~治療法の開発による健康寿命の延伸に期待~歳をとると、骨格筋はなぜ萎縮するのでしょうか?結合組織はなぜ増えるのでしょうか(筋の柔軟性の低下)?一見簡単そうな問でも答えるのは容易ではありません。筋の加齢変化に関連する遺伝子発現変化が多数報告されていますが
糖鎖ショップ(糖鎖サプリメント、ダイナトーサを販売中)店長の健康談話と、ひとりごと!
糖鎖ショップ:http://www.tousashop.jp/ の店長まるふくのブログです。糖鎖の働き、健康談話などを紹介しております。
おもてなしとは、接客業における日本独自の心がけの事ですが、このおもてなしに関する脳活動の解明は未だ行われていませんでした。今度、生理学研究所の柿木隆介名誉教授らは、おもてなしに長けた温泉女将の方々をはじめとする接客業の方々は、接客の際のお客さんの表情を
~ひきこもりの栄養療法としての予防法・支援法の開発加速に期待~社会的ひきこもりは6ヶ月以上自宅にとどまり続ける状態であり、ひきこもり状況にある人(以下、ひきこもり者)は国内110万人を超えると推定され、特にコロナ禍において、その予防法・支援・治療法の確
早期パーキンソン病患者において2年後の症状進行を予測する腸内細菌を同定
今度、名古屋大学、岩手医科大学、岡山脳神経内科クリニック、福岡大学の研究グループは、パーキンソン病患者165人を2年間フォローアップして、研究開始時の腸内細菌叢から2年後の症状進行を予測するランダムフォレストモデルを作成しました(2022年6月2日リリー
~パーキンソン病の新たな治療薬開発への応用に期待~エクソソーム(細胞外小胞)には様々な生理活性物質が含まれており、周囲の細胞や組織・器官の恒常性を調節している他、パーキンソン病など様々な疾患とも密接に関連しています。しかしながら、細胞内で形成されたエ
~運動後の筋力回復に着圧サポーターは効果的か?~着圧サポーターとは、筋肉や関節に一定の圧力をかける装着具で、怪我の予防や疲労の回復に効果があるとされています。特に疲労の軽減や筋力回復のために、トレーニング中や試合後に着圧サポーターを使用する事が、ここ
~がん浸潤を抑える新規治療法への貢献に期待~がん細胞が原発巣から周囲の正常組織に広がる事(浸潤)は、がんが全身に広がる事(転移)へ繋がります。最近では、がん細胞が集団として浸潤する事(集団浸潤)で、転移巣の形成を促進させる事がわかってきました。この事
~温度をシグナルに使った細胞の振る舞い制御に糸口~私たちの体は細胞という1ミリの1/10~1/100程度の大きさの小さな単位で作られています。長い間、この様な小さな空間ごとに、区別された温度を維持する事ができるとは、物理学の常識の中で想像された事もない事
アレルギーに関わる「ヒスタミン」が脳の活動を調整する仕組みを解明
アレルギー関連物質として働くヒスタミンは脳内にも存在し、神経細胞が情報をやり取りするために使われます。そして、脳内のヒスタミンは覚醒状態の維持や、認知機能に関わると考えられています。例えば、ヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン薬はアレルギーの治療に用い
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~治療法の開発による健康寿命の延伸に期待~歳をとると、骨格筋はなぜ萎縮するのでしょうか?結合組織はなぜ増えるのでしょうか(筋の柔軟性の低下)?一見簡単そうな問でも答えるのは容易ではありません。筋の加齢変化に関連する遺伝子発現変化が多数報告されていますが
乳がんは、日本や欧米など世界的に女性が罹患する最も多いがんです。最新の統計では、生涯のうちに日本人女性の9人に1人が乳がんに罹患することが見込まれ、さらに、罹患者数のみならず死亡数も増加傾向にあり、大きな問題になっています。診断技術や分子標的薬の進歩な
