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エリー専門結婚相談所ウィッシュ横浜 成婚物語 https://wish-yokohama.jugem.jp

結婚相談所ウィッシュ横浜で、実際のご成婚カップルに取材をして生まれた、事実に基づいた成婚物語。

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2009/09/08

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  • 安らぎという幸福 Vol.12~最終回~

     “家にいて、言うチャンスなんてあるのかな”一瞬、不安がよぎったが、それは彼を信じることに決めた。7階建てのこぢんまりとしたマンションの5階の角部屋に、彼は住んでいた。今まで2回、家には遊びに行っていたが、近くのスーパーに食材を買

  • 安らぎという幸福 Vol.11

     彼とは、家の近くの神社にお参りに行った。“今年こそ、本当の幸せを手に入れられますように”手を合わせ、そう心の中でつぶやいた。彼は何をお願いしているのかはわからないけれど、こうしてふたりで初詣に来られることが、素直に嬉しかった。お

  • 安らぎという幸福 Vol.10

     ピアノの発表会当日、両親も来ていたので、必然的に彼も紹介することになった。結婚を待ちわびている両親は、とても機嫌が良く、今までみたこともないような嬉しそうな笑顔で彼に接していた。終了後、両親は先に帰り、彼とふたりで食事に行くこと

  • 安らぎという幸福 Vol.9

    究極なマイナス思考に襲われたまま、1日中トラブル処理に追われ、家についたのは夜中の12時を回っていた。服のままベッドに横になって携帯を見ると、彼からのメールが2通来ている。21時57分『仕事終わった? 寒いから、風邪引かないように暖かくしな

  • 安らぎという幸福 Vol.8

     「私、ピアノ習っているんです」レミから話を切り出した。「へぇー、すごいなぁ。ピアノ弾ける人、尊敬するよ」「今度、発表会やるんですよ」「発表会って、すごい緊張しそうだよね。僕はムリだな〜。そういえば、僕も小学校の時、じつはピアノを

  • 安らぎという幸福 Vol.7

     その映画は太宰治の“ヴィヨンの妻”だった。遊び人の主人を、その妻が何も言わずに支え続けるという夫婦愛を描いたストーリーだ。古い日本の女性は、自分の主張も出来ず、なんて悲しい存在だったのだろうか。奥ゆかしさや、いじらしさ、という美

  • 安らぎという幸福 Vol.6

    日曜日の有楽町は、思った以上に人で溢れている。待ち合わせの15時より20分くらい早く着いたレミは、お茶をしようか迷ったが、ブラブラと歩いてみることにした。この日のために、丸井で買った紺のワンピースにベージュのストールが、秋のこの街にピッタリ

  • 安らぎという幸福 Vol.5

    午後三時。銀座のカフェでレミの前に現れた男性は、優しそうだけれど特に特徴のない風貌だ。あえて、しゃべらない人、という条件で半沢さんが選んだというだけあって、確かに無口だ。コーヒーをひと口のんで、あたりをくるっと見回し、また一口飲んで、黙って

  • 安らぎという幸福Vol.4

    場所は、修学旅行に行って以来お気に入りの京都に決めた。レミはひとり旅が好きで、迷うことがあったり落ち込んだときは、大きなリュックを背負ってふらっと旅に出る。初めて見る風景、その土地の匂い、新しい出会い。非日常の空間に溶け込むことで、普段の悩

  • 安らぎという幸福 Vol.3

    次の日、ドキドキして担当カウンセラーの半沢さんからの電話に出る。その結果はNOだった。断られたのだ。目の前が真っ暗になった。

  • 安らぎという幸福 Vol.2

    お見合いをしようと決意したのは、それから数日後だった。突発的に、と言うわけではない。以前、付き合っていた彼とうまくいかなくなったときから考えてはいたのだ。三十三歳という年齢を考えても

