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  • オヤジのあくび742

    中西嘉宏「ミャンマー現代史」を読む2 アウンサンスーチーさんについては、ご存知の方も多いでしょうが、ミャンマー(当時はビルマ)を独立に導いた建国の父アウンサン氏の娘です。悲しいかな、アウンサン氏は独立を果たした直後に暗殺されてしまうのですが。 ですから彼女が初めて演説をした時から民主化運動のカリスマになることは十分に予想できたように思います。 スーチーさんの初めての演説はたまたま母親の看病のためにヤンゴンに帰っていた時に行われた。長さは5分程度。キーワードは「平和」「規律」「団結」「真理(アフマンタヤー)」。特に真理=アフマンタヤーという言葉が、気になります。仏教への信仰心が厚いミャンマーの人…

  • オヤジのあくび741

    中西嘉宏「ミャンマー現代史」を読む1 前回読んだ遠藤順子さんによる「ビルマ独立に命をかけた男たち」に南機関によって海南島で軍事訓練を受けた三十人のビルマ陣の話が登場する。 その中にはのちにネーウィン将軍として軍事政権のトップに立つシュマウンがいた。 以下wikiからネーウィン将軍について。 シュマウンは最後の第4グループとして1941年6月に海南島に到着し、高杉晋という日本名を与えられた。当初、シュマウンは30人の同志の他のメンバーからひ弱と見られていたが、すぐに頭角を現し、当初、野戦指揮・破壊活動・ゲリラ活動の訓練を受けていたが、その優れたリーダーシップを買われ、追加で最高指揮と管理の訓練も…

  • オヤジのあくび740

    遠藤順子「ビルマ独立に命をかけた男たち」を読む 遠藤さんのお父様は、戦前塩水港製糖株式会社の社長をなさっていた方で、本編は夫の遠藤周作氏ではなくお父様の話から始まる。 話は日本の統治下にあった台湾(塩水港製糖が事業展開していた)と標題であるビルマを中心に進む。 戦前の日本軍の動きや海外統治については、様々な歴史観の元に未だに議論が絶えないけれど、日本の統治下(傀儡政権下)においてアジアを植民地から解放しようとした動きと現地の人々と力を合わせて宗主国からの解放を企て独立を目指した人の動きが混同されているような気がします。 例えば、辛亥革命の立役者である孫文を明治〜大正期に日本からサポートしていた…

  • オヤジのあくび739

    岩崎育夫「入門 東南アジア近現代史」を読む 東南アジアの歴史が、①土着国家の時代②植民地時代③独立を果たした時代④権威主義的な開発主義国家の時代⑤一進一退の感がある民主化の時代〜に分けて語られる。②についてはほとんどの国が植民地として支配された中で、唯一タイだけが独立を保つ。チュラロンコン国王によるチャクリー改革により、タイだけが近代国家としていち早く自立したのです。この国王はなかなかすごい人で、日本の明治維新に当たる変革をほとんどの一人で成し遂げてしまっている! 世界史のおさらいになってしまうけれど、この頃東南アジアを植民地化した国は、オランダ、フランス、イギリス、そしてスペインを破りフィリ…

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