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印鑑の楽善堂店長 平澤 東のブログ https://blog.goo.ne.jp/rakuzendo

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る。

東京 八王子 印鑑文字工房 楽善堂の店長が印鑑や文字の魅力を語る。 楽善堂公式サイト http://rakuzendo.com/  楽善堂ネットショップ http://rakuzendo.shop21.makeshop.jp/

楽善堂
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2009/08/21

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  • ニューヨークからご来店のお客様

    ────八王子で印鑑を作り続けて125年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。先日、ニューヨークから日本に観光に見えて、当店にご来店のお客様がありました。お会いしてすぐは「中国語は話せないからどうしようか。」と思っていたら英語も話せるとのこと、私の方は片言の英語で接客しました。台湾ご出身で今はニューヨークに在住なさるご夫婦でした。ご来店のきっかけは当店の日本語版ホームページでした。GoogleChrome(グーグルクローム)に付いているホームページの翻訳機能を使って、当店の日本語版を英語版に変えてご覧になったようです。話しているうちにスマホを取り出して「このはんこが欲しい。」とおっしゃり、「どこか他店のページを出しているのかな。」と思ってよく見たら...ニューヨークからご来店のお客様

  • 縦書きゴム印、アポストロフィーの位置

    ────八王子で印鑑を作り続けて125年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。先日いただいたご注文で、縦書きのゴム印(ラバースタンプ)にアポストロフィーが入るものがありました。同じ文字内容で横版のご注文もありました。アポストロフィーは、中学の英語学習で習った懐かしい単語ですが、Tom’sbookにあるTomの右上の「’」のことです。新しく会社を起こした時に、同じ文字内容(社名、住所、電話など)をお客様から横版、縦版でいただくことは、ままあります。横版の内容を縦版に変える時は、数字:123⇒一二三階数表示:1F2F⇒1F2F(これを、このまま縦書き)Fとのバランスで漢字には変換しない。メールアドレス(あまり無いが):文末が下に来るようにして、そのまま...縦書きゴム印、アポストロフィーの位置

  • 同じ文字が3本の印鑑に入るご注文

    先月、一人のお客様から3本の印鑑のご注文をいただき、同じ文字が3本ともに入っていました。書体は3本とも行書体でした。詳しくは分かりませんが、私の勝手な想像では、3人の女の子さんが居て一緒にプレゼントなさる、こんな状況かと思いました。印影(印鑑の押し型)も個人情報なので、お客様にお納めした印影は開示できないので、このブログ専用に「美」の文字を入れた作品を作ってみました。お客様の仕事は「美」の文字ではありません。ご覧下さると幸いです。行書の場合、楷書に近く作るか、草書寄りに作るかで、文字の雰囲気を変えられます。▲楷書に近い作風の行書、「美」です。▲一般的な行書「美」です。▲草書に近く書いてみました。同じ文字が3本の印鑑に入るご注文

  • 43年使った道具にお別れ

    ────八王子で印鑑を作り続けて125年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。印鑑を彫る時に使う道具で、巻き皮という物があり43年間使ってきましたが、いよいよ年季が来て切れそうになりました。問屋にお願いしたらすぐに営業の人が持って来ました。価格は税別で1000円でした。普段取り寄せる印材とは違うので価格は完全に忘れていました。印材(印鑑の材料)は小さいものなので道具に挟んでから彫ります。2種類あり1.ハサミ木(円形の印鑑や正方形の角印の場合、一辺18ミリ以内の場合に使う)2.巻き竹(角印で一辺21ミリ以上、または円形でも直径21ミリ以上の場合に使う)通常の仕事では、1.ハサミ木でほとんどが対応可能です。時々、正方形の角印で一辺が21ミリ以上あると、...43年使った道具にお別れ

  • 辰(竜)をデザインした印鑑

    ────八王子で印鑑を作り続けて125年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今年は辰年です。辰(竜、たつ、りゅう)にちなんだ印鑑のご紹介をしたいと思いました。象牙の印材(印鑑の材料)の側面に、竜の彫刻があります。竜の顔は印材の上方を睨(にら)んでいます。口には五色の玉をくわえています。玉に色は付いていませんが、由来は『竹取物語』で、かぐや姫が大伴御行(おおとものみゆき)に「取って来たら結婚してあげる。」と言った玉です。この象牙印材の直径は15ミリあり、実印、またはやや大きめの銀行印にお薦めの大きさです。当店では、高級の印材に見合った印鑑ケースをお付けしています。この象牙印材には、ワニ...辰(竜)をデザインした印鑑

  • 1辺45ミリの角印を彫る ー 刻字でUSAを有恵須栄に漢字変換ー

    ────八王子で印鑑を作り続けて124年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。先月、1辺が45ミリある正方形の印鑑、角印の注文をいただきました。他に、1辺36ミリ、30ミリ、27ミリ、とありました。お客様は、全てアメリカからの方で3名様、空手の先生です。当店の近くに空手の道場があり、創立80周年の記念式典が八王子のホテルであり、そのために日本にお見えになりました。アメリカでは注文するお店を無いので、日本に来た機会にお見えになりました。1人のお客様は、アメリカ、ニューヨークで中国人のはんこ屋さんにお願いしたが、素材が石で重いので、「軽い木製にして下さい。」のご指定がありました。今まで、1辺が36ミリまでの角印は彫ったことがありましたが、45ミリは初め...1辺45ミリの角印を彫るー刻字でUSAを有恵須栄に漢字変換ー

  • 国宝『金印』展 山梨県立博物館

    ────八王子で印鑑を作り続けて124年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。今日、3月11日(土)から、『印章刻まれてきた歴史と文化』展が、山梨県立博物館で始まりました。目玉となる展示は、国宝の『金印』です。刻字は3行で「漢委奴國王(かんのわのなのこくおう)」。篆書体(てんしょたい)の白文(はくぶん・文字を残すのでなく文字だけを彫る)で彫ってあります。純金製で上部には蛇の形をした鈕(ちゅう、「つまみ」)があります。西暦57年、日本がまだ弥生時代と呼ばれていた頃、現在の福岡県春日市にあったとされる奴国(なこく)王の使節団が大陸の超大国『漢』に向かって出航、当時の漢の光武帝から、奴国(なこく)王に対して、与えられたとされています。今回、福岡市博物館に...国宝『金印』展山梨県立博物館

