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毎日が美びっとカルチャー https://blog.goo.ne.jp/ag-maeda

熟メン茶々丸のアート、シネマ、音楽、スポーツのカルチャー談義

1959年愛知県生。印象派から現代美術までこなすアート通にして、ローリングストーンズとマービンゲイを愛するロック&ソウルマニア。映画と音楽を愛し、ジャンル、国境を問わず鑑賞。B級グルメ通、スポーツ通。地元を愛するドラ&グランパスファン。中途半端なちょい悪オヤジを嫌い、白洲次郎を信望する頑固でお茶目なオヤジです。

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江南市
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江南市
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2009/09/25

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  • 映画 侍タイムスリッパー:シンプルな笑い話が心地よい

    本日の映画レビューは、自主映画から異例のロングラン公開中の「侍タイムスリッパー」です。映画館で映画を観る人が減ってきている昨今。洋画全盛から日本映画中心の時代となったとは言え、ほとんどの作品が若者向け恋愛映画にアニメが人気です。そんな時代に牙を向いているのが、時折上映される時代劇ですが、過去のチャンバラ活劇と違ってシリアスなドラマ仕立てが多いように思います。そんな時代に逆行するがごとく生まれた本作。自主映画ながら、東映京都撮影所の粋な計らいで実現した作品です。物語は、長州藩士を打とうとした会津藩主の侍が刃を交えた瞬間、落雷に合い京都太秦撮影所にタイムスリップ。斬られ役として生計を立てようと悪戦苦闘するもの。大役を得るまでに成長した彼に思わぬ展開が待ち受けます。キャストも時代劇にふさわしい面々で、主人公の会...映画侍タイムスリッパー:シンプルな笑い話が心地よい

  • 2月美術展レビュー:円空大賞展・加藤孝造展・中谷ミユキ展

    今回は、2月に鑑賞した展覧会3件のレビューをお届けします。先ずは岐阜県美術展で3月6日まで開催中の「円空大賞展」を。円空大賞展は、岐阜県ゆかりの円空の独創性と慈愛に注目し、幅広い芸術分野の著名人などの推薦を経て選出される展覧会で、今回が12回目となり円空大賞1名、円空賞4名が選出されました。今回の展覧会は布と映像を用いた女性作家、マレーシアのイー・イランが大賞を受賞。土着性の高い色彩豊かな作品が印象的でした。円空賞の坂茂は段ボールなどの再生品を住宅にした建築のパネル写真でで紹介され紙の可能性を感じる展示でした。鴨池朋子は、刺繍された布による郷愁漂う作品が、どこか懐かしくまた造形物が自然と同化するように思えます。陶芸作品が並べられた吉田善彦は並べれた陶器に土の香りを感じ、こうした展示から陶芸の新たな可能性を...2月美術展レビュー:円空大賞展・加藤孝造展・中谷ミユキ展

  • パウル・クレー展 愛知県美術館

    現在、愛知県美術館で「パウル・クレー展創造をめぐる星座」が開催中です。1879年音楽一家の子としてスイスで生まれたパウル・クレー。画家になるべくドイツに・ミュンヘンに移り、カンディンスキーらの青騎士会に参加、後にバウハウスの教官となり第二次大戦下ではナチス政権の退廃芸術展の中心人物とされ迫害を受けた画家。しかしながら、クレーの芸術に対し、あまり知識がない美術ファンも多いかと思います。僕自身も親交のあったカンディンスキーと同じく、抽象画のイメージが強く作品に対する印象も薄かったのですが、今回の展覧会でその印象は一気に覆ることとなりました。その作品は多岐にわたり、写実的な表現から、音楽一家で育ったルーツを感じるメロディあすな表現。ピカソやブラックなどのキュビスムをクレーらしい色彩とキューブで表現した作品、さら...パウル・クレー展愛知県美術館

  • 映画 Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり:心打つ衝撃のラスト

    今回の映画レビューは、マレーシアと台湾で空前のヒットを記録し、スラム街で暮らす兄弟の絆を描いた「ブラザー富都のふたり」です。たまたまNHKの映画紹介で知った本作。台湾の金場奨や海外の映画祭でも数々の賞を取り、マレーシア、台湾で100万人の動員の大ヒットなり、今回オスカーの国際長編映画マレーシア代表作品(残念ながらノミネートされず)に選ばれています。現代は富都兄弟。マレーシアのスラム街で暮らす不法移民の兄と身分証明書のない弟。兄は警察から逃れながら真面目に働く聾者で弟は裏社会と繋がり、その日暮らしの生活をする正反対の兄弟ですが、心の奥底で固い絆を感じます。そんな中で二人の絆を揺るがす事件が発生します。事件のカギを握るのは弟の元に届けられた出生証明書。事件を境に兄弟の過去が少しずつ明らかになり、事件の真相も二...映画Brotherブラザー富都(プドゥ)のふたり:心打つ衝撃のラスト

