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  • 河崎秋子著「愚か者の石」

    河崎作品は本作で3作目なのだが、前2作とは、読後の印象がやや違ったのだが、それは私一人だけの勘違いなのだろうか?私にとって河崎作品の前2作とは、直木賞受賞作の「ともぐい」と、デビュー作の「颶風の王」の2作である。その2作と比して、どうも今ひとつ読後の感想に差を感じたのだが、その因を考えてみたい。前2作と「愚か者の石」の違いの一つに物語の背景の違いがあるような気がしている。前2作の「ともぐい」や「颶風の王」の主たる背景は道東である。さらに題材がかたや熊撃ち、かたや馬を扱う農家である。いわば河崎さんにとってはホームグランドにおいて物語が展開するために、河崎さんは縦横にペンを奮われた感がある。それが本作においては、明治期の月形町の「樺戸集治監」という監獄の中が舞台である。河崎さんはかなり克明に取材を重ね、...河崎秋子著「愚か者の石」

  • 映画 堂々たる人生 No.379

    良くも悪くも“裕次郎”である。1961年制作というから、62年前の映画である。裕次郎27歳の映画であるが、裕次郎にとってはデビュー後47作目の主演映画である。今の人が観れば突っ込みどころ満載であるが、当時、裕次郎ファンだった人たちにとっては、懐かしさいっぱいの映画だったろう。ところで今の人は“裕次郎”と聞いて誰のことか分かるのかなぁ??8月25日(日)午前に「ちえりあフェスティバル」で「最高の人生のはじめ方」を観た後、午後には北海道立文学館において上映された「堂々たる人生」を観るという映画鑑賞のダブルヘッダーを体験した。なぜ道立文学館で裕次郎映画なのか?と不思議に思ったが、道立文学館では定期的に文芸作品を中心とするDVD上映会「映像作品鑑賞のつどい」を開催しているという。今回の「堂々たる人生」は、原作が...映画堂々たる人生No.379

  • 山岡荘八著「伊達政宗」全八巻を読む

    歴史小説というのは、登場人物の関係を把握することがこれほど難しいことなのか、ということを嫌というほど味わわされた。また登場人物の氏名も私にはことのほか難しかったぁ…。それでも伊達政宗の人となりを理解することができたのでは?と思っているのだが…。今ごろになって歴史小説に興味を持ち始めた。吉川英治著「宮本武蔵」全八巻に続いて、BOOKOFFで山岡荘八の歴史文庫「伊達政宗」全八巻を購入することができたので、凡そ一か月をかけてこのほど読了することができた。伊達政宗について私のこれまでの知識は幼少の頃の病気で隻眼になったということ、そして「伊達者」という言葉もあるように派手な装いをしていたということくらいの知識しかなかった。しかし、今回読了することによって伊達政宗が大変な策略家であり、時の将軍だった徳川家康から...山岡荘八著「伊達政宗」全八巻を読む

  • 世界遺産の拡大をどう考えるか?

    世界遺産が拡大を続けている。世界遺産の登録が始まった1972年にはわずか12件だったものが、2024年現在では1,223件が登録されているという。増え続ける世界遺産をどう考えるのか?識者の考えを聴いた。8月24日(土)午後、札幌パークホテルにおいて北海道世界文化遺産活用推進実行委員会が主催する「ユネスコ世界文化遺産講演会」が開催され、参加した。講演会は2部構成で、第1部が講演、第2部が対話という形で実施された。第1部の講演の方は日本ユネスコ協会連盟理事長(法政大学名誉教授)である鈴木祐司氏が「世界遺産登録:登録の過程と問題点」と題して講演された。第2部の対話は、「世界遺産の警鐘と持続可能な世界」というテーマのもとで、西山徳明教授の進行で進められた。鈴木氏の講演の要旨は次のようであった。1972年の世界遺産...世界遺産の拡大をどう考えるか?