  • 背ワニ革の印鑑ケース

    ────八王子で印鑑を作り続けて124年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。先日、印鑑ケースで背ワニ革製(下段に写真)をご注文のお客様がありました。オーダーで一点物です。中に収納する印鑑が、太い、細いで2本あり、2カ所の収納くぼみが必要でした。この2本の印鑑よりも1本だけで大きな直径の印鑑が収納できる金枠を使って、メーカーに作ってもらいました。印鑑ケースにも外側の革により、ランクがありお安い方からだと、合成皮革、牛革、トカゲ革、腹ワニ革、背ワニ革となります。他にも印伝(鹿革)、オーストリッチ革などもあります。今回は、お客様から「背ワニ革を使って」とのご希望でした。同じ、背ワニ革でも、「縦取り」「横取り」とあり、ワニの革の部分でどの位置を取るか、で...背ワニ革の印鑑ケース

  • 黒肉と朱肉

    ────八王子で印鑑を作り続けて124年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。今日は黒肉(こくにく)をご紹介させていただきます。朱肉はもう皆さん、だれもがご存じですが、黒肉は聞いたこともないし、見たこともない、という方も多いと思います。江戸時代の古文書を博物館で見たことのある方は、ご記憶にあるかもしれません、当時の庶民は朱肉を使うことが許されていませんでした。公家や限られた武士たちだけが朱肉を使っていました。明治以降、だれでも朱肉を使うようになり、黒肉の需要は減っていきました。シャチハタのカタログが新しく出ました。2023-2024年用です。ここには黒肉の商品の記載はなく、補充用の黒インクのみが出ていました。電話でシャチハタ社に問い合わせたら、在庫...黒肉と朱肉

  • カート付きの新ホームページ

    ────八王子で印鑑を作り続けて123年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。めっきり寒くなりました。今日は当店の新ホームページのご紹介です。今までは広く取り扱い商品、全般の紹介のページでしたが、個人用の印鑑はカートからオーダーができるようにしました。「今更ですか?」とご批判をいただきそうですが、店主の考えとしては、ご来店目的のホームページにしておいて、ご来店なさったお客様と、対面でゆっくりお客様のご希望を伺い、その後に店主からご提案をして行きたい、そんな考えがありました。コロナ禍もあり、ご来店のお客様も減少傾向になりました。「お客様がご自宅に居ながら、店は対面販売と同じレベルの販売をしたい。」と思いました。カートでの販売方法の特徴は下記の点です。...カート付きの新ホームページ

  • 法務大臣の印鑑

    ────八王子で印鑑を作り続けて123年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。葉梨法務大臣が更迭されました。「死刑執行のはんこを押す時だけニュースになる地味な役職」の失言に対して、岸田首相が「軽率な発言だ。国民の信頼を損ねた。」と述べて更迭になりました。法相の不適切発言は他にも2点、あるようです。法務大臣の印鑑(紙に押捺された印影)は、どんなものなのでしょうか。円形でなく、1辺3センチの正方形です。私は16年間、保護司を務めさせていただき、退任の時に当時の上川法務大臣から感謝状をいただきました。感謝状の左下を確認したら、角印(正方形)でした。テレビでは「ハンコ」、新聞では「はんこ」という表記なので、視聴者は一般的な円形のシャチハタ印、または直径12...法務大臣の印鑑

  • 外務省、ほぼFAX廃止

    ────八王子で印鑑を作り続けて123年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。はんこの業界、甲府市にある問屋が出しているメールマガジンの記事に、「外務省がFAXを減らしている」という内容がありました。部分的に抜粋します。情報の出どころは、YAHOOJAPANニュースでした。外務省、“ほぼ”FAX廃止→原則メールに企業では意外と現役?外務省が、一部を除き、FAXの利用を原則廃止していたことが6月23日までに分かった。前行政・規制改革担当相で、自由民主党(自民党)の広報本部長を務める河野太郎衆議院議員のツイートで外務省のFAX廃止が話題となっており、外務省に確認したところ、事実関係を認めた。業務効率化や紙の使用量削減などが主な狙いだという。外務省が廃止...外務省、ほぼFAX廃止

  • 中国語文字のゴム印

    ────八王子で印鑑を作り続けて123年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。当店から歩いて1分くらいの場所に、中国人の方が経営する中華料理店があります。店名入りのゴム印(スタンプ)のご注文をいただきました。ブログの記事を書くにあたり、お客様のご了解をいただくことができました。店名は張亮麻辣燙(ちょうりょうまーらーたん)八王子店さんです。接客時に困ったのが最後の文字、上に湯、下に火が来る「燙」の字です。私にとって初めて見る漢字なので、ゴム印のメーカーにもないと思い、「湯の字にしてもよいですか?」と折衷案を提案しました。お客様が折れてくれたので、「湯」の字で発注、「もし可能ならば燙の文字で」と書き添えました。仕上がりは「燙」で作ってきました。ゴム印の...中国語文字のゴム印

  • 葛飾区からご来店のお客様

    ────八王子で印鑑を作り続けて123年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。今週は東京都葛飾区からご来店のお客様がありました。葛飾区は東京都の東側にある場所、当店、楽善堂は東京都でも西のはずれです。おそらく、電車で2時間弱はかかったと思います。昔の私のブログを見て「細字の篆書で作って下さい。」というご注文のためにお越しになりました。ありがたいことです。細字の篆書の作風は、実印、認印で戦前から昭和30年代頃までに多く使われたもので、現在は正方形の角印(会社の名前を彫る)に残る程度になりました。このお客様は篆書にご興味があり、ネットで篆書について調べてこられ、ご自分の苗字の1つの文字の篆書をプリントアウトしてお持ち込みになりました。篆書は文字によって...葛飾区からご来店のお客様

