昔から、ローカル線で行くスローな日本国内の旅に憧れがあった。一両か二両だけの列車で、時間をかけて田舎を行く鉄道旅だ。なんでも、秋田県と青森県に渡り日本海沿岸を走る五能線というのはそんなイメージにぴったりのローカル線で、かつ日本有数の絶景路線だという話で、
南アフリカ作家ベッシー・ヘッド研究/Rupurara Moonアフリカンビーズ&クラフト/開発コンサル/ベリーダンサーAmelia
『あふりかくじらの自由時間』 https://africanwhale.wixsite.com/africanwhale ショップ「Rupurara Moonアフリカン・ビーズ&クラフト」 http://rupurara-moon.com ベリーダンサーAmelia https://www.facebook.com/ameliaorientaldance/
昔から、ローカル線で行くスローな日本国内の旅に憧れがあった。一両か二両だけの列車で、時間をかけて田舎を行く鉄道旅だ。なんでも、秋田県と青森県に渡り日本海沿岸を走る五能線というのはそんなイメージにぴったりのローカル線で、かつ日本有数の絶景路線だという話で、
両親の家のクローゼットにある自分の資料や荷物を整理していると、見覚えのないファイルがあった。半透明のグリーンのファイルの表紙から、「修了証書」の文字が見える。まるで記憶になかったが、それは2004年に受けた某翻訳スクールの「文芸翻訳基礎コース」のものだった。
アフリカにいると事欠かないのは、日本的マナーとはかけ離れた「サービス」とは対極なものにびっくりする事例の数々だ。たとえば乗り合いタクシー。利用するたび、日本人から見ればたいてい面白い出来事があって飽きることがない。今年は実に久しぶりに開発コンサルタント仕
今まで、ずっと大人ぶって黙ってきたことだけれど、わたしは多分淋しかったのだなと最近すなおに認めることにしている。ベッシー・ヘッド作品を日本語で読んで一緒に感動してくれるひとがいなかったことだ。どれほど応援してくれるひとがいても、原文をわざわざ読んでくれる
むかし読んだ作品に再びはまって翻訳したくなる #雨雲のタイプライター
最近、あらためてベッシー・ヘッドの短編集"Tales of Tenderness and Power"にはまっている。これはベッシー・ヘッドが亡くなったあと1989年に出された短編コレクションで、短編集としては1977年に出版された"The Collector of Treasures"に次ぐ二冊目だ。いずれの短編集も、
ちょっと遅ればせながらなんですけれども、先週なんとなく思い立って浦和パルコで開催されていたZINEフェス埼玉に行ってまいりました。皆さまがそれぞれ思いを込めた冊子などを作っているのを見るのも面白く、出展者さんとお話しするのもとても楽しかった。本当にやりたいこ
InDesignというのを使い始めた。各種印刷やデジタルパブリッシングのデザインはもちろん、書籍の本文や装丁などもできる。どうしても自分でやってみたくて、とうとうこのプロのお道具に手を出したのだ。まずは前記事に書いた自分のエッセイ本の原稿があるので、これを印刷で
夕方以降、夜の時間帯になるころ、まるでコワーキングスペースか図書館のようになったカフェで作業をしている。勉強をしているひと、仕事をしているひと。それぞれの世界に没頭している中で、わたしは今しあげたい文章の推敲、というより前のレベルの「あまりにもひどい箇所
小学校6年生のある日、米国はアラスカ州の最大都市アンカレッジに引っ越した。 ごく普通の英語もできない11歳のわたしは、現地の小学校に転校することになった。このアンカレッジでの生活はわたしにとって初めての海外であり、世界の広さを知る原点となった。転校前、かなり
ここ数か月の間に出会った何名かの業界のプロフェショナルな方々との会話で、大きく前進しているのを感じる。いや、実際、どこかの出版社で作家ベッシー・ヘッドの出版が決まったということではまったくないのだが、今のわたしは昨年までのわたしとはずいぶん違うところにい
【ドキュメンタリ】『プレジデント』ジンバブエ大統領選と映像人類学的インパクト