  • 「さっぽろの古を訪ねて Ⅲ」野幌屯田兵村を訪ねる

    生憎の雨天となり、実施か?中止か?の判断を迷ったが、プジェクトチームで話し合って実施することにした。結果、雨の状態もそれほど酷くはならず、計画どおりに実施することができ、今はホッとしている心境である。※プロジェクトチームの仲間が作成した今回の学習の案内文書です。本日(7月23日)朝10時から午後3時まで「めだかの学校」野外講座「北の守りと開拓を担った屯田兵の史跡を訪ねる」の現地見学の第4弾、「野幌屯田兵村の史跡を訪ねる」を実施した。今回は上記のとおり午前と午後を使った全一日講座として実施した。というのも、これまでの屯田兵村跡と比較し関連史跡が多かったことによるのだが、私たちにとってはこのシリーズのハイライトと考えた回だったのだ。今回訪れた関連史跡とは、《午前の部》◇野幌屯田兵屋※屯田兵屋の前で説明員(手前...「さっぽろの古を訪ねてⅢ」野幌屯田兵村を訪ねる

  • 本番!さっぽろラウンドウォーク セクション7(新札幌 ⇒ 上野幌)

    暑い期間を避けて、53日ぶりの再開で、さっぽろラウンドウォークの後半戦を開始した。狙いは当たり多少汗はかいたものの、気持ち良いコンディションの中でセクション7を歩き通すことができた。本日、「めだかの学校」札幌ラウンドウォーク踏破クラブとして6度目となる「ラウンドウォークセクション7」を実施した。メンバーは常連であり、我がクラブの相談役的立場のN氏が所用のために不参加となったが、初顔のO氏が加わり5名での実施となった。(男性4人、女性1人)9時30分、地下鉄「新札幌駅」に集合との約束だったが、9時20分には全員が揃ったので、早速スタートすることにした。事前踏査でスタート前に、ぜひ参加する方々に見てもらいたいと考えていた「新札幌アクティブリンク」に案内した。アクティブリンクは、病院4棟、高層マンション、商業施...本番!さっぽろラウンドウォークセクション7(新札幌⇒上野幌)

  • 映画 最高の人生のはじめ方 №378

    何といっても主演のモーガン・フリーマンの醸し出すほのぼのとした雰囲気が映画全体に流れている映画だった。映画は2012年制作ということだからフリーマンが75歳の時のものだが、とても良い味を出していた映画だった。本日(8月25日)午前、札幌市生涯学習センター(愛称:ちえりあ)で「ちえりあフェスティバル2024」が開催されたが、そのフェスティバルの一環として映画「最高の人生のはじめ方」が上映されたので観覧した。おおよそのストーリーは次のとおりである。主人公のモンテ・ワイルドホーン(モーガン・フリーマン)は、元々メジャーリーガーを目ざしていたが交通事故によって車椅子生活を余儀なくされたが、最愛の妻から「一つのドアが閉まれば、別のドアが開く」という言葉に励まされ、西部劇の作家として小説家の道を切り開いた。しかし、6...映画最高の人生のはじめ方№378

  • クラシックギターコンサート

    奏でる音は必ずしも完璧とは云えなかったのでは?と思われたが、クラシックギターの良さは感ずることができたコンサートだった。それにしても音楽ホールというのは、あのギターの繊細な音をホール全体に響き渡らせる構造となっていることを改めて感じさせてくれた。本日午後、六花亭ふきのとうホールにおいてクリニック・イン・ザ・モーニングが主催する「クラシックギターの調べ」が開催され、入場券を入手することができたので参加した。クリニック・イン・ザ・モーニングとは、私の住まいの近くにある内科・小児科のクリニックである。年中無休、早朝7時から午前中だけ診療するという特異な形態で開業している病院である。コンサートはそのクリニックの院長である岡田純一氏のリサイタル的なコンサートだった。岡田氏はプログラムによると、岡田氏のギターは単に趣...クラシックギターコンサート

  • ほっかいどう希望大使(認知症本人大使)とは?

    高齢(化)社会を迎え、「認知症」が他人事ではなくなってきた。そうした中、「認知症本人大使」なる人たちがこのほど北海道から任命された。初耳だったこの方々はどんな人?との思いから「認知症フォーラム」に参加してみた。本日午後、かでるアスビックホールにおいて北海道が主催する「認知症フォーラム」に参加した。プログラムは、第1部が「ほっかいどう希望大使(認知症本人大使)」の任命式と「とうきょう認知症希望大使」の方の講演。第2部が映画「ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえりお母さん~」の上映の2本立てとなっていた。私は同映画を以前にすでに観ていたので第1部のみ参加した。ほっかいどう希望大使(認知症本人大使)は、今回北海道が初めて任命するということだったが、赤平市在住の松本健太郎さん(50歳)、江別市在住の横山弥...ほっかいどう希望大使(認知症本人大使)とは?