  • 館銘板(かんめいばん)の作成を受注

    ────八王子で印鑑を作り続けて123年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。先月、町会会館の入り口に設置する館銘板(かんめいばん)のご注文をいただきました。素材はシルバーのステンレス製、文字はドライエッチングで、特殊薬品加工により文字部分のみが少し深く彫られています。個人宅に取り付ける表札と違い、素材、大きさが違います。個人宅用の表札は、約20センチ×8センチですが、今回の館銘板は50センチ×15センチでした。館銘板には種類が多くあり、60センチ×30センチくらいのものもあります。制作の前に、表札のメーカーから文字校正をもらい、お客様に見ていただいて、OKをもらってから作りました。表札で大切なことは、文字の間違いのチェックは当たり前のことですが、...館銘板(かんめいばん)の作成を受注

  • NHK BS プレミアムで放映 美の壺「己を表す はんこ」

    ────八王子で印鑑を作り続けて123年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。NHKBSプレミアムの番組で、はんこについて、歴史から印材、詳しく紹介する番組があります。急ですが、下記の日時です。5月20日(金)午後7:30~8:00NHKBSプレミアム美の壺「己を表すはんこ」下記は予告編です。30秒ほどです。https://www.nhk.jp/p/tsubo/ts/3LWMJVY79P/episode/te/QNGZ1W2K17/八王子印鑑楽善堂のホームページhttp://rakuzendo.com楽善堂の印鑑リフォーム専用ページhttp://inkan-reform.com英語版のページ、外国人のお客様用ページhttp://www.name-stam...NHKBSプレミアムで放映美の壺「己を表すはんこ」

  • 持ち込みの象牙印材に銀丹を入れる

    ────八王子で印鑑を作り続けて123年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。ブログの投稿、ご無沙汰をしておりました。また、よろしくお願い致します。先日、未彫刻の象牙の印材をお持ち込みで「文字を彫って側面に前位置の印(しるし)を入れて下さい。」というお客様が見えました。銀丹(ぎんたん)と言って、銀製の薄い板(15ミリ×3ミリ)を入れることをご提案しました。昭和の時代は、実印の場合はたいてい銀丹が入っている印材が多く出ていましたが、時代と共に無地(前位置の印(しるし)が無い)印材が主流になってきました。理由として、印鑑を捺す時は慎重に捺すことが必要で、そのためには一度、彫刻面を見てどこが前位置(上位置)かを確認してから捺す、というものです。おそらく、このお...持ち込みの象牙印材に銀丹を入れる

  • 『ハンコの選びかたがわかる本』を15部、無料配布

    ────八王子で印鑑を作り続けて123年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。今日はミニパンフレット『ハンコの選び方がわかる本』の無料配布のお知らせです。業界誌『現代印章』を出版している(株)ゲンダイ出版が制作したパンフです。先着10名様に、普通郵便で発送致します。この分とは別で、ご来店のお客様には先着5名様に店頭で差し上げます。B5サイズ、23ページのパンフレットです。実印・銀行印・認印など、詳しい説明の文章や多くの印材(印鑑の材料)・印鑑用ケースの商品写真などが掲載されています。郵送ご希望の方⇒当店のメールアドレスにお送り先のご住所とお名前を書いてお知らせ下さい。2営業日までに発送致します。inkan@rakuzendo.comご来店の方⇒当店の住所...『ハンコの選びかたがわかる本』を15部、無料配布

  • 北京オリンピック、床選手の姓を見分ける

    ────八王子で印鑑を作り続けて122年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。今日から冬季北京オリンピックが始まりました。開会式前の試合、女子アイスホッケーでは、予選リーグ第1戦で日本はスウェーデンに3対1で勝ち、白星発進をしました。幸先のよいスタートです。テレビ中継を見ていて、女子アイスホッケー、床秦留可(とこ、はるか)選手の名前に、ふと目が留まりました。「どこまでが苗字、姓なのだろう?」。アナウンサーの選手紹介を聞いているうちに、苗字が床さん、下の名前が秦留可さんと分かりました。テレビ画面のテロップはベタ組(文字間を空けていない)ことが多く、どこで切ってよいかわからないことがあります。今回の例でいうと、床秦留可(とこはるか)さんなのか、床秦留可(とこ...北京オリンピック、床選手の姓を見分ける

  • イタリア・ミラノへ印鑑ケースを発送

    ────八王子で印鑑を作り続けて122年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。イタリアのミラノにお住いの英国人の方からご注文があり、印鑑ケースを2本発送しました。今までは印鑑の発送が全てでしたが、印鑑ケースだけを送るのは初めてです。いきさつがあり、1回目のメールでは朱肉(redinkpad)が欲しい、と書いてありました。送料の実費をお客様からいただくようになるので、「お近くの100円ショップ、例えばダイソーさんでお求めになれます。」と返信したところ、「一度Amazonで購入したが希望通りではなかったので。」というお返事。2回目のメールで、日本に在住でなくイタリアにお住まいのことが分かりました。さらにご希望なのは、直径6センチくらいの大きな円形朱肉でなく、...イタリア・ミラノへ印鑑ケースを発送

  • 江戸期の版木(はんぎ)絵を復元

    ────八王子で印鑑を作り続けて122年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。神奈川県、相模原市にある古刹、月見山福寿院様からのご注文で、江戸時代(寛政年間、18世紀末)に作られた版木(はんぎ)にある大黒様をゴム印に復元させていただきました。副住職さんが版木を持ってご来店なさり拝見したら、さすがに200年以上の時を経て絵の線が切れている箇所などもありました。細い筆を使って線をつなげて、また不要な部分はホワイト修正液で消しました。私にとって復元ができなかったのは、大黒様のお顔の部分でした。長女が美大で日本画を専攻していたので、依頼して書いてもらい笑みのあるよいお顔になりました。大黒様のお姿の下にはお寺さんのお名前、左側に「大黒天印施」と副住職さんのご指示に...江戸期の版木(はんぎ)絵を復元

