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2010/04/16

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  • 花に小嵐

    桜(ソメイヨシノ)が咲いた。赤みが淡く白に近い。昨年より数日遅れたが、入学式まで散らずに持つだろうか。昔は入学式、校庭に咲いていたものだ。桜は風と冷気を呼び、美しいけれどもどこか落ち着かず、心穏やかにさせない。これは日本人的な感覚かも知れない。ポトマック河畔では又違った印象があるのだろう。明日新しい元号が発表になる。平成を敗北失敗などと総括する学者や社長がいる一方、良い時代だったと感じる人も多いようだ。過ぎたことを水に流すのが得意な日本人は、年末年始や元号で気分を変える。しばらくは新しい元号に様々な印象意見が飛び交うだろう。閣議で花丸の評価は御免被りたい。アスパラガスを取り過ぎると失笑を買う。花に小嵐

  • 平成の幕が下りる

    年が明けて、まるで平成に駆け込むように馴染んだ人達が亡くなってゆく。先一昨日はショーケンこと萩原健一、昨日は声優白石冬美・・たまたまでそう感じるだけかもしれないが、一つの時代の幕が下りる気配を感じる。よく知らなかったが萩原健一は波乱万丈の人生を送ったようだ。何度も逮捕離婚をしているようで、これは遠慮したいが、なんだかものすごく女性にモテたようで、それは羨ましい気もする。有名人がそれで亡くなるといつもその病気が有名になる。GISTは非常に稀のように報道されているが、当院では二名ほど経験しており腹部腫瘤ではいつも鑑別に浮かび、さほど稀な疾患の感じは持っていない。これは自分が経験しているからの感覚で、かなりの医師はGISTを経験しておらず、ご存じない先生も居るだろう。しばらくGISTではないかと消化器科に受診される患...平成の幕が下りる

  • 忙しすぐ戻れない

    医師の時間外労働が問題になっている。これを世間並みに短くするのは難しい感じがする。一つには伝統というか、俺達は毎日十五時間働いていた。家には週三日帰れば十分、そうやって一人前になったんだという副院長院長が揃っている。それが良いかどうかは議論があるところだろうが、医療界にそうした過去がある。二つには診療や研究は効率化がほとんど不可能な領域で、八時出勤十八時帰宅では優れた成果は得られない。さてそれで昔過労死が多かったかと言えばそうでもなかったのではないかと思う。上に長時間働いても過労は避けさせるような世間知というか工夫があったような気がする。下に誤解を招くかもしれないが過労死をしない訓練というか強さというか狡さがあったように思う。そのままでは問題はあるだろうが、欠かせないものは何とか引き継ぐ必要がある。世の中は変わ...忙しすぐ戻れない

  • メイ首相の切り札

    イギリスのメイ首相がEU離脱後辞任すると表明した。えっ、そんな切り札が英国でも通用するのかと不思議な気がした。自己犠牲を最後の切り札とするのは日本特有の感覚伝統かと思っていた。平手政秀や佐倉惣五郎などのような人物がイギリス史にも存在するのだろうか。しかし、白鳥の歌という表現があるから命の終わりというか引き際が特別という感覚は万国共通の普遍的なものかもしれない。BREXITを詳しくフォロウしているわけではないが、瓢箪から駒であっても離脱判定は国民投票の結果なのでこれを反故にすることはできない。再投票となればエンドレスになってしまう。少なくとも五年、出来れば十年は置かないと再投票は難しいと思う。メイ首相の切り札

  • 分かっていても出来ない時もある

    時々紹介した総合病院から薬の使い方についてご指導を頂く、まるで当方が理解していないような書き方にはなんとも嫌な感じがして飯が不味くなる。例えば最新の睡眠薬の使い方を知らないわけではないのだが、個人の医者は時に患者の訴えに負けてしまう立場あることを分かって貰えない。デパスやハルシオンの使用量はこの十数年で十分の一に減らしたのだが、まだゼロには出来ていない。どうしても欲しいという患者には駄目と云えばいいじゃないかと総合病院の医師は言われるだろう。総合病院では患者はまず反論せず、分かっても分からなくてもハイと言って帰ってくることが多いのだが、個人の医院では甘えるというのかごねるというのか中々引き下がらない方も居て、根負けしてしまうことがある。甘えの構造というか、ものが言いやすい関係性が出来ているので絶対駄目とは言いに...分かっていても出来ない時もある

