生後100日で両親に連れられ、祖国ベトナムを脱出した私の生い立ちについてつづっていきます。
現在２児の母です。育児の合間なので頻繁に更新できませんが、よろしくお願いします。過去に私が取材したときに撮影した動画も配信します。
「あのとき、救助してよかった。もし救助してなかったら、ずっと心の中に罪悪感が残っていたと思う」安富さんはそう言ってくれた。安富さんは当時若干34歳で弟58清豊…
「あのとき、日本の船に助けてもらわなかったら、私たちは死んでいたんだよ」子どもの頃、母は何度もそういった。日本人が助けてくれたのか——命の恩人か。私は、大学を…
海に浮かぶオレンジ色の浮き球を見つけて難民たちは、どこかの船がいずれ魚を回収しにくるのではないかと考えた。そして、自分たちの船に、浮き球を繋いでいたロープをく…
救助してもらえるかもしれないと大きな船に近づくと、それはソ連船籍のタンカーだった。ソ連はいうなれば、北ベトナム（新政府)の味方だった。ベトナムに突き返されるか…
76人を乗せた船は、かなりのボロ船で、穴は空いていたし、よく故障することで有名だったらしい。人数も、30名程度を予想していたのに、76名も集まってしまった。追…
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