  • 新 夜光貝の印鑑

    ────八王子で印鑑を作り続けて122年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。新しい夜光貝印鑑のご紹介です。今まで夜光貝の印鑑は、主に印材をお預かりして彫刻だけを請けおって来ましたが、今回、印材ごと仕入れて販売することにしました。きっかけは沖縄県石垣島の夜光貝職人、笹森さんから彫刻だけを依頼された夜光貝の印材があまりに綺麗だったので、笹森さんにお願いして、特注で作成してもらいました。色は、ブルーとグリーンがあります。この部分は夜光貝でなくエポキシ樹脂です。夜光貝をエポキシ樹脂に漬けておくとうまく合体して写真のような印材が仕上がります。指で撫でてみて、オフホワイトの夜光貝部分と樹脂の部分は滑らかで、継ぎ目が全く感じられません。南国、沖縄のイメージにぴったり...新夜光貝の印鑑

  • 和柄・洋柄の印鑑ケース

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。9月に入り急に秋らしくなりました。お変わりなくおすごしのことと思います。今日は柄物の印鑑ケースのご紹介です。和柄と洋柄があります。和柄は、素材はちりめん、印伝(いんでん、鹿の革)などでできています。変わったところでは、畳の縁(ふち)を使った素材(ポリステル製)などもあります。一方で洋柄はコットン生地です。和柄の模様は、桜や梅の花びら、菊、矢羽根の柄などがあります。一方、洋柄はタータンチェック、グレンチェックです。一般的な印鑑ケースは表の色と内側の色は別々ですが、この洋柄のケースは外側と中側が同じ柄にできています。長く使って来られた印鑑ケースは小さな朱肉部分が枯れていたり、取れて...和柄・洋柄の印鑑ケース

  • 夜光貝のカフリンクスとループタイ

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。沖縄で夜光貝アクセサリーを作る職人さん、笹森さんに自分用のカフリンクス(カフスボタン)とループタイを作ってもらいました。夜光貝の持ち味の色、グリーンと淡いベージュ色が入り、とても綺麗な装身具になりました。夜光貝職人の笹森さんからは、頻繁に夜光貝の印鑑への彫刻の仕事をいただいています。今まで多くの夜光貝を見てきて、私も夜光貝の装身具が何か欲しいと思い、カフリンクスとループタイをお願いしたしだいです。下記は笹森さんのウェブページです。ご興味のある方はぜひ、ご覧下さいませ。お店の名前は『夜光貝Y'sstudio』です。夜光貝Y'sstudiohttps://yasa-okinawag...夜光貝のカフリンクスとループタイ

  • 象牙販売時にお客様の署名が必要に

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。東京都知事、小池百合子さんから「象牙製品等の販売時の対応について(要請)」のタイトルの文書が来ました。当店が象牙取扱い正規登録店のため、東京都政策企画局から発信の資料の中にありました。象牙の印鑑のご注文があった時に、お客様から署名をいただくことになりました。これが小池都知事の言う(要請)です。理由として、1.「絶滅のおそれのある野生動物の種の保存に関する法律」の改正(平成30年6月1日施行)により、国内の象牙取引の管理が厳格化されている。2.象牙製品等の違法な海外持出を防止するための対策を実施していくことにした。何に対しての署名かは、「購入した象牙製品を違法に海外に持ち出すこと...象牙販売時にお客様の署名が必要に

  • データー(日付)スタンプの新型

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。年月日を印字できるゴム印、データー印に新型ができました。東大阪市にあるメーカー、伊藤金属製作所さんが作ったデーター印で、円形スタンプの中で、年月日がセンター位置でなく上、下の位置に来ます。既製品のデーター印は、上下のセンター位置(時計の3時と9時を結んだライン上)に回転式のベルトがあり、年月日を印字します。今回の新型は、年月日の位置が円形の中で、左上、右下、またはセンターで上、センターで下、に来ます。日常のデスクワークならば、上下のセンター位置であれば、全く問題のないことですが、観光地などで見かける記念スタンプだと、デザインを優先するので、センター以外に年月日を印字したいケース...データー(日付)スタンプの新型

  • 八王子姓、80種

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。暑中お見舞い申し上げます。八王子の気温は今日、7月19日(月)、午前9:00前に31度、11:00には35度になりました。八王子は盆地のため、気温が高くなりやすい地形です。先週、既製品の印鑑(通称、三文判)で八王子姓(はちおうじせい、当店で勝手に名付けているだけです)を整理して、80姓にまとめました。今までは印鑑のケースに手書きの紙で表示していましたが、目立つように黄色のテプラに文字打ちしました。既製の印鑑は5000姓を置いていますが、八王子、または近郊に多くありながら全国的には珍しいお名前があります。八王子選挙区の代議士、萩生田文部科学大臣の萩生田(はぎうだ)姓も、八王子に特...八王子姓、80種

  • ルチルクォーツの印鑑

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。先日、ルチルクォーツの印鑑のご注文をいただきました。ルチルとは、二酸化チタンの結晶の一種で、このルチルが針状に入り込んだ水晶(クォーツ)をルチルクォーツと呼んでいます。当店の在庫には通常の水晶(クォーツ)は多くのサイズでありましたが、ルチル入りは無かったので、甲府市の問屋に問い合わせたら綺麗な金色入りが見つかりました。3本を取り寄せてお客様にはご来店いただいて、お気に入りを選んでいただきました。ルチルクオーツは和名は「針入り水晶」、主な産地はブラジル・オーストラリアです。金色の細い針を持つので金運のパワーストーンとして親しまれています。▲左端がルチルクォーツです。右の3本はルチ...ルチルクォーツの印鑑

