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  • 維新號のシュウマイ

    晴、5度、66%義母の病院に届け物をして家に帰ると「不在配達票」がポストの入っていました。「クール便」、送り主は香港での教え子です。ドライバーに電話を入れました。「近くにいるからすぐ行きます。」いつものクロネコさんから手渡されたのは小さな箱でした。「なんだろう?」急いで冷たい包みを開けます。中から出て来たのは、「維新號」の包みです。「維新號」が店で売っているものは「中華まん」と「シュウマイ」だけですから、すぐに「シュウマイ」とわかります。お礼のメールを入れるのももどかしく、ごはんどきでもないのに早速蒸籠に入れて蒸し始めました。蒸しながらメールを入れました。教え子はただいま子育て真っ最中、40歳に入ったばかりです。折り返し返事が来ました。「久しぶりにデパートの地下に行きました。「維新號」の前を通るといつも先...維新號のシュウマイ

  • お雛様

    晴、30度、74%義母の入院で、洗濯物を取りに行く日課が増え、日常品の足りないものを買い届けたりしていて、気付けばもう2月もお終わりに近づいています。面会はできません。看護士さんから様子を聞くだけです。骨折ですので時間が薬です。認知症が進むのではとベットに寝たきりの義母を思います。夕方短い時間を見つけて「お雛様」を出してきました。立ち雛のお二人だけです。小さい「貝雛」私が刺した刺繍のお雛様。床の間のお軸や松の植木を片付けて、飾り終わるのに小一時間でした。慌ただしい日々を送るとこうした短い時間でもほっと安らぎます。寒い座敷の床に座って、「お雛様」と向かい合います。「もうすぐ66歳。いろいろあったわね。」母の帯を解いた毛氈がわりの織地に「お雛様」は並びます。昔ながらの下膨れの目の細い「お雛様」です。まだ寒さが...お雛様

  • イギリスの全粒粉でフランスパンを焼く

    小雨、5度、80%香港に住んだ30年、パン用の小麦粉にはずいぶん悩みました。ローカルのパン屋さんが使うアメリカのパン用の粉は膨らみが足りなくべったりと焼き上がります。選べる選択肢はありません。日系のパン屋さんに小麦粉を分けていただいたこともありました。韓国、ベトネム、タイの小麦粉を使うこともありました。イギリス領でしたからイギリスの小麦粉も輸入物のフランスの小麦粉も使いました。おかげで国によってこんなに小麦粉が違うものかと知りました。帰国が決まって一番嬉しかったのは豊富な日本の小麦粉でパンが焼けることでした。留守をした30年の間に日本の小麦はパンが焼けるような品種ができ、国産強力粉ができていました。帰国当初、北は北海道、南は九州の強力粉を片っ端から試したのは言うまでもありません。毎朝焼く小さなフランスパン...イギリスの全粒粉でフランスパンを焼く

  • 物の値段

    曇、7度、72%日本の果物のお値段は高いと感じます。確かに美味しい果物です。果物農家の方のより甘く見た目も綺麗な果物をとのご尽力があるからでしょう。香港は輸入の果物ばかりでしたが、日本から入ってくる果物を除くと気安く買えるものばかりでした。果物はそれぞれ値段が違います。アメリカテェリーなどは高い方、オレンジ、りんごはお安い方の果物でした。日本でもみかんやりんごは比較的安く、桃やぶどう、いちごとだんだん値段が上がります。ジャムが好きですが、ごっそり果物を買って家で煮るとなるとネットで訳ありの果物を探します。スーパーでジャムの棚の前に立つと不思議だなと思うこと、原料の果物が違うのにひと瓶のジャムのお値段は皆同じです。たまに、果物の値段を反映したジャムを見つけます。そしてそんなメーカーのジャムを買います。オレン...物の値段

  • ミモザ、花桃、沈丁花

    雨、8度、79%ミモザがぱっと咲きました。蕾の時期が長い花もあります。かと思うと「あれ、急に咲いたわ!」と驚く花もあります。もうすでに数ヶ月蕾の花すらある中で、ミモザはぱっと咲きました。黄色い色、花姿は冬の重さを吹き飛ばしてくれそうです。私の60歳の誕生祝いに友人が送ってくれた「ミモザ」です。香港の「ミモザ」のように香りはありませんが、この花姿は長く住んだ土地の春を思い出させます。座敷の雨戸を開けるのが日に日に楽しみになります。夜明けが早くなりました。日が昇り出す朝焼けの空を見ながら鼻をかすめるのは、「沈丁花」の香りです。空気の緩みを感じます。家のここそこに「沈丁花」を挿しています。ふっと匂うその甘い香りは古い家にも春を運んで来てくれました。「椿」は日に日に花を咲かせます。石を置いた座敷の庭に数本、「白椿...ミモザ、花桃、沈丁花

