花のつく位置が違います。今蕾があるのは葉を傘代わりに葉の下に蕾をつけ、いよいよ咲く段になると葉からぐっと伸び上げるタイプです。葉の上に蕾が出て来て少しづつ膨らみ始めました。朝晩じっと見ます。忍耐よく待ちます。昨日、ココの朝の散歩の時は全く気配がなかったのに、昼前、「ホテイソウ」が咲いていました。あら、予想外!例年より「ホテイソウ」の開花は早い。急にこの2日気温が高くなったからでしょう。香りがあって欲しいと思うほど「ホテイソウ」の花は涼しげて美しいと思います。この涼感が水辺の植物の持ち味です。「ホテイソウ」...ホテイソウの花

  • アスパラガスのフムス

    曇、22度、85%「ひよこ豆」をペーストにした「フムス」、トルコ料理でピタパンや生野菜のディップとして出て来ます。今ではこの「フムス」の瓶詰めまでが売られて知名度が上がっています。「ひよこ豆」を香港に渡る前、40年近く前に食べたいと思いました。インドの「豆カレー」を作りたかったのですが、当時日本には「ひよこ豆」は乾燥ものも缶詰物もありませんでした。今ではスーパーのサラダミックスの豆には必ず入っています。缶詰もすぐに手に入ります。乾燥の「ひよこ豆」も老舗の豆問屋で売られています。「ひよこ豆のカレー」もよく耳にするようになりました。豆質は大豆と小豆の中間、独特の甘みと香りがあります。戻りが早く、乾燥豆でも準備に時間がかかりません。「フムス」は「ひよこ豆」とニンニク、「タヒニ」と呼ばれる中東の胡麻のペースト、オ...アスパラガスのフムス

  • ガラスの箸置き

    晴、21度、90%気温が上がってくると食卓にガラスの皿、小鉢が登場します。どれに盛り付けようかな?と食器棚を開けると自然にガラスに手が伸びています。ガラスは見た目の涼やかさ、手にした時の冷んやりが信条です。ガラスの質感、カットがあるなし、色ガラスかどうか、趣が変わって来ます。透明の薄張りは軽く美しいけれど扱いが大変です.カットガラスは光の反射が多方向で電気の下ではキラキラします。カットも手でカットしたもの、機械カットのものでは光の暖かさに違いがあるように見えます。色ガラスはその色に光が染まるのが面白い。緑の光線、赤の光線、中にある食べ物、飲み物が趣を変えます。これから毎食お膳に乗るのが「ガラスの箸置き」です。ぽってりとした歪な表面の「箸置き」です。厚みがあって、中を抜ける光がとても美しく、大好きな「箸置き...ガラスの箸置き

  • ブロッコリースプラウト

    曇、21度、96%発芽した芽、スプラウトの種類がスーパーの野菜売り場に多く売られています。「貝割れ大根」が主流なのは変わらずです。生まれたての植物の命をいただくわけですから、体にいいはずです。料理のツマにも緑の葉が映えます。「アルファルファー」の水栽培を楽しんでいたのは香港に渡る以前でした。大きな広口瓶いっぱいに発芽する「アルファルファー」は毎日水で洗ってやる手間がありますが、大瓶いっぱいに育つと快感でした。香港には種がなかったので、日本から香港に戻る時は「貝割れ大根」「アルファルファー」の種がトランクに入っていました。私みたいな人が多かったのか、成田の出発ロビーの土産物屋でも「貝割れ大根」の種が売られるようになりました。スーパーに並ぶスプラウトが赤い葉や赤い茎のものまであります。様々な種のスプラウトです...ブロッコリースプラウト