  • 港区、外国人のお客様

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。梅雨時になりましたが、今年は長雨にならずに小雨、またはひと時で止んでしまうようです。先日、東京都港区にお住いの外国人のお客様からご注文があり、レターパックで発送しました。当店のホームページにある小判型(楕円形)の形状はんこでなく、正方形の角印で作りました。理由があり、メールの添付でご自分のイニシャルロゴを送って来られました。全体の形を拝見して、「これならば正方形に入れた方が収まりがよい。」と判断しました。印材は落款印(書道や日本画の完成時に捺す)の形状、寸胴型(ずんどうがた)をご提案しました。彫る前に印材の写真や手書きのラフデザインなど、メールでお送りしました。商品到着後、お客...港区、外国人のお客様

  • ドイツから、はんこのご注文

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。ドイツにお住まいの方からお名前の印鑑ご注文があり、昨日、国際eパケット(検索番号が付く送り方)で発送しました。男性のお客様でしたが、書体は行書で、横書きでなく縦書きのカタカナをご希望でした。英語版のホームページには、アルファベット表記のサンプルも載せていますが、カタカナ表記をご希望の外国人の方も多くいらっしゃいます。このお客様は日本語のカタカナをご存じで、メールの文章に既にカタカナで表記がありました。コロナ禍の影響を受けて、国際郵便物は日数が掛かっています。1日でも早く着いて欲しいと思います。昨日は、ドイツの方の他、2名の外国人の方に発送しました。東京都内で、目黒区、江戸川区に...ドイツから、はんこのご注文

  • ギフト用 シャチハタネーム9

    皆さんにお馴染みのシャチハタネーム9にギフト用が新発売されました。フォルダー(指で持つ部分)が無地でなく柄模様になりました。4種類あり、桜花柄⇒春青海波柄⇒夏紅葉柄⇒秋雪華柄⇒冬を表現しています。桐の箱に入り、『御祝』の掛け紙が付きます。大切な人に贈る「お名前のギフト」になります。お値段は3300円(税込)、桐の箱代が935円(税込)とやや割高なので、桐箱なしの本体だけのご注文も可能です。本体のみならば、2365円(税込)です。書体は選べて9書体あり、変わったところでは勘亭流文字もあります。贈る相手の方が歌舞伎ファンならば喜ばれます。ネーム9のフォルダーには、黒以外で単色14色あり、バラエティに富んでいます。鈴木さん、佐藤さんと行ったポピュラーなお名前も既製品でなく別注品価格になりますが、フォルダーの色・インク...ギフト用シャチハタネーム9

  • 店頭に新しい透明スタンド2枚

    コロナの新規感染者が減らなくて困ったものです。八王子市では今までの感染者が150名を超えてきました。当店の接客はソーシァルディスタンスの2メートルを維持できないので、透明のスタンドを立てています。別注サイズで、カウンターのサイズに合うように作ってもらいました。今までは、既製品のビニールシートをスポットライトのカバーから吊していました。これだと毎日、消毒する時に力がうまく掛かりません。新しいスタンドは、硬いので楽に雑巾で拭けます。スタンドの下側は、可能な限り広くスペースを作ってもらいました。お客様にA4サイズのカタログ、トレイに乗せた印鑑の素材、印鑑ケースを見ていただくのに幅広がどうしても必要です。スペースの高さは必要最小限の15センチに留めました。このところ、メールで受注⇒レターパックライトで発送の流れが増えて...店頭に新しい透明スタンド2枚

  • お客様からいただいたメール(水晶に彫刻)

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。先週、練馬区のお客様から水晶印材への彫刻の仕事をいただき、下記のようなメールをいただきました。お客様のご了解をいただけたので、掲載させていただきます。『本日、印鑑が到着いたしました。50年前にもらった水晶で、他店に何回も断られて諦めていたところでした。書体もイメージ通りで、素敵な印鑑になり、とても嬉しいです!!ぴったりの印鑑ケース、袋まで付けていただき、感激でした。本当にありがとうございました!!!!大切に使い続けていこうと思います。』お客様から印材をお預かりして彫刻する場合、彫る前に印稿(仕上がりのラフデザイン)を起こしてメールでお送りしています。印稿をご覧いただき「書体もイ...お客様からいただいたメール(水晶に彫刻)

  • アメリカのお客様にやっと着いた印鑑

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。4月16日に発送したアメリカ、オレゴン州のお客様への印鑑が、つい先日23日にやっと着きました。2か月以上かかりました。コロナウイルスの影響を受けて配送が大幅に遅れていました。一昨日、国際郵便マイページサービス事務局から「配達完了」のメールが来ました。通常の航空便だと料金は安くても、万一、行方不明になった場合に検索できないので、発送方法は国際eパケットを使っています。これだと先方に着いた時に、配達完了のメールが送り主に来ます。発送後4週間経った時に、まだ配達完了のメールが来ないので調べてもらったらまだ、日本で発送待機のようでした。アメリカのお客様には遅れていて申し訳ない旨のメール...アメリカのお客様にやっと着いた印鑑

  • 昭和の瀬戸表札、生産中止に。信楽焼表札のご提案

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。昨年の12月、1か所しかなかった瀬戸表札(白い瀬戸物製の表札)の職人さんが仕事を辞めてしまいました。昭和の時代からずっと続いてきた表札の文化、文字の文化が一つ消えてしまうことはとても残念です。昭和の時代の表札は、木製の檜板の表札、または瀬戸表札が主流でした。平成になり、大理石の表札、ステンレス製の表札などが多種類出てきて現在に至っています。なるべく、昭和の時代からあった瀬戸表札に近いものがないか?探してみました。いくつかのメーカーのカタログを見ているうちに、信楽焼の陶器表札が見つかりました。店頭の見本用に「鈴木」さんの名前で信楽焼陶器表札を作りました。従来の瀬戸表札と同じ白色で...昭和の瀬戸表札、生産中止に。信楽焼表札のご提案