  • ぼくがぼくに変身する方法

    SF童話の書名である。とうとう入手することができた!作品は今年の「第37回福島正美SF童話賞」で大賞を受賞した作品である。この作品の作者の「やませたかゆき」氏は知人(と云っても良いのかな?)の一人ということもあり首を長くして出版を待ち望んだ一冊だったのだ。やませたかゆき氏とはブログを通してもう10数年以上にわたってお付き合いさせていただいている方である。そのお付き合いとは、主として拙ブログにやませ氏からコメントをいただくことが多く、同じく毎日のようにブログを発信しているやませ氏のブログに私からコメントを入れることは少ない傾向がある。それはやませ氏が私より15歳くらい若いこともあって、感性の違いを感じてしまうところがあるのだ。私のブログはいわば直球一本やり、対してやませ氏のブログは一捻り、二捻りした投稿が多...ぼくがぼくに変身する方法

  • 札幌地方裁判所で刑事裁判を傍聴する

    大麻を吸引した若者(初犯)の刑事裁判を傍聴した。私にとって刑事裁判を傍聴するのは2度目の体験だった。裁判所独特の厳粛な雰囲気の中で行われた裁判だったが、被告の若者にはどのように映ったのだろうか?本日午後、札幌市資料館が主催する「刑事裁判の傍聴と解説」という講座を受講した。この講座は実際の裁判を傍聴し、その後その裁判を指揮した裁判長が、当該裁判について解説するという講座である。私たち受講者は札幌市資料館に一度集まり、そこから担当者に引率されて裁判が行われる「札幌地方裁判所」に向かった。裁判所では持ち物、身体検査が行われ、私たちが傍聴する8階の第804号法廷に案内された。法廷に入る前に、6点の注意事項を受けた。その6点とは…、①傍聴席で発言したり、音を立てたりしない。②みだりに自席を離れない。(トイレに行く場...札幌地方裁判所で刑事裁判を傍聴する

  • 札幌麺紀行 143 志の家

    マンションの一角でありながら、ちょっとした庭もあり雰囲気がとても良い中で美味しい蕎麦をいただきました。細麺の更科蕎麦は喉越しも良く、美味しくいただけた一杯でした。1月以来、久しぶりの麺紀行の投稿である。このカテゴリー「札幌麺紀行&グルメ紀行」については2012~2018年頃は結構投稿していたのだが、私の中では一応一区切りをつけた思いのカテゴリーだったのだが、ここにきてブログのネタ切れ状態となったために苦しまぎれに久々に復活した次第である。今日、妻が「たまあにランチでも」と声をかけてくれた。それに反対する選択肢など私にはない。すぐさま出かけることにした。ランチとはいってもこの年代になると、何といっても“蕎麦”である。※「志の家」の店の前です。とてもマンションの一角とは思えません。雰囲気ありますねぇ。というこ...札幌麺紀行143志の家

  • ご冥福をお祈りします 高石ともやさんの訃報に接して…

    本日のYahooニュースで高石ともやさんが膵がんで亡くなられたことを知った。享年82歳だったという。高石ともやさんは、私にとって唯一ファンとシンガーという垣根をちょっとだけ越えて微かにではあるが交友させていただいた方である。高石さんのご冥福をお祈りしながら、高石さんとの思い出の日々を振り返ってみたい。私と高石の最初の出会いは、私が大学2年生の時に彼がギター一本で広い体育館のステージでワンマンライブを行ったのを聴いたのが初めてだった。その時私が20歳だから、彼は25歳、デビュー間もない時期だったと思われる。途中休憩も取らずに2時間歌い切ったことを鮮明に記憶している。そして私は道東地方(網走管内、現在はオホーツク管内と称している)の一教師として勤務していた。当時の網走管内には高石ともやファンが多数いたようだ。...ご冥福をお祈りします高石ともやさんの訃報に接して…

