ファンタジー系の小説を中心に書いています。
現在小説『古の賢者たち』というファンタジー小説を書いています。どうか読んでみてください。よろしくお願いします。
『うかつだった。』そう思った時にはもうあとの祭りだった。『まさかここに賊のアジトがあるなんて。』丘を登ってきたエレナは賊たちとそこで鉢合わせをしてしまった。ざ…
街を出てすぐに森が広がっていた。森に入りなだらかな斜面を登っていく。少しいくと前方に人影が見えた。エレナは見つからないように木の陰に隠れて、そっと様子をうかが…
素早く身支度を整えてバーバラ達に、「大丈夫よ。」と声をかけてエレナは宿を出た。宿を出るときチラッとカフェにいるセキトを見たが、セキトは行く気がないのかカフェで…
驚いて開いたドアの方を見るとバーバラが入ってくるのが見えた。カフェにいるエレナたちを見つけ、バーバラがものすごい勢いでこちらに向かってくる。「エレナ、大変なの…
翌朝少し早く目が覚めたエレナは久しぶりのベッドだったのでもう少し寝ようとするが昨日のバーバラの話が頭をよぎり眠ることが出来なかった。仕方なく起きだして寝覚めの…
「ところであの酒場で何をしていたの。」「酒場は酒を飲むところだろう。酒を飲んでいた。」「そうなんだけど・・・。ねぇ、すごく盛り上がった時があったよね。何があっ…
日も暮れてきて宿のロビーにあるカフェでくつろいでいると、セキトが外から戻ってきてエレナの向かいの椅子に座り、「何を酒場付近でやっていたんだ。入ってくればよかっ…
しばし無言の時が流れる。それを壊したのは酒場の歓声だった。何が起こったのか分からずエレナとブライアンは顔を合わせた。酒場のドアが開き、中から三人の男が並んで出…
どこをどう歩いたのかいつの間にか裏通りの酒場近くを歩いていた。『ここは・・・。セキトが近づくなと言っていた酒場よね。』いかにもごろつきがたむろしそうな陰気臭い…
教会のドアを後ろ手で閉めてエレナはドアに寄りかかる。教会を中心に放射線状に街道が五本伸びていて、そのうちの一本が目の前にまっすぐと伸びている。先ほどセキトと歩…
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