  • 天ぷら

    雨、20度、90%魚の練り物を揚げた食べ物を福岡では「天ぷら」と呼びます。「さつま揚げ」と呼ぶ地方もあるようです。おでん、おうどんに入れたり重宝します。子供の頃は近くの商店街に「蒲鉾屋」さんがあり昼前、夕方には練り物を揚げて「天ぷら」を作っていました。店先の天ぷら鍋からいい匂いです。母が実家に帰っている時など父が私の手を引いて、昼にはこの「蒲鉾屋」に行きました。丸や角の「天ぷら」ではなく父のお目当ては「ちぎり」でした。「ちぎり」は練り物の残り物を小さく菜箸で油に入れ揚げたものです。熱々を新聞紙に包んでもらいます。その「蒲鉾屋」からすぐの食料品屋で私は「のりたま」を買ってもらいます。家に帰ると炊き立てのご飯に父は「ちぎり」を乗せて、私は「のりたま」を振って食べました。父のご飯は丼によそわれていました。昭和3...天ぷら

  • クチナシ

    曇、23度、77%玄関を開けると「クチナシ」の花が香ります。我が家の「クチナシ」はそろそろ終わりです。普通の「クチナシ」のシーズンより早く開花します。オレンジ色の実がつく「クチナシ」です。普通の「クチナシ」は膝ぐらいまでの低木ですが、実がつく品種は2メートル以上に成長します。玄関を開けると頭上から甘い香りが静かに降りて来ます。この木は私が小さい頃にはありませんでした。記憶にある「クチナシ」は普通の低木で植っていたのは中庭でした。中庭に面して風呂場の窓があり、まだ明るいうちにこの窓を開けて湯船に浸かっていると、静かに「クチナシ」が香りました。この家の子供の頃の思い出の中で一番好きな思い出の「クチナシ」です。そう、花も八重で小振りでした。高木の「クチナシ」の花はこのように風情に欠けます。香港では「クチナシ」を...クチナシ

  • ひと息つく場所

    晴、19度、86%昨日の朝、友人がソーシャルネットワークに「今日は手術です。日帰りですが。」と書き込んでいました。「えっ。」悪いことを予測して胸が締め付けられました。恐る恐る「どうしたの?」とメッセージを送りました。「真奈さん、大丈夫。すぐ終わります。」との返事でした。私よりひと回り以上若いこの友人は一昨年、大きな手術を受けました。そのことが私の不安の原因でした。手術が終われば連絡をくれるだろうと思い、それまでの時間をどうやり過ごそうか?梅雨入りが近いと聞きます。庭木の風通しをよくしてやろうと、鋏を持って庭におりました。大きくなり過ぎた「ラベンダー」は蒸れが原因で急に枯れることがあるそうです。春先から樹形を小型化しました。それでもこのひと月ほどでまた大きくなっています。下枝を払い、花殻を整理して。まだ連絡...ひと息つく場所

  • 芝麻醬で作るシフォンケーキ

    曇、20度、77%お菓子作りがこの数年、変化して来ました。今までの「こうするべき」が覆されます。市販のお菓子もまずサイズが小さくなりました。ネットの普及でレシピが手に入りやすくなりました。「映え」の良いものが世界中に流れます。簡単に作れる、余計なひと手間を省くことができる、家庭の作り手にとっては嬉しいことです。我が家もお菓子のサイズダウンから始まりました。持っている「菓子型」小さなサイズに移行しました。次にスポンジケーキを焼くのに卵を常温に戻すようなことはしなくなりました。バターの使用量も減りました。バターでない「油脂」を使います。この1年、シフォンケーキにはこの「油脂」すら使っていません。使うのは「ホワイトチョコレート」です。「油脂分」を多く含むものなら代替え可能です。そこで、「芝麻醬」を使えないかと考...芝麻醬で作るシフォンケーキ

  • 二股にんじん

    晴、18度、81%お野菜が高騰しているのは全国的なことでしょうか。お安いお野菜を見ると嬉しくなります。短いけどよく太った「にんじん」が袋にいっぱいで99円。全員、「二股にんじん」です。二股の大根やにんじんを忌み嫌う人もあれば、神棚に祀る地方もあると聞きます。病気で二股になったのではないそうですから、二股の大根にんじんを破棄するのは農家にとっては残念なことです。良心的にお安く売ってくれる方が消費者も大助かりです。いつだったか?キャベツが豊作だった年に田舎道を走っていると、畑の横にキャベツの廃棄物が積まれていました。まだ食べられるキャベツでした。安値になるのを抑えるためとはいえ、キャベツにすまないと胸が痛くなりました。このふた月、キャベツは小さなものでも驚くお値段です。もちろん買いません。暑さ寒さ、降水量の影...二股にんじん