  • 再度大腸がんについて学ぶ

    大腸がんの罹患率は今や最も高く、死亡率も肺がんに続いて多いという。しかし、早期発見により死亡に至らずに済むこともあるという。早期発見、そしてその治療方法の進歩を聴いた。大腸がんに関しては、5月、6月にも関連のお話を伺っていたが、今回もまた大腸がんに関する講座を受講する機会を得た。昨日、直木賞作家の河崎秋子さんの講演を聴いたその足で、札幌市医師会館で開催された「家庭医学講座」を受講した。この講座は今回で実に328回目だという。今回のテーマと講師は…、◆「体に優しい大腸がん外科治療」と題して札幌厚生病院副院長の本間重紀氏◆「もう大腸がんは怖くない」と題して斗南病院消化器センター長の住吉徹哉氏が担当された。お二人のお話はほぼ同じような内容だと私は受け止めたので、お二人のお話をまとめた形でレポすることにする。大腸...再度大腸がんについて学ぶ

  • 河崎秋子 歯を食いしばって書く

    河崎さんは、主催者の北海道歯科医師会へのリップサービスとして「歯を食いしばって書く」という演題を決めたのか?と思ったのだが…。さにあらず、講演の内容も河崎さんの歯にかかわる話に終始され、河崎さん独特のあの骨っぽい文章を産み出す深淵を垣間見ることができなかったのは少し残念だったが…。本日午前、札幌パークホテルにおいて北海道歯科医師会が主催する「道民公開講座」が開催され、「ともぐい」で昨年下半期の直木賞を受賞した河崎秋子さんが講演すると知って馳せ参じた。河崎さんは「歯を食いしばって文章を書く」と題して講演された。リード文で記したように、題名はあくまで主催者に対するリップサービスなのだろう、と思いながら河崎さんのお話を聴き入ったのだが…。お話は河崎さんの幼少の頃からの歯にまつわるお話に終始された内容だった。河崎...河崎秋子歯を食いしばって書く

  • さっぽろラウンドウォーク 事前踏査 セクション8

    悪戦苦闘の18キロだった。汗が出るのを嫌って、このところ歩くことが極端に少なくなっていたツケが露呈してしまった…。それでもなんとか所期の目的を果たして帰宅することができた。朝起きた時、空は雲に覆われていた。開け放った窓からは涼しい風が吹き込んできていた。「これはチャンス!」と懸案だったラウンドウォークの事前踏査をすることを決めた。(スケジュールは入っていたのだが、キャンセルすることにした)地下鉄とJRを乗り継ぎ、JR「上野幌駅」をスタートしたのは午前10時だった。※スタート地点の「上野幌」駅です。乗降場は駅舎の屋根より上にあります。※JR千歳線を潜って進みます。早速試練が待っていた。JR千歳線、自転車道のエルフインロードの跨線橋を潜ると、周りに住宅のない森に導かれた。この森の中が小さな山坂が広がり複雑だっ...さっぽろラウンドウォーク事前踏査セクション8

  • 平和について考えた

    若い人たちの瑞々しい感性に触れることのできたひと時だった。「終戦記念日」の今日、札幌市が主催する「平和のつどい」に参加して、平和ボケしている我が頭をリフレッシュすることができた。本日午後、札幌駅前通地下歩行空間で開催された札幌市平和都市宣言普及啓発イベント「平和のつどい」に参加した。参加した動機はオープニングイベントの弦楽四重奏団「クァルテット・ポッポ」の演奏を聴くのが目的だったのだが、せっかくだったので全日程に参加することにした。日程は次のようになっていた。□オープニング弦楽四重奏団「クァルテット・ポッポ」ミニコンサート□令和6年度「平和へのメッセージ」優秀賞受賞者表彰□令和6年度「平和へのメッセージ」ミュンヘン賞紹介□派遣報告平和訪問団による長崎県への派遣報告□講和長崎県の被爆体験伝承者による講和□合...平和について考えた

  • 住宅に潜む火災の危険とは?

    誰もが自分は火災などには遭わないと思っているだろうが、そこには意外な盲点があると講師は云う。人が一生において住宅火災に遭う確率は1万人のうち約2.9人だという。その2.9人の一人とならないよう留意点を聴いた。昨日、私が所属する「めだかの学校」の「賢いシニア生活のために」の講座5として、札幌市中央消防署の防火推進係長の大森一貴氏をお招きして「ご存じですか?住宅に潜む火災危険と対策」と題しての講義を拝聴した。※講義をされる札幌消防署の大森防火推進係長です。大森氏はまず、リード文でも触れたように人が住宅火災に遭遇する確率を表記のような提示した。そしてその2.9/10,000の当事者とならないためには、普段の生活から留意しなければならない点を生活の場面別に留意点を提示してくれた。それを列挙してみる。《場面1コンロ...住宅に潜む火災の危険とは?