  • 翡翠(ヒスイ)原石から印材を作る

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。奈良県のお客様からお問い合わせの電話があり、「翡翠(ヒスイ)の原石から印材(印鑑の材料)を作れますか?」とお尋ねになりました。今まで、印材への加工は受けたことがなかったので、一度保留にして山梨県の印材問屋に問い合わせをしました。材料は翡翠であることも伝えたら受けてくれました。原石の寸法は、30ミリ程の正方形で長さは63ミリ位でした。お客様のご指定は直径16.5ミリの円形、長さは60ミリでした。1週間ほどで印材として仕上がり、表面は綺麗に磨かれて来ました。今回はここまでの仕事でなく、会社の名前を彫る仕事も受けたので、その後に文字を彫りました。お値段は、印材までの加工料金が6480...翡翠(ヒスイ)原石から印材を作る

  • 令和入り回転ベルト式の日付スタンプ

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。回転ベルト式の日付スタンプで、2社のメーカーの『令和』入りがそろいました。シャチハタ社とサンビー社から発売されています。お値段は5号活字のヨコ型で、2社とも2050円、別途消費税です。タテ型は需要が少ないせいか、発売は8月になります。現状はヨコ型で大きさ、3号活字、4号活字、5号活字とあります。数字の大きい方が号数活字は小さくなります。3号は、シャチハタにあって、サンビーからは出ていません。同じ活字の号数でありながら、サンビーの方が印字の幅が長くできています。規格4号で、サンビーは52.5ミリ幅、シャチハタは42.5ミリ幅で10ミリ、シャチハタの方が短くできています。捺す場所の...令和入り回転ベルト式の日付スタンプ

  • 小判型水晶印鑑

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。小判型(楕円形)の水晶印鑑のご紹介です。長さ3.4センチ、印面(文字を彫る面)は10ミリ×9ミリ、とても小さな水晶印鑑です。女性の方の銀行印などにお薦めしたい印鑑です。側面は真横から見ると縦長の菱形が六面あります。印面は通常の小判型印鑑は縦横の比率がもっと縦長ですが、この水晶印鑑はやや正円に近く、“小さくてふっくら”感のある作品に仕上がります。“ぼんぼり”といって、紫色の小さな房が印鑑の頭部についています。印鑑ケースはぼんぼりも一緒に収納できるサイズになっています。印面の形が正円でなく、小判型なので、書体は楷書、行書、草書あたりがお薦めです。下記のページに書体の見本があります。...小判型水晶印鑑

  • カリンの印材を小さく加工

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。早いもので6月になりました。令和になってから1か月です。「令和」の文字入りゴム印の売れ行きは落ち着いてきました。滋賀県のお客様から、女の子のお子様用印鑑で「カリン」の材料で作ってほしい、というご注文をいただきました。在庫を確認したら、直径で13.5ミリ、15ミリしかありません。女性用でしかもお子様用に親御さんが作って差し上げるには大き過ぎます。直径12ミリまたは10.5のサイズを数軒の問屋に問い合わせたらありませんでした。カリン印材は20年ほど前に、新印材として販売されて以後、定番としては定着しませんでした。甲府市の問屋さんは「昨年の販売展示会で売り切ってしまったよ。」という返...カリンの印材を小さく加工

  • ゴム印の台木、天丸印台

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。先日、ゴム印のご注文で台木(だいぎ、手に持つ部分の名称)を天丸印台(てんまるいんだい)に付けて欲しい、というご希望のお客様が見えました。天丸印台という言い方をなさったのではなく、店頭に置いてある見本を見て、「これと同じにしてね」というご注文でした。この天丸印台は、特にご指定のない場合には付けることはありません。ほとんどの場合以下の2種類です。1.トップスター台木(透明のプラスチックでセンターに小さなグリップあり)2.ノベ台木(木製、立方体で小さな積み木のような形)上記のそれぞれの特徴は、1.は透明で見た目も良く、スタンプ台のインクが付いても、濡れティッシュペーパーで拭けば綺麗に...ゴム印の台木、天丸印台

  • 長さ91ミリの象牙印材と特注ケース

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。大型連休は10連休だったので、よい機会なので10日の休みを取らせていただきました。旧東海道を江戸時代の人たちのように歩くことを体験しました。4月28日(日)に東京の日本橋を出発して、5月5日(日)までの8日間で、静岡県の藤枝宿まで歩けました。連休前にいただいた仕事で、象牙印材の長さ91ミリの仕事がありました。現在は印材(印鑑の材料)の長さは60ミリが95%ですが、このお客様はご自分から、91ミリの長さをご指定なさいました。印材の長さについてよくご存知の方と思いました。昔の寸法、三寸なので、1寸=30.3ミリ、3寸=90.9ミリ、ほとんど91ミリに近い長さになります。三寸の印材の...長さ91ミリの象牙印材と特注ケース

  • 「令和」入り日付回転ゴム印

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。桜が散り、花冷えの厳しかった時期が過ぎ、朝の時間帯の気温、10度以上になってきました。先日、問屋さんがシャチハタ社から出たお知らせを持ってきました。『新元号に伴う年号入り商品変更のご案内』です。回転式のベルトで日付をで捺せるゴム印です。この中に「令和」の文字が入る回転ゴム印の仕上がりが7月になるという内容でした。5月1日(水)から令和になるのに、これではお客様を長くお待たせしてしまうな、と思います。昨日、ご来店のお客様と話していて、お客様からアイデアをいただきました。今まで通りの「平成」入りの回転ゴム印日付印を使いながら、「平成」のベルトは印字が無い空白にしておいて、その部分に...「令和」入り日付回転ゴム印

  • 新印材、10.5ミリ直径のスネークウッド入荷

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。4月も13日となりましたが、花冷えの影響で桜がまだ散らずに私たちの目を楽しませてくれます。木製の高級印材のご紹介です。『スネークウッド』縞蛇の革のような紋様からこのような名前がつきました。ブラジル原産、数千年を経た大木の芯材からしか採れない貴重な材質です。高級ステッキ材、箸、鉛筆キャップにも使われ、伸縮がほとんどありません。直径が12ミリ以上でしか、問屋にありませんでしたが、千葉県の柏市からお越しいただいたお客様から「スネークウッドで直径10.5ミリが欲しい。」というご希望があり、問屋の社長に伝えたところ、初めは渋っていましたが「じゃ、メーカーに相談してみましょう。」と言ってく...新印材、10.5ミリ直径のスネークウッド入荷

