アソパソマソ星の真実

すると、地球ににた、小さな星が見えてきました。私は、降り立つと、みんなが笑顔で迎えてくれました。そして、国民的英雄のアソパソマソの私の歓迎パーティーでのできごとです。フレンチトーストの隅に小さなカビが生えていたのです。すると、みんなはカビル

愛に失望したのです。

 扉をくぐると、コスモスが広がっていました。そして、足元は、壮麗な手漕ぎボードで、キラキラ光る星たちに包み込まれていました。わたしは、宇宙の果てに行けば何かがわかると思いました。そして、船をこぎだしたのです。すると、側近のハルマゲ

ハレー彗星によって起こった時空の歪み

 わたしは、途中涙の泉に立ち寄りました。地下牢で涙を流すものはもういないので、泉の水は枯れ果て、大きなオリーブの記念樹が植えられ、更地に、囚人たちの虹だけが、感染症研究センターの方角にかかっていたのです。わたしは、ハレー彗星の衝突

世界一ナンセンスな歌

わたしは、旅に出ました。途中、いつかの野原で、ナンセンスな歌が聞こえてきました。プウタや、ぴょん、きょんたちが、楽しそうにうたっているのでした。そして、背後にはハルジオンたちが隠れて相の手（ひやかし）を入れていたのでした。HEY DIDDL

混沌への回帰だったのです

 私は、遠い過去の記憶を思い出しました。もはや、何も言えず、人間への恐怖から何も見ず、ついには音への恐怖で耳をふさいでいたことを。私には、向いてない、それだけは確かだったのです。真実、それだけを追い求めるため、私は、王国の核心部へ

うんざりはあちらでは日常茶飯事のことでした

 私は、混乱と狂気のはざまで精神のゲシュタルト崩壊寸前でした。ここは、理想と空想の楽園だったのに、今は窮屈で呼吸もきれぎれだったのです。そして、部屋の例の水がめから、心の安定を求めて、パックス・ロマーナ時代のローマ帝国をのぞきまし

偽りの平和、でも幸せではないのです。

 さて、私たちの生活は、何かに脅えながらであっても、傍目には平和で豊かなのでした。サナダムシの侵略といっても、私たちに寄生してのものなのです。しかし、寄生されたら、思考まで操作されないとも限らないのです。そして、すでに思考を4分の

ハルジオンたちも心うごかされたのですが・・・

 すっかり謝ったひねくれ男爵は、私には使命があるからと、地球に帰って行きました。そして、やじろべい国王も、罵倒されたことによる心の傷は癒え、男爵の自己犠牲の精神に圧倒されたのです。もはや、左半身の左目のところまで良心が支配するよう

ある患者の絵なのでした。

 私には、芸術だとしか思えなかったのです。

アルツハイマーになる前に

わたしは、いてもたってもいられなくなり、地球に左遷された前国王のひねくれ男爵に助けを求めました。かれは、ジル・ド・レとなって長い苦しみの人生を歩み、最後に自分にできることはないかと、人生を医学の発展にささげたのです。つまり、アルツハイマーの

やじろべい国王の苦悩と心の解放

 やじろべいはもともと、人格者でした。よって、時に正気に戻ることがありましたが、自分ではどうすることもできず、深く悩んでいました。かといってサナダムシが体にいる以上、自分は健康でいられると思ったのです。しかし、国民は苦しみ、傷つい

芸術的な11手詰めなのでした

 さて、そのころ将棋軍団は、操られた王様をどうすればやっつけられるか策を練っていました。青：王将 赤：歩持ち駒：角 香4先手●5二香 後手○4一玉 ●3二角 ○3一玉 ●2一角成 ○同玉 ●2二香 ○3一玉 ●3二香 ○4一玉 ●

しかし決して認めてはもらえなかったのです。

 私は、とても怖くなりました。なぜなら、国民みんなが、瞬きの度にシュワッチという音が聞こえて、ノイローゼなのにもかかわらず、自分がオカシイ思われるのがいやで、誰もそのことを言わないのでした。だから、町や遊園地でさえもいたるところで

ハルジオンの勝利

 思うように瞬きできなくなった人たちは、風景もかすみ、色づかいもやがてぼやけるのでした。

赤は青でもある証明2

私は、どうしても納得がいかなくなって、星のおじい様の展望台に登っていきました。そして、言ったのです。「私は混乱しているのです。ナメクジの雨が降ったり、瞬きすると変な声が聞こえたり・・・。まるで、統合失調症です。おじいさま。お願いです。なぜ赤