  • マリンバの音に魅せられて…

    私はマリンバの音がことのほか気に入っている。あのマレットから生み出されるトレモロの音を聴いているとなんとも心が和まされる。マリンバの音に癒された2時間だった…。昨日(8月12日)午後、札幌市民交流プラザクリエイティブスタジオで開催された日本マリンバ協会札幌支部が開催した「第39回マリンバ発表会」に足を運んだ。発表会は会員の演奏、友情出演の演奏、併せて21組の方々、さらに開幕演奏、閉幕演奏、そして札幌支部顧問の方の特別演奏があり、下は小学校5年生から上は明らかに70歳を迎超えている思われる方まで合計24組の方々が演奏を披露した。※出演者中最年少の小学校5年生の演奏です。※写真撮影がNGではなかったので、何組か撮らせてもらいました。演奏された曲目は様々だった。「道化師のギャロップ」、「チャルダッシュ」、「くま...マリンバの音に魅せられて…

  • 実力者の集団?札幌室内管弦楽団

    意外!といっては失礼かもしれないが、意外な実力者の集団の演奏を聴いた思いだった。今回はサマーコンサートと銘打っていたこともあってだろうか?セミクラッシックの選曲が多かったように思われたが、札幌室内管弦楽団の質の高さを感得させてくれたコンサートだった。昨日午後、白石区民センターにおいて札幌室内管弦楽団の「サマーコンサート2024」に参加した。参加した動機は、この日特に予定もなかったことから、無料という響きに引き寄せられ指揮者の松本寛之氏に連絡を入れてチケットを入手し、それほど期待もなく白石区民センターに向かったのだった。プログラムに記載されていたプロフィールによると、札幌室内管弦楽団は特に母体はなく、演奏者たちは日ごろ別々の活動をしながら、演奏会の時だけ集まってコンサートを実施している団体だという。この日ス...実力者の集団?札幌室内管弦楽団

  • 移植医療、がん治療の現在、そして未来

    医療の世界の日進月歩は著しいとはよく聞くことである。特にガン治療の世界は目覚ましい進歩が伝えられている。特に移植医療、がん治療の世界はそのことが顕著だという。そうした医療の現在地を聴いた。昨日(8月10日)午後、北大クラーク会館において北大第二外科講座100周年記念の公開講座に参加してみた。年齢のせいだろうか?振り返ってみると、昨年ころからこうした医療講座に参加することが多くなっていることに気が付く。やはり知らず知らずのうちに己の身体の老化を意識しているということだろう。さて、今回の講座であるが三つの講演と座談会から成っていた。その内容を記すと…、《第1部移植医療、がん治療・未来の外科医教育》◇「肺がん手術の未来と北海道で待望の肺移植に向けて」加藤達哉◇「最新、消化器難治がん治療:手術と他治療の合わせ技」...移植医療、がん治療の現在、そして未来

  • 道立文学館 降矢なな原画展

    私にとって絵本の世界などとんと無縁である。絵本作家:降矢(ふるや)ななさんは日本はおろか、世界でも活躍している絵本作家らしい。そんな降矢さんの絵の世界をひと時楽しませてもらった。本日午前、北海道立文学館で開催されている「降矢なな原画展」に足を運んだ。足を運んだ動機は、昨日の「水木しげるの百鬼夜行展」と同様、ある方から鑑賞券を譲り受けたからだった。譲り受けたからには鑑賞するのが礼儀である。※降矢ななさんのデビュー作「めっきらもっきらどおんどん」の表紙です。※デビュー作ではこのような色彩鮮やかな絵が目立ちました。私は特別展の会場に入ると、まず降矢ななさんなる絵本作家がどのような方なのかを知る必要があったので、彼女の年譜を参照した。降矢さんは母親が絵画教室を開いていたことから幼少の頃から絵には親しんでいたようだ...道立文学館降矢なな原画展

