メタボリックシンドロームは、食べ過ぎ、特に油の摂り過ぎが原因として考えられてきました。特に、内臓脂肪型肥満か健康に良くないことが知られています。いわゆる中年男性に多い"お腹ポッコリ"の肥満です。しかし、実験動物に高脂肪食を与えて肥満にさせた場合には体全
糖鎖ショップ(糖鎖サプリメント、ダイナトーサを販売中)店長の健康談話と、ひとりごと!
糖鎖ショップ:http://www.tousashop.jp/ の店長まるふくのブログです。糖鎖の働き、健康談話などを紹介しております。
~液滴を介した転移促進タンパク質の分解でがんの遠隔転移を克服できる可能性~現在までに、がん細胞の増殖を抑制する薬剤として数多くのチロシンキナーゼ阻害薬(TKIs)が開発されています。これらTKIsは分子標的治療薬に分類され、少ない副作用で高い治療効果が
~経口免疫療法前後での小児の調査~食物アレルギーの基本的な対処法は、アレルゲンの除去のみでした。しかし、近年、経口免疫療法の有効性が報告されています。経口免疫療法はアレルゲンを少量から徐々に増やして摂取することで、免疫寛容を誘導します。また、免疫寛容
~抗原刺激による胚中心B細胞のカルシウム上昇が重要~私たちの体をウイルスなどの外敵(抗原)から守るために作られる抗体はB細胞によって作られます。B細胞はリンパ組織の中に作られる胚中心と呼ばれる場所で、抗体の性能を高め、生体防御の役割を果たします。胚中
~治療後に起きる細胞死-フェロトーシス-を抑制する心不全治療法の開発~心筋梗塞は、心臓の筋肉への血流が遮断される疾患で、治療後も心筋の障害は進行しやすいのが現状です。疾病の進行は極めて早いため、これまでは病態が進行した“後”で行われる研究が主なものでし
~2種類の皮疹性状に関連する遺伝子発現パターンを解明~今度、理化学研究所、慶應義塾大学医学部、大阪大学大学院医学系研究科の共同研究グループは、アトピー性皮膚炎患者の複数の形質に関わる病態の違いを同定しました(2023年10月20日リリース)。同共同研
~糖鎖の欠損が示すがん免疫療法の新しい道~がん細胞の増殖と転移は、がん細胞とがん微小環境との相互作用に大きく依存しており、その中で糖鎖の役割が注目されています。特に、免疫チェックポイントなどの分子の糖鎖付加は、免疫細胞の活性や薬の効果に大きな影響を与え
~骨粗鬆症、大腿骨頸部骨折の治療への応用に期待~骨はからだを支え、内部の脳や臓器を守る役割だけではなく、骨の内部(骨髄)には血液幹細胞が存在し、日々赤血球や白血球などの血球を産生し、全身に送りとどけます(造血)。この骨格としての役割と、血液産生の役割の
~簡単な血液検査だけで、さまざまながんの早期発見が可能に~今度、名古屋大学大学院医学系研究科の小寺泰弘教授、神田光郎講師、篠塚高宏大学院生の研究グループは、血液検査にて測定でき、胃がんを始めとした複数のがんを早期に検出できる新しい血液がんマーカーとして
~創薬実現に向けた技術開発、安全性向上に期待~RNAワクチンは、病原体の目印となる「抗原」を遺伝子情報としてメッセンジャーRNA(mRNA)に組み込み、生体内でタンパク質がつくられるようにした製剤です。mRNAを生体内の細胞の中に届けるために、脂質ナ
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メタボリックシンドロームは、食べ過ぎ、特に油の摂り過ぎが原因として考えられてきました。特に、内臓脂肪型肥満か健康に良くないことが知られています。いわゆる中年男性に多い"お腹ポッコリ"の肥満です。しかし、実験動物に高脂肪食を与えて肥満にさせた場合には体全
~がん転移の起点は活性酸素種からの逃避だった~日本人の死因の第一位はがんであり、その多くは原発巣ではなく「転移」による影響で亡くなります。しかし、がんはなぜ転移するのでしょうか?がんにとって転移はどのようなメリットがあるのでしょうか?これほど重要な問い