~がん幹細胞によるマクロファージの老化がカギだった!~免疫系をもつ動物に「がん」が発生するのはなぜでしょうか。近年、「がん」の発端となる細胞として「がん幹細胞」が提唱されました。がん幹細胞を標的とした治療を行えば、理論上はがんの根治につながる可能性があ
~骨格筋の代謝物を標的とするサルコペニア治療法の開発に期待~糖尿病は、転倒や骨折や寝たきりに結びつくサルコペニアのリスク増加と関連しますが、サルコペニアに対する有効な治療法はありません。最近、糖尿病の治療薬であるナトリウム-グルコース共輸送体2(SG
~アルツハイマー病のスクリーニングに有用な可能性~わが国で認知症に罹患した人は2025年には675万人と推計されており、そのうち多くをアルツハイマー型認知症が占め、その数は466万人と予測されています。加えて、より若年から発症する若年性のアルツハイマ
~肺腺がんの予防・早期発見にむけた手がかりとして期待~肺がんはがん死因の一位であり、日本では年間に約7万6千人、全世界では約180万人の死をもたらしています。肺がんの中でも最も発症頻度が高く、増加傾向にあるのが肺腺がんは、肺がんの危険因子である喫煙と
~マウス糖尿病の治療に成功~多くの糖尿病は、血糖値を下げるホルモン(インスリン)を産生する唯一の細胞である膵臓のβ細胞が減少することで血糖値が上昇し発症します。このβ細胞を体内で増やす治療法が世界中で求められていますが、現在のところ開発されていません。
~液滴を介した転移促進タンパク質の分解でがんの遠隔転移を克服できる可能性~現在までに、がん細胞の増殖を抑制する薬剤として数多くのチロシンキナーゼ阻害薬(TKIs)が開発されています。これらTKIsは分子標的治療薬に分類され、少ない副作用で高い治療効果が
~経口免疫療法前後での小児の調査~食物アレルギーの基本的な対処法は、アレルゲンの除去のみでした。しかし、近年、経口免疫療法の有効性が報告されています。経口免疫療法はアレルゲンを少量から徐々に増やして摂取することで、免疫寛容を誘導します。また、免疫寛容
~抗原刺激による胚中心B細胞のカルシウム上昇が重要~私たちの体をウイルスなどの外敵(抗原)から守るために作られる抗体はB細胞によって作られます。B細胞はリンパ組織の中に作られる胚中心と呼ばれる場所で、抗体の性能を高め、生体防御の役割を果たします。胚中
~治療後に起きる細胞死-フェロトーシス-を抑制する心不全治療法の開発~心筋梗塞は、心臓の筋肉への血流が遮断される疾患で、治療後も心筋の障害は進行しやすいのが現状です。疾病の進行は極めて早いため、これまでは病態が進行した“後”で行われる研究が主なものでし
~2種類の皮疹性状に関連する遺伝子発現パターンを解明~今度、理化学研究所、慶應義塾大学医学部、大阪大学大学院医学系研究科の共同研究グループは、アトピー性皮膚炎患者の複数の形質に関わる病態の違いを同定しました(2023年10月20日リリース)。同共同研
~糖鎖の欠損が示すがん免疫療法の新しい道~がん細胞の増殖と転移は、がん細胞とがん微小環境との相互作用に大きく依存しており、その中で糖鎖の役割が注目されています。特に、免疫チェックポイントなどの分子の糖鎖付加は、免疫細胞の活性や薬の効果に大きな影響を与え
~骨粗鬆症、大腿骨頸部骨折の治療への応用に期待~骨はからだを支え、内部の脳や臓器を守る役割だけではなく、骨の内部(骨髄)には血液幹細胞が存在し、日々赤血球や白血球などの血球を産生し、全身に送りとどけます(造血)。この骨格としての役割と、血液産生の役割の
~簡単な血液検査だけで、さまざまながんの早期発見が可能に~今度、名古屋大学大学院医学系研究科の小寺泰弘教授、神田光郎講師、篠塚高宏大学院生の研究グループは、血液検査にて測定でき、胃がんを始めとした複数のがんを早期に検出できる新しい血液がんマーカーとして
