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活字中毒者地獄のりす蔵 https://risuji.hatenablog.jp/

本を読まずにはいられない。本を読む時間は、通勤電車の中だけ。もだえ苦しみながらの読書生活。

りすじぃ
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2008/08/23

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  • 間宮林蔵/吉村昭

    『間宮林蔵』を読んだよ。伊能忠敬の次世代。間宮林蔵といえば間宮海峡と日本史か地理で習ったはず。でも、それだけ。間宮海峡がどこにあるのか、それが地理的、歴史的、社会的にどういう意味を持つのかということは、まったく知らずに。あっ、地理的には分かっているつもりだったけど。で、本書はその間宮林蔵の生涯を描く歴史小説。小説ではあるけれども、吉村昭氏が史料に基づいて、さらに解釈と想像を加えて書かれているよ。形式的にはっきり分かれているわけではないけれども、構成的には二部構成という感じ。前半は樺太探査の話。後半はその後の隠密活動といったところか。林蔵の活動もガラリと変わるし、最後の方は考え方も変わってくる。…

  • 定本 バブリング創世記/筒井康隆

    『定本 バブリング創世記』を読んだよ。たまに読みたくなる。コロナ禍の読書は積ん読Kindle本をせっせと片付けているんだけど、たまには志向を変えたくなって、今回はAmazon Prime Readingからの選択。おっこれは!という本がたまに出ているわけで、今回はその中からこれ。筒井康隆の短編集。相変わらずというか、嬉しいほどにというか、まさに奇想天外。普段の感覚では味わえないような体験が読書でできるのが、また楽しいといったところか。では、その奇想天外ぶりはいかに。 まずは、表題作の「バブリング創世記」。ドンドンはドンドコの父なり。ドンドンの子ドンドコ、ドンドコドンを生み、ドンドコドン、ドコド…

  • 彼のオートバイ、彼女の島/片岡義男

    『彼のオートバイ、彼女の島』を読んだよ。昭和の香り。自分が子供の頃、本屋に行くと文庫本のコーナーは片岡義男を本で溢れていたことがあったっけ。そう、角川映画の全盛時代。次から次へと話題作が作られて、本と映画が売れまくっていたんだと思う。そんな中の作品の一つが本書。小説が1977年、映画が1986年。古いといえば古いけど、逆に懐かしさもありといった感じか。タイトル通り、彼と彼女の物語。もうひとりの主役はオートバイ。カワサキ650とヤマハ250。そして、舞台は長野の別所温泉から始まって、東京に移り、瀬戸内海の島まで。別所温泉は高原の夏。東京は秋から冬。そして、島では夏に戻ってくる。では、どんなところ…

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