chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
俳諧師 前北かおる http://maekitakaoru.blog100.fc2.com/

「夏潮」所属の俳人。平成23年5月、第一句集『ラフマニノフ』を上梓。惜春の心ラフマニノフの歌

初めての俳句(俳句の作り方)、1998年以降の句帳の清書、句集鑑賞、吟行記、旅行記、ゴルフ、小林研一郎、読売日響を中心にオーケストラ鑑賞記などなど。

前北かおる
フォロー
住所
八千代市
出身
島根県
ブログ村参加

2010/05/23

arrow_drop_down
  • 「沖」3月号。

    「沖」3月号を送っていただきました。ありがとうございます。能村研三主宰、森岡正作副主宰の作品から1句ずつ紹介させていただきます。 火の方へ掃き寄せてゆく落椿 能村研三 大根干すつくづく土に生かされて 森岡正作...

  • 本井英句集『守る』鑑賞。その3

    煮凝がごはんで溶けてゆくかをり 「煮凝」が季題で冬。魚などを煮た汁が固まったものを言います。わざわざ固めた料理も「煮凝」ですが、この句の場合は昨晩の残りを朝食にしている感じでしょうか。ご飯は炊きたてで、煮魚の残りを冷たいまま載せて食べようとしているのです。ご飯にのせたところから煮凝が溶けてきて、食欲をそそる香りが漂ってきます。食べ物の俳句は、おいしそうに詠めとはよく言われることですが、やや無...

  • 本井英句集『守る』鑑賞。その2

    薔薇の名となりてより幸薄かりき 「薔薇」が季題で夏。薔薇の名前には、人名をそのままとったものも多くあります。亡くなってから薔薇の名となる場合もありますが、この句の場合には、生前に自らの名前を冠した薔薇の新品種を捧げられたわけです。作者がその薔薇の前に立ったとき、既にその人は故人となっています。振り返ってみると、薔薇の名となった頃がその人の絶頂期で、その後は幸せとは言えない人生だったと思われたの...

  • 「​『稲畑汀子俳句集成』読書会​ ​わたしの汀子俳句」

    昨日、『稲畑汀子俳句集成』読書会に参加してきました。「育」のテーマで選んだ10句を持ち寄って、鑑賞しました。私は、そのまま子育て俳句から選びましたが、「育」を幅広く捉えて選んだ方もいて、面白い話になりました。皆様、お世話になりました。...

  • 八千代句会。

    オンラインで、八千代句会がありました。 下萌や生徒の来ない二週間※今月5回目、今年13回目。...

  • 本井英句集『守る』鑑賞。その1

    遅ればせながら、本井英先生の第六句集『守る』(2023年9月、ふらんす堂刊)から、20句抽出したものを順に鑑賞していきます。 とめどなき湯玉めでたし福沸 「福沸」が季題で冬。現在は、若水を沸かすことを言い、お雑煮にしたりします。鍋で湯を沸かすだけのことですが、そこに淑気を感じて出来た季題と言えます。この句の場合には、鍋の底から湯玉が次々に浮かんでくる様に、めでたさを感じています。直接「めでたし」とも...

  • 八千代市民俳句大会。

    近隣の俳句愛好家との交流を深めていただくため、どなたでも参加可能な市民俳句大会を開催します。13時受付開始、13時30分投句締切当季雑詠3句。開催日 2024年3月30日(土)時間 13時~16時場所 八千代市市民会館 第4会議室料金 1000円事前申し込み 不要主催 八千代市俳句協会https://www2.chiicomi.com/event/2039728/...

  • 銘板チャレンジ。

    母校の新棟建設にあたって、同期で寄付を集めました。その達成記念で飲み会をしました。...

  • 句帳の清書 2023年6月。

    6月1日 文学特論(は)薫風や午後の授業にパンかじり 6月2日 アジサシの会麦の秋みどりの丘につらなりて特大の緑の機械麦を刈る阿寒湖へ百二十キロ麦の秋 6月3日 八千代句会食卓を拭きて涼しき風入れて家々の顔かがやける西日かな 6月6日 (6月7日 夏潮池袋句会)蝶よりも蛾ににて未央柳かな 6月7日 黒羽(6月16日 働き方改革吟行会)城ありし町のなくなり蜘蛛の網武茂川と書きてむもがは鴨足草 6月8日 ゴルフ部・...

  • 「卯浪」No.199。

    「卯浪」金波集、今回の特選句評には以下の5句を取り上げました。 むき出しの噴水装置冬ざるる 寄鍋を囲み還暦祝ひたり 冷たさの芯あるままの洗濯物 手のひらに少し目覚めて冬の蜂 懐に青い鳥をり日向ぼこ...

  • 本井英主宰近詠鑑賞。「夏潮」2024年2月号

    冬帝の遣はしめなるはたた神 「冬帝」が季題で冬。まるで冬帝の使いのように雷の鳴ることよ、という俳句です。日本海側の「雪起こし」「鰤起こし」を思わせます。雷に続いて、今度は雪を伴って「冬帝」本体がやってくるのでしょう。「冬帝」も「はたた神」も気象を神になぞらえた言葉ですが、ここではそれが実感とともに捉えられています。 権五郎神社暫く日向ぼこ 息白く開園前の飼育員 数へ日の鴫立庵の昨日今日 ...

