年上の女性に恋をした高校生の甘く切ない物語。
僕は、砂浜に腰を下ろし空を見上げた。 闇の中に、波の音が聞こえてくる。 波の音は、僕を海の中に誘うように聞こえてくる。 小学5年生だった、僕は、波の音を聞きながら、昔、母親に聞いた話を思い出す。 『夜空に浮かぶ星の一つ一つが死んだ人の魂』なのだと。 『死んだ人の魂が、空に浮かび、夜、みんなが安心して眠れるように、僕たちを見守ってくれている』のだと。
2020年12月
少年の頃に負った心の傷を抱えながら、大人に成長をする切なさを描き、幸せや、愛とは何かを問いかけます。
2020年12月
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