  • 平成を見送る花

    花冷えに花曇り、どうも桜の咲く季節に温暖晴天は少ないようだ。今朝は寒くはないが、曇天で桜はちらほらほんの数輪咲いているだけだった。二月は逃げる三月は去ると言われるようにこの二か月はあっという間だったように感ずる。新しい元号の発表まで一週間を切り、平成も一か月余りで終わる。平成の総括には厳しいものが多い、今頃になって証文の出し遅れの気もするが、二三年前では失敗の平成と単刀直入では何を言うかと目先しか見えない取り巻きに叩かれたかもしれない。私の実感は停滞の平成だ。問題山積み先送り、気が付けば一周遅れでトラックを走っている。安倍首相は一周遅れているのに、三位争いをしているようにねじり鉢巻きで私は悪くないと走っておられるようだ。人生の肝の三十年が停滞だったとは人間の心情としては中々受け入れがたい。それにしても昭和が懐か...平成を見送る花

  • イチローを生んだMLBの国

    イチローが引退した。「後悔など、あろうはずがない」と聞いて、そうかと思える希有な男が現役に終止符を打った。指摘する人が居ない?ようなので書いておきたいのだが、イチローがここまでできたのはMLBなかんずくアメリカという国だったからではないかという気がしている。どのくらいの人が同意するか分からないが、私は以前からそう思っており、今や確信に近い。勿論、イチローだから築けた記録なのは間違いないが、アメリカMLBの意味は大きい。弓子夫人は頷かれる気がする。イチローを生んだMLBの国

  • 春の朝、孫宅に死す

    今朝早く102歳のお婆さんが亡くなった。昨夜パンをひとかけら食べさせたらありがとと言って寝たそうなのだが、今朝出勤前に見に行ったら息をしていないとお孫さんから電話が来た。いつ何があってもと話してあったせいか動転した様子はなかった。往診に行った時に聞かされた「先生、あたしゃ長生きしすぎただよ」という言葉が耳に残っている。春の朝、孫宅に死す

  • プロアマの差

    将棋の第27期銀河戦の本戦トーナメントにアマチュア代表として出場した将棋講師の折田翔吾さん(29)大阪市阿倍野区が、プロの棋士に7連勝する快挙を果たした。なんだこれというのが私の感想、これは快挙を通り越している。大山十五世名人が存命ならお小言があるだろうし、プロへの登用を認めた気がする。昔はアマとプロの一番差がある業界は相撲と将棋と言われたのだが、今ではその差も微妙になってきたようだ。折田さんはセミプロという言い方が適当かどうか分からないが、元奨励会員でプロへ研鑽を積んでいたわけで趣味のアマチュアとはちょっと違う。運がなくプロにはなれなかったが、紙一重の力は持っていたわけだ。奨励会を抜けてプロになれなかったが、アマチュアでの好成績で編入したプロがおり、そこそこの好成績(負け越していない)を挙げている。七連勝とい...プロアマの差

  • 如何なる星の下に

    デビューの時から菊池雄星の存在は知ってはいたが特別注目はしていなかった。色々あって伸び悩んでいたが、ようやく芽を出した矢先、突然私のお気に入りだったBS放送MLBのキャスターの深津留美さんと結婚したのでびっくりした。当初なんだこいつと思ったのだが、純粋な思いを深津さん受け入れたようだったので、彼女を見られなくなったのは残念だが二人を応援するようになった。二人ともMLBへの思いが強く、MLBへいければ良いなあと思っていたのだが、それが実現しマリナーズへ移籍できた。こう書けばとんとん拍子のようだが、そうではなく色々な紆余曲折を二人で乗り越えてきたのだろうと思う。久しぶりに深津さんの写真と記事をネットで見ることが出来た。完全に仕事から引退したわけだがそれに対して「仕事が大好きだったので、正直さみしかったです。でも私が...如何なる星の下に

  • 平成はなぜ失敗したか

    野口悠紀雄さんという人が居る。一般の人にはさほど馴染みはないかもしれない。私は三十年近く前の超整理法の時から知っており、やや独断的で軽い感じはするが分かりやすいので時々読んきた。このほど「平成はなぜ失敗したのか」という本を幻冬舎から出された。暑苦しい幻冬舎からというのでちょっと躊躇したが、平成を丸ごと生きその昔総括という拡声器の声が耳に残る世代なので、平成の総括を考えてしまう。その縁に読んでみた。薄々気が付いてはいたがそれほど酷かったのかという平成日本の迂闊出遅れを認識させられた。勿論、野口さんの分析総括への異論反論はあるだろうが、今の日本の閉じた出遅れた実態認識にはさほどの差はなかろう。野口さんは経済学者で私は市井の臨床医なので、経済に対する理解力分析力には素人と玄人で雲泥の差があるのだが、なんでこうなったか...平成はなぜ失敗したか

