「広報やちよ」毎月15日号に掲載される「やちよ文芸コーナー」。俳句欄は、八千代市俳句協会が担当し、村上喜代子会長が選者を務めております。市役所広報広聴課宛てに葉書で送付のほか、下記リンクからも投句できます。市内在住者限定にはなりますが、是非ご投句ください。https://forms.gle/YvMamRuV4iNUvXW49...
「夏潮」所属の俳人。平成23年5月、第一句集『ラフマニノフ』を上梓。惜春の心ラフマニノフの歌
初めての俳句(俳句の作り方)、1998年以降の句帳の清書、句集鑑賞、吟行記、旅行記、ゴルフ、小林研一郎、読売日響を中心にオーケストラ鑑賞記などなど。
「沖」3月号を送っていただきました。ありがとうございます。能村研三主宰、森岡正作副主宰の作品から1句ずつ紹介させていただきます。 火の方へ掃き寄せてゆく落椿 能村研三 大根干すつくづく土に生かされて 森岡正作...
煮凝がごはんで溶けてゆくかをり 「煮凝」が季題で冬。魚などを煮た汁が固まったものを言います。わざわざ固めた料理も「煮凝」ですが、この句の場合は昨晩の残りを朝食にしている感じでしょうか。ご飯は炊きたてで、煮魚の残りを冷たいまま載せて食べようとしているのです。ご飯にのせたところから煮凝が溶けてきて、食欲をそそる香りが漂ってきます。食べ物の俳句は、おいしそうに詠めとはよく言われることですが、やや無...
薔薇の名となりてより幸薄かりき 「薔薇」が季題で夏。薔薇の名前には、人名をそのままとったものも多くあります。亡くなってから薔薇の名となる場合もありますが、この句の場合には、生前に自らの名前を冠した薔薇の新品種を捧げられたわけです。作者がその薔薇の前に立ったとき、既にその人は故人となっています。振り返ってみると、薔薇の名となった頃がその人の絶頂期で、その後は幸せとは言えない人生だったと思われたの...
昨日、『稲畑汀子俳句集成』読書会に参加してきました。「育」のテーマで選んだ10句を持ち寄って、鑑賞しました。私は、そのまま子育て俳句から選びましたが、「育」を幅広く捉えて選んだ方もいて、面白い話になりました。皆様、お世話になりました。...
オンラインで、八千代句会がありました。 下萌や生徒の来ない二週間※今月5回目、今年13回目。...
遅ればせながら、本井英先生の第六句集『守る』(2023年9月、ふらんす堂刊)から、20句抽出したものを順に鑑賞していきます。 とめどなき湯玉めでたし福沸 「福沸」が季題で冬。現在は、若水を沸かすことを言い、お雑煮にしたりします。鍋で湯を沸かすだけのことですが、そこに淑気を感じて出来た季題と言えます。この句の場合には、鍋の底から湯玉が次々に浮かんでくる様に、めでたさを感じています。直接「めでたし」とも...
近隣の俳句愛好家との交流を深めていただくため、どなたでも参加可能な市民俳句大会を開催します。13時受付開始、13時30分投句締切当季雑詠3句。開催日 2024年3月30日(土)時間 13時~16時場所 八千代市市民会館 第4会議室料金 1000円事前申し込み 不要主催 八千代市俳句協会https://www2.chiicomi.com/event/2039728/...
母校の新棟建設にあたって、同期で寄付を集めました。その達成記念で飲み会をしました。...
6月1日 文学特論(は)薫風や午後の授業にパンかじり 6月2日 アジサシの会麦の秋みどりの丘につらなりて特大の緑の機械麦を刈る阿寒湖へ百二十キロ麦の秋 6月3日 八千代句会食卓を拭きて涼しき風入れて家々の顔かがやける西日かな 6月6日 (6月7日 夏潮池袋句会)蝶よりも蛾ににて未央柳かな 6月7日 黒羽(6月16日 働き方改革吟行会)城ありし町のなくなり蜘蛛の網武茂川と書きてむもがは鴨足草 6月8日 ゴルフ部・...
「卯浪」金波集、今回の特選句評には以下の5句を取り上げました。 むき出しの噴水装置冬ざるる 寄鍋を囲み還暦祝ひたり 冷たさの芯あるままの洗濯物 手のひらに少し目覚めて冬の蜂 懐に青い鳥をり日向ぼこ...