~創薬実現に向けた技術開発、安全性向上に期待~RNAワクチンは、病原体の目印となる「抗原」を遺伝子情報としてメッセンジャーRNA(mRNA)に組み込み、生体内でタンパク質がつくられるようにした製剤です。mRNAを生体内の細胞の中に届けるために、脂質ナ
~採血だけで予測可能な疾患リスク検査の精度を向上~世界中で高齢化人口が増加しており、アルツハイマー病(AD)、パーキンソン病(PD)、レビー小体型認知症(DLB)など、加齢に関連する脳疾患が増加しています。これらの疾患の早期治療介入と発症前予防を行う
~FGF21とオートファジーが協調的に働き腎臓病に対抗する~今度、大阪大学大学院医学系研究科の南聡特任助教、酒井晋介医員、山本毅士特任助教、猪阪善隆教授らの研究グループは、加齢や肥満に伴う腎臓病の進展に対抗する新しい機構を明らかにしました(2023年9
~増えた細胞が食べられて減ることで出産後の血糖値を正常に保つ~膵臓のβ細胞は、血糖値を下げるホルモンであるインスリンを産生する唯一の細胞です。糖尿病はβ細胞が減少することで血糖値が上昇して発症します。これまで、妊娠中にはβ細胞が増え、出産後に速やかに
~「きつ音」中高校生の社交不安症の併発に注意~「きつ音」(どもり症)は発話時に流暢に話せないことがあることが特徴で、中高校生に1%に存在します。幼児期、小学生の頃は「きつ音」の支援は教育機関・福祉医療機関での対応がありますが、中高校生以降は支援する機関
~効果が持続化するワクチンの開発に期待~ワクチンで誘導される中和抗体は、ウイルス感染からの防御に必須の働きをします。ワクチンの持続効果は、中和抗体を産出するプラズマ細胞の寿命に依存していると考えられます。しかし、これまでプラズマ細胞の生存を追跡する方
今度、名古屋大学大学院医学系研究科の平山正昭准教授、大野欽司教授、西脇寛助教らの研究グループは、岡山脳神経内科クリニックの柏原健一院長、岩手医科大学の前田哲也教授、福岡大学の坪井義夫教授らとともに、レビー小体病、パーキンソン病、レム睡眠行動異常症の患者2
~世界初、新たながん転移抑止戦略の開発に期待~がんが人類最大の死因である原因は、がん細胞は血管を移動路として使用して活動の場を全身に広げる、いわゆる「血行性転移(以降、転移)」を行う性質によるものです。血管中を循環するがん細胞の多くは毛細血管から血管
コレステロールは、私たちの身体のすべての細胞の細胞膜の主成分であり、細胞内コレステロールの60%~90%が細胞膜中に存在します。一方、細胞内のコレステロール量は、小胞体という細胞小器官に存在するセンサー(SCAP/SREBP)によって維持されていると考
~世界最大のヒト血清マイクロRNAデータベースを公開~今度、慶應義塾大学薬学部の松崎潤太郎教授、東京医科大学医学総合研究所の落合孝広教授らを中心とした、国立がん研究センター、国立長寿医療研究センター、東レ(株)、(株)Preferred Networksなどの共同研究グルー
~精神神経疾患の新たな病態解明に期待~哺乳類の脳には神経細胞のみならず、それを上回る数のグリア細胞が存在し、神経細胞の活動をバックアップします。中でもアストロサイトは主要なグリア細胞の一種であり、発生・発達期の神経ネットワークの形成等に重要な役割を果た
~データベース構築で食生活や病気との関わりを明らかに~我々の腸内には、細菌やウイルスなど数多くの微生物が存在し、腸内微生物叢を構成しています。腸内微生物叢は免疫反応や代謝応答を介して我々の体に大きな影響を与えており、多くの病気との関連が既に示されていま