認知症は、世界的に患者数が増加しており、日本国内においても高齢化の進行とともに深刻な社会課題となっています。近年、疫学的な研究から、認知症は生活習慣や環境の影響が大きいことも明らかになり、生活習慣病のひとつとして位置づけられるようになりました。そのため
~高齢者診療と歯科診療の連携による包括的な診療の重要性を示唆~歯周炎は、歯周病が進行した状態を指し、これまで各臓器に悪影響を及ぼすことが報告されていました。しかし、認知機能の低下が口腔内の衛生維持を困難にし、結果として歯周炎を招くのか、あるいは口腔環
~食道発がんに重要な3因子の同定~WHO(世界保険機関)は、健康によいアルコール摂取量はないとし、わが国でも、食道がんの発生を抑えるアルコールは「ゼロ」とされています。またWHOの下部組織IARC(世界がん研究機関)は、アルコール飲料に含まれるエタノー
~肥満や糖尿病などの代謝性疾患予防・治療法の開発応用に期待~食事は日々の栄養摂取において最も重要な要素ですが、特に高脂肪・高糖分の摂取によるエネルギー恒常性の破綻は肥満を引き起こします。スクロース(砂糖)、グルコース(ブドウ糖)およびフルクトース(果糖
~想像以上に高齢者では腎アミロイドーシスをきたしている?~社会の高齢化に伴い、高齢の慢性腎臓病(CKD)および透析患者数は増加し、医療的にも社会的にも問題となっています。CKD患者では脂質異常症を認める患者が多いことが知られていますが、脂質異常症の発症
~"老害"ニューロンが脳機能の老化を引き起こす!?~今度、名古屋大学大学院理学研究科の野間健太郎准教授らの研究グループは、線虫(C.elegans)を用いた研究から、脳機能の老化が、ニューロンの過剰な活性化により引き起こされることを発見しました(202
「現在の日本では、人口減少が進む一方で、心不全患者数は増加しています。2030年には130万人に達するとも予想されており、「心不全パンデミック」の到来が危惧されています。心不全の5年生存率はおよそ50%であり、これは全がんの生存率よりも悪く、新しいコンセ
慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、世界の死因の第3位を占める重要な呼吸疾患です。この病気は主に喫煙により起こる肺の慢性炎症が原因であり、肺気腫という特徴的な病理学的所見を呈します。近年、腸内細菌叢を介した腸管と肺疾患の関連、特に腸内細菌によって産出される
高齢化が進むにしたがい、歯を喪失した高齢者の数は増加しています。入歯は歯を失うことにより低下した食事の機能を補助し、健康維持に役立つと考えられてきました。しかし、入れ歯の状態が高齢者の死亡リスクにどの程度影響するのか、その関連性を大規模な追跡研究によっ
~新たながん免疫療法への応用に期待~NKT細胞は、ナチュラルキラー細胞とT細胞の性質を併せ持つ免疫細胞です。がん細胞を排除する性質があることから、がん治療を目指した臨床試験が行われています。NKT細胞を活性化する抗原は長らく不明でしたが、海洋生物が検出
~神経細胞の陰に隠れたスター~脳は、神経細胞、グリア細胞などで構成されています。これまで睡眠覚醒は主に神経細胞によって制御されていると考えられてきました。しかし、近年、睡眠覚醒におけるグリア細胞の役割に注目が集まっています。今度、北海道大学大学院理学
~"絆"によって生まれるオキシトシンの健康メリットの新事実~今度、慶應義塾大学医学部のグループは、先端医科学研究所および自治医科大学のグループと共に、社会的孤独が脳視床下部でのオキシトシンの分泌を減少させ、肝臓における脂質代謝異常を招くことで動脈硬化を
