news: i don't have time... ='(What's new? --最近の更新状況2008.08.23
登場人物第一章 森のヴァンパイア伝説1 2 3 4 5 6 7第二章1 2 3 4 5to be continued...
The Reborn毎年夏になると森にある別荘へ行くフローラ。しかしその森には、古くから伝わる伝説があった。伝説を知ったフローラは、ある決意をするが…。少女の、忘れられない一夏のストーリー。
「それで?咬まれた私はヴァンパイアになるの?」「咬まれてもヴァンパイアにはならないよ。それはただの伝説だから」リカルドはヴァンパイアについて解説するのが楽しくて仕方がないとでも言う風に、ウィンクして説明した。「ヴァンパイアになるにはヴァンパ
フローラは間近にあるリカルドの度アップの顔を見てボーっとなってしまった。今しがた命が狙われていると忠告されたにも関わらず。「フローラ、大丈夫?」リカルドは固まってるフローラを見て肩を揺さぶった。「本当に心配しなくていいんだよ。ねえ…瞬きし
フローラはベッドから立ち上がり、スーツケースの中を探って、紺のホットパンツとストライプ模様でフードが付いたパイル地の半袖パーカーを取り出して、ビキニの上に着た。 リビングに行くと、ソフィアとエヴァンがソファに腰掛けて喋っていた。「あのね、
ゆっくりとドアを開けた瞬間、ベッドの端に座っているリカルドの姿が目に飛び込んできた。サングラスをかけているから、漆黒の瞳は見えなかったが、綺麗なプラチナブロンドの髪ですぐに『彼』だと分かった。「リカルド!」フローラは思わず大声で叫んでしま
「フローラ!」ベンチに近づくフローラに気づいたソフィアが笑顔で呼びかけた。エヴァンも横で微笑んでいる。「…どうしたの?」ソフィアがフローラのこわばった表情を見て首をかしげた。「さっき家を出て…」フローラは森の奥に入った、と言おうとしたが思わ
「獲物を逃がすつもり?リカルド」フローラは振り向いて声の主を確かめた。思わず見惚れてしまったほど綺麗な女性だった。ウェーブのかかった長い髪は少年のプラチナブロンドの髪と全く同じ色で、彼女の黒い瞳も青白い肌も少年と全く同じだった。まるで同じ人
何とも言えない好奇心で、フローラはドアをノックしてみた。反応はない。もう一度ノックしてみたがやっぱり反応がない。このまま引き下がって来た道を戻ったほうがいいのだろうか。一瞬そう思ったが、せっかく来たのだからここで帰ってしまったらもったいな
フローラはとりあえず家に戻った。家には誰もいなかった。親は二人とも海辺のパブとかに出かけたのだろう。二階の自分の部屋に行くと、ラップトップを机から持ち上げてベッドの上に移動させて枕の上にのせた。サンダルを蹴って脱ぐと、フローラはベッドにう
翌日、フローラとソフィアは朝早くーーと言っても9時ごろだけどーー起きて、キッチンの棚からシリアルの箱を取り出し、ボウルに入れて食べ終わった後、さっさと森を抜けてビーチに行った。 アイスクリームパーラーに行くと、エヴァンが既にベンチに座って
フローラ / Flora物語の主人公。16歳。腰まで届くつややかな黒髪の美人。リカルド / Ricardo森の館に住んでいる少年。17歳。漆黒の瞳、プラチナブロンドの髪、青白い肌。ジャスミン / Jasmine森の館にリカルドと一緒に住んで
エヴァンは伝説について話し始めた。「オレは小さい頃から毎年この海に来ていたけど、いつも森には入るなと言われていた。最初は別に気にしなかったけど、さすがにこの年齢にもなって毎年注意され続けてると、好奇心が湧いてくるんだ。オレは親になんで森に
フローラとソフィアがアイスクリームパーラーでベンチに座ってアイスクリームをぱくついていると、アイスクリームパーラーの店長の息子が早速二人に話しかけてきた。フローラもソフィアも普段は学校で目立たないようにしてるが、実は二人とも結構もてるのだ
11年生になる前の夏休みーー…私は一生この夏休みを忘れないだろう。初めての出逢い、初めての秘密、初めての冒険、初めての裏切り、そして…初めての死。 フローラは夏休みになると、毎年家族で田舎にある別荘に行くことになっている。別荘にはほとんど毎
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