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レビューブログ【レブログ!】 https://reblog.hateblo.jp

映画、アニメ、ドラマ、マンガ、書籍、英語読書のレビューが5000件以上! レビューは毎日更新します。

ファン意識や世論に流されず、 自分の感じた感想を正直に伝えたいと考えています。

D.IKUSHIMA
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2008/06/18

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  • 極悪女王<全5話>

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81351263 1980年代の女子プロレスで活躍したダンプ松本と その周囲のレスラーたちの生き様を描いたもの。 主人公に関するエピソードは非常にスローペースで 全部で5話しかないのになかなか我々の知るダンプ松本にならないが、 ビューティ・ペアやクラッシュ・ギャルズといった 当時有名だった女子レスラーたちの葛藤が描かれていて面白い。 ただ、全体的に打撃技は手加減しているのが露骨で冷めるし、 体重を10キロ増やして挑んだという長与千種役の唐田えりかや ライオネス飛鳥役の剛力彩芽は身体が華奢すぎてペラペラ。 当時の試合をよく再…

  • 神在月(かみありづき)のこども

    神在月のこども スタンダード・エディション [Blu-ray]蒔田彩珠Amazon母を亡くしたショックが拭えない少女が 神の末裔だったことがわかった母と再会するため、 島根県の出雲大社を目指して走る話。 ストーリーは割とシンプルで展開も王道だが、 いろいろな地方に神社が点在する日本の特徴と 年に1度、神々が出雲に集まるという言い伝えが 子供にも理解できるような作風に仕上がっている。 非常にシンプルで物足りない部分もあるが、 子供向けの教材代わりなら悪くないデキだった。

  • ランド・オブ・ザ・デッド

    ランド・オブ・ザ・デッド (字幕版)サイモン・ベイカーAmazonゾンビの侵入を防ぐための要塞化した都市で 富裕層が豊かで安全な暮らしをする中、 下働きをするグループのリーダーが 仲間に奪われた装甲車を取り返しにいく話。 よくあるゾンビ対人間のサバイバル戦ではなく 世界中にゾンビが蔓延する中で築かれた 大きな格差社会が舞台になっているところが斬新。 また、ゾンビ側にもメインキャラクターがいるなど、 これまでのゾンビ映画とは少し異なる作風になっている。 登場人物が多く、敵対関係がやや複雑だが、 序盤から迫力と緊迫感が続くので退屈しない。 2人の悪役の最後があっけないのは残念だが、 全体的にはまず…

  • V/H/S ネクストレベル

    V/H/S ネクストレベル(字幕版)ケルシー・アボットAmazon「シンドローム」に続くシリーズ2作目で、 いろいろな恐怖映像を収めたビデオテープが 次々と再生されていくオムニバス作品。 POV方式特有の揺れまくる映像ばかりなのは前作同様だが、 今作は幽霊やゾンビといったありがちな題材が多く、 独自の怖さがあまり感じられないのが残念。 ところどころ恐怖感よりも安っぽさが上回ってしまうところもある。 また、ビデオテープを再生していく 土台部分が面白くないのも相変わらず。 2作目ということで少しはパワーアップするかと思ったが、 クオリティとしてはほぼ変わらずでイマイチだった。 【関連作品のレビュー…

  • DOGMAN / ドッグマン

    DOGMAN ドッグマンケイレブ・ランドリー・ジョーンズAmazon何匹もの犬とともに暮らす下半身不随の男の 不幸な生い立ちから今に至るまでを描いた話。 ひどい虐待を受けた幼少期から少しずつ過去を振り返り、 大量の犬を連れて、車椅子生活を送る現在に 少しずつつながっていく構成が絶妙で、 退屈させることのないストーリーテリングが見事。 不幸な状況をなんとか好転させようと 必死であがいても空回りするばかりで、 ずっと孤独な人生を過ごしてきた切なさと そんな彼を健気に支える犬の姿にグッとくる。 光の当たらない裏社会に生きる主人公だが、 その弱々しい生き様が痛々しく、 最初から最後まで引き込まれる良作…