  • 希林さん、呼んだのかね

    内田裕也さんが亡くなった。あれついこないだ樹木希林さんが亡くなったばっかりで、元気そうだったのにと驚いた。享年七十九歳、今の時代ではちょっと若いが、十分生きられたのではとも想像する。希林さんが呼んだなと思った人は多いだろう。高齢のご夫婦がまるで連れ添ったように亡くなるのは、それほど珍しいことではない。奥さんが亡くなって一か月ほどでご主人が亡くなった夫婦を二例、ご主人が亡くなって二週間で奥さんが亡くなった夫婦を一例経験している。残された方が抜け殻のようになって、あれあれという間に亡くなってしまった。三例とも九十歳前後で年齢の近いご夫婦だった。よく言われることだが残されて元気が出ると言うと語弊があるかもしれないが、独りになった人生を謳歌されるのは女性の方に多い。お父さんまだ呼ばないでねと友達とあちこち旅行をされたり...希林さん、呼んだのかね

  • 何がどうとは分からないのだが、微かに違う

    今朝もマラソン爺さんを見かけたのだが、今朝はどうしたことか途中で走るのを止め、歩きながら私とすれ違った。あれあれと顔色を窺ったのだが息が上がったようでちょいと苦しそうで肩を落としていた。大丈夫かなと二度ほど振り返ってしまった。羽生九段がNHK杯を制覇し十一度目の前人未到の優勝回数を果たすと同時に棋戦の優勝回数でも大山十五世名人を抜いて単独トップになった。勿論、どんな棋戦タイトル戦でも強いのだが、短時間の一日決選では特に強い。それと運も強いのだ。同年代の強豪と言われる棋士には滅法強く先手となればなおさらで、郷田も強いのだが後手で羽生相手では勝ち目は薄く、郷田に動揺があり、振り駒で勝負は決まった。三十年前と違って将棋では明らかに先手が有利になっている。タイトル戦の後手番で五分の星が残せれば九割はタイトルを制すること...何がどうとは分からないのだが、微かに違う

  • ジムロジャースの見方

    ジムロジャースという人が居る。世界的な投資家らしい。つい一週間前まで知らなかった人だが、BSの真相ニュースで見かけて、核心を突いた言いにくいこと、つまり借金大国少子化の日本の将来は暗い、をはっきり言う人だなと思った。政治だけでなく経済の専門家とされる人もあれこれ違った見方をする。政治が好みと信念そして立場と利害で主張が四十五度から百八十度まであれこれ違うのは理解できるが、データを使い科学の装いのある経済学の専門家の意見が九十度どころか百八十度も違うのはどうもよくわからない。早速ミーハーにもジムロジャースの「お金の流れで読む日本と世界の未来」というPHP新書を買ってきた。ジムロジャースは経済学者ではなく投資家なので、その言い分は何処に投資すれば儲かるかという視点に貫かれており、私のような経済学素人には分かりやすい...ジムロジャースの見方

  • 呆けない工夫?

    昔、裏番組を見ると頭が痛くなるというテレビ放送があった。実際に頭が痛くなることはなかったと記憶する。しかし今はインターネット情報を読んでいると頭が重くなることがある。それなら読まなければいいと言われそうだがパソコンを立ち上げるとどうしてもあれこれ見出しが眼に入ってきて、つられてクリックすることが多い。見出しが読んでみたくなるように工夫されているからだ。これからはクリックする時は出何処を確認して屑情報を避けたいと思うようなった。幅広く多彩な情報をという心懸けからは外れるが、視野の狭い悪口雑言を読んでいると頭が曇ってくる。続けていると頭が悪くなるような気もする。惚け始めているのにこれ以上悪くなっては仕事が出来なくなる。私には紙に印刷された活字とBS放送がいい。BSの英語放送は私のように聞き取りが不十分な人間のために...呆けない工夫?

  • 華の都パリの怖さ?