~腸内菌は脳で新しく生まれる神経細胞を正常に発達させるキープレイヤー~成体神経新生は、大人になってからも脳が新しい神経細胞を作り出す現象のことです。哺乳類では、特に海馬という脳の領域で起こることが知られています。ここで新しく作られた神経細胞は、記憶や学
~食品中成分を活用した新規がん予防・治療法の開発に期待~共役脂肪酸とは乳製品や肉製品に含まれる共役リノール酸や、(桐、ゴーヤ、ザクロなど)一部の植物体や種子中に存在する共役リノレン酸など、食品に含まれる特殊な脂肪酸の総称です。古くから抗腫瘍作用を有する
今度、名古屋大学環境医存研究所の堀内麻衣研究員、渡邉征爾講師、山中宏二教授の研究グループは、荻明男教授らと共同してALSの原因遺伝子産物であるTARDNA結合タンパク質43(TDP-43)がグリア細胞の一種であるオリゴデンドロサイトにおいて過剰に発現する
~有効な末梢神経再生方法の開発に期待~今度、北海道大学大学院医学研究院の角家健特任准教授、鈴木智亮客員研究員らの研究グループは、軸索(神経細胞が情報を伝える導線に相当する部分)の再生を促す分子を発見しました(2024年12月10日リリース)。末梢神経
~交感神経の理解をメジャーアップデートへ~ヒトを含む動物のさまざまな臓器は、交感神経と副交感神経が拮抗的な制御を受けています。これらの自律神経は、全身の臓器を一斉に一方向に制御するものと捉えられており、個々の臓器に特化した精細な制御があるとはこれまで一
~機械学習により記憶の古さを示す多領域活動パターンを特定~今度、理化学研究所の研究チームは、海馬・前頭前野および扁桃体の間でのダイナミックな神経活動伝達パターンが、恐怖記憶が形成された時期を反映することを発見しました(2024年12月9日リリース)。
冷え症は、腰や手足などを冷たく感じ、痛みなどを伴うことが知られている状態です。女性に多く、その原因は、女性ホルモンの乱れや自律神経の失調など、さまざまな要因が考えられています。今度、慶應義塾大学医学部の呉雪峰研究員、吉野鉄大特任講師、三村將名誉教授、(
~泉質ごとに異なる腸内細菌が増加、温泉の効果解明に貢献~温泉は長い歴史を通じて、健康の増進や病気の治療に利用されてきました。日本には化学物質の種類と濃度により10種類の療養泉(泉質)があり、それぞれ効能が異なると伝えられてきました。一方で、それらが健康
~自己免疫疾患・アレルギーの新たな治療薬開発への応用に期待~病原体が体内に侵入すると、樹状細胞やマクロファージなどは、ウイルスや細菌を貪⾷・分解し、異物断⽚(抗原)を提⽰します。T細胞表⾯に存在するT細胞受容体(TCR)が抗原を認識すると、T細胞が活性
~腸の幹細胞では細胞死のフィードバック機構が働かない~組織幹細胞は、体のさまざまな組織に存在する未分化な細胞であり、組織の維持や再生に寄与しています。哺乳類やショウジョウバエなどのさまざまな生物において、組織幹細胞は死ににくいことが知られています。例
~日本人の飲酒行動を決定づける遺伝的構造の解明と食道がんリスクとの関連~これまでの研究で、人がどれだけお酒を飲むかは遺伝によっても影響を受けることが分かっています。お酒を飲むと、アルコールは主にアルコール脱水素酵素によりアセトアルデヒドに分解され、アセ
60歳以上の日本人女性の約60%が高血圧を有しており、特に分娩と妊娠高血圧症候群は女性特有の高血圧のリスク因子であることが知られていますが、分娩回数と高血圧の関連についてコンセンサスが得られた見解はありません。今度、東北大学大学院医学系研究科の岩間憲之
今度、慶應義塾大学医学部の伊藤裕前教授、林香教授、山口慎太郎専任講師、坪田一男教授、安井正人教授、岡野栄之教授らの研究グループは、抗老化候補物質として注目されているNMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)が、健康なヒトにおいて長期間安全に内服可能である