  • 鹿児島のリコッタチーズ

    晴、5度、72%輸入チーズも種類豊富に手に入るようになりました。チーズも季節があります。牛やヤギの出産時期が違うからだそうです。その国特有のチーズは動物たちの乳の違い、その動物が食べる草の違い、菌の違い、つまりは土が違うのだと頭の中で想像します。国産のナチュラルチーズを作る牧場やチーズ工房が全国にあります。ちょっといいスーパーにそんなチーズが売られていました。小さなパックに3粒の「リコッタチーズ」が入っています。鹿児島で作られたチーズです。イタリアのフレッシュチーズを作る牧場があるのだと手に取りました。3粒ですのでお値段もそう高くありません。イタリアもチーズの種類の多い国です。フレッシュでプリンのような形をした「リコッタチーズ」は臭みもなく塩気も少なく食べやすいチーズです。パックから出してまず匂いました。...鹿児島のリコッタチーズ

  • ダイレクトメール

    晴、4度、64%毎朝、PCを開けてメールをチェックします。半数はダイレクトメールです。どこでアドレスを調べるものかと思う知らないところからもやって来ます。差出人を見ながら開封せずにゴミ箱へ直行。知りたい情報源のみ開封します。こういう生活が日常になってずいぶん経ちました。郵便で送られて来るダイレクトメール、新聞のチラシは減って来ています。月末が近づくと必ず郵便で受け取るダイレクトメールがあります。20日を過ぎた頃から郵便受けを「そろそろのはずだけど」と思いながら覗きます。横長の封筒を見つけると、部屋に入って一番に開封します。そしてお茶を入れて座って中を読み始めます。絨毯の製造販売をしている店からのダイレクトメールです。昨日もその手紙を読んでいました。月一の私の楽しみになっていることにその時気づきました。「な...ダイレクトメール

  • トイジャム

    雨、7度、54%今年のバレンタインデーは面白いものをいただきました。チョコレートではありません。小瓶の「ジャム」です。ツートンカラーのジャムを3瓶、ジャムが2段になっています。ジャムと聞くと果物を甘く煮詰めたものだと思いがちですが、最近ではパンに塗るスプレッドまで「ジャム」と呼ぶようです。興味津々で、「ラズベリー、ピスタチオ」をから開けました。ラズベリーの香りが広がります。ラズベリーとピスタチオを一緒に口に入れようと、スプーンを深く差し込みました。ラズベリーの香りと味が強くて、ピスタチオはミルク味しか感じません。ピスタチオだけを食べても「ピスタチオ」の味も香りもがしないけど好きな味です。甘さのしっかりしたジャムです。このツートーンの色は綺麗。次に開けたのは「栗と焼き芋のミルクチョコレート」栗も焼き芋もペー...トイジャム

  • IKEA

    晴、10度、58%IKEAとの付き合いはずいぶん長くなりました。安くしゃれた生活用品が買えるIKEAのイメージですが、40年前は北欧のインテリアとして売られていました。年に1、2回、先月末に閉店した東京の道玄坂にある東急百貨店本店の催し物でした。昭和50年代、白木の家具や明るい色の生活用品は日本人には新鮮だった時代です。香港在住時代、IKEAの店舗展開は日本より早く始まりました。郊外型の大店舗が主流のIKEAですが、都市部ビル地下にあるIKEAの店づくりは香港トンロー湾の店が手本だと聞きました。トンロー湾のIKEAはいつ行っても人が多くて閉口したものです。帰国1年前でしたか、福岡にもIKEAが出来ました。この家のキッチのアイランドはIKEAに頼みました。車を走らせると福岡の西から東まで市内を横断します。一...IKEA