    ブラタモリのパリ編後半を録画で見た。二千年の古都を大改造した知事が居たのを思い出させて貰った。とは言っても名前も忘れ下水道を整備した人物位にしか憶えて居らず、いやはやオスマンさんは凄い人、爪の垢が残っていないだろうか、あれば日本の知事さん達に飲んでいただきたい。糞尿で汚れた古都パリが如何にして華の都になったか、タモリ林田と一緒に合点した。その花の都パリの魅力は実は恐ろしい。幸い私は一寸引きつけられるだけなのだが、魔力に魅せられ半生を捧げている?人は多い。多くは女性で、私が二人ばかり知っているくらいだから、全国では相当な数になるだろう。一人は患者さんのお嬢さんで、もう呆れたのを通り越し諦めました(これは母の視点)と、もう二十年になるので話題にも上がらなくなった。今回タモリを案内した女性もパリの魔力に引きつけられた...華の都パリの怖さ?

  • 仕事を続けられるのは

    自分は医療にしか従事したことはなく、他の職種のことはよく分からないが、長く医師であり続けるのは容易ではないと感じている。外科医に比べれば内科医は十年ほど長く第一線に従事できるがそれでも六十半ばからは最新の知識を保つのが難しくなる。医療の進歩というのは分野によって差があり、遅々として予後の改善しない疾患から不治の病が治るまで進歩した病気まで様々だが、全体としては随分進歩しており医師免許を手にした四十七年前とは隔世の感がある。そうして今でも何とか現役で仕事が出来ている訳だが、振り返ると卒後五、六年に身に付いたものが大きいと感じる。二十年三十年経っても学びと進歩はあるのだが、何と言っても研修医の頃身に付いたものが土台と核となっている。今ならパワハラとされかねない叱声も、あの頃は当然で何度か頭ごなしに注意されたことがあ...仕事を続けられるのは

  • 政治に向いた人とは?

    辰巳琢朗さんが自民党の大阪知事選出馬要請に対して、政治は政治に向いた人がやるべきと断られたようだ。政治に向いた人というのはどういう人のことかと聞き返したくなる。一体政治に向いた人とはいかなる人物なのだろうか、安倍首相、枝野さん、玉木さん、志位委員長、小沢さん、二階さんそれに松井大阪府知事などが政治家に向いた人なのか。政治家を辞めても政治的な発言を繰り出す橋下氏や文筆家とも思えない政治的発言を繰り返す百田さんなどは政治に向いているのだろうか。確かにああ言えばこう言う、俺が我こそがという性向や固い信念や権謀術数の凄味を漂わせる人が多いようだが、それが政治に向いているということだろうか。確かにこうした要素は政治に必要かもしれないが、一番大切なものではない気もする。人間の本質は数千年さほど変わっていないようだから、それ...政治に向いた人とは?

  • 謎の都

    首都と言えば東京、杜の都は仙台単に都と言えば京都なのだが、私に謎の都なのが大阪だ。どのくらいの人が私と同じような感想を持たれているか分からないが、食道楽はなるほどと思ってももう一つその笑いには馴染みにくい。えげつないと言うと言い過ぎかもしれないが、もう一つしっくりとこない感じがしている。それが京都神戸となると馴染め腑に落ちるから、私の感覚がずれているのかもしれない。この馴染まない感じは維新の会に端的に現れている。不思議な辞職をして知事市長入れ替え立候補のダブルクロス選挙はどうもえげつない感じがしてしまう。自民党が担ごうとした辰巳琢朗さん、この人には大阪の人の感じが薄い。出れば勝てたと思うのだが断られた。大坂愛は人後に落ちなくても、もう一つ大阪人ではなかったのだろうか。大阪と聞いて各分野に思い浮かぶ才能あふれる人...謎の都

  • 完璧には参らぬが

    この二年ほどは遺伝子関係など最先端の医学の進歩について行けなくなっている。実際の臨床現場で必要な最小限のポイントだけを何とか押せるだけで精一杯だ。幸い最前線では難しい検査や新しい薬を使わなくても、今までの経験と知識で何とかやれている。何とかというのは、これは自分の手に負えない病気や病態であることを外さないでやれるという意味だ。勿論、完璧とはゆかず、重病の可能性があると思って送った症例が軽症でその日のうちや翌日心配有りませんと返されてくることは時々ある。緊張性頭痛だったり、急性胃炎だったとしても、研修医にこんな症例を救急で送ってきてと思われても、気にしない。逆に軽症だと思って様子を見た症例が実は重症だったということは年に一例あるかないかで殆どなくなった。それが肝腎なことなのだ。色々困ることはある。どうもこれは症状...完璧には参らぬが