  • 安らぎという幸福 Vol.1

    雨音がだんだん強くなってきた。カフェの窓の外を見ると、勢いよく流れ落ちる水滴を通して、傘を持ち早足で歩く人たちがぼんやりと見える。今年の梅雨は、例年よりも雨量が多い。誰もがうっとうしそうな顔をしているけれど、実はレミは雨がそんなに嫌いじゃな

  • メールを待ち続けてVol.17

     「それじゃ、さようなら。」そう一言、いうのが精一杯で彼の顔を見つめた。(笑わなくちゃ。)そして、力を振り絞って笑顔をつくる。車を出ようとしたその時、彼が腕をつかんだ。

  • メールを待ち続けて Vol.16

    さっそく、次の日の夜、カフェで待ち合わせをする。「どうしたの? こんな時間に。めずらしいね。」

  • メールを待ち続けてVol.15

     その日からは、メールが来ても形式どおりの返事しかできなかった。もう、別れてほかの人を探した方がいいんじゃないか。もっと、愛してくれる人を探すべきなんじゃないか・・・。

  • メールを待ち続けてVol.14

     もう、この時点で私の彼への気持ちは抑えきれないくらい沸き立っていた。この人と結婚したい。早く一緒になりたい。それなのに、肝心のプロポーズをなかなかしてこない。

  • メールを待ち続けてVol.13

    そして、あの思い切ったメールがよかったのか、二日に一回はメールをくれるようになった。そして、静岡や茨城など三週続けてデートにも成功した。でも、まだ距離が縮まらない気がする。よく考えたら、お互い敬語を使っているのだ。

  • メールを待ち続けてVol.12

    あのドライブデートから三日がたった。それなのにまた、メールも電話も来ない。何かいけないことをしたのだろうか。

  • メールを待ち続けてVol.11

     メールが来たのはあれから五日後だ。“会いましょうか”誘いのメール。嬉しいけれど心の中は複雑だ。だって、それまで一度も連絡がないって、信じられない。非常識というかなんというか、女の子を不安にさせるなんてどういうことだろう。

  • メールを待ち続けてVol.10

    次の週は、品川で映画デートをすることになった。あの日から、仕事中も眠る前も彼のことを思い出して、会うのを心待ちにしている。

  • メールを待ち続けてVol.9

    五月の皇居は、風と緑が清々しい。春の花の香りと夏手前のゆるやかな空気が混じって、都内とは思えない幻想的な雰囲気を作り出している。

  • メールを待ち続けてVol.8

    次の日のお昼頃、携帯の着信音が鳴った。カウンセラーの半沢さんだ。「もしもし、のぞみさん!」半沢さんの声が明るい。

  • メールを待ち続けてVol.7

    日曜日。ついにこの日が来た。久々に心が踊る。しかも今日は大安。いつもはそんなに信じないけれど、こういう時はちょっと得したような気分になる。いい事が起こりそうな予感を胸に、久々にスッキリと目覚めた。

  • メールを待ち続けてvol.6

    不思議と、この日をかわきりにお見合いの話が舞い込んできた。すでに、七人くらいと会っただろうか。正直言って、どの人も結婚を真剣に考えるまでには至らなかった。

  • メールを待ち続けてvol.5

    最初のお見合いは東京駅の喫茶店。五分早く着いて席に座る。まだ相手は来ていないようだ。ダージリンテイーのホットを頼んでしばらく待ってみる。でも、まだ現れる様子がない。時計を見ると、十五分が過ぎていた。すると、隣の席に一人男性がいる。「ウィッシ

  • メールを待ち続けてvol.4

    一週間後、担当カウンセラーの半沢さんという女性から、衝撃の報告を受ける。なんと、ひとりもお見合いに同意してくれなかったのだ。「ちょっと条件を落してみましょうか。」「やっぱり、私の条件だと高すぎたんでしょうか。」

