chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
◎スイッチ◎ http://cho-tanpen.sblo.jp/

オリジBL。親の借金のカタにヤクザの所有物になったイツキの、ハランバン☆ジョー物語。一応、純愛。

白黒ぼたん
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2009/03/19

arrow_drop_down
  • 誘いイツキ

    待ち合わせた場所からホテルの部屋まではお互い無言だった。 これといった話題が無い、というか、イツキはまるで怒っている風だった。 部屋に入ると上着を脱ぎ、ふうとため息をつき、ソファに深く座る。 相手の男は困ったように薄く笑い、備え付けの冷蔵庫からビールの缶を取る。 「飲む?」の返事も待たずに、それをイツキに渡す。 イツキは黙って受け取り、とりあえず一…

  • 清水先輩・最終話

    イツキが家に帰ったのはまだ日付が変わる前。 結局清水とは何もなくするりと別れてしまった。 どうにも、消化しきれない想いを抱えたまま部屋に入ると 丁度、その間合いで顔を見たくない相手がいるもので 「……ただいま」 黒川は仕事が早く引けたのか、もうリビングのソファに座り 適当なツマミを広げ、酒を飲んでいる所だった。 帰りの遅いイツキを責め…

  • 清水先輩・4

    「…ははは。…何だよ、もうそんなに黒川さん一途になった訳?」 「……そんなんじゃ…ないです。でも……」 気まずそうに口籠るイツキを、それでも、清水は愛しそうに見つめる。 誘いに簡単に乗るようでは、清水の好きなイツキでは無いのだけど まるでその気が無いというのも…それはそれで、寂しいものだった。 「…まあ、…それ抜きにしても、…また飲みに行こうぜ…

  • 清水先輩・3

    「……イツキ、…この後どうする?」 そう清水が尋ねて来たのは、酒も程よく回った頃。 ふとイツキが、本当に無意識に、店内の時計に目をやった時だった。 テーブルの食べ物もほぼ無くなり、お開きにするにはちょうど良い間合い。 この後のどうにかする何かは、当然、酒のお代わりなどではない。 「…そろそろ、帰ります。明日も仕事なので」 「……そっか」 …

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、白黒ぼたんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
白黒ぼたんさん
ブログタイトル
◎スイッチ◎
フォロー
◎スイッチ◎

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用