  • 世の中変わった

    時々BSで磯田道史さんが司会をされている英雄たちの選択を見る。日本史には詳しくないので(世界史もさほど詳しくない)、この人はそういう人だったのかとかそういうことがあったのかと新知見が一杯で、楽しい番組なのだが、磯田さんはもとより出演者の深い日本史の知識に驚いてしまう。よくまあそんなことまで知っているなあと感心してしまう。それだけ知識が深ければ、今の世に起きていることにも真相に迫る見方が披歴できるのではと思うが、そういう企画は殆どないようだ。人間のやることを理解するには歴史の深い知識が必須なので、日本現代史のこうした番組をNHKは様々な圧力に屈せずいくつか企画して欲しい。半藤一利さんなどご存命の内にもっと数多くのお話を残しておいて欲しいと願う。本を読まない人も多いからだ。高々七十年の記憶しかない私も歴史の生き証人...世の中変わった

  • 一切なりゆき?

    今日は雨が上がり、青空が見える。記憶の三月初めより春めいている。インフルエンザもB型が流行ることもなく消退し、外来は込み合うこともなく平常に戻った。なんでもない有難さを感じる。これはある程度年を取らないと分からない感覚だ。樹木稀林の一切なりゆきという本が売れているらしい。読んでいないのに感想を書くのはフライングかもしれないが映画やテレビで彼女を知っているから、そうかねと注釈を付けたくなる。なりゆき任せといったって長けた人だから考えてあると思う。つまりなりゆきで良いように下準備がしてあるのだ。成り行きを許容できるような心が用意してあるのだ。行き当たりばったりとは違う。だからノータリンのお嬢さんや小母さんが真似をすると怪我をしますよとト書きを付けたい。行き当たりばったりのなりゆきでは松濤の豪邸には住めませんよ。それ...一切なりゆき?

  • 境遇が変わって見えて来るもの

    籠池泰典氏は胡散臭い人でとても君子とは思えないが豹変し、不当な長期拘留は口封じ目的だと検察を国策捜査だと鋭く批判した。置かれた境遇で見えてくるものが違ってくるようだ。首相夫妻の支援の手の平が返り犯罪者扱いに転落して気が付いたことの方が世間の実際を映しているだろう。人間は変わりにくいけれども変われないわけではない。それには長年の臨床経験から気付いている。毎回のように体重を落とすように指導して10年160cm80kgだった人が、ある時突然三か月で70kg迄体重を減らすことができたということは稀ならず経験する。その患者さんにとって深刻な境遇の変化があったからだ。だから、以前不祥事を起こしたことのある人も反省から変わり得る。そうした人の発言も内容のあるものには耳を傾けたい。お前に言われたくないという批判は、浅薄不当なこ...境遇が変わって見えて来るもの

  • Ask why

    人間が気まぐれなのかお天道様が気まぐれなのか、雨が欲しいと思っていたらこのところ雨模様が続き青空が恋しくなった。ゴーン氏の保釈がようやく認められた。籠池氏といいゴーン氏といいなんだか拘留が長かった。容疑内容に比べて取り扱いが厳し過ぎる感じを受ける。ゴーン氏の容疑の内容を詳しくは知らないが不実記載などと言うものは、叩けば埃で一桁二桁下げれば数多くあるだろうし、背任も程度の差こそあれ捜せば数多く見つかるはずだ。となれば額が大きかったことだけでなく、ゴーンを失脚させる意図がどこかにあったと考えられる。自分は医師としては真っ当に仕事にしてきた自信はあっても、人としては並みというか交通違反や道路で小用・・・狙われれば無傷ではないので、検察は恐ろしい印象がある。おまけに起訴されると99%有罪と聞くと目立たないに限るなどと委...Askwhy

