23年3月に労務行政から出版された「人事・労務のトラブルのグレーゾーン70」です。著者は、有名な経営者側の事務所です。 (鬼のさんぽ道) Q6-1は、あるある相談ではないかと思います。精神...
愛媛県今治市にある弁護士法人に所属する弁護士によるブログです。
債務整理、離婚、遺産分割、交通事故をメインとして取り扱っています。また、顧問先の大半が中小企業であることから、中小企業向けの企業法務を扱っています。さらに、銀行も、顧問先であることから、少しだけ金融法務の勉強もしています。
【流通】 商品に景品をつける場合、どのような規制があるの!?
景品をつける場合、提供できる景品類の限度額が、景品表示法により定められています。 景品表示法では、景品類の最高額、総額等を規制することで、一般消費者の利益を保護するとともに、過大景品による不健全...
【金融・企業法務】 振り込み口座を間違って振り込んでしまった 😵
取引先に支払をしたところ、振込先を間違えてしまいました。どうすれば、お金が戻ってきますか。 という、ありそうなご相談です。 振り込み依頼人であるXさんが、Xさんの取引銀行であるA銀行(仕向銀行)...
【金融・企業法務】 商品の表示に関しては、どのような規制がありますか😅
商品の表示に関しては、①優良誤認表示、②有利誤認表示、③その他の不当表示が、景品表示法で禁止されています。 故意に偽って表示する場合だけではなくて、誤って表示してしまった場合も、不当表示に該当す...
【金融・企業法務】 割賦販売法について相談があるのですが。。。
顧問先の方から、「割賦販売法について相談があるのですが。。。」という相談はこれまで何度かありました。ただ、この場合の相談は、弁護士にとってはなじみのある民事ルールではなくて、行政規制(業法)につい...
中央経済社から、今年の3月に出版されたばかりの「判例法理 株主総会決議取消訴訟」です。 本書は、研究者・弁護士が継続的に判例を検討する研究会の成果であり、検討した判例は約350にのぼるが,その中...
本日、松山市の県民文化会館で開催されました令和5年度愛媛大学卒業式に、同大学の理事として出席いたしました。 総勢2100名を超える学生が新たな門出を迎えました。 (県民文化会館) 以下、N...
中央経済社から、昨年3月に出版された「株主総会 有事対応の理論と実務」です。 株主総会の有事に関する項目を解説されています。株主提案権、総会招集請求権、議決権の代理行使と委任状勧誘規制、敵対的...
【金融・企業法務】 ガイダンス 監査役・監査役会の実務(第2版)
商事法務から、昨年11月に出版された「ガイダンス 監査役・監査役会の実務(第2版)」です。 ①監査役等の地位・権限・職務、②監査役会等の運営、③グループ監査、④不祥事等への対応、⑤監査役の責任に...
時折、認知症等を患った親族の財産管理等についての相談があります。 財産がある程度ある場合には、親族ではなくて、弁護士・司法書士等の専門職が後見人になることや、親族が後見人になっても専門職が後見監...
田舎弁護士は、現在、国立大学法人愛媛大学の理事に就任しており、また、数年前までは長きにわたり今治の学校法人の法律顧問であったことから、学校法務の書籍はおそらく愛媛では最も充実している法律事務所の1...
青林書院から昨年11月に出版された「企業における裁判に負けないための契約条項の実務」です。 田舎弁護士も、会社や団体の役員、また、多くの企業や団体からの法律顧問の委嘱を受けているため、毎日のよう...
新日本法規から、昨年12月に、実務家・企業担当者が陥りやすい「ハラスメント対応の落とし穴」が出版されました。 内容的には、誤認誤解しやすいケースを解説されているものですが、なんとAi音声読み上げ...
新日本法規から、昨年12月に出版された「ケースでわかる離婚後のトラブル対応の実務」です。 離婚後の「あるある」がわかりやすく解説されているように思います。 離婚後も元配偶者が自宅に居座り続けて...
先日、ご相談に対応するため、最近の銀行法についての解説書を購入しました。旧版は持っているのですが、法令改正が激しい分野なので、弁護過誤 になってはいけないので、最新の解説が記載...
令和6年の赤い本が送られてきました。赤い本というと赤紙のように思われる方がいるかもしれません。 弁護士の業界では、赤い本を知らない弁護士は、もぐりと言われるくらい著名な書籍の愛称です。 日弁連...
【子ども】 実の子どもではないのに、養育費を支払わんといかんの!?
判例時報2580・2581号合併号で掲載された最高裁令和5年5月17日決定です。 生物学上の子どもではないのですが、原々審は、婚姻費用の支払いを否定したものの、原審は、婚姻費用(養育費)の支払(...
月刊監査役3月号ですが、東京出張の行き帰りで読みました。 まずは、改正金商法による四半期開示制度等の改正は、まもなく、令和6年4月1日から施行されますので、参考になりました。 次は、2024年...