  • ドーン・オブ・ザ・デッド<2004年公開版>

    ドーン・オブ・ザ・デッド (字幕版)サラ・ポーリーAmazon1978年公開の「ゾンビ(原題:Dawn of the Dead)」をリメイクしたもので、 ゾンビが街にあふれて人々が混乱する中、 市街地からの脱出を試みた者たちが ショッピングモールに籠城する話。 舞台となる施設が共通なだけで リメイクということはあまり気にせず 本作単体で楽しむことができるゾンビ映画になっている。 ただ、映像的には割と迫力があるものの、 サバイバルものとしては頭の悪い行動が目立ったり、 1時間40分と短めなのに登場人物が多くて 存在感の薄いキャラクターが目につくのが残念。 安全に脱出するための準備を整えるというの…

  • ラーゲリより愛を込めて

    ラーゲリより愛を込めて二宮和也Amazon第2次世界大戦が終わったにも関わらず、 ロシアの捕虜収容所で監禁され続けた日本兵たちの話。 言葉の通じない捕虜収容所で 日本人がどんな生活をしていたのかという点は興味深いが、 映画としては「だからなんなんだ」という内容。 主人公が実在の人物で、ロシア語が堪能なだけでなく、 他人のために全力を尽くした記録があるというのは理解できるが、 二宮和也の演じるキャラクターはあまりに嘘っぽく、 その聖人ぶりが鼻についてしまうのが残念。 戦争の悲惨さを描いたにしては安っぽく、 他作品に比べて圧倒的にリアリティが足りないし、 感情移入できる場面のない残念な仕上がりだっ…

  • 空の青さを知る人よ

    空の青さを知る人よ吉沢亮Amazon両親を亡くし、姉とふたりで暮らす女子高生の前に 幼い頃に憧れていた男性が2つの形で現れる話。 13年で変化した人間関係が題材だが、 メインキャラクターはやたら自分勝手に育っているし、 全体的に嫌な気持ちにさせられる場面が多くてウンザリする。 努力してきたベースの演奏が認められる気持ちよさでもなく、 生き霊が出現したお堂の秘密を探るSF的な面白さでもなく、 大人の尊敬できない部分を寄せ集めて みんながウジウジとする様子を眺めるだけの筋書き。 自分勝手な人間をひたすら見せられるばかりで 何を楽しませたい作品なのかがまったくわからなかった。

  • 大名倒産

    大名倒産神木 隆之介Amazon実は当主の血を引いていたことが明かされた若者が 借金だらけの藩を計画倒産させる策を任されてしまう話。 莫大な借金の責任を取って切腹させられる運命を いろいろな手を尽くして回避しようとするコメディだが、 お人よしの主人公やサバサバした幼馴染をはじめ、 愛着の湧くキャラクターがそろっていてとにかく楽しい。 徐々に味方が増えていく幸福感と退屈しないテンポのよさ、 勧善懲悪の痛快さがバランスよく混ざっており、 2時間で綺麗に楽しめる良作だった。

  • ナチュラル・ボーン・キラーズ

    ナチュラル・ボーン・キラーズウディ・ハレルソンAmazon各地を巡りながら殺人を繰り返すカップルの話。 まったく異なる映像作品を 少しずつ切り出したような構成は斬新だが、 ストーリーは山場がなくてひどく単調。 特に刑務所のシーンになってからは相当にキツく、 とにかく刺激のない淡々とした映像が流れるだけ。 奇抜な演出がされているというだけで、 映画としては何が魅力なのか まったくわからない作品だった。

  • あまろっく

    あまろっく江口のりこAmazon独身のまま仕事に打ち込んできたものの 突然のリストラを告げられた中年女性と 父親が再婚相手として連れてきた若い女性が同居生活を始める話。 序盤は偏屈な性格の主人公が痛々しく感じるが、 天真爛漫で思いやりのある継母に 少しずつ心を開いていく変化が微笑ましく、 全編に漂う明るい雰囲気が楽しい。 ただ、終盤が悲観的な展開に傾きすぎなのと 兵庫県尼崎市という舞台や 尼ロックというタイトルにほとんど意味がなく、 ターゲットとなる観客層が曖昧なのは残念。 風変わりな家族構成と 下町らしい人情が味わえる前半はまずまずだが、 後半は安っぽくなりすぎた印象だった。