  • 働き方改革吟行会、夏潮新年会。

    オンラインで働き方改革吟行会、リアルで夏潮新年会がありました。 少しづつ白ずれてをり犬ふぐり※今月3、4回目、今年11、12回目。...

  • 第18回国際俳句シンポジウム。

    今日は、国際俳句シンポジウムがありました。第1部のお三方の事例も興味深かったですし、第2部で堀田季何さんから紹介された俳句が既に地球規模に広がっていることを示すデータには、俳句についての認識を新たにしました。リモート参加でしたが、とても勉強になりました。https://haiku.jp/news/17008/...

  • 「いぶき」第23号。

    「いぶき」第23号をいただきました。ありがとうございます。共同代表のお二人の御句を紹介させていただきます。 母が好きその耳が好き木の実降る 今井豊 本井英さん 龍の玉こゑうしなひしひとおもふ 中岡毅雄...

  • 『WEP俳句通信』138号。

    『WEP俳句通信』138号、特集〈現在の俳句界と俳句について〉に寄稿しました。難しいお題でしたが、「俳句界のオンライン化」という題で書きました。...

  • 『稲畑汀子俳句集成』読書会​。

    来週末、標記の読書会に参加します。オンライン配信を無料で視聴できますので、よろしければご覧下さい。第7回2024年2月25日(日)17時スタートテーマ 「育」ホスト 西村和子(知音代表)​ゲスト北大路翼福田若之(群青・オルガン)星野沙奈(麒麟)前北かおる​(夏潮)今井肖子(ホトトギス)https://www.nowakekai.com/teiko...

  • 『俳壇』3月号。

    『俳壇』3月号に、「十二か月添削教室」を掲載していただいております。...

  • マナゴルフクラブ。

    久々のホームコースでした。スタート3ホールで21打も叩いてしまいましたが、その後はぼちぼちの調子でした。アイアンは冴えていました。スコアは、54の47で101でした。...

  • 「あらうみ」1月号

    「あらうみ」1月号をいただきました。ありがとうございます。西田梅女代表の近詠から1句紹介させていただきます。 めくるめく光に乗りて神の旅 西田梅女...

  • 令和五年夏興帖、第十二。

    「-BLOG俳句新空間-」第219号の「令和五年夏興帖、第十二」に3句、載せていただきました。http://haiku-new-space-haikucho.blogspot.com/2024/02/blog-post.html...

  • 「俳壇」懇親の集い。

    今日は、お世話になっている「俳壇」のパーティーに出席してきました。楽しく飲みました。 ...

  • 「沖」2月号。

    「沖」2月号を送っていただきました。ありがとうございます。能村研三主宰、森岡正作副主宰の作品から1句ずつ紹介させていただきます。 裸木の朴に留守居を頼みけり 能村研三 掃き集められて姦し柿落葉 森岡正作...

  • 「晨」1月号。

    「晨」1月号を送っていただきました。ありがとうございます。中村雅樹代表の作品から1句紹介させていただきます。 干満のうしほを前に松手入 中村雅樹...

  • 「花鳥諷詠」2月号。

    「花鳥諷詠」2月号、「風報」に選者を務めた関東支部大会の報告が掲載されました。...

  • 「舞」No.123。

    「舞」No.123を送っていただきました。ありがとうございます。山西雅子主宰の作品から1句紹介させていただきます。 日に晒す寒天に藁吹かれ乗り...

  • 添削教室用句会、アジサシの会。

    週末は、2つのオンライン句会に参加しました。 荒川に沿うて中川日脚伸ぶ※今月1、2回目、今年9、10回目。...

  • 読響第264回土曜マチネー。

    首席客演指揮者としては今月が最後の登場となる山田和樹の指揮。最後に演奏された「ラ・ヴァルス」が良かったです。緩急自在の演奏で、フレーズの入りや合いの手のニュアンスが絶妙でした。前半のハイドンも、フルサイズのオーケストラによる堂々とした演奏でありながら、そういった遊び心がありました。「ラ・ヴァルス」の前に演奏されたカプースチンのサクソフォン協奏曲も、ジャズの要素を取り入れた素敵な曲でした。...

  • 「春月」2月号。

    「春月」2月号をいただきました。ありがとうございます。戸恒東人主宰の「侃々集」から5句、紹介させていただきます。 借家にも書生下女部屋紅葉忌 栴檀の実の風に鳴り風に落つ そこまでは飛礫届かずかいつぶり 泥の田の底探りつつ蓮根掘る 柴漬を小舟傾け抱き上ぐる...

  • 「鳰の子」第64号。

    「鳰の子」第64号をいただきました。ありがとうございます。柴田多鶴子主宰の作品から1句紹介させていただきます。 枯るる中ライフジャケット舟に積む 柴田多鶴子...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、前北かおるさんをフォローしませんか?

ハンドル名
前北かおるさん
ブログタイトル
俳諧師 前北かおる
フォロー
俳諧師 前北かおる

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用