銀行法務21・3月号ですが、東京出張の行き帰りで読みました。 暴力団離脱者対応をめぐる現状と課題については、TOPICとして、特集がくまれていました。 ところで、田舎弁護士が弁護士登録したころ...
判例時報2579号で掲載された広島高裁令和4年1月28日決定です。 (ホテルオークラ神戸からの夜景) 本件の申立人である当審相手方に財産分与に関する処分の審判を求める意思がなくなったことを...
【弁護士考】 令和5年度第3回運営協議会幹事会に出席しました。
先日、東京市ヶ谷にある(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター・運営協議会幹事会に出席しました。 約6年前に就任し、3期6年間、幹事会委員を務めました。委員は、15名 弁護士委員が12名、建...
田舎弁護士が所長を務めている法律事務所は、しまなみ海道の橋が全線開通した平成11年に愛媛県今治の地にて設立され、以降、25年間、大過なく、順調に弁護士業を営んでおります。 設立当初は、企業の顧問...
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23年3月に労務行政から出版された「人事・労務のトラブルのグレーゾーン70」です。著者は、有名な経営者側の事務所です。 (鬼のさんぽ道) Q6-1は、あるある相談ではないかと思います。精神...
ぎょうせいから、今年の5月に出版された「Q&Aカスタマーハラスメント対策ハンドブック」です。 ここ数年、カスハラが取り上げられることは増えました。 とはいえ、現時点では確たる定義がある...
今年の3月に出版された「弁護士が解説 いじめ学校調査ガイドブック」です。 まず、「いじめ」といっても、民事の世界、刑事の世界、いじめ防止法の世界で、いじめの要件は異なっているということを前提にし...
四国生産性本部の労基署対応実務セミナーに参加しました。講師の先生は、床田知志社会保険労務士です。 大変勉強になりました (東京・日比谷公園) 1 はじめに ※目...
月刊監査役No777号で掲載された改正公益通報者保護法の概要と監査役等の留意点です。 今回の法改正は、4項目です。 2025年6月4日から1年6月以内で政令で定める日に施行が予定されています。...
ジアース教育新社から出版された杉野剛著の「国立大学法人の誕生」を購入しました。 朝日新聞のネット配信記事によれば、昨年6月7日に国立大学協会の永田恭介会長が記者会見を開き、国立大学の財務状況が危...
旬刊商事法務No2394に、柴田堅太郎弁護士による同意な買収における特別委員会答申作成実務の課題と在り方という論文が掲載されていました。 答申書の構成については、経済産業省が2019年6月に公表...
弁護士専門研修講座・改正相続法の実務に収録された「遺産分割に関する改正」です。 第1は、持戻し免除の意思表示の推定(民法903条4項)です。同法903条4項は、「婚姻期間が20年以上の夫婦の一方...
上場会社等の役員に就任しているとしばしば「新リース会計基準」について、監査法人や監査役、経理担当スタッフ等との間で話がでてくることが最近増えています。 ただ、法務中心の弁護士の場合は、会計につい...
ぎょうせいから出版された「弁護士専門研修講座」改正相続法の実務を、東京出張の行き帰りの時間帯で斜め読みしました ①配偶者居住権・配偶者短期居住権、②遺産分割に関する改正、③...
リーガル・フロンティア 取締役の辞任と解任の「解任」です。 (日弁連会館) 取締役の解任事案って、田舎弁護士の取り扱う案件でも、数年に1件あるかないかですね。株主総会が必要になりますので...
商事法務から2025年5月に出版された「リーガル・フロンティア 取締役の辞任と解任」です。田舎弁護士は企業法務を中心とした業務を行っていることから、実務上、取締役の辞任や解任というテーマで執筆され...
令和7年2月に新日本法規から出版された「最新事例にみる婚姻関係の破綻原因」です。著者は高裁の部総括判事であった赤西芳文弁護士です。 第1例から、なかなか強烈なケースでした。 【1】 妻が「犬は...
"(-""-)" ぎょうせいから令和2年に出版された「リフォーム・改修工事トラブルの解決ポイント」です。 先日、日本弁護士連合会の住宅紛争処理機関検討委員会の全体会議が日弁連会館で開催されましたの...
信山社の「情報公開・個人情報保護」(自治体審査実務編)を購読しました。 請求手続の実務、審査請求・審理手続の実務、答申案の作成実務ごとに、わかりやすく説明がされています。 請求手続の実務では、...
判例タイムズNo1532号の新類型別会社訴訟35で掲載された論文です。 競業取引・利益相反取引ですが、田舎弁護士が受験した平成8年の商法の口述試験で質問を受けた分野になりますが、途中で頭が混乱し...
ぎょうせいから出版された「遺留分の法律と実務」(第3次改訂版)を購読しました。 遺留分ですが、田舎弁護士の事務所では、年に数件相談があり、数年に1,2つご依頼があるようなイメージですね。 遺留...
民事法研究会から令和7年7月6日発行の「水産業法務のすべて」を購読しました。 普段あまり意識していないことがわかりやすく解説されています。 例えば、「漁業権」とは、「漁業を営む権利」について、...