  • ひとりずもう<上・下巻>

    ひとりずもう (上) (りぼんマスコットコミックスDIGITAL)作者:さくらももこ集英社Amazon「ちびまる子ちゃん」を描いたさくらももこが 自身の子供時代から漫画家になるまでをまとめた 同名のエッセイを本人がマンガ化したもの。 「ちびまる子ちゃん」とそっくりな世界観の中で 小学生だった主人公のその後を読んでいるような印象。 周囲より精神的に幼い作者が思春期をどう過ごし、 家族や友人とどういう付き合いをしてきたかがよくわかる。 まったく飾らない作風で、 流行に疎くノリの悪い人柄がいかにも作者らしいが、 ジワジワと漫画家への道が見えてくる展開にグッとくる。 何に対してもあまりに無気力で後ろ向…

  • ミッシング(2024年公開日本映画)

    作品情報: https://www.netflix.com/title/81720826 失踪した幼い娘の手がかりを探す夫婦と それを取材するテレビ関係者の話。 娘を失った大きな悲しみを背負う夫婦に 追い打ちをかけるいろいろな要素や 話題性を優先する報道関係者の都合が描かれており、 失踪事件の裏側をリアルに感じさせてくれる。 驚くような展開が用意されているわけではないので オチのようなものを期待すると肩透かしを食うが、 憔悴した母親を演じる石原さとみの 気も狂わんばかりの必死な様子は非常に見応えがあった。 事件の進展がないせいでストーリーはかなり薄いため、 生々しい人間臭さを味わいたい人向けの…

  • 海底47m 古代マヤの死の迷宮

    海底47m 古代マヤの死の迷宮(字幕版)ソフィー・ネリッセAmazon4人の女性が海底に沈む古代遺跡の中から 出られなくなってしまう話。 「海底47m」に続くシリーズ2作目となるが、 登場人物やストーリー上のつながりはまったくないので 完全な単体作品として観ることができる。 ケージに閉じ込められたまま海底に沈む前作に比べて 動き回れる範囲の広い遺跡だと閉塞感に欠けるかと思ったが、 いろいろと展開に工夫があって緊迫感が維持されている。 ただし、シチュエーションで怖がらせてくれた前作と違って 単なるサメ映画になってしまった印象はある。 また、冒頭で存在感を示したイジメっ子に 何も制裁が下されないま…

  • 本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む

    本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む~走れメロス・一房の葡萄・杜子春・本棚作者:かまど,みくのしん大和書房Amazonこれまでまともな読書経験がなかった男性が 短編小説を読みながら感じたことをその都度言葉にしたもの。 収録作品 ●走れメロス(太宰治) ●一房の葡萄(有島武郎) ●杜子春(芥川龍之介) ●本棚(雨穴) 著作権の影響なのか古い作品が多いが、 1、2行読むたびに感想が挿入される斬新な構成で、 各文章に対して何を思い、どう感じたかを 逐一書きまとめたレポートになっている。 読書に対して拒絶感を持っているのかと思ったが 単に経験がなくて不慣れというだけであり、 読み進めるたびに一…

  • マッシュル -MASHLE-<全18巻>

    マッシュル-MASHLE- 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:甲本一集英社Amazon 魔法が使えることが当たり前の世界に生まれた まったく魔法が使えない少年が 異常なほどに鍛えた肉体で危機を乗り越えていく話。 「ハリー・ポッター」シリーズを思わせる全寮制の魔法学校で 魔法能力の高さが評価に直結する中、 身体的能力でトラブルを打破していく展開が面白い。 バトル系の作品だが要所要所に間の抜けたやり取りがあり、 シュールなギャグマンガとしても楽しめる側面がある。 主人公があまりに強いせいで 勝つか負けるかというハラハラ感は弱いが、 どういう方法で状況を突破するのかの部分と 人柄のおかげ…