  • 新元号『令和』、書体による様々

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。花冷えの候とはよく言ったもので、今年は午前9時前の時間帯は気温10度未満のことがほとんどです。桜の花は散るのが遅くなり、見ごろを長くしてくれる花冷え、と言ってよいでしょう。4月1日に新元号が発表されました。今日はこの『令和』の文字について書きます。“令”の字は、明朝体と楷書体で、文字の形がかなり変わります。菅官房長官がテレビで見せた『令和』の文字は筆文字ながら、活字の明朝体に近い文字でした。漢字を覚えよう、習おう、という小学生はこの文字を書くようになるかもしれません。しかし一方で学校の漢字書き取りでは設問文章に「楷書で書きなさい」という指示が書かれています。行書でもなく、明朝体...新元号『令和』、書体による様々

  • PayPay決済を導入

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。今日、4月1日の午前11:30に新元号が発表になります。前回、新元号のゴム印のブログ記事を書いたところ、テレビ局の3局から、問い合わせがありびっくりしました。当店でゴム印の作成は行なっていないので、ゴム印のメーカーさんを紹介して、来店取材には至りませんでした。先週、PayPay(ペイペイ、スマホで支払い可能)の営業マンが来て、その場で契約して店に導入をしました。店頭に置いてあるQRコード(3.5センチの正方形)をお客様がスマホで読み込んで、金額もスマホでお客様が入力、店舗側が金額確認してお客様がデータを送信します。クレジットカードのように、カードリーダーの機器などの設置が不要な...PayPay決済を導入

  • 新元号の発表まで9日

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。新元号の発表は4月1日、あと9日になりました。実施は5月1日なので1か月の準備期間があり、昭和から平成に変わっと時に比べるとずっと楽になりました。印判店(はんこ屋)にとって、ゴム印は主要扱い品の1つですが、新元号のゴム印は、一時的にかなりの数の需要があります。主に、領収書、文書の右上に印字するのに必要になります。特殊なサイズはオーダーで作成しますが、一般的に多く使われるサイズの、規格のゴム印は事前に作っておいてご来店時に販売できるようにします。印字のサイズで横幅、7ミリ、9ミリ位が使い勝手がよいサイズです。この規格で単価、170円(税込)です。これは文字だけですが、『消棒付ゴム...新元号の発表まで9日

  • 天然琥珀の印材

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。三寒四温とはよく言ったもので、このところは正にこんな陽気です。今日は天然琥珀(てんねんこはく)の印材のご紹介です。岩手県久慈市の産出の琥珀です。南洋スギ(学名、アラウカリア)が起源樹種でおよそ8500万年前のものです。色は重みのある濃いブラウンながら、手に持てば半透明で指が透けて見えます。今まで「琥珀樹脂」という印材はありましたが、これは琥珀の樹脂粉末を練り合わせて1本の印材に仕上げていました。今回の「天然琥珀」は切り出された原石琥珀を加工しています。テレビ東京系の番組『和風総本家』(2月21日放映)で「岩手・久慈恐竜時代の化石・琥珀」として紹介されました。当店、楽善堂では、こ...天然琥珀の印材

  • 印鑑リフォームのお客様からお礼のメール

    早いもので、三月になりました。店の暖簾を冬の黒から春の緑色に掛け替えました。長らくブログ、ご無沙汰をしておりました。復活させてまた続けてまいります。印鑑リフォーム(彫り直し)の仕事を栃木県、足利市のお客様からいただきました。以前にも印鑑リフォームのご注文をいただいた方で、リピートのお客様になりました。お礼と励ましのメールをいただきました。ご本人様のご了解をいただけたので、文章を記載させていただくことに致しました。お客様から下記のようなお手紙、メールをいただくことは、大変ありがたいことです。このお客様からは、その次に会社の印鑑、社名のプレート板のご注文もいただきました。≪下記はお客様からいただいたメールです≫平澤様午前中印鑑到着致しました。ただ中をみて、心温かく、印鑑をみながら満足と幸せを感じさせていただきました...印鑑リフォームのお客様からお礼のメール

  • 匠の技展に

    ────八王子で印鑑を作り続けて120年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。ご挨拶が遅くなりました。明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。一昨日の1月10日(木)に新宿駅の地下、西口広場で行われた「匠の技展」にお手伝いに行きました。東京のはんこ屋の職人の集団、「東京都印章技能士会」があり、私もこの会員のため出掛けて行きました。職業訓練校の生徒さんの作品展もあり、和綴じ製本、畳、表具(屏風・掛け軸)など素晴らしい作品が展示されていました。はんこ職人のブースでは、1辺15ミリの石印材に篆刻(てんこく)体験者の人が自分の名前の1文字を彫ります。初体験と言うよりも、毎回この体験コーナーのファンになっている方が見えていました。寒風が吹きす...匠の技展に

  • NHKの朝ドラで「はんこ」作り

    ────八王子で印鑑を作り続けて110年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。NHKの朝の連続テレビ小説『まんぷく』に「はんこ」作りの場面が登場します。今日、30日(火)の最後の2分くらいで妻、福子(安藤サクラ)が、配給を受けるのに「はんこ」が必要な人たちを見て、家に帰り夫、萬平(長谷川博己)との話し合いから、仕事としてはんこを作ることになりました。明日31日(水)から、家族総出ではんこを作ることになりそうです。朝ドラをご覧になっている方はご存知のことですが、ヒロイン福子のダンナ、萬平は発明家で、今まで野菜を切る根菜裁断機などを作っている人です。おそらく、はんこを彫る機械を発明するような気がします。業界では、はんこの荒彫り(あらぼり)だけをする機械は、昭...NHKの朝ドラで「はんこ」作り