なんという強烈なインパクトの塊のような映像なのだろう。例によって大きな波乱となった2018年ジンバブエ大統領選挙の一連のストーリーを描く、デンマークのカミラ・ニールセン監督によるドキュメンタリ映画『プレジデント』は終始濃密に多くのひとの思いが詰まった映像だっ
【YouTube】グレートジンバブエ遺跡を歩く~2023ボツワナ&ジンバブエ動画
とうとう。2023年4月~5月の一か月半くらいのボツワナ&ジンバブエ動画の完結編をアップいたしましたこれでとりあえず今回のシリーズはおしまいです。12本になりました。[Zimbabwe] アフリカ旅の終わりにグレートジンバブエ遺跡を歩く & ハラレ Great Zimbabwe and Harare
『君たちはどう生きるか』共有できるエンターテインメントを超越したパーソナルな記憶のインパクト
映画『君たちはどう生きるか』に関するあくまでも個人的な感想をメモ。京都に三日ほどいるあいだ暑さ逃れのために映画館に入ったのだが、大変なものを観てしまったと思う。宮崎駿監督だからこそ作り上げることができる圧倒的な作品世界だと感じた。現実世界であっても、過去
【ボツワナ】農村開発の夢、ボツワナの廃村 Bamangwato Development Association 跡地の訪問記録
ようやく編集が終わり、YouTubeに動画をアップしました5月にボツワナはピリクウェの農村開発プロジェクト跡、いわゆる廃村となってしまっている現場を訪問したときのものです。1960年代、独立前夜のボツワナ(当時のベチュアナランド英国保護領)で伝統的王族のツェケディ・
少し遅れてしまいましたが、7月6日はベッシー・アメリア・ヘッドのお誕生日でした。生きていれば86歳。早いものですね。こちらは2007年に行われたベッシー生誕70年を記念したベッシー・ヘッド・フェストのポスター。早いものです。そんなに年月が経ちましたか。今年は、この
ヒュー・ピアースの話をしたい。ボツワナで作家ベッシー・ヘッドのアーカイブ調査をするほか、ベッシー研究者と古い友人のトム・ホルツィンガー氏にはお会いするつもりだったのだが、滞在中に急遽トムの計らいでお会いすることになった。この件は、ブログにも書いている。そ
4月から5月にかけてのボツワナの発信まとめを文章でも動画(YouTube)でも精力的にやっているが、まだまだ動画素材と書きたいことの山に埋もれて溺れそうな状態。それでも、アウトプットしていくのはとても楽しい。動画はYouTubeに、文章は一冊の本に仕上げて何らかの形で世
2023年4月~5月ボツワナ&ジンバブエの記録まとめ中です。ボツワナの動画は7本上げています。ご覧いただけたらうれしいです。この旅関連で、あと3本か4本くらいは出します。YouTubeチャンネルフォローいただけたら今年のボツワナ&ジンバブエ旅からの動画には、シンプルなvl
他者への想像力~チャイナとニーハオのアフリカ日常の裏を返せば
わたしが11歳のころ、親の仕事の都合でわたしたち家族(両親とわたしと弟二人)はアラスカ州アンカレジに引っ越すことになった。小学校三年生で千葉から大阪へ転校したわたしは、六年生で今度はアメリカへ転校したわけだ。日本でごく普通の小学生だったわたしにとって初めて
【ボツワナ】滑らかな水面を夕陽に向かってすべりゆく日~オカバンゴデルタへ
心の中に住みついている夢とも現実ともつかないような風景。心象風景と言ってしまうと、誰かに作られた言葉にあっさりと閉じ込められて実際の感触から離れるように感じてしまうのだが、それはもっと現実のそばにあって、でもつかみどころない色合いのような気配とでもいうべ
ジャーナリスト堀 潤さんのスーダン写真展「SUDAN Hope」最終日にどうにか両国のギャラリーに駆け込んだ。堀さんが2019年に撮ったスーダンのJVCのサイトが中心の写真で、明るく無邪気な顔の子どもたちが中心だ。カラフルで美しく、輝く瞬間を捉えた写真はどれも生き生きとし
【ボツワナ】ベッシーを看取った「活動家」ヒュー・ピアース氏の話に涙した(トム・ホルツィンガーとめぐる冒険【4】)