ピョンはこうしておかしくなった

 さて、ぴょんは夕御飯を食べて、自分の部屋に行きました。そして、思いっきり伸びをすると、どこかわともなくシュワッチという声が聞こえてきました。本を読んでいると、またシュワッチと聞こえてきました。疲れて目を閉じ、目頭を押さえると、ま

ドットあらわれた恐怖のハルジオン

 この山は、標高が高いのでいろいろな惑星がすれすれに通りすぎることがよくありました。よって、山は突然変異の珍しい植物の宝庫だったのです。そして、ハレー彗星が頂上に突き刺さることからヘリポートマウンテンと呼ばれていたのでした。雑草で

金色の翼で空をとべたら

すがすがしい風とやわらかな朝の木漏れ日で目が覚めたのです。私は、お城の窓から金色の翼をはばたかせて飛びたったのです。アメーバを分裂させたシンバル、それは私の大いなる成長と、そして挑戦のシンボルでした。はるか上空には、王国を照らすシャンデリア

人間のココロ、ココロでございます。

こんなことがありました。下界では、男が向かいのマンションに住む片思いの女性に電話をかけているのでした。「90階の○○さんですね。向かいのマンションの45階に住む男が、いつもあなたの部屋をブラインド越しにのぞいていますよ。 そして、

おっと！

 雨上がりには、地面に溶けかかったナメクジが散乱しているので、散歩するのも一苦労だったのです。

水銀の雨は降らなかったのでした

 そして、ついに恐れていた事態は起きました。サソリサリンと、コバルト666によって、空から降ってきた雨が水銀になってしまうのです。これが、3つ目の兆候なのでした。そして、一回の雨で国土の1/3がメタルになってしまったのでした。する

赤とは青でもある証明

 私は、その夜、無性にさみしくなって、ピノキオ改めドリーとそのおじいさんがすむ袋小路の家に行きました。わたしは、来ているエンジ色のドレスをおじいさんに褒められました。「きょうこプリンセスのドレスは真っ青でとてもかわいらしい。」わた

そしてブルーはレッドになった。

 コバルト666たちは、即席お星さまになりました。呪われてしまった王様は、人口の七色に光るダイヤモンドシャンデリアに照らされて、宮殿では会議もかねた晩さん会を開きました。王様は、大きな窓から、コバルト666たちの青い光を見てこう言

一瞬は永遠

 宮殿の天井、壁には、隅々にラピスラズリがちりばめられていました。これは、停電になった時に、真っ暗になった時だけ光る石なのでした。そして、真っ暗になると、すべての石が一瞬輝きました。そして、すぐ消えました。それが続きました。すると

呪われたサナダムシの13

 その怪しげな予言から13時間後のことです。野原で綿帽子を編んでいた、兎のぴょんと、キョンのきょんが、宮殿になだれこみました。「大変です。さっきまで昼だったのに、急に夜になってしまいました。」これは、まさしく第一の兆候でした。あた

きょうこプリンセスも感動した

 私は、テルテルとミテルが、新しい特選詩集をつくるので、お手伝いをしました。そして、私は珠玉の作品に出会い、手を止めたのでした。動物どけいおとうさんのいなくなったちゃぶ台でひややっこを食べながら おっかさんがやすこちゃん 物理おし

しかし王国には暗黒の時代が迫ってきたのです。

お葬式の後、私は、王様と、ジャスンナと、ビショップで7並べをして遊びました。しかし、楽しい時間はそう長く続かなかったのです。突然、王様は、腹の中から出した低く太い声で、言いました。「やがて、ハレー彗星が王国に近づく時、王国は粉々になってしま

ライオンのお葬式

 ライオンのお葬式が開かれました。ジャスンナが、ピカピカ聖水で、魂を清めたのです。みんなで、バッハの「涙の日」を歌いました。そして、いよいよクライマックスはやってきたのです。大広間の噴水が、勢いをまし、ついに、パスカル3角になった

マラソン大会か、我慢大会か

 ある月の奇麗な夜、私は物憂げな気分で、部屋にある魔法の水がめで、地球をのぞいていました。とても奇妙な光景でした。それは、マラソン大会でした。たくさんの人が沿道で声援をあげていました。色とりどりの紙吹雪が舞い、ヨーイ、ドンと笛がな

サナダムシよ、永遠に・・・

 宮殿では、ライオンをペットに飼っておりました。しかし、最近、どうも様子がおかしいのです。食欲がなく、吐血しているのです。どうやら、蛇や蛙を食べたことによる、猫回虫だったのです溺愛していたやじろべい国王は、すぐに虫下しを飲ませまし