~大規模共同研究が新たな知見を提供~拒食症の病態理解のための脳MRI研究は世界中で行われていますが、症例数が不十分であるため、結果の一貫性に疑問が呈されていました。これらの課題を受けて、国際的な共同研究組織は、世界中の研究施設から拒食症の脳MRIデー
B型肝炎ウイルスは肝細胞膜に存在する胆汁酸輸送体NTCPを受容体として利用し、肝細胞に感染することが知られています。今度、東京大学大学院薬学系研究科、横浜市立大学大学院生命医科学研究科、京都大学大学院医学研究科、国立感染症研究所の共同研究チームは、以下
今度、東京大学医学部附属病院、京都大学大学院医学研究科、江戸川大学社会学部、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構らの研究グループは、系統的レビューと要素ネットワークメタアナリシスを実施し、不眠症の認知行動療法の有効な要素を明らかにしました(2024年1月1
~病気の発見、予防、治療への糖鎖の利用を促進~従来型の方法では細胞内のRNA発現のみを解析可能であり、細胞表面に局在する生体分子である糖鎖の情報を直接解析できませんでした。糖鎖は多様性が大きく分岐構造があるなどの理由から、その解析には多大な時間と労力が
~乳幼児からはじまるアレルギーマーチを早期に断ち切る治療薬へ期待~花粉症をはじめとするアレルギーは国民病となっています。現在、舌下療法などのアレルゲン免疫療法が根治療法として広く用いられていますが、口の中やのどの腫れ、かゆみなどの副作用の発症率が高く、
近年、LG13遺伝子の変異が遺伝性の知的障害を引き起こすことが報告されていましたが、その機序はこれまで明らかにされていませんでした。今度、名古屋大学大学院医学系研究科の宮﨑裕理助教、深田優子准教授、深田正紀教授らの研究グループは、生理学研究所の大塚岳助
~がん患者の口腔清掃の重要性を明らかに~口腔内細菌であるミュータンス菌は、歯周炎などがあると血液循環に侵入して様々な臓器に影響を及ぼすことが報告されてきました。一方、血管炎症は血栓形成促進に働きます。がん患者の合併症として血栓症が知られており、死亡原
~現実的な実験データの制約下で適用可能なモデル~アルツハイマー病は、脳の神経細胞が徐々に変性する進行性の疾患です。主に高齢者に見られ、記憶力の低下や認知機能の障害が特徴です。原因は完全には解明されていませんが、アルツハイマー病患者の脳では、神経細胞の変
~新規の化合物iCDM-34がウイルスゲノムの合成を抑制~今度、東京慈恵会医科大学、慶應義塾大学、理化学研究所、京都大学、明治薬科大学の共同研究により、B型肝炎の完治が見込まれる新たな抗ウイルス薬の候補、iCDM-34(ピラゾール含有新規低分子化合物)
~パニック障害などの原因究明に期待~不安障害には、全般性不安障害、社会不安障害、強迫性障害や、パニック障害などいくつかのサブタイプが存在し、家族間で遺伝が認められるなど遺伝的な要因が原因の一つと考えられている精神疾患です。世界中で2億8000万人以上
~好酸球が多いがんは予後良好~食道がんは、病理学的には扁平上皮がん(SCC)と腺がんに分類されます。日本を含むアジアでは、ほとんどが食道SCCであり、発生の最大のリスク要因は、喫煙や飲酒です。食道SCCの男女別の発症の割合は6対1で多くが男性であり、非
~若齢期のみのアミノ酸摂取制限により寿命延長が可能~食餌制限が寿命延長効果を示すことはさまざまな生物で確認されており、ヒトについてもさまざまな食事制限による健康増進法が提唱されています。中でも、アミノ酸であるメチオニンは寿命に大きな影響を与えることが知
~生理・病態・環境・ホルモン・遺伝子などの影響を一つの因子で説明~今度、大阪大学大学院医学系研究科の下村伊一郎教授、福原淳範寄附講座准教授、シンジフン寄附講座助教らの研究グループは、ヒトの脂肪組織量を規定する因子としてHSP47を同定しました(2023