冬帝の遣はしめなるはたた神 「冬帝」が季題で冬。まるで冬帝の使いのように雷の鳴ることよ、という俳句です。日本海側の「雪起こし」「鰤起こし」を思わせます。雷に続いて、今度は雪を伴って「冬帝」本体がやってくるのでしょう。「冬帝」も「はたた神」も気象を神になぞらえた言葉ですが、ここではそれが実感とともに捉えられています。 権五郎神社暫く日向ぼこ 息白く開園前の飼育員 数へ日の鴫立庵の昨日今日 ...
オンラインで働き方改革吟行会、リアルで夏潮新年会がありました。 少しづつ白ずれてをり犬ふぐり※今月3、4回目、今年11、12回目。...
今日は、国際俳句シンポジウムがありました。第1部のお三方の事例も興味深かったですし、第2部で堀田季何さんから紹介された俳句が既に地球規模に広がっていることを示すデータには、俳句についての認識を新たにしました。リモート参加でしたが、とても勉強になりました。https://haiku.jp/news/17008/...
「いぶき」第23号をいただきました。ありがとうございます。共同代表のお二人の御句を紹介させていただきます。 母が好きその耳が好き木の実降る 今井豊 本井英さん 龍の玉こゑうしなひしひとおもふ 中岡毅雄...
『WEP俳句通信』138号、特集〈現在の俳句界と俳句について〉に寄稿しました。難しいお題でしたが、「俳句界のオンライン化」という題で書きました。...
来週末、標記の読書会に参加します。オンライン配信を無料で視聴できますので、よろしければご覧下さい。第7回2024年2月25日(日)17時スタートテーマ 「育」ホスト 西村和子(知音代表)ゲスト北大路翼福田若之(群青・オルガン)星野沙奈(麒麟)前北かおる(夏潮)今井肖子(ホトトギス)https://www.nowakekai.com/teiko...
『俳壇』3月号に、「十二か月添削教室」を掲載していただいております。...
久々のホームコースでした。スタート3ホールで21打も叩いてしまいましたが、その後はぼちぼちの調子でした。アイアンは冴えていました。スコアは、54の47で101でした。...
「あらうみ」1月号をいただきました。ありがとうございます。西田梅女代表の近詠から1句紹介させていただきます。 めくるめく光に乗りて神の旅 西田梅女...
「-BLOG俳句新空間-」第219号の「令和五年夏興帖、第十二」に3句、載せていただきました。http://haiku-new-space-haikucho.blogspot.com/2024/02/blog-post.html...
今日は、お世話になっている「俳壇」のパーティーに出席してきました。楽しく飲みました。 ...
「沖」2月号を送っていただきました。ありがとうございます。能村研三主宰、森岡正作副主宰の作品から1句ずつ紹介させていただきます。 裸木の朴に留守居を頼みけり 能村研三 掃き集められて姦し柿落葉 森岡正作...
「晨」1月号を送っていただきました。ありがとうございます。中村雅樹代表の作品から1句紹介させていただきます。 干満のうしほを前に松手入 中村雅樹...
「花鳥諷詠」2月号、「風報」に選者を務めた関東支部大会の報告が掲載されました。...
「舞」No.123を送っていただきました。ありがとうございます。山西雅子主宰の作品から1句紹介させていただきます。 日に晒す寒天に藁吹かれ乗り...
週末は、2つのオンライン句会に参加しました。 荒川に沿うて中川日脚伸ぶ※今月1、2回目、今年9、10回目。...
首席客演指揮者としては今月が最後の登場となる山田和樹の指揮。最後に演奏された「ラ・ヴァルス」が良かったです。緩急自在の演奏で、フレーズの入りや合いの手のニュアンスが絶妙でした。前半のハイドンも、フルサイズのオーケストラによる堂々とした演奏でありながら、そういった遊び心がありました。「ラ・ヴァルス」の前に演奏されたカプースチンのサクソフォン協奏曲も、ジャズの要素を取り入れた素敵な曲でした。...
「春月」2月号をいただきました。ありがとうございます。戸恒東人主宰の「侃々集」から5句、紹介させていただきます。 借家にも書生下女部屋紅葉忌 栴檀の実の風に鳴り風に落つ そこまでは飛礫届かずかいつぶり 泥の田の底探りつつ蓮根掘る 柴漬を小舟傾け抱き上ぐる...
「鳰の子」第64号をいただきました。ありがとうございます。柴田多鶴子主宰の作品から1句紹介させていただきます。 枯るる中ライフジャケット舟に積む 柴田多鶴子...