2023年4月~5月のボツワナ滞在から帰国しました。テーマ別に振り返りながら書きまとめています。ーーー(ベッシーの友人トム・ホルツィンガー(70代)に振り回されるわたしの冒険譚の続き)前記事にある動画では、熱血トムじいさんが電話をしているシーンがご覧いただける。
【ボツワナ】トム・ホルツィンガーとめぐる冒険【3】トムの語り~ベッシーを思いながら
とうとう。トム・ホルツィンガーの語り動画を編集し終えましたのでアップいたしました。本人も喜んでくれてうれしいかぎりです。ベッシーが亡くなって37年。昔のベッシーの手紙を見せた時のうれしそうな表情。そして、いまでも彼女を近くに感じ、愛情あふれるトム。大切な存
【ボツワナ】トム・ホルツィンガーとめぐる冒険【2】廃村に残る夢と記憶のカケラたち
2023年4月~5月のボツワナ滞在から帰国しました。テーマ別に振り返りながら書きまとめています。ーーー(ベッシーの友人トム・ホルツィンガー(70代)に振り回されるわたしの冒険譚の続き)「アドベンチャーだよ!」熱血おじいさんのトムは青い目を輝かせながら言った。これ
【ボツワナ】トム・ホルツィンガーとめぐる冒険【1】熱血青年そのままの彼に会った
2023年4月~5月のボツワナ滞在から帰国しました。テーマ別に振り返りながら書きまとめています。ーーー2023年4月。16年ぶりのボツワナ訪問で会いたかった人物のひとりは、もちろんトム・ホルツィンガー氏だ。作家ベッシー・ヘッドの古い友人で、とても近い存在のひとりだった
先週末、16年ぶりのボツワナ、11年ぶりのジンバブエから帰国した。ボツワナ訪問は作家ベッシー・ヘッドのアーカイブ調査を中心として、ベッシー研究者や関係者に会い、様々な場所に行くのが目的。というよりも滞在そのものが目的だった。ボツワナでひと月以上有意義でハッピ
2023年4月9日に16年ぶりのボツワナに降り立ってからひと月以上の時間が経った。ボツワナにこんなに長く滞在したのは大学生のとき以来だ。日々、朝起きるたびにボツワナにいる幸せを感じ、日々の出来事に思いが溢れすぎてだんだん文章に書きまとめる余裕がなくなってしまった
【ボツワナ】ミュージアムでアーカイブ調査の日々、耳元に響く雷鳴
セロウェに来てからもう二週間弱。平日は毎日ミュージアムに通っている。カーマ三世メモリアルミュージアムに保管されているベッシー・ヘッド・アーカイブは、彼女の22年間のボツワナ生活を通じて数多くの人と交わした書簡、原稿のほか、ベッシー・ヘッド研究や関連記事、翻
4月17日の命日にベッシーのお墓参りとお家突撃を決行した次の日。夕方にミュージアムから戻るとベッシーの古い友人トム・ホルツィンガーが来てくれました。なんと、ハワード・ヘッドの息子アーロン・ヘッドも一緒でした。つまりベッシーの孫です。ベッシーは1986年に亡くなっ
前記事の続き4月17日の命日にお墓参りをして、そのあとセロウェの中心地から少し離れたところにあるベッシー・ヘッドの暮らした家に行った。1969年にベッシーが建てた家で、1986年に彼女が亡くなった後は息子のハワード・ヘッドが暮らしていた。そのハワードも2010年に若く
1986年4月17日はベッシー・ヘッドがセロウェの病院に運ばれてそのまま亡くなった日だ。48歳だった。その日から37年になる。どうしてもボツワナに行きたいと願って、諸々の出来事を経てからようやく16年ぶりのボツワナ行きが実現し、4月17日にセロウェにいる。これはまったく
今回のボツワナ訪問でどうしても会いたかった人がもうひとりいる。ベッシー・ヘッドの親しい友人トム・ホルツィンガーだ。1960年代の終わりにボツワナにやってきた彼は、ベッシーよりも十歳ほど年若だが、彼女のとても近い存在だった。ベッシー・ヘッド研究者やファンで彼を
ボツワナにわざわざやってきたもっとも重要な目的のひとつが、セロウェのカーマ三世メモリアルミュージアムに保管されているベッシー・ヘッドのアーカイブの調査を行うことだ。貴重な資料がここに保管されている。この場所は、大学生のときの1998年、そしてベッシー・ヘッド