  • カナダ バンクーバーから Hankoのご注文

    ────八王子で印鑑を作り続けて110年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。約一か月ぶりに外国人のお客様からご注文が来ました。前回は東京の葛飾区にお住いのアラブ系のお名前の方でしたが、英語版ホームページを見て、今回はカナダ、バンクーバーから長い文章のメールが来ました。26歳のお誕生日を迎える息子さんのバースデイプレゼントに、ハンコを贈りたい旨の内容が書かれていました。STAMPSEALという表現でなく“ahanko”と書いてあったので、hankoは、かなり外国人にも知られるようになった単語かと思いました。不思議だったのは、今まで外国からのハンコのご注文は、ご本人様のお名前がほとんどでしたが、息子さんのプレゼントにハンコをこのカナダの方はお選びになったこ...カナダバンクーバーからHankoのご注文

  • 紫水晶 六角形の印鑑

    ────八王子で印鑑を作り続けて110年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。千葉県にお住いのお客様のご注文で、紫水晶の六角形印材を一点物で作成しました。細かなご指示がありました。内容は、1.六角形で紫水晶、紡錘形にする。2.頭部に穴を開けて紐を通せるようにする。3.印面(彫刻面)は、六角でなく小判型にする。4.印鑑ケースはトカゲ革のケース。というご希望でした。かなり以前に作成なさったことがあったようで、お手元の印材をご覧になりながらご注文をなさったようでした。印材(印鑑の素材)問屋の社長に問い合わせたら、注文を受けてくれました。お電話でいただいたお話だったので、当店からは印材の形の絵を書いてFAXで送って確認をしながら仕事を進めました。印材が六角形なら...紫水晶六角形の印鑑

  • シャチハタスタンプ台の色、定番外の4色

    ────八王子で印鑑を作り続けて110年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。10月6日(土)、夏日になりました。店の温度計は26度です。シャチハタ社のスタンプ台のインクの色のご紹介です。定番の色と受注生産の色とあり、定番の色⇒黒赤藍色緑朱色紫6色あります。定番外、受注生産の色⇒空色牡丹(ピンク)茶色黄色4色あります。定番外の色をご存知のお客様があり、時折、牡丹色のスタンプ台の大サイズ、というご注文をいただきます。お値段は、定番、定番外も同じ価格で中サイズならば、¥850+消費税です。定番外は受注生産ですが、7営業日くらいで入荷します。すぐに対応できるように小サイズの定番外は作り置きが当店ではあります。違うメーカーで、ツキネコ社さんから出ている『アートニ...シャチハタスタンプ台の色、定番外の4色

  • お客様がブログに楽善堂を紹介

    ────八王子で印鑑を作り続けて110年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。象牙印材の彫り直し(リフォーム)のご注文をなさったお客様が、ご自身のブログに当店、楽善堂をご紹介して下さいました。ブログへのリンクを貼ることのご了解をいただけたので、私のブログにも書くことに致しました。タイトルは『おばさんの、ひとりごと』で、最近、260万件のアクセスになりました。ものすごいアクセス数です。当店の紹介のみに留まらず、「わたしは、象牙製品は一切買いません。」というご自身のポリシーも書いていらっしゃいます。生きている象が牙(きば)を採られている写真なども紹介されていて、いたたまれません。当店は、今後、在庫にあるだけの象牙を販売、新規に仕入れることは中止にします。印鑑...お客様がブログに楽善堂を紹介

  • モナカ台木付のゴム印

    ────八王子で印鑑を作り続けて110年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。連日の猛暑日です。お元気でお過ごしでしょうか?今日はゴム印の台木(だいぎ、ゴム面を貼ってある上の木の部分)について書いてみたいと思います。先日、大きめの外枠付きのゴム印のご注文があり、ニギリ台木(センターに手で握れるグリップがある)では、端の方まで力が掛からずに十分に押捺できないかな、と思いモナカ台木でメーカーに発注しました。食べるモナカのように見えるので、以前はモナカ台木と言いましたが、現在、メーカーでは天丸ニギリ、と言っています。天丸(てんまる)とは、上部が丸くなっている、程の意味です。厚さ、15ミリ位の長方形の木製板に下側は文字のゴム面、上側に天丸ニギリを付けます。通常の...モナカ台木付のゴム印

  • 高級印鑑ケース 2種

    ────八王子で印鑑を作り続けて110年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。暑中お見舞い申し上げます。夏本番を迎えました。店に来る時に交差点にあった温度計は30度を超えていました。今日は高級印鑑ケースのご紹介です。ワニ革のケース、オーストリッチ革の印鑑ケースです。色はそれぞれ6色あり、お値段はワニ革ケース、9500円(税込)。オーストリッチ革ケース、8500円(税込)です。収納できる印材(印鑑の材料)は、直径15ミリ、長さは60ミリです。メーカーは愛知県稲沢市にある、横田製作所、高級の印鑑ケースだけを製作していて革の種類も多く保持しています。当店では象牙印鑑のご注文のお客様には、この高級ケースでオーストリッチ革を代金に含めて販売しております。仮にワニ革...高級印鑑ケース2種

  • シープホーンの印材

    ────八王子で印鑑を作り続けて110年────こんにちは。東京、八王子で印鑑を作っている職商人(しょくあきんど)の平澤東(とう)です。先日、メールからのご注文でシープホーン(羊の角、ツノ)の銀行印を彫りました。店頭の接客と同じように、印材を見ていただきたくて写真で数本を撮って、メールの添付でお客様に送信しました。シープホーンの印材は、物によって色の濃い、薄い、の違いが出ます。お好みで選んでいただいた方がよいと思いました。「左端の薄い色の材料でお願いします」とお返事をいただいて、ご指定の印材に彫刻しました。印材(印鑑の材料)で、象牙、白水牛(同じランクの場合)、黒水牛などは、色の濃淡はあまり違いが出ませんが、シープホーンは違いが出ます。仕入れの段階で、濃い色、薄い色を取り混ぜて揃えています。色の違いによる品質の...シープホーンの印材

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印鑑の楽善堂店長 平澤 東のブログ
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