~夜間の温泉習慣で高血圧発症抑制に期待~高血圧は病院受診の最大の原因であり、治療期間が長く、医療経済への負担が大きい疾患です。日本では50歳以上の男性及び60歳以上の女性の60%以上が高血圧に罹患しています。厚生労働省からは、65歳以上の高齢者と高血
~Y染色体と Sry遺伝子が消失してもオスは消滅しない~ヒトを含む哺乳類のほとんど全ては、男性(オス)はY染色体をもち、Y染色体上のSry遺伝子により性が決定されます。ほんの少数の種において、Sry遺伝子がなくてもオスが生まれる例が報告されていますが、その性決定の
動脈硬化は、低レベルの炎症が持続する「慢性炎症」を基盤に生じ、心筋梗塞や脳卒中の原因となります。高齢化社会を迎えたわが国においても、動脈硬化性心血管疾患は年々増加しています。これまで、血清コレステロール値のコントロールは動脈硬化の予防に重要である事がわ
全身性エリテマトーデスは自己免疫疾患のひとつであり、本邦では、約6~10万人の患者が存在すると報告されています。その詳細な病因や病態はまだ十分に解明されていないため、その病態解明と治療開発が喫緊の課題となっています。今度、東北大学大学院医学系研究科の照
難治性自己免疫疾患である全身性エリテマトーデス(SLE)は、効果の高い治療の開発に難渋しており、その病態の詳細を明らかにする事は非常に重要です。今度、名古屋大学大学院医学系研究科の北井啓己大学院生、加藤規利講師、丸山彰一教授、門松健治教授、鈴木洋教授(責任
~抹消部の血流促進と冷え改善への活用に期待~今度、北海道大学大学院工学研究院の若林斉准教授、同農学研究院の崎浜靖子講師、橋本誠教授らは、共同研究により、赤ビーツ飲料の摂取によって、冷えた手指が早く温まる事を明らかにしました(2022年10月31日リリー
~がんの特性をPRSで解明~がんの発症には、加齢・喫煙・放射線暴露など様々な「環境因子」が関与する事が知られていますが、各個人の「遺伝因子」すなわち「遺伝的がんリスク体質」も重要である事が知られています。今度、大阪大学大学院医学系研究科の難波真一(博士課
~グリア細胞による神経細胞の微細構造の貪食が記憶を支える~記憶の形成は、脳神経細胞間のシナプス伝達が強くなる、もしくは、新たなシナプス接続が形成される事で作られると考えがちですが、むしろ、不要なシナプスでの信号伝達が弱くなる、もしくは、シナプス接続その
~膵がん由来の細胞外小胞が脂肪分解を引き起こすメカニズムを解明~進行したがん患者では、全身の脂肪や筋肉が萎縮して体重が極端に減少する「悪液質」の症候がしばしば見られます。一方、膵がんでは、まだ病変が局所にとどまっているうちから体重減少を呈する事が知られ
~オキシトシンを介して食欲を抑制する神経回路を同定~食欲は動物の根源的な欲求ですが、脳には過剰な摂取を防ぐための機能も備わっています。マウスは適切な量の餌を食べると、それ以上食べるのをやめますが、これは脳内で食欲を抑制する神経回路が活性化されるためだと
~エピジェネティクスと緑内障~緑内障は日本における中途失明原因の第一位の眼疾患で、約500万人の患者がいると推定されています。日本人40歳以上の有病率は約5%といわれており、加齢に伴いその割合は増加します。緑内障発症のリスクの1つとして、眼圧の上昇に
~非侵襲的な低出力パルス波超音波治療の有効性~心不全には、左心不全と右心不全の2つのタイプがあり、これまで左心不全に対する有効な薬物療法は数多く開発されてきました。しかし、右心不全に有効な薬剤はまだ開発されておらず、この点でも世界的に大きな問題となって
~年齢と4つの自覚症状から分かる診断尺度~今度、大阪大学大学院医学系研究科の江頭隆一郎特任助教、萩原圭祐特任教授らの研究グループは、患者さんに負担のかからない簡便な質問で、フレイルまたはプレフレイル状態を判定できる診断尺度の開発に成功しました(2022