  • 手を抜かず作られたもの

    雨、17度、88%ウェブでお菓子や料理の作り方を見ていると、市販の出汁や出来上がった調味料、電子レンジを使っての時短で作れるものが多数紹介されています。感心します。そして真似をします。蒸し器より電子レンジ、納得しました。早くて楽です。でもね?と考える自分もいます。先日のバレンタインデー、私もお菓子をいくつもいただきました。チョコレートに混じって焼き菓子が届きました。40年以上前一度食べたきりのお店のお菓子です。未だ20代でした。今考えると恥ずかしくなるようなお願いをしにお店のご主人にお会いしました。その話はいつかしますが、よくもまあと今にして思います。帰りにいくつか買ったその店の洋菓子の味はしっかりと私の舌の記憶にありました。シールもきっちりした包装も昔のままです。今では入手困難なお店の一つです。ここのお...手を抜かず作られたもの

  • 運転免許証がゴールドになりました。

    曇、11度、70%6年前に帰国してから1年間は、香港で発行された国際ライセンスで車に乗っていました。香港に住んだ30年間、日本の免許証の更新はしないままでした。その上、免許証もなくしています。帰国1年後、国際ライセンスを日本の免許証に替えてもらうために、試験場に行きました。ペーパーテスト、運転テストもあると聞いていました。ところが私の戸籍から過去の日本の運転免許証の記録が出て来たと、テストはなくその場で免許証を発行してもらいました。でも、緑色、つまり初心者です。すでに日本で1年間運転しています。係りの方が笑って、「初心者マークなしの緑です。」と言ってくださいました。その後、普通の青いレベルになりました。2月3月は車の車検、車の保険、免許証の更新と毎年車のことで忙しくなります。先日、ゴールド免許証の知らせを...運転免許証がゴールドになりました。

  • クリスマスローズ

    曇、4度、60%この一週間、毎日出ることが多く天気のいい日ですら庭に出る余裕がありません。梅の開花は「メジロ」が知らせてくれました。庭には今、蕾を持った花たちがいくつかあります。今から咲き続ける「椿」、香り出す「沈丁花」、「ミツマタ」はもう数ヶ月蕾のままです。下向き加減に咲く「クリスマスローズ」も蕾の時期が長い花です。昨日の昼下がり、家に戻って日差しの中ココと庭に出ました。裏庭のパーティションで区切られた裏に「クリスマスローズ」の一角があります。蕾が開いていました。八重咲き、次第に色はピンクに変わります。花弁の縁には小さなレースのような模様が入っています。豪華な花姿です。年々株が充実して来ています。その奥には、紫の「クリスマスローズ」、もう一株横にありますが、この株は冬に葉を落とすタイプです。今から葉を出...クリスマスローズ

  • 梅が咲きました。

    曇、4度、72%寒さと温かさが繰り返し始めると、梅の開花の知らせを聞きます。春を迎える前の「三寒四温」、今朝の気温は4度、同じ4度でもひと月前より暖かく感じるのは何ででしょう?空気のどこかに春が潜んでいるからかと思います。我が家の古木の梅は白梅です。紅梅のぽってりした可愛さとは違い楚々と咲きます。梅はきちんとした剪定がされていないと枝が乱れます。私がバシバシ切るだけなので木姿が悪い、植木屋さんに頼まなくてはと毎年見上げます。一昨日なではポツポツだったのに、一斉に花開き始めました。花が咲くとやって来るのは「メジロ」です。朝は群れて来ていましたが、昼間はつがいで仲良く梢を渡っていました。今年も実をたくさんつけてくれるでしょうか。梅干し、シロップ漬け、実を拾っては蓄えます。梅が咲き、沈丁花が香り始めると、もうす...梅が咲きました。

  • 見知らぬ方に傘をさしかけられて

    晴、5度、70%義母の再入院で一日家を空けた日の夕方、気持ちを持ち直すために花苗をたくさん買いました。雨の降り出しそうな気配の中、急いで庭に植えました。ココのお散歩時間です。お花屋のお兄さんがおまけにくれたひと苗、花の色、ココの私を見て喜ぶ様子に一日の疲れは和らぎました。玄関を出ると、ポツポツ。急ぎます。ココは一日部屋にいたのでトイレを我慢してたのか、5分ぐらい歩くとでトイレは終わりました。雨は本降りに変わりました。傘を持たずに出て来ています。家に引き返しました。途中、国道を渡る長い信号で待っていました。すると横に自転車が止まったかと思うと、手が伸びて来て私は傘を差しかけられました。驚きながら自転車の女性を見ました。知らない方です。「濡れますよ。」「ありがとうございます。」「お家はどこですか?」「すぐそこ...見知らぬ方に傘をさしかけられて