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「広報やちよ」毎月15日号に掲載される「やちよ文芸コーナー」。俳句欄は、八千代市俳句協会が担当し、村上喜代子会長が選者を務めております。市役所広報広聴課宛てに葉書で送付のほか、下記リンクからも投句できます。市内在住者限定にはなりますが、是非ご投句ください。https://forms.gle/YvMamRuV4iNUvXW49...
11月1日 アジサシの会枯れてをり鱗のやうに茸生え励ましの言の葉とてもうそ寒く 11月3日 八千代句会刈田とは思へぬほどの藺草かな衰へし星の如くに柿熟れて 11月4日 日本伝統俳句協会関東支部大会 芝秋晴や留学生を引き連れて鉄塔は鋲に覆はれ天高し 11月6日 ことばと文学(に)行秋のスマホに指をすべらせて縦縞の薄れて熟るる烏瓜 11月6日 夏潮池袋句会流水の如くに葉並万年青の実御所車ゑがかれし鉢万年青の実冬支...
船頭もときどき鱚の絲垂れて 「鱚」が季題で夏。手軽に釣れる魚で、堤防や砂浜から釣ることもできます。この句の場合は、船宿の船で釣っているのでしょう。そして、その船頭も、客の相手をする合間に、自分の仕掛けを海に投げて遊んでいるのです。釣れるポイントを探して移動する必要があったり、客にあたりの少ない時には遊んでいられないでしょうから、客の方も順調に釣れているのでしょう。初夏の海上に出て、気軽な釣りを...
オンラインで働き方改革吟行会がありました。 日なたまで溢れ朝顔市の鉢※今月4回目、今年62回目。...
今日は、めでたき一日でした。おめでとうございます。...
前回のゴルフが無念のリタイヤに終わったので、早朝スルーでプレーしてきました。要所でボギーパットが入りまくったので、まとまってしまいました。スコアは、44、46の90でした。最後、1メートルのパーパットを外したのが残念でした。...
「架け橋」No.56をいただきました。ありがとうございます。二ノ宮一雄主宰の作品から1句紹介させていただきます。 春ゆやけ柩のやうな雲一朶 二ノ宮一雄...
「沖」7月号を送っていただきました。ありがとうございます。能村研三主宰、森岡正作副主宰の作品から1句ずつ紹介させていただきます。 これ以上退けぬ一線青嵐 能村研三 水平のどつと降り来る街薄暑 森岡正作...
オンラインで八千代句会がありました。 糸蜻蛉視力失ひたるがごと※今月3回目、今年61回目。...
今日は、オンラインでアジサシの会がありました。 腰しづめ眠気すずしきソファーかな※今月2回目、今年60回目。...
今日は、台湾からの客人を歓迎する一日でした。Google翻訳に全面的にお世話になりました。再来月、今度はあちらにお邪魔する予定です。...
今日は、日本伝統俳句協会の機関誌「花鳥諷詠」の編集委員会がありました。いつもZoomでしたが、今日は対面でした。ノンアルコールの真面目な会でした。...
今日は、夏潮池袋句会がありました。 川挟み鵜沼犬山竹牀几※今月1回目、今年59回目。...
高校生とゴルフに行ってきました。予報を超える炎天下で、手引きのスループレーは過酷すぎました。結局、14ホール目のティーショットを打ったところでリタイヤ。ボギーペースを下回っていたので勿体なかったですが、両脚とも攣ってしまったので続行不能でした。...
今日は、働き方改革吟行会がありました。神楽坂を吟行しました。 神楽坂上を越ゆれば西日濃く※今月8回目、今年58回目。...
昨日は、小君と水族館に行ってきました。ウミガメの餌の時間にあたって、籠に入れられてキャベツを食べるところを見せてもらいました。...
オンラインで働き方改革吟行会がありました。 大通灼けて港に突きあたる※今月7回目、今年57回目。...
今日は、熱帯魚に癒されました。...
「晨」7月号を送っていただきました。ありがとうございます。中村雅樹代表の作品から1句紹介させていただきます。 月の道しだれ桜の上にあり 中村雅樹...
2ヶ月遅れで、電子証明書の更新手続に行ってきました。短時間で終わったので良かったですが、オンラインでできればありがたいと思いました。...
今日も選択授業の句会がありました。 木の肌のみどりに光る蟬時雨※今月7、8回目、今年88、89回目。...
選択授業の句会がありました。 水玉と呼べぬ斑点百合の花※今月6回目、今年87回目。...