必要になったら使うための国際免許を持参しているものの、特にレンタカーは借りていない。なのでセロウェへの移動もバスだ。南部に位置する首都ハボロネから幹線道路を北へ約300キロのところにある。セロウェは伝統的首長のカーマの一族の拠点であり、田舎町ではあるがそれな
ハボロネには予定より少し長く4泊ほど滞在した。ボツワナ在住のベッシー・ヘッド研究者メアリと彼女の夫氏ブルースは二人とも大学で教えてきたアカデミックなひとで、とくにブルースは一度話し出したら止まらないほど博識で、まるでこちらが大学の授業を受けているかのようだ
実は、ボツワナに来て会いたいひとはベッシー・ヘッド関係者だけでなくもうお一方いらっしゃった。少し前にその方が偶然にもハボロネにおられるのを知ったので、連絡を取っていた。十数年前にお仕事でお世話になった方でその後長い間お会いする機会もなかったのだが、このボ
明け方4時ごろの雷雨で目が覚めた。ボツワナは雨季の終わりか、夕べから分厚い雨雲に覆われている。昼過ぎに到着したとき、ボツワナは晴れていてまぶしかった。アフリカの空気は5年ぶりくらい。ボツワナは16年ぶりだ。ベッシー・ヘッド研究者のメアリが迎えに来てくれて、久
ただいま久しぶりの成田空港です。これから、ボツワナに向かいます。2007年にベッシー・ヘッド・フェストの開催で訪れて以来、約16年ぶりになります。あのときはジンバブエの仕事の休みを取っていったので日数も限られていました。現地で予定しているのは、セロウェのカーマ
数日前にとうとう新しい子を導入しました。DJI Pocket2さん。2021年ごろにこれを購入するかどうか迷って、結局insta 360go2を導入したのだけれど、結局その子と併用するかたちで役立てたくこのたび入手いたしました。3が出ようが出まいが関係ないわねここしばらく動画づくり
作家ベッシー・ヘッド(南アフリカ出身/ボツワナに亡命)の長編小説を出版したく出版社を探し続けております。が、再び一社がNGになりました。その会社は、今まででいちばん熱心な編集者の方々が深いところまで検討くださったところで、心からありがたいなと思っておりまし
【ベッシー・ヘッド】25年前のボツワナ・南アのフィルム写真&大学生のわたしによるインタビュー音源 (YouTube)
数年前からささやかながらYouTube動画をアップするようになった。いちばん最初は単に仲間内でリハ動画などをシェアするためにしか使っていなかったのだが、やがて少しずつ旅動画をあげるようになったのが十年前くらいか。でも、動画作りにハマったのはここ数年だ。物音、空気
5年日記をつけている。2020年の正月から始めたので、2023年は4週目に突入しているところ。この5年日記には、ふだんのジャーナリングとは異なり、基本的には極力シンプルにその日の出来事を書くことにしている。一日あたり5行程度なので、多くを書くこともできないし、むしろ5
『雨雲ラジオ』が Apple podcast と Spotify で聴けるようになりました
音声配信『雨雲ラジオ』をはじめて60回を超えましたようやく設定をいたしましたので、以下のアプリでも聞くことができます。使いやすいアプリでお聞きいただけたら嬉しいです。喋るのは苦手だと昔から思い込んでいたけれど、いつも「熱弁スイッチ」が入ったらずっと喋り続け
1998年のボツワナと南アのフィルム写真を25年後の今スキャンした
大事にしまい込みすぎて長年行方不明だった昔の写真を先日ようやく発掘した。フィルムの写真で、ネガはもうどこだかわからないけれど、とりあえずプリントされている現存の写真をスマホアプリでスキャンしてみた。25年もほったらかしていました。当時はたくさんフィルムを持
【ベッシー・ヘッド】ボツワナ・セロウェ村のアーカイブの話など
わたしの手元には、ベッシー・ヘッドのアーカイブ資料が山ほどある。その多くは、1998年大学4年生のころにボツワナのセロウェ村のカーマ・メモリアルミュージアムで入手してきたものだ。内容としては、■ベッシー・ヘッドの書簡(ベッシーが実に多くの人に送ったものと受け取
子どもの頃から、何度も引っ越してきた。小学校は3つ、中学校は2つ。小6から中2まではアラスカ州アンカレジだ。そんな引っ越しの多い生活の中で、減らしていったものもあるのだけれど、全然減らしていないんじゃない?というものも実はたくさんある。以前、書類や本の山につ
