それは“熟練の音”と称して良いだろう。けっして若くはない奏者たちだったが、紡ぎ出す音には熟練の味を感じさせてくれるものだった。チェンバロ・ソロの三浦眞奈さんの演奏も聴かせてくれた。6月2日(日)、午後札幌芸術劇場クリエイティブスタジオにおいて「宮の森アルテ・ムジクス」の「第13回アーベントムジーク」が開催され、友人たちと一緒に鑑賞した。アルテ・ムジクスとか、アーベントムジークなど聞き慣れない単語が並べられていたために友人たちと話題となった。調べてみると、イタリア語のようで「アルテ・ムジクス」とは、「アルテ」とは元々は団体とか、仲間という意味だったものが、中世以降はそれに芸術という意味も含まれるようになったようである。「ムジクス」は研究家といった意味があるようだ。したがって「アルテ・ムジクス」とは(バロック...熟練の音宮の森アルテ・ムジクス