  • ココにビワを取る

    曇、18度、83%庭の「ビワ」の木は高いので実が取れません。上の方の「ビワ」はカラスや鳥たちにと決めています。鳥たちは目敏く一番熟れていそうな「ビワ」から食べます。「ビワ」の枝が揺れている時は鳥たちの食事中です。食べかけの「ビワ」はポトポトと落ちて来ます。昨日はその落ちた「ビワ」を食べに珍しく「メジロ」がつがいでやって来ました。一見「ウグイス」のようですが、「ウグイス」より美しい「メジロ」です。啄んだ後の「ビワ」を夕方の掃除まで放って置きました。夕方庭に出たココ、「ビワ」の食い散らかしを匂います。ココは子供の頃、「ビワ」を食べました。硬い葉をカリカリと噛んでいることもありました。ここ数年、「ビワ」が落ちていても見向きもしなかったのに、大きな種をカリカリと噛み始めました。「ビワ」の大きな種が喉に詰まってはと...ココにビワを取る

  • 「お花墨」古梅園

    晴、18度、81%先日「墨」の匂いが恋しくて、硯箱を開けるとそこにはチビれた二欠けの「墨」と見慣れない立派な「墨」がありました。模様の入った立派な「墨」は中国の「墨」で母の残したもの、チビれた二欠けの「墨」は私が子供の頃から使って来た2つの「墨」の名残です。「墨」の匂いが嗅ぎたくて立派な「墨」をすりました。でも懐かしい「墨」の匂いとは違います.筆につけて字を書くと「墨」の色も掠れ具合も日ごろ自分の字と違います。立派な中国の「墨」、この1本でこれから先の私の筆生活は十分な量です。そう思い新しい「墨」を買うのを控えていました。繁華街で古くから「墨」「筆」を扱う店をちょっと覗いてみようと足を向けました。以前は文房具屋にも並んでいた「墨」ですが、まず、文房具屋がありません。あって「墨」は?と尋ねても、取り扱ってい...「お花墨」古梅園

  • アスパラガスのリゾット

    曇、18度、78%「アスパラガス」の季節です。うっかりするとこのおいしい季節を逃してしまいます。キッシュ、スープ、パスタ、新鮮なうちは生でもいただけます。今年一番美味しかった「アスパラガス」料理はリゾットでした。リゾットを炒め初めて、冷蔵庫のスープがないことに気付きました。目に止まったのが「アンチョビ」、「アンチョビ」が出汁も兼ねてくれるでしょう。「アンチョビ」は塩気が強いので少しづつ、味を見ながら足しました。お米が「アスパラガス」と「アンチョビ」を吸ってふっくらしたところで味見をしました。「美味しい!」チーズ、生クリーム、白ワイン、用意していたものは使っていません。濃厚さはないものの、「アスパラガス」から深い味の出汁が出るとは意外でした。そこに、「アンチョビ」がほんの僅かに香ります。材料、たったのこれだ...アスパラガスのリゾット

  • 水無月 ついたち

    晴、17度、81%月が変わりました。6月、水無月です。月が変わると気持ちも改まります。福岡は梅雨入りが月末になるそうです。天気予報はずらりと晴マークが並んでいます。極端な天候は野菜の高騰や田植えにも影響が出るのではと心配です。大雨や群発している地震の不安を吹き飛ばしてもらいたくて「テーブルクロス」は強い青を選びました。6月と聞くと思い浮かべる色は「青」です。紫陽花の青い色、水溜りに映る青空の色。「青」を思う気持ちが強いように感じます。昨日架け替えた床の間の掛け軸も色紙の部分が「空色」です。表層は落ち着いた色合いですが、この小さな「色紙の水色」を求めて掛けました。薔薇に入れ替わり紫陽花が色付き始めています。この時期、鳥たちの巣からは小鳥の囀りが聞こえます。庭を忙しく動く「ハチ」も新しい巣を作ります。今年も一...水無月ついたち

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