  • 映画 バグダッド・カフェ 4Kレストア:蘇る希望の架け橋

    ※写真よりも美しい映像で蘇ってます。今回の映画レビューは、公開から35年。4Kでスクリーンで蘇ったロードムービーの傑作「バグダッド・カフェ」です。ミニシアターの火付け役として知られ、リバイバル上映やDVDでの鑑賞でファンの多い名作バグダッド・カフェ。僕もずいぶん前にDVDで鑑賞してたのですが、すっかり記憶の片隅に追いやられてました。そんな矢先のタイミングで鑑賞できたのが4Kでレストアされ未公開部分も含めた本作です。舞台はアメリカ西部の砂漠地帯に佇む寂れたカフェに場違いのドイツ人旅行者が訪れます。彼女の名はヤスミン(ジャスミン)夫婦喧嘩の末に置き去りにされた彼女の登場でカフェは活気付いていきます。常に家族の行動や態度に不機嫌な女主人ブレンダ。やる気のない従業員、ボーイハントで遊びほうけている娘に幼い子を抱え...映画バグダッド・カフェ4Kレストア:蘇る希望の架け橋

  • 映画 アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方:世界を呑み込むビジネスマン

    今回の映画レビューは、アメリカ大統領になったトランプのルーツ的映画「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」です。再び大統領となったドナルド・トランプ。今トランプ大統領の一挙手一投足に注目が集まっています。巨大な権力を持つアメリカ大統領の中でも類まれな存在であることは誰もが認めるところでしょう。それは、これほどまでに予測不能な大統領はいなかったと思います。そして、今回の映画は大統領就任を予測するように作られ、公開された事実に、本人は当然ながら批判してますが、アメリカの懐の深さを感じます。物語は、人種差別により政府から訴えられ不動産業を営む父の会社が倒産の危機にさらされる二十代のトランプからスタートします。父から受け継いだ仕事をまじめにこなすトランプに高級クラブの会員である悪名高い辣腕弁護士、ロイ・コー...映画アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方:世界を呑み込むビジネスマン

  • 映画 トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦:復活の香港カンフーアクション

    本日のシネマレビューは、香港歴代ナンバー1ヒット、アカデミー賞国際長編映画賞香港代表の「トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦」です。かつてカンフーアクションや香港ノワールで栄華を極めた香港アクション。ジャキー・チェンをはじめ国際的に活躍する時代がありました。今やアクション作品も減り、日本でも上映館が少なくなる中で今密かに注目を集めているのが本作です。しかも舞台が、かつて香港象徴の存在だった九龍城砦ですから、香港アクションファンなら見逃せない作品です。物語は香港に密入国してきた若者チャン・ログワンが黒社会の掟に逆らったことで組織に追われ、九龍城砦に逃げ込みます。そこには訳ありの住人たちに城砦を仕切るボスと訳ありの住人達。彼らと絆を深め同世代の仲間もでき平穏な日々を過ごすなか、中国返還に絡む城砦取り壊しの...映画トワイライト・ウォリアーズ決戦!九龍城砦:復活の香港カンフーアクション

  • 布施知子ORIGAMI紙の鼓動 ヤマザキマザック美術館

    今回の美術展レビューは、ヤマザキマザック美術館で開催中の「布施知子ORIGAMI紙の鼓動」です。日本の伝統的な遊びとして誰もが慣れ親しんだ折り紙。幼少の頃に日本人なら一度は鶴を折った経験があると思います。そんな身近な折り紙の世界を芸術の分野に進化させたユニット折り紙の女王が布施知子氏です。今回の展覧会では近年制作している数多くの作品の中から、「ユニット折り」をはじめ、「スパイラルらせん折り」、「平折り」、「無限折り」、「ノット(結び目)による造形」など、多種多様な折り方によって無限の形と美しさを見せる折り紙の数々が展示されています。先ず会場入り口から白い折り紙の枯山水の紙の庭がお迎え、ガラスケースには一枚の紙を巧みに折りながら作られた立体作品の数々が展示され、美術館が誇るアールヌーボ期の調度品の床を赤や金...布施知子ORIGAMI紙の鼓動ヤマザキマザック美術館

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