第16話 巨人

次の瞬間、カンピアータ人の居住区は第22太陽系第7惑星の星域に出現した。と同時に、7発のミサイルが居住区の壁に命中し破裂した。 「どうなってる！」叫ぶキャプテン・シルバースミスにカンピアータ人は笑った。

カンピアータ巨人

マスクが変形、巨大化したカンピアータ人の戦闘形態のひとつ。全体がナノマシーンの集合体であるため見た目よりもかなり機敏な動きをする。頭部から金色の破壊光線を放つ。

カンピアータ人の宇宙船

カンピアータ人の巨大な宇宙船。なんらかの理由で母星を追われた彼らはこの宇宙船で星から星を渡り歩き、安住の地を探している。高度なテクノロジーをもつ彼らの最新技術がひしめき合って出来ていると言っても過言で

第15話 残された希望

新宇宙航海図、座標CDW-3857Jへと瞬間移動したシルバースター号。しかしキャプテン・シルバースミスはそこに第38太陽系第5惑星の姿を見ることは出来なかった。 「遅かったか！！」 第38太陽系第5惑星はおそらくド

バラハバラの小型高速戦闘機

バラハバラの小型高速戦闘機。高速戦闘機と違って操縦桿で操作しなければならないが、思念変換装置を搭載しないため、軽量化が可能で、小回りがきき、スピードも速い。ゆえに操縦技術の高いパイロットは好んでこれを

バラハバラの高速戦闘機

バラハバラの高速戦闘機。操縦桿はなく、パイロットの精神的力で操縦する。太陽エネルギーで動き、瞬間移動能力をもつ。

第14話 エルー・バル

シルバースター号に乗ったキャプテン・シルバースミスは、すぐさま瞬間移動先の座標をブルーノラロック人の住む第38太陽系第5惑星へと合わせた。しかし、ボタンを押そうとした瞬間、突然シルバースター号に強い衝撃

第13話 ドクター銀河を追え！

ドクター・マゼランの声は話し始めた。 「キャプテン・シルバースミス。私と君が出会ったときのことを憶えているか？」 「ああ。俺が第36太陽系第3惑星の衛星にドクター銀河を救出に行った時、突然の宇宙嵐に巻き

第11話 第36太陽系第3惑星の謎

「それでは率直に訊こう。俺の星を全滅させたのはお前か？」 キャプテン・シルバースミスの銃口はバクストに向けられたままだ。 「やはりあの星の生き残りか」バクストは苦笑いをした。 「質問に答えろ！」 バク

第12話 ドクター・マゼラン

事を済ませたキャプテン・シルバースミスはドクター・マゼランに連絡をとろうとした。 「こちら、キャプテン・シルバースミス。ドクター・マゼラン応答せよ！ドクター・マゼラン応答せよ！」 しかし何度呼びかけて

第10話 バクスト

キャプテン・シルバースミスはエレベーターを降りるとひとりのバラハバラの兵士に声をかけた。 「バクスト様は？」 「今、ご自分のお部屋で休んでおられる」 「8-3か？」 「なにを言っている8-5だろう」 「あり

第9話 第8ブロックへ向かえ

キャプテン・シルバースミスは中央エレベーターホールから高速エレベーターに乗り込み、目指す第8ブロック、最上階のボタンを押す。すると乗り合わせていたバラハバラの兵士が背後から強い口調で言った。 「おい貴

第8話 バラハバラ人の基地

シルバースター号を見失ったバラハバラ人の高速戦闘機は、瞬間移動しバラハバラ星の基地へと戻ってきた。 コックピットハッチが開き、バラハバラ人パイロットが降りてきたその後ろに、もう一つの人影があった。 影

第7話 バラハバラ星

キャプテン・シルバースミスを乗せたシルバースター号は最大速度で飛行していた。 バラハバラ星はもう肉眼で確認できる。 バラハバラ人がもしもキャプテン・シルバースミスの探しているやつらならば、この距離でな

バラハバラ人

第25太陽系第5惑星の生命体。この星のほとんど全てが兵士であることから、母星は別に存在する可能性がある。バラハバラとは彼らの言葉で「最果ての船」を意味することから、この惑星自体が巨大な宇宙ステーションな

バスクド・ドレ・バスコ

第25太陽系第6惑星に生息する巨大生物バスクド・マン・バスコをその生態能力を活かしバラハバラ人が遺伝子操作により生態兵器化した生物。 一度放たれると生物を食い尽くし、最後は共食いし全滅すると言われている