  • 平成の夢

    平成も残り少なくなった。三十年と言えば一世代で決して短い時間ではない。四十歳から七十歳という人生の最盛期を過ごした人も多いはずだ。臨床医として生きて断言できるのだが、失敗から学ばない人反省のない人に進歩上達はない。何となく不安どことなく心配なこれからのために、誰もが平成という時代はどんな時代だったのだろうと振り返って考えたほうがよさそうだ。色々あった平成の時代から学ばなければ、格差差別を生み出し問題を逸らし失策を誤魔化す安倍政権で有醜の尾となる政治状況から抜け出すのは難しいと思われる。一握りの人が大部分の富を手中にする欲望の資本主義の時代がどうなってゆくのか、取り敢えずは何よりも己が一番と動いても世の中社会の動きには抗しきれない。寄らば大樹の陰は当てが外れる。AIの時代が来るなどと分かったようなことを言っている...平成の夢

  • 専門知識にも色々

    しばしば患者さん(多くは女性)に、専門外の他科のことを聞かれる。不思議なことに小児科や婦人科のことを聞かれることは少ない。その他のことは頭の先から足の先まで、膝の水を抜いたが大丈夫か?、この薬(皮膚科で貰った)を塗ってもかゆみが取れない、困る。耳鳴りが治らないので困る(耳鼻科では相手にしてくれない?)何とかして欲しい。頭が痛いので脳外科で写真を撮ってもらったが異常ないと言われたが頭痛は治らない、何とかして欲しい・・。受診したところで説明治療を受けているはずだが、私の所に来て確認?質問される。確かに私は広い知識と経験を持っているがそれは浅いもので専門家には敵わないし、中々同業者の批評はしにくい。その先生の方針で宜しいのではないでしょうかと答えることが多い。どうして私に聞くのと問い返すと、ここを頼りにしているからと...専門知識にも色々

  • 今朝も雨が降っている

    急に雨が多くなった。何となく今までの埋め合わせをしているように感じるのは人間だからで、自然には単なるばらつきなのだろう。命に水は欠かせず、植物を見ていると雨の力がよく分かる。一雨で緑の濃さに変化が見て取れる。日本は南北に長く、四季の訪れや変化には大きな違いがある。東西は高々300kmほどの幅なのに中央部の高山によって太平洋側と日本海側に分かれ、冬の気候には大きな差がある。これだけ多彩な土地柄が一つにまとまってこれたのは島国であったことが大きいのだろう。それと素人の飛躍した感想だが、読み書きが重視され和歌が有ったことがまとまらせる大きな力だったのではと推測する。残念ながら昨今では歌一つ読めない政治家が跋扈している。総理大臣も歌会始には一首詠むようにする良いと思う。官邸に庭があるかどうか知らないが、政府首脳には季節...今朝も雨が降っている

  • 大山鳴動ムジナが二匹

    大山鳴動イタチが二匹と書けばイタチが憮然とするだろうな。しかしこんなことでいいだろうかというのが政治の世界の本態のようだ。昔云われた末は博士か大臣か?というのは今では悪い冗談だ。博士これは大臣よりは基準がちゃんとしているが、正直に医学博士の実態を明かせば並の上で十分手に入る。大臣これは玉石混淆で石の方が多い。何故石が多いかというと有能でも石の心の持ち主も多いからだ。何が正しいかは本当に難しくてよく分からない。何だか結局は俺が私がに聞こえてくるような気がする。そこへ行くと損か得かは分かりやすく、おこぼれをと力に靡く人が多いのも理解できる。色々考え経験して正しいか正しくないかよりは優れているか劣っているか美しいか美しくないかが判断の指針になると考えるようになった。フィリップマーロウのように「強くなければ生きて行けな...大山鳴動ムジナが二匹

  • 米朝首脳会談に赤点

    昨夜は勉強会があり、殆どBSを見られなかったので一部を見ての感想だが、米朝首脳会談の顛末に韓国専門家も外交評論家も何を憚ってか、核心を付かない回りくどい分析をする人が多かった。そういう物言いをするのが専門家なのかもしれないが。私は素人なので核心?を突く評価を下せば稚拙な茶番劇だった。これでは首脳会談を開いた意味がない。個人戦では想定外という言い訳も通用するかもしれないが、国家間の外交で想定外は言い訳にはならない。辛くもショウを盛り上げようとするトランプ大統領の勇み足を押しとどめたので、米外交筋は合格点をと踏み台点を乞うかもしれないが、厳しい教師の私は落第点を付けたい。今後も継続して協議をと言ってもこの傷の後遺症は残る。こんなリーダー達に極東の将来を託すことはできないと思うのだが、歴史を紐解けばしばしば自省できな...米朝首脳会談に赤点

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