  • ワントレ−1000円の花苗

    曇、7度、62%義母の入院手続きを済ませた夕方、車に座ると体も心もどっと疲れが出てきました。急に花が見たくなりました。ここから数分のところに園芸センターがあります。春の花が入荷してるかな?と車を走らせました。まだ2月、明るい花の姿は少なくひと回りして店を出ようとしました。「まだ咲く花苗のトレーが1000円にタイムセールです。」と店内アナウンス。レジ前の人だかりを覗きました。いく種類かの元気なさそうな花苗が12個ほどはいいったトレーが並んでいます。それぞれまちまちの組み合わせです。お店の人がセレクトしたワンセットは普段興味がないのですが、なぜかその中の一つのトレーを家に持ち帰りました。レジに行く時、顔見知りのお兄さんが寄ってきました。「おまけ」と言ってもうひとポット、トレーに乗せてくれました。「いつもありが...ワントレ−1000円の花苗

  • 義母の再入院

    雨、10度、90%昨日は3月中旬並みの気温、晴天に恵まれると予報でした。主人の実家の整理を始めています。寒い日や雨の日は気が進みません。こんな天気の日に少しでも片付けなくてはと思っている時でした。義母の施設から電話を受けました。「前夜8時ごろベットから落ちて、打った部分が腫れているのでどうしましょうか?」痛みはさほど強くないそうです。施設で診てもらっている通いの医師は内科医です。整形外科の受診を希望しました。日曜日なので当直医が外科医のところを探してもらうと、義母が再三入院をした病院が引き受けてくれることになりました。私は急ぎ車を走らせました。病院の前には救急車が停まったままです。聞けば中で義母のPCR検査をしているとのこと。院内で待っていると緊急入り口からストレッチャーの音がしますが、立ち入り禁止です。...義母の再入院

  • バルミューダ オーブントースター

    晴、5度、80%一月の末、今年も「1月31日であなたのポイントが失効します。」とお知らせを受けました。毎年このお知らせでいろんな物を買うことが出来ました。昨年は欲しかったコーヒーメーカー、高すぎて買えないなあと思っているところにこの知らせ、さて今年は何に使おうかと考えます。欲しいものはさしてありません。3万円相当のポイントをみすみす見逃すのも勿体ない、考えた挙句に選んだのはバルミューダの「オーブントースター」でした。この2年ほどお菓子を焼くサイズが小さくなっています。一度に作る量も少なくなりました。それなのに大きなガスオーブンを予熱して作るのは無駄かなと思っているところでした。高温になるオーブントースターが出て来ています。温め直すだけでなく調理に幅広く使えるタイプです。しかもオーブンは庫内が小さいので予熱...バルミューダオーブントースター

  • トイレハイター キッチン泡ハイター

    晴、60度、70%水洗トイレは本来掃除不要に出来ていると聞いたことがあります。でも、掃除は必要です。男性が多いご家庭は尚更だと思います。2つあるトイレの一つは水垢が便器の中に黒くつきました。液体クレンザーとトイレ用の洗剤を混ぜて貼り付けておいても取れません。もう一つのトイレは浴室内にあります。湿度による汚れが発生します。トイレは改築時に新調していますから7年ほどでこの有様です。「トイレハイター」を試してみました。まず水垢の方へ流し込み、しばらくしてブラシで洗いました。新しい水を流すと「あら!」新品同様になりました。黒い頑固な水垢も取れ、ツヤツヤです。もう一方のトイレにも試します。頑固な汚れはないもののすっきりとしなかったトイレ内部がピカピカです。使う溶剤でこうも違うとは驚きます。しかも200円足らずの市販...トイレハイターキッチン泡ハイター

  • ヤギのチーズとフーガス

    雨、7度、90%イタリアから入って来た「ヤギのチーズ」を見つけました。名前は「ストラチャッテラ」こんな名前覚えられっこありません。ヤギの絵のついた小さな容器に入っています。ヤギのチーズは真っ白で乳自体が人間の乳の成分に似ていると言われています。匂いがあるのは発酵させた「ピラミッド」などの種類です。発酵させていない「ヤギのチーズ」は匂いもなく味も淡白です。福岡のチーズ売り場にもこんなものが並ぶようになりました。小さな容器の蓋を取ると柔らかなフレッシュチーズです。先日、上京した折には珍しいスペインの「ヤギのチーズ」を見つけました。「アルビノ」です。赤ワインで染めてある発酵させていないチーズです。急いで食べたのでチーズの写真がありません。真っ白な硬いチーズは淡白なのでいくらでも食べることができます。そんなヤギの...ヤギのチーズとフーガス