  • メールを待ち続けてvol.3

    横浜駅を降りて、シェラトンホテル方面へ向かう。地図はサカサマにして見ても本当に、ニガテ。何社もの資料を取り寄せて、一番最初に見学しようと選んだのは「ウィッシュ横浜」という名前の相談所。「希望」という名前に、惹かれてなんとなく最初に選んだ。

  • メールを待ち続けて Vol.2

    比較的値段も手ごろで、流行のものが揃うブティックに入る。銀座も高級ブランド店は客足も少ないが、不況の煽りかこういう店はやっぱり繁盛している。マフラーを探しに来たのに、春物のワンピースに目が行く。パープルの小花がシフォンのたっぷりとした生地に

  • メールを待ち続けて vol.1

     「なんだ、駄作じゃない。」 映画館を出て、私は思わず声に出してつぶやいた。ロードショーなのにこれか。期待していた分だけ、時間とチケット代をソンした気分になる。話題になっていない単館映画に限って、じつは心を震わせるものだ

  • 運命のひと vol.8~最終回~

     出会って1カ月が過ぎ、すぐに新年を迎えることになった。4回目のデートは、初詣。ミワは、荘厳な気持ちで着物を着て出かけた。帯を締めると気持ちがしゃんと引き締まる。だから、ミワは特別なときは着物を着る。二人でとりでをくぐって数メート

  • 運命のひと vol.7

    それから毎日、夜は電話でお互いのことを話す。その時、ふたりは何度も「ありがとう」と言い合った。出会えたことに感謝するという意味で・・。彼は名古屋に住んでいるので、遠距離になるのは覚悟していた。でも、彼がふたたび横浜に来たのは、初デートから一

  • 運命のひと vol.6

     ホテルを出ると、空は真っ暗になり、渋谷の飲食店のネオンが輝いている。名古屋に住んでいる彼が、東京に出張に来たときに行くという、路地裏の和食料理屋に入ることになった。「一見地味だけど、味は美味いんです。」こぢんまりとした店内は、会

  • 運命のひと vol.5

    今、その人を前にして座っている。いわば、「憧れ」に近い相手が、目の前にいるのだ。そして、そこには明らかに何年かぶりの“ときめき”が存在している。気分が高揚し、胸の高まりをごまかすために、水をひと口飲んだ。それも、“ゴクン”という音が聞こえな

  • 運命のひと vol.4

     まず初めに、自分の基本情報や趣味、特技、そして理想のタイプや求める条件をプロフィール用紙に書き出した。育った環境が似ている、30〜35歳、女性の仕事の大変さを理解してくれる人…実際書いてみると結婚相手への希望だけでなく、自分の理

  • 運命のひと vol.3

     最近、テレビや雑誌、女子が集まる場ではどこでも耳にする「婚活」という言葉。世間でいえば、これから結婚相手を探そうとしているミワもその活動の中の一部になるのだろう。でも、コンカツ、と略すと軽い感じがして、なんだか抵抗がある。ミワの

  • 運命のひと vol.2

     あるとき、鏡に写った顔を見てドンと重い衝撃を受けた。食事が喉を通らない生活を続けていたせいでやせ細った頬、スキンケアにまで手を抜いていたからか、頬や口の周りが乾燥してくすんでいる。瞳には潤いもなく、30代に足を踏み入れる前の女性

  • 運命のひと vol.1

    もう秋が終わりを告げようとしている。街路樹の葉があと数枚で衣替えされるのだと、ミワは早足で歩きながら確認した。確かに頬を打つ風は、しんしんと冷たい。ただ、ミワの額はすこし汗ばんでいた。それは、あきらめよりも、なぜか高まる期待のほうが大きいか

  • 本ブログ紹介【WISH Marriage Story】について

    「WISH Marriage Story〜結婚物語〜」とは、マリッジクラブ・ウィッシュ横浜に入会して実際にご結婚された方に、プロのライターが直接取材をし、そのご成婚までの道のりを小説化したものです。「結婚相談所での活動って、どんなものなんだ

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