  • 隣の影

    隣の影(字幕版)ステインソウル・フロアル・ステインソウルソンAmazon庭の木を巡って隣同士で対立する老夫婦の話。 普通の老夫婦がちょっとしたことから険悪になり、 徐々にエスカレートしていくという設定は悪くないのだが、 妻に愛想を尽かされた息子やアパートの住民会議など まったくどうでもいいエピソードは余計でしかないし、 その割に誰の仕業か説明がないまま放置している要素もある。 心の底に隠れていたサイコパスな人間性が ジワジワと顔を出していくホラーかと期待したが、 90分に満たないのに長く感じるほどテンポが悪く、 中身の薄くて退屈な作品だった。

  • 雨の中に消えて<1963年公開映画版>

    雨の中に消えて吉永小百合Amazon同じ高校を卒業した3人の女性が いろいろな道を歩んでいく話。 選挙スタッフのアルバイトに挑戦する 主人公2人の淡い恋愛模様が微笑ましく、 互いの言動から垣間見える生き様が勇ましい。 しっかりと自分というものを持つ姿に 応援したくなる気持ちが湧いてくる。 また、同居する女性たちそれぞれの 複雑な心情が絡む恋愛事情も いいアクセントになっていて味わい深い。 女性同士が甘えたり頼ったりするのではなく、 サバサバして関係を築いているのがよかった。 若者たちの凛々しい姿が見れる青春ものの良作。 mclover.hateblo.jp

  • ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ

    ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディPaul GiamattiAmazon年末が近づき大半の者が帰省する全寮制の学校で、 実家に帰れない一部の生徒が堅物の教師と居残る話。 仲の悪い者同士が共同生活を送るという設定は悪くないのだが、 出てくるキャラクターに魅力が感じられなくて いつまで経っても面白くならないところが致命的。 どの登場人物の言動も自分勝手にしか思えず ほとんど感情移入することができなかった。 余計な場面を省いてもう少しテンポをよくすれば まだマシだったように思うが、 この内容で2時間10分を超えるのは退屈。

  • 青島くんはいじわる<全9話>

    青島くんはいじわる渡辺翔太Amazon30代半ばの女性が同じ会社の若い男性に 恋人を演じてもらったことをきっかけに 徐々に恋心を抱いていく話。 恋愛に関して諦め気味の主人公が社内で人気の若手社員から 積極的に言い寄られるというかなり都合のいい設定で、 初めての恋愛なのかと思うような反応を 女子高生ではなく30半ばの女性会社員でやっている印象。 また、男性の言動には意地悪さやあざとさが感じられないので タイトルと中身がイマイチ合っていないように思えるし、 通行人の女性まで騒ぎ出すほどの美形に見えないのも残念。 1話30分なのでテンポは割といいが、 モテモテの男性から迫られる優越感を味わうための作…

  • 落下の解剖学

    落下の解剖学(字幕/吹替)ザンドラ・ヒュラーAmazon雪に包まれた山小屋で 男性が転落死した原因を探るため、 彼の妻と息子がいろいろな証言をしていく話。 多くの時間が法廷の場面に割かれているが、 次々と新たな事実が明かされるというわけでもなく、 薄めの内容と変化のない映像が相当に退屈で これで2時間30分という長尺はかなりキツい。 さんざん引っ張った割に明確な真相が明かされない結末で、 それならそれでもっとテンポよくまとめて欲しかった。

  • 海底47m<2017年公開作品>

    海底47m(字幕版)クレア・ホルトAmazon旅行先でスキューバダイビングに挑戦した女性2人が サメから身を守るためのケージに閉じ込められたまま 水深47メートルの海底に落ちてしまう話。 設定は単純だがパニック映画としてはうまく作られており、 ハラハラする状況が次々と訪れて 緊迫感が維持されるよう工夫されている。 女性2人の金切り声は耳障りだが 考えられる限りの対処法を試してくれるので それほどストレスを感じずに観ていられた。 舞台となるシチュエーションは違うものの 「FALL / フォール」に似た面白さが味わえる作品だった。