  • 紫花豆

    晴、6度、72%お豆が好きです。たくさんの種類のお豆を食べて来ました。それぞれに風味が違います、豆質、甘み、香り、個性があって大きさも様々、中でもとりわけ好きなのが「紫花豆」です。大きい、模様もいい、一粒でもずっしりとお豆を食べたと感じます。でも、黒豆ぐらい値段の高いお豆です。「紫花豆」とどこで初めて出会ったかと考えました。そうだ!30年前の、東京町田です。息子が住んでいたので度々行きました。古い街並みの商店街に大きな構えの商家、木綿の重い暖簾がかかっていました。「富澤商店」です。この店の暖簾をくぐったのはきっと年末、香港に「黒豆」を持って帰るために店を覗きました。入るなり驚きました、乾物が整然と種類豊富に揃っていました。奥には和洋菓子の材料が特殊なものまでありました。そしてもっと驚いたのは、乾物のことも...紫花豆

  • 伊麺 イーミン

    晴、6度、84%中国南方の麺で「伊麺」と言う卵麺を油で揚げた麺があります。卵入りの上に油で揚げる贅沢麺です。長寿の祝いなどにはこの麺を使います。香港の市場の麺屋さん、天井から揚げたての「伊麺」をぶら下げて売っています。日本にはほとんど入って来ていません。急に食べたくなる「伊麺」です。主人がスーパーで売っている「伊麺」を買って来てくれました。市場の方がずっと美味しいのですが、油が滲みます。しかも壊れやすい「伊麺」です。「伊麺」の食べ方はスープ麺でも炒めても美味しいのですが、私はあっさりと炒める「干焼伊麺」が好きです。「コンシュウイーミン」と読みます。「黄色いニラ」と「袋茸」だけの「コンシュウイーミン」は3つの素材の美味しさが素直に一つになります。さて、「黄色いニラ」これは岡山県で作っている農家があるので手に...伊麺イーミン

  • 真っ白なファイバークロスのふきん

    雨、8度、92%台所のふきんやスポンジ、ハンドタオルなどの流行カラーがグレーだと新聞で読んだことがあります。確かにグレーのタオルなどを目にすることが多くなりました。グレー自体はシックで好きな色です。でも、台所に置いた様子を想像すると清潔感に欠けるような気がします。今年の初めから真っ白なファイバークロスをふきんに使ってみることにしました。今までは「びわこふきん」のような木綿100%のものを使っていました。これも真っ白でした。汚れ、匂いを取るためには漂白が欠かせません。色柄付きは可愛いけれど漂白に耐えるのは真っ白です。漂白を重ねると半年で使い物にならなくなります。木綿ですから毛羽立ったり、穴が開いたり。昨年末は真っ白なファイバークロスを探しました。なかなか真っ白はありません。しかもできたら大きなサイズが欲しい...真っ白なファイバークロスのふきん

  • 利休箸

    晴、3度、78%先日、会食がありました。ご年配の方とご一緒でした。その中のお一人、延々とご自分のことを話される方がいます。ご一緒の方たちもそのことは承知、黙って聞くしかありません。みなさん箸を置いて、下向き加減に話が終わるのを待ってます。こう言う方は何故か周りの空気が読めないなあと思いながら、私は目の前の箸を眺めていました。こう言う席によく出る両端が細い「利休箸」です。時間がたっぷりありますからじっと観察します。色が優しい白です。両端が細くなっている姿が美しい。普通の箸より長めのバランスもいいと思いました。次の料理が来たのを機に例の方がやっとお話を止めました。箸を持つと軽く感じます。軽いと言うことは本当の杉の箸かな?とそっと匂いを嗅いでみましたが、杉の匂いはしません。皆さんと別れた後も「利休箸」のことで頭...利休箸