わたしにはいわゆる「生まれ育った」故郷というものがない。その分、土地に対する感覚は敏感なのではないかなといつもこっそり思っている。わたしが14歳の頃、アメリカはアラスカ州アンカレジから帰国して家族で引っ越してきたのがこの浦安市だった。以来、家は移っているの
今、一冊の本にまとめるために文章を書いている。南アフリカとの関わりの中で、曽祖父についての記述があるのだが、その件についてわたしが持っている情報は非常に限られている。わたしの母方の曽祖父は明治生まれ。銀行員から繊維関係の貿易業を手掛けるなどビジネスマンで
『雨雲ラジオ』50回目になりました!なぜ雨雲か&ボツワナの話
昔からラジオが好きで深夜のラジオをやりたかったのだけれど、音声配信、楽しく続けられましてようやく50回目になりました。わたしは、ちゃんとやろうとか、きっちりシナリオ作ってテーマを絞って、BGMとかオープニングの定番フレーズとかしっかり決めてやろうというのは、正
雰囲気ある可愛らしいイラスト、柔らかでカジュアルな文体。それぞれの人に対する著者の愛情も見えて、一緒にお茶を飲んで話を聞いている気持ちになった。ただ、書かれている内容は非常に複雑で、ときにかなりヘビーだ。日本に外国の人として暮らすのは、苦労も多いと思う。
ボツワナのあの方と久しぶりにzoomつないだ~ベッシー・ヘッド・ヘリテージトラストの現状
色々と話したいことがあったので、お世話になっている在ボツワナのアメリカ人Maryとzoomでトークした。ベッシー・ヘッド研究の大先輩で、ボツワナ在住25年のぶっ飛んだ人だ。前回お話をしたのは、おそらく一年以上も前のことだったと思う。2022年のわたしは、仕事の出張も心
ツイッターでお届けしている「今日のベッシー・ヘッド」ようやく100本目をお送りいたしました二年近くはかかってしまいましたが、それでも案外色んな方がリアクションをくださるのでうれしいです。本を出版するのは時間がかかるけれど、ツイッターでエッセンスだけでもお送り
本を書き始めた。書くために覚えておきたいと思う3つのポイント
2月に入ったという事実を受け止めるためには、少し気持ちの整理に時間がかかったというひとはわたしだけではないはずだ。何はともあれ1月は去った。前記事の関連になるかもしれないが、「本を書くこと」について書いてみたい。常々「ベッシー・ヘッドとわたし」という大きな
このところ、自分のやりたいことが次々と浮かんではわくわくそわそわする。もともとそういう性分なのだが、昨年後半は燻っていて超低空飛行だったため、休む以外ほとんど何一つできなかった。それが、ここしばらくのお休みで少しずつ色を取り戻し、本来の自分らしさが蘇って
『文にあたる』#牟田都子 さん 読者にとっては人生で唯一の一冊になるかもしれない
この本と目が合って手に取ったのは何か月か前だったのだが、ようやく読み始めたのは数日前。表現のトーンが大好きな感じで、興味の尽きない内容に夢中になった。校正者のご著書を読んだのは初めて。著者は、図書館司書を経て企業の校正者として10年仕事してから独立されてい
もうずっと長いことラジオが好きです。深夜のラジオから聞こえてくる語りかけるような声と優しい音楽。以前は、海外出張のために周波数帯域の広いミニラジオをわざわざ持って行って、その国ラジオを聞くのが好きでした。今では、世界中のラジオがたいていネット放送されてい
いかがお過ごしでしょうか。ずっとお休みしていたわたしですが、新しい年に入ってから少しずつ始動しています。(コンサルタント仕事はまだしばらくお休みです)もしかしたら、何となくご心配くださった方もいらっしゃるかと思い、少しだけ近況を書こうと思いました。年末に
清々しいストーリーだった。ジンバブエから南アフリカに「難民」としてやってきた主人公4人は、レストランなどで働きながらやがてワインと出会う。ワインをほとんど生産していない国の出身で、まるで素人だった彼らが世界最高峰のブラインド・ティスティングに挑む。ワインの