  • あんのこと

    あんのこと河合優実Amazon劣悪な家庭環境のせいで 小学校すらまともに通えないまま 成人になってしまった女性が なんとか自立しようとする話。 子供の頃から売春を強いられてきた上に 薬物依存や自傷癖まである壮絶な生い立ちの主人公だが なんとかまともな人生を歩もうと 必死にもがく様子が痛々しくて目が離せない。 なんとか希望が見えてきたあたりで 何度も突き落とされる救いのない展開で、 「誰も知らない」や「岬の兄妹」同様の絶望感が漂う。 深刻な状況に直面したすることは誰にでもあるが、 知識や手段を持っていない弱者には 対処することすらできないという描写が強烈。 重いシチュエーションの連続なので相応の…

  • キラー・ナマケモノ

    キラー・ナマケモノリサ・アンバラバナールAmazon生徒会長選挙のための人気取りに必死な女子大生が 怪しい雰囲気のナマケモノを飼い始める話。 一番の特徴であるナマケモノが人形丸出しなのはともかく、 ホラー映画なのに肝心の殺害シーンが ダイジェストで飛ばされる構成がひどい。 似たような女性キャラが多過ぎて区別がつかないし、 どこで何をやっているのかが伝わってこない。 ただキャーキャー騒ぐばかりで何の工夫もなく、 バカ映画としても笑えるレベルに達していない。 ナマケモノという設定が活かされない ただデキの悪い映画だった。

  • サイレントラブ

    サイレントラブ山田涼介Amazon視力を失ったことで生きる気力を失った女性を 声の出せない男性が支えようとする話。 障害を持った者同士のラブストーリーだが、 登場人物の関係性がそれぞれ気持ち悪いし、 話の展開にもリアリティがなさすぎる。 性格の悪いキャラクターばかり出てくるし、 あまりに陳腐で見ていられない場面も多い。 いまどきマンガでもやらないような展開の連続で 涙よりため息ばかり出てくる駄作だった。

  • 悪いヤツほど出世する

    悪いヤツほど出世する (日本経済新聞出版)作者:ジェフリー・フェファー日経BPAmazon世間に広まった理想的なリーダー像やリーダー研修の内容が 実際に成果を上げている事例とズレていることを解説したもの。 かなりのページ数を割いた第1章は批判が中心なので 本としては第2章以降の方が勉強になるし面白い。 ただし、翻訳本特有の読みにくさがあり、 少しでも集中力が切れると内容が頭に入ってこなくなる。 さまざまな組織の事例をもとに リーダーに必要とされている資質と 実際に有能なリーダーとのズレに言及しており、 企業で働いた経験がある人なら納得できる部分が多い。 理論ではなく現実から逆算して考える流れで…

  • 島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん<2009年公開映画版>

    島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん [DVD]島田洋七Amazonお笑いタレントの島田洋七が書いた自伝をもとにした映画で、 母から離れた祖母の家で育てられた少年の話。 2006年に公開された映画からわずか3年後に 島田洋七自身が監督や脚本を務めて作られたものだが、 冒頭で映る舌足らずで演技力のない少年や 優し過ぎて毒気の足りないばあちゃんの様子に いきなりクオリティの低さが伝わってくる。 2006年版の主人公には純粋さと愛らしさを感じたのに 本作はただ何も考えていない子供にしか見えないし、 重要な意味を持つ川にも情緒が感じられない。 芸人がたびたび登場するのも興醒めするばかり。 出演者の演技力、…

  • 死霊のえじき

    死霊のえじき<HDニューマスター版>(字幕版)ロリー・カーディルAmazonゾンビがあふれかえるようになった世界で わずかに生き残った者たちが ゾンビの研究をしながら生き延びる術を模索する話。 「ゾンビ」に続く3部作の3作目とされる作品だが ストーリーとしては独立しており、 いきなり本作を観ても特に問題はない。 ただし、いがみ合う複数の人物が一気に登場するため、 それぞれの立場や関係性が整理できるまでは混乱する。 ゾンビ映画ではあるものの、 極限状態で垣間見える人間の異常性がテーマになっており、 主義主張の違う者たちが衝突し合う様子がリアル。 いろいろな皮肉が込められた筋書きだが、 中でもクラ…

