翌朝、起きたらメールが入っていた。 【 \^o^/おはよう郁男ちゃん。お目覚めはいかが。わたし夢の中に出てこなかった。】 送信時刻を見ると夜中の2時である。 主婦なら昼寝も出…
帰り着いたら午後8時を過ぎていた。 家内は無言でカレーだけ温めると直ぐに2階に上がった。 最近家内は2階の寝室でDVDを見るのに凝っている。 子供は二人とも大学に行ってしま…
うん・・・・・・やはり、あの頃の思い出話やな。 ボクが秀美にふられたあの痛ましい時期は避けて、楽しかった中学時代がいいだろう。 道中色々な出来事を回想した。 そして、ボク…
【秀美ちゃん、15年ぶりだね。清川ですよ。元気ぃ?】 返事は直ぐに来た。 【はあい(^O^)郁夫ちゃん元気? こんなにも月日が経って話が出来るなんて夢のようです。よろしね。】 自…
高校に入ってから2回ほど映画に行ったが、それも同級の中平と三人で行ったのでデートとは言えないだろう。 高校卒業でいよいよ離ればなれになると言う時、秀美の好きな人が判明して大…
ボクにとって秀美は特別な女性だ。 それは真紀もよく知っている。秀美の方はどう思っていたかわからないが、ボクは高校を出るまで秀美のことをずっと好きだった。 他の女性に目移り…
「やっぱり秀美ちゃんと聞いてうろたえたなぁ」 真紀がククッと意地悪そうな笑い声をあげる。 真紀は一方的に話を続けた。 真紀はお盆に帰郷した際、秀美の母とばったり会って秀美の近…
有田から和歌山へと続く峠を越えたところで携帯が鳴った。 ボクは鮎釣りの帰りだった。 メールの着信音。 運転しながら携帯を開くと真紀からだ。 真紀とは幼なじみ。 ボクた…
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