  • 電気毛布

    晴、3度、68%先月の末の大寒波、雪も舞いましたが深々と冷えて行くのを感じました。6年前に帰国して初めて本当に寒いと感じた数日でした。主人はこの寒波が来た日に香港に戻りました。主人の使った寝具の片付けをしていると袋に入ったままの「電気毛布」があるのに気付きました。6年前、帰国時に買った「電気毛布」です。主人が寒いはずだから必ず買うようにと言って求めたものです。30年もの間温かな土地で暮らして来ました。その上、戻って来たこの家は改築をしたと言っても古い日本家屋です。お布団に入ればそれなりに暖かくなるので、実は先日までこの「電気毛布」のことはすっかり忘れていました。寝具の片付けをしながら、「電気毛布」と睨めっこ、頭の中には「大寒波」と響きます。「使ってみようかな。」と出して来ました。大寒波到来のその晩、ベット...電気毛布

  • 恵方巻き

    晴、4度、68%帰国して昨日で6年目を迎えました。6年前の今日、この家にモモと戻ってきました。30年日本を留守にしている間に世の中の習慣も変化があったようです。「恵方巻き」なるものを知りませんでした。年が明ける前から「恵方巻き」の宣伝を目にします。節分に食べる太巻きのようです。デパートからコンビニまで予約と広告が出ています。子供の頃から私の周りでは「恵方巻き」を食べていた人を知りません。年々「恵方巻き」はバラエティーに飛んできました。韓国の「キンパ」風のものまで登場です。昨日は節分、朝起きて「恵方巻き」でも作ってみるかな?つまり太巻きだもんね。と冷蔵庫からきゅうりのぬか漬けと車海老2匹、卵2個を出してきました。ご飯を炊いている間に卵焼きを作って、海老を湯がきます。「恵方巻き」のつもりの太巻きを決まった方角...恵方巻き

  • 鬼酒まんじゅう

    曇、5度、74%昨日は父の54回目の命日でした。父の好物は「おはぎ」と毎年お供えに作ります。今年は私が食べたかった「酒まんじゅう」を作りました。「酒まんじゅう」は昔は冬のものでした。町の「おまんじゅう屋さん」の店先で湯気を出して酒かすの香り一杯の温かなおまんじゅうでした。今ではスーパーやコンビニで一年中売られています。袋入りで冷たい「酒まんじゅう」です。帰国して一つ買いました。家で蒸し直しても香りの少ない「酒まんじゅう」でした。酒かすをよく練っって、たっぷりと皮に仕込みます。まん丸に蒸し上がった「酒まんじゅう」、今日は「節分」ですので、ちょっとイタズラをして鬼の顔に作りました。小鬼ですね。命日に鬼の顔のお菓子を供える自分に笑います。怖くない子鬼さんたちです。父もきっと笑ってくれているでしょう。薄皮饅頭にな...鬼酒まんじゅう

  • 富士山が見える日

    曇、8度、60%半月、お日様の差さなかった福岡から東京に向かったのは、先月の末でした。飛行機が着陸のために高度を下げ始めると、雲の下へ下へと向かいます。太平洋側は晴天です。機体の左には富士山が見えました。富士山を目にすると、日本を感じ、その日一日が上手く運びそうな気がします。日本海に面した福岡から東京に移り住んだ時、この太平洋側の冬の晴天に心が晴れました。そして空気の澄んだ日には多摩川越しに富士山を見ることができました。子供の手を引いて東京にはいくつもある「富士見坂」の一つからその姿を見るのが好きでした。主人を駅に送る時のこともありました。スイミングに通う息子を送る時のこともありました。この日の東京で向かう先は「渋谷」です。スクランブルの人の多さは50年前も大変な数でしたが、日曜日の午後、人の波でした。「...富士山が見える日

  • 如月のテーブルクロス

    曇、5度、80%福岡の冬は北風が強く、曇天が続きます。小さい頃からこの季節が嫌いでした。今年はその上大寒波がやってきました。身体は縮こまります。心もかじかんでいます。古い日本家屋は嫌が上でも暗く、隙間風の音が「寒いぞ」と聞こえます。昨日、一月の晦日は急に日差しが出ました。気温も上がりました。まだ立春前ですが、あと少しの我慢で春が来ると感じました。雪国の方、北国の方は私より数倍春を待ち焦がれていると思います。久しぶりにテーブルクロスをこのひと月かけることにしました。白地のクロスは、明るさを連れてきました。草花、花木の模様も控えめで、麻が入った生地は重く、しっとりとした感覚です。クロスを手で触ると、木肌のテーブルとは違い優しさが湧いてきました。床の間には「黎明」という名のお軸に架け替えました。薄墨の山の向こう...如月のテーブルクロス

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