  • V/H/S シンドローム

    V/H/S シンドローム(字幕版)カルヴィン・リーダーAmazon迷惑行為を繰り返す男たちが不法侵入した家の中で 大量のビデオテープを発見する話。 山積みになったビデオテープが それぞれ独立したエピソードになっており、 異なる種類の恐怖が味わえるオムニバス形式。 調子よく騒いでいた若者たちが 唐突に恐ろしい事態に巻き込まれるのが斬新で、 うまく映像を飛ばすことで退屈な時間を省き、 スピード感を維持している構成もうまい。 ただ、冒頭に描かれる土台部分のエピソードは 単にビデオテープをデッキに入れるだけなので これなら各テープの内容を連続で流した方がよかった。 また、手ブレだらけのカメラ映像が2時…

  • オッペンハイマー

    オッペンハイマーCillian MurphyAmazon世界初の原子爆弾を開発した物理学者の話。 大部分が会話シーンとなる人間ドラマであり、 題材は原爆だが全体的に控えめな映像ばかり。 その上で核爆弾や第2次世界大戦に関する予備知識が必要なので 映画としては相当に玄人向けの味付け。 誰がどういう立場なのかという関係性もわかりにくく、 あまり説明がないまま 時間軸の異なる場面が次々と切り替わっていくので 長いストーリーを飛び飛びで見せられているような感覚になり、 それが3時間も続くのがかなり辛い。 いろいろな意味で大きな話題を呼び、 たくさんの受賞もしている作品だが、 全体的に地味であまり面白味…

  • 黒い十人の女<1961年公開映画版>

    黒い十人の女岸恵子Amazon9人もの女性と不倫関係になったことで 殺されそうになる男性の話。 冒頭から女性陣が一気に登場する上に 暗くて顔の区別もしにくいのでとにかく混乱する。 時系列も読み取りにくく、説明が少ないまま ダイジェストのように見せていく構成なので 話の流れがイマイチよくわからない。 リメイクされたテレビドラマ版は非常に楽しめたが、 オリジナル版は何が評価されているのかよくわからなかった。 【関連作品のレビュー】 黒い十人の女(2016年公開テレビドラマ版)

  • TSUYOSHI(ツヨシ) 誰も勝てない、アイツには<1~23巻>

    TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには(1) (サイコミ×裏少年サンデーコミックス)作者:丸山恭右,Zoo小学館Amazonコンビニで働くひ弱な青年に さまざまな格闘家が挑戦し、撃退されていく話。 目立たない主人公が実はズバ抜けて強いという 「ワンパンマン」あたりを連想させる設定で、 徐々に脇役の方が目立っていく流れも同様。 格闘家同士が闘う場面が頻繁にあり、 互いに繰り出される技も迫力を感じるが、 どちらかというと笑いのないギャグマンガという作風で、 リアリティのない世界観を真剣に描写するところが醍醐味。 太極拳が題材になっているマンガは割と珍しいが、 それ以外にもいろいろな武術が登場す…

  • ミッドナイト・ミートトレイン

    ミッドナイト・ミート・トレイン [DVD]ブラッドリー・クーパーAmazon売れないカメラマンが街でいろいろな写真を撮るうちに 深夜の地下鉄に人を襲う男がいることに気づく話。 激しいスプラッター描写があり、 序盤はまずまずの面白さを感じたが、 中盤以降は余計な設定に向けた展開が邪魔をして 急激に勢いが落ちてしまった。 都市に隠れた殺人鬼のホラーかと思いきや SFじみた世界観をベースにしており、 それが明らかになるにつれてつまらなくなるのが残念。 主人公の行動も納得しにくくて感情移入できない。 人気(ひとけ)の少ない最終電車を題材にしたのは悪くなかったが、 設定に凝り過ぎたせいで話がブレてしまっ…

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