オリジナルファンタジー小説を書いています☆
「契約」自分の意思とは関係なく人間以外のものとある条件で契約してしまった男の話を連載しています。
光に近づくにつれ、外の匂いがした。 血と香の匂いに慣れた鼻には、とてもすがすがしく、安心する匂いだった。木と、草の匂い。 穴を出ると、落ちたところと似たよう…
ジョセフが叫ぶと辺りが一瞬止まったかのように静かになり、次の瞬間空気が破裂した。 ジョセフを中心に半径10メールほどの床にはほこり一つ残っていなかった。 立…
気がついたらベッドの上だった。 白いシーツに白い布団。 清潔そのものだった。 ジョセフは久しぶりに良いベッドで寝られたと少し嬉しくなった。 あれは夢だったの…
冷たい大理石の床が男の顔にぶつかった。 もちろんそんなことがあるはずはなく、男が床にぶつかったのだが、 男は自分がぶつかったとは思いたくなかった。 方向感覚…
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