推理小説☆名探偵潮香美月が「宝靴クリスマス事件」を暴く! いよいよ新作始めました♪
自作のミステリー小説です。ついに再開☆ ご愛読ありがとうございます♪ 「箱の中の手首事件」と「学校の三重密室事件」が解決し、次に読んでいただくのは「宝靴クリスマス事件」。 裸の幽霊! 黒いサンタクロース! 空中に突如現れた宝石の主は一体!? どぅぞ、謎解きの世界をご堪能あれ〜☆
2010年1月
街にはジングルベルがこだまし、LEDの灯りが木々を彩っている。今日までは誰もがクリスマス気分で、明日からは年の瀬気分。もういくつ寝ると正月気分を味わうのだろ…
「ソラ君はモデルの卵だ。才能も華もある。しかし言語の壁が越えられていない。そんなときに彼女を救うものはなんだろうね」 潮香はボクらにクイズを出すように、のんび…
潮香が奪還した宝石は館山館303にある。「あなたに持っていてほしい」「では、君が必要になるまで預かっていることにしよう」 潮香はあえて念書など書かずにソライ…
ソライヤは何も語ろうとはしなかった。ただ長い睫毛の目を淋しげに伏せていた。「タマ君、借りるよ」 ソライヤへの追及をあっさりとあきらめた潮香は、ボクの携帯電話…
「ミトゥキ?」 ソラは独特な発音で潮香の名を呼んだ。潮香はまたソラの家を訪れたのだ。「ちゃんと保管してあるか見せてほしいんだ」 改めて部屋の中で開陳された宝石…
潮香はいつもの人を食った表情で、ひらひらと手を振った。「支店長はね、バカラが好きだそうだよ。博多での自慢話でも聞いてきたらどうだい」 一尺力刑事が出て行った…
「通り魔なんじゃないの?」 潮香の声には明らかに関心が含まれてなかった。「目撃されてんだよ。長身の人物が立ち去っていくのをな」 一尺力刑事が玄関先で吼えている…
スミレは午後から一本撮影会が入っていて慌てて用意をしていた。「祝日だってのに大変だね」「そういうときこそ地方のファンの方がやって来てくれるの。まあ、ファン感…
その夜、ボクは38度5分の熱を出し、すっかり寝込んでしまった。 激しい緊張からくる疲労が原因だろう。以前スキーに行ったときにもこうなった。 バイトも休みを取…
潮香がハンマー投げのように振り回したバッグのえじきになり、宙を舞った。 次の瞬間アメフト選手のような巨体が迫り、払う手で突き飛ばされる。 梶原が突進をまとも…
2010年1月
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