年末年始に両親宅で過ごす時間を作ったので、その機会に気になっていた作業に手を付けた。母が寝室として使っている部屋のクローゼット内で大量に並んでいる自分の資料の整理(あるいは断捨離)だ。資料の多くは、エディンバラ大学修士課程在籍中のペーパー。なんでこんなに
「お休み」に入ってから文章を書くことがほぼなかった。いつも大量生産マシンのごとく書き続ける自分に、今の今までそんな時期はなかったんだと思う。そんな「お休み」がひと月半以上続き、完全に休みにしていたのがうまく働いたのだろうか。静かなマインドの中にぽつんとし
先月から、しばらくの間お休みをしています。お勤め仕事(コンサルタント・正社員)とライフワークのベッシー・ヘッド関連活動ブログやnote等での発信ベリーダンス一通りの活動を小休止しています。ひと月ほど経って、ようやく少しだけマインドに余白ができつつある気がしま
アフリカを旅したり、アフリカ界隈の仕事したりするひとはおそらく百万回は耳にしたことがあるだろう「アフリカの水を飲んだものはアフリカに帰る」という有名すぎることわざがある。今でこそアフリカに関わって二回りは時が経ち、この言葉は飽きるくらい聞いたが、大学生当
翻訳出版を実現させようと、もう気が遠くなるほど長年にわたり何度も訳しなおしているベッシー・ヘッドの長編小説。何度目かのチェックが終わったので、いま企画書をアップデートしようとしているところです。そんななか、コンサル仕事の報告書のほうでエネルギーを奪われて
【水戸】張り切ってトラベルライター #寺田直子 さん のトークイベントに参加!…と思ったら、やらかした件
前記事の続きさて。次の日10月9日(日)に意気込んで参加しようと思っていたのが、トラベルライター寺田直子さんのトークイベントだった。何日か前にインスタで見かけ、これだ!と思って秒速でホテルに電話をかけ(電話のみ受付)予約をしたのだ。そして、ホテルの方にご提案
【水戸】急遽、水戸映画祭へ『目の見えない白鳥さん、アートを見に行く』 #川内有緒 さん
最近のわたしの引き寄せっぷりは最強なのではないかなと思う。自分で言うのも何だが、書ききれないほどある。このブログに書いてきたとおり、最近は仕事も生き方も考え直そうとしながらも、報告書の仕上げに追われてあまり考えられなくて…。という状態だった。そんな折、急
プロフィール写真を撮った。今日はコンサルタントとして、チームのひとがみんな撮ることになったので順番にスタジオに行って撮影。昨年10月に、ベリーダンスの写真撮影でお世話になっているフォトグラファーのヨータ・カタオカ氏にお願いして、大好きなある場所で撮影しても
【ベッシー・ヘッド】日本語翻訳文の全文チェックひととおり終わり。絶対、日本語で出す必要ある
もう何度、全文を訳し直したかわからないベッシー・ヘッド作品の翻訳文ですが、何度目かの「日本語を全部チェックする」という作業を本日とうとう一通り終えて感無量です。5回目かな。6回目かな。もう何度も全部訳し直しまくってて忘れましたよ。今日もわたしは、カフェで
先日、久しぶりに馴染みの美容師さんにカラーリングをお願いしながら、何故わたしはアフリカに関わるようになったかを話す機会があった。もちろんアフリカに関わる直接のきっかけは、大学の時にアフリカのことなんて全く知らないままにアフリカ研究のゼミを選択したことだ。
ハムスターの回し車から降りることにしました。え?ハム?という方は前記事をご参照ください。今月初めに、現在従事している案件の次回出張を断念することにしました。10月から11月にかけて例によって5週間ほどの予定だったのですが、心身の不調による不安があり、案件のチ
オランダのVeraちゃんが、しばらくYouTubeをお休みするそうだ。ミニマル&シンプルライフスタイルのコンテンツクリエーターのVeraちゃん。彼女のYouTubeチャンネルにはいつも大切なメッセージをもらっているのだが、この動画は特に心からの大切なメッセージが入っていて、2回
仕事でご一緒しているひとと、ミーティング後にたくさんしゃべった。レバノンからイラクに移住してきたひとだ。オンラインミーティングで中東諸国の先進的なスタートアップ連携の取り組みについて実に面白い情報を聞いたテンションのまま、会議後に色んな話をした。中東のひ