  • 水木しげる 百鬼夜行展

    「ゲゲゲの鬼太郎」などの妖怪漫画で一世を風靡した水木しげるは、漫画家である前に妖怪研究家として非常に深く妖怪について探索を続けた方だったと知ることができた展覧会だった…。本日午前、札幌芸術の森美術館で開催中の「水木しげる百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」を観覧した。私はこうした展覧会の類については、美術などへの造詣が浅く、さらには水木しげるの漫画についてもほとんど読んだことがなかったことから、この展覧会についてもそれほど興味をもっているわけではなかった。ところが、ある知人から展覧会の招待券を譲っていただいた。譲っていただいたからには観覧しなければ失礼である。そこで遅まきながら本日美術館に駆け付けたというわけである。私は水木しげるの作品そのものには上述したように大して興味は持てなかったのだが、水木...水木しげる百鬼夜行展

  • 「まなびカフェ」 in 北見(第2講)

    昨日、道民カレッジ「まなびカフェ」in北見の2度目の講座を担当した。今回は受講者に「俳句づくり」挑戦していただいた。参加された皆さんは、それぞれ傑作をものにしてくれた。私はそれらを句集としてまとめることを約束した。昨日(8月12日)、午前中に北見に移動し、午後から道民カレッジ「まなびカフェ」で受講者と過ごし、北見市に宿泊後、本日午後帰宅した。北見市での講座は7月12日に続いて今回が2度目だった。事務局と相談し、今回は受講者の皆さんに「俳句づくり」に挑戦してもらうことにした。※「まなびカフェ」の会場の北見市芸術文化ホールの建物です。私は早速指導案を作成し、それをもとに受講者が講義内容を理解しやすいようにパワーポイントを作成し、講座に臨んだ。講座の流れは次のとおりである。まず「俳句づくり」の参考書に出ていた次...「まなびカフェ」in北見(第2講)

  • Hitaruでオーケストラ!~2024夏~

    指揮者の水戸博之さんが演奏する曲目をひとつひとつ解説を加えながらの演奏会は、私のようにクラシック初心者には聴きどころを理解しながら聴くことができ楽しめた演奏会だった。昨夜(8月6日)、札幌文化芸術劇場hitaruにおいて、札幌交響楽団による「Hitaruでオーケストラ!~2024夏~」を楽しんだ。指揮者は江別市出身でまだ36歳と若い水戸博之さんだった。演奏された曲目はいずれもが比較的耳に馴染みのある小品が次々と演奏された。その曲目は…□ヨハン・シュトラウス/「トムとジェリー星空の音楽界」より「こうもり」序曲□アラン・メンケン/「美女と野獣」メドレー~プロローグ、ベル、ビー・アワ・ゲスト、ガストン、美女と野獣~□チャイコフスキー/花のワルツ□モンティ/チャルダッシュ□ボロディン/だったん人の踊り□マスカーニ...Hitaruでオーケストラ!~2024夏~

  • なんとか見られるようになったかな?

    マンション周囲の街路樹枡花壇に栽培しているインパチェンスの育ちが良くなかったのだが、懸命に世話を続けたことが功を奏したのだろうか?ここにきてなんとか見られるようになったかな?という状況となりホッとしている。近代美術館前歩道の清掃活動に取り組んでいる「近美を愛するブリリアの会」の活動の延長線上の活動として、マンション周囲の街路樹枡花壇の整美活動にも取り組んでいる。これまでいろいろな花種の栽培に取り組んできたが、昨年初めてインパチェンスの栽培に取り組んだところ、インパチェンスの花がこんもりと盛り上がり素晴らしい出来となった。※この2枚は昨年のインパチェンスです。昨年に引き続き「今年も!」と考えたのだが、調べると「インパチェンスは連作に向かない」と分かりガクッときた。しかし、あきらめきれない私は市の緑のセンター...なんとか見られるようになったかな?