判例時報No2621号で掲載された大阪高裁令和5年4月14日判決です。 Yは、従業員Xに対して、80万円を貸し付けました。その際に強制執行受諾文言付きの公正証書を作成しました。 Xの労災事故に...
判例時報No2621号に掲載された東京高裁令和6年9月26日判決です。 第1審は、保育所勝訴、第2審は、保育所敗訴となった事案です。 第2審は、①X1(児童)に提供された本件ホットドックについ...
1 事案の概要については、以下のとおりです。 C町の町有地上にあったD地区集会所は、1971年に国の同和対策事業の一環として建設された建物であり、その1階部分は、建設以来、部落解放同盟B協議会が...
県議会の議員派遣決定を前提としてされた議員に対する旅費支出に関する財務会計上の行為の違法性についての裁判例として、平成15年1月17日付最高裁判決を挙げることができます。 判例解説から説明を概ね...
銀行法務21・7月号が届きました。 法務時評は、池田眞朗先生の「太陽光発電とESG融資の展望 行動立法学からみたFITの弊害」です。池田先生は田舎弁護士がまだ司法試験受験生だった時に民法の口述試...
判例時報2591号で掲載された金沢地裁令和4年12月9日判決です。 本件の主な争点は、①ボールの回収を中止させるべき注意義務違反又はその回収に関する指導等をすべき注意義務の有無及び②過失相殺の可...
実務住民訴訟P174以下です。 「違法な先行行為(原因行為)と財務会計行為との関係についての判例の流れ」について、複数の最高裁判例が紹介されていました。 その中で、「道路の開設が道路法上の路線...
1日校長事件という事件名で有名な平成4年12月15日付最高裁判決です。 事案の概要は以下のとおりです。 東京都教育委員会は、退職勧奨に応じた都内公立学校の教頭職にある者29名について、昭和5...
令和3年に少年法が改正されて、令和4年4月1日から施行されています。 まず、少年法の仕組みについてのおさらいです。 第1に、罪を犯した少年の処分についてです。 ①少年事件は、全件が家庭裁判所...
本日、国立大学法人愛媛大学本部において、愛媛大学基金冠事業「フジ×社会共創学部 人財育成プログラム連携事業」贈呈式に出席しました。 愛媛大学社会共創学部において、選抜学生による学科横断的な実践プ...
判例時報No2590号で掲載された令和5年1月18日大阪高裁判決です。 労働判例1285号にも、前記判決についての解説が掲載されていましたので、引用します。 ...
第一法規から出版された自治体財務Q&AP155です。先日、東京の弁護士会館をお邪魔した際に購入しました 随意契約ができる場合として、同書では、以下のとおりの説明がされていま...
随意契約の制限に違反した契約の私法上の効力については、最判解説において、以下のとおり、問題提起をされています。 地方自治法2条15項前段が「地方公共団体は、法令に違反してその事務を処理してはなら...
判タN01520号で掲載された千葉地裁令和5年7月19日判決です。 原告は、被告(市)の設置管理に係るサイクリングコースをロードバイク(前輪の幅約2.3センチ)で走行していた時に、本件コースの舗...
昭和25年10月11日、尊属殺事件に対する穂高先生の少数意見が話題になっています。 被告人が尊属に当たる者を死亡させてしまった場合、通常の傷害致死よりも格段の重罰を以て処断されていました。 この...
昨日の続きです。 「(4)原因行為が行政処分である場合において、当該処分に重大かつ明白な瑕疵はないが、これが違法にされたものであることから、当該職員が当該行政処分について職権取消権(自庁取消権)...
判例タイムズNo1435号で掲載された大藤敏元東京高裁判事の論文です。 最終章の「5 違法性の承継に関する判例法理の要約」がわかりやすく整理されていますので、引用したいと思います。 「以上のよ...
判例時報2589号で掲載された最高裁令和5年10月26日判決です。 本件は、A株式会社の株主であるXが、利害関係参加人であるB株式会社を吸収合併存続株式会社、A社を吸収合併消滅株式会社とする吸収...
先日、東京新橋で開催された(公財)日弁連交通事故相談センター主催の2024年度高次脳機能障害相談研修会に参加しました。 講演は、2つでした。 1つめが、自賠責保険(共済)における高次脳障害審査...
日本最大のお菓子の商社である株式会社山星屋様(売上高3347億円)主催のアリスタフェア2024に参加させていただきました。2024年のテーマは、「菓子PRIDE~お菓子が創る笑顔と商機~」です。...
昨日の続きです。それでは、最高裁平成25年3月21日判決をみていきたいと思います。 判決は以下のとおりです。「第1 事案の概要 本件は,築上町(以下「町」という。)が町有地上の建物の取壊しに伴...
ぎょうせいから出版されている「実務住民訴訟」P115以下の記述です。自治法232条の4第1項の「支出命令」の解説となっております。 「支出命令とは、その権限を有する長又はその委任等(通常は「専決...