今日は、八千代句会がありました。 蟬鳴いて廃墟の如き桜かな※今月5回目、今年86回目。 ...
食べかけがあれこれ老の冷蔵庫 「冷蔵庫」が季題で夏。食事のたびに食べきれずにラップをかけて、冷蔵庫に入れておく「食べかけ」。次の食事でそれを食べると今度はその時に作ったものがまた少し残ってしまう、そういったことが繰り返されているのでしょう。「食べかけ」の残り物があれこれと入ったままになっている年寄りの冷蔵庫よ、という俳句です。暑さによる食欲不振の傾向があったりするのかも知れません。以前ならそれ...
駒草の影を朝日がいま作る 「駒草」が季題で夏。高山植物の女王とも呼ばれる花で、山上のザレ場に群落を作ります。他の草木の生えにくい場所ですので、よく日の当たる環境ということになります。ですから、この句の描くところはなるほど説得力があります。地面に這うような低さに花を掲げた駒草に、直接朝日があたることでくっきりとした影が生まれたのです。それを「いま作る」と強調し、山上の日の出に立ち会い、女王と呼ば...
字の名を寺分とかや髢草 「髢草」が季題で春。「寺分」は鎌倉市内だそうですが、寺領であったことを示す地名とのことです。わざわざ調べなくても、字面から何となく想像がつきます。おそらく昔は田んぼがあって、その収入が寺を支えていたという歴史のある土地。路傍の髢草は当時も生えていたでしょうし、子供達が遊びに使っていたのかも知れません。史書に記されているような歴史ではなく、地名をたよりに昔の暮らしに思いを...
『俳壇』8月号に、「十二か月添削教室」を掲載していただいております。...
選択授業の句会を行いました。 鬼百合の雄蕊ひこひこ揺れてをり※今月3、4回目、今年84、85回目。...
カタリーナ・ヴィンツォーの指揮で、ブラームスの2番ほか。冒頭のコネソン「ラヴクラフトの都市」からセレファイスが、猛暑を吹き払う爽快な演奏でした。矢代秋雄のチェロ協奏曲は、ソロのモノローグの深い響きにしびれました。 メインのブラームスも伸びやかな演奏で良かったですが、トゥッティの響きが美しくない箇所が多く、それが残念でした。...
選択授業の句会がありました。いよいよ猛暑になってきました。 水乾き水垢となる炎天下※今月2回目、今年83回目。...
今日は、姫君の誕生日でした。...
「架け橋」No.52をいただきました。ありがとうございます。二ノ宮一雄主宰の作品から1句紹介させていただきます。 この身けふ父の享年花曇 二ノ宮一雄...
「沖」7月号を送っていただきました。ありがとうございます。能村研三主宰、森岡正作副主宰の作品から1句ずつ紹介させていただきます。 僧ひとりまじりてをりし実梅採 能村研三 干す蛸に釣られて入る浜食堂 森岡正作...
「晨」7月号を送っていただきました。ありがとうございます。中村雅樹代表の作品から1句紹介させていただきます。 手で払ふ磐座の春落葉かな 中村雅樹...
今日は、夏潮池袋句会がありました。 白靴やサナトリウムのありし町※今月1回目、今年82回目。...
高校生とゴルフに行ってきました。あまりの暑さに、空調服のバッテリーも途中で切れました。写真は朝一で撮ったロッカーです。その後は、写真を撮る気力がありませんでした。スコアは、51、54の105でした。鍛え直します。...
「あらうみ」7月号、「諸家近詠」欄に「弁天島」5句を載せていただきました。ありがとうございます。...
虎が雨句会に参加するため、大磯に行ってきました。虎が雨が降りました。...
10月4日 文学特論(は)芝刈機行つたり来たりこぼれ萩 10月4日 夏潮池袋句会松の葉を掃ひ初茸土気色ふとぶとと黄金がかりし落鰻大いなる野分の過ぎて落鰻 10月6日 アジサシの会早く楽になりたき桜紅葉かな 10月9日 林檎吟行会 鎌倉軒下の蜘蛛のさかさま秋黴雨オリーブの木に鎌倉の秋の雨秋黴雨二十センチの津波寄す 10月9日 鎌倉(10月20日 働き方改革吟行会)酒瓶とナポレオン像秋灯下 10月11日 文学特論(は)口...
オンラインで添削教室用句会を行いました。 入梅の水面を水泡すべりつつ※今月19回目、今年81回目。...