  • 共生社会シンポジウム in 札幌

    共生社会を目ざす社会の動きは今や世界の流れである。障害がある人も、ない人も共に心豊かに生きていける社会が求められている。共生社会を目ざして札幌の街も変わろうとしている実状を聴いた。昨日午後、札幌グランドホテルにおいて札幌市などでつくる「共生社会ホストタウン連絡協議会」の主催による「共生社会バリアフリーシンポジウムin札幌」に参加した。シンポジウムは、①オープニングステージ、②基調講演、③自治体からの取組報告(札幌市)、④パネルディスカッション、⑤国土交通省からの報告、と盛りだくさんの内容だった。私は当初全日程に参加するつもりでいたのだが、半袖でのシャツで参加したため会場の冷房が効き過ぎて、それに耐えられず④、⑤には参加せずに退出してしまった。したがって、①~③まで参加できた部分についてレポしたい。オープニ...共生社会シンポジウムin札幌

  • 札幌市豊平館講座「北海道ってどんなとこ?」

    本州各地からの移住者たちによって発展してきた北海道は、その風習にも本州各地の影響が色濃く残っているところがある。日本各地の風習を研究している講師から、北海道内の季節の行事からその影響の濃淡を学んだ。昨日夕刻、札幌市豊平館において講座「北海道ってどんなとこ?~季節の行事をふりかえりつつ~」題して、元北海道博物館学芸員の池田貴夫氏の講義を拝聴した。池田氏は通常の講義とは異なり、面白い手法を用いた。それは10年前に岐阜県から届いた中学生からのアンケート調査を私たちに答えてもらう形で進められた。そのアンケート調査とは、中学生の夏休みの自由研究のアンケート調査だったようだ。そのアンケートの内容は地域行事に関する内容だった。例えば、それは次のような質問からなっていた。1.正月についてお聞きします。①雑煮の形は何ですか...札幌市豊平館講座「北海道ってどんなとこ?」

  • 札幌市資料館講座「薄野遊郭顛末記」

    札幌の初期の発展を陰で支えた(?)「薄野遊郭」のお話を聴くという貴重な機会を得た。ある意味でそれは札幌の裏面史なのかもしれないが、なかなかこの種の話は聴くことのできないだけに貴重な機会となった。7月31日(水)午後、札幌市資料館講座の一環として「薄野遊郭顛末記」と題して民衆史研究家として活動する石川圭子さんが講師を務める講座を聴くことができた。資料館講座はいつも大変人気が高く、受講を申し込んでも抽選を通らないと参加できないという狭き関門なのである。今回は運良く参加することができた。「薄野遊郭」は、第2代の開拓判官(後に開拓大判官)だった岩井通俊が、札幌開拓を担った土木作業員や開拓に携わる男たちの士気を高めるために遊郭を設置した、ということは以前から聞いていた話だったが、詳しいことは未知だった。「薄野遊郭」...札幌市資料館講座「薄野遊郭顛末記」

  • 道民カレッジ「まなびカフェ」顛末記

    人を前にして“授業をする”をするのは何年ぶりだろうか?この度、北見市と帯広市に出向いて2時間の授業をさせていただいた。しかも対象は子どもではなく、大の大人である。緊張しながら務めを果たさせていただいた。すでに拙ブログでレポしたように7月17日に北見市で、昨日帯広市で道民カレッジの「まなびカフェ」の講師を務めさせていただいた。「まなびカフェ」のねらいについて詳細を紹介するのはいろいろ支障があるようなので、募集リーフレットの文言を転写すると「道民カレッジでは気軽に行けて、暮らしが少し便利になる学びがあって、学び方は一人ひとりのペースを大切にされる誰かや何かに出会えるかもしれない。そんな、あたたかみのあるカフェのような学びのスペースをあなたのまちで開催します!」と謳って開催されたものである。※今回の「まなびカフ...道民カレッジ「まなびカフェ」顛末記

  • 道民カレッジ「学びカフェ」 in 帯広

    過日の北見に続いて、本日は帯広において「学びカフェ」の講師を務めてきた。僅か45分間の授業だったが、8名の受講生と有意義な時間を過ごすことができ、身体は疲れたが充実した思いで帰宅することができた。※授業をする様子を担当者に撮ってもらいました。本日朝、7時15分に家を発って、先ほど20時45分に家に帰り着いた。7月17日に北見市で講師を務めたのに続いて、本日2度目の講師を帯広市で行ってきた。内容的には北見市と同じ内容だったが、2度目とあって少しは落ち着いてできたかな?と振り返っている。とはいっても、本日ここで詳しく振り返るには身体が疲れすぎている。明日、その詳細について振り返ることができればと思っている。とりあえず今はホッとして眠りに就こうと思う。道民カレッジ「学びカフェ」in帯広

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