オンラインカウンセリングと鍼灸整骨院「本質を見極めるために神様が与えてくれたチャンス」
オンラインカウンセリングを一年ぶりに受けた。日本でも最近は以前よりも少しずつカウンセリングを気軽に受けるひとが増えてきたかなと思うけど、悩んでいる人、迷っている人はもっとどんどんプロと話をした方がいいと思う。わたしは、本当に行き詰まってしまってメンタルも
me timeを取る~シンプル&マインドフルなLIFEのヒント
朝、お気に入りのベーカリーカフェさんへ。自分だけの空白の時間はどうしても必要なのだ。仕事のことも何にも考えない、その時間を楽しむだけの時間。庭でつかまえた子トトロとアイスカフェラテ。静かに朝の空気と物音の感触を味わい、ジャーナリングだけ。これをひとはme ti
【YouTube】ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニア、旅動画
動画を撮って編集して形にするのが楽しくて、出張先ではありますがちょこちょこと移動時間や隙間時間に撮りためていたものを編集してアップしています。これだけ見るとただの気楽な旅動画みたいだけれど、実際はそれほど時間もないので満足にゆっくりはできていません。でも
日曜日、いつもの珈琲店でたまたま居合わせたご婦人とお話をする機会があった。お店には店名にちなんだ可愛らしいイラストが飾られているのだが、その絵について言葉を交わしたことがきっかけで。偶然、バスから地下鉄に乗り換えようとしたら、珈琲店の看板があったので入っ
【ベッシー・ヘッド】『雲多く霧がかった気候に暮らす人々は太陽を敬い、半砂漠地帯の人々は雨を敬った』
今朝は、朝からいつもの作業用カフェで翻訳の日本語チェック。ひろいテーブルと大きな窓が心地よくて、ほぼ毎日通っている。ここで今まで数えきれないくらいたくさん仕事や作業してきたなぁ。本当にありがたいです。贅沢かもしれないが、いくら自宅のオフィス環境を整えても
夢はひとに語ろう。という言葉をたまに耳にする。語ることで自分にいい意味での自信がつくし、語るからこそ情報やチャンスがやってきやすくなる。そういう意味で、わたしはその「夢を語る」ことに大いに賛同している。★「夢」というのとは厳密には違うのだが(この点はここ
週末、海のある街に住むお友だちと彼女のわんこに会った。このところ、色々あって仕事もいっぱいいっぱいで、心身ともにがっくり来ていたところに遊びにおいでと言ってくれた。わたしには、しょっちゅう会ったり連絡を取ったりするお友だちはほぼいないので、こういうときに
【ベッシー・ヘッド】一年以上かけた5回目の全文翻訳しなおしが終わりました。
本日は、翻訳出版するために奔走しております作家ベッシー・ヘッドの日本語未訳小説を翻訳し終えました。全文翻訳しなおしをしたのは、たぶん5回目か6回目くらいだと思います。正確にはわかりません。翻訳し始めた時から、20年経っているかいないかだと思います。今回、全
【ベッシー・ヘッド】ゆっくりと大粒の涙が、頬の皺を伝い落ちた
今夜は翻訳チェック作業をしている。ずっと仕事と諸々にパンクしそうになっていて、気づけばこの大切なライフワークを2週間近くも止めていた。ライフはどこ?ってくらいに。まだ仕事はあるのだが、居ても立っても居られなくて夜のカフェで作業を。わたしは、南アフリカの作
週末は、仕事をしなかった。当たり前のようだけど、そんな週末はずっとなかった。根を詰めて作業し続けているわけではないけれど、マインドがオンの状態でずっと消耗するような日々が長く続きすぎた。それに加え、先週一週間はプライベートでも重たいことがあり、さらには腰
燃え殻さんのご著書を2冊一気に読了した。いずれもエッセイだ。どれも印象的で絶妙で、ささっと沁みてくるようなテーマで気に入っている。ただ、読了後、心に引っ掛かることがあったのでそのことだけ書いておきたい。それでも日々はつづくから燃え殻新潮社2022-04-27すべて忘
(出張過去旅メモの続き)2022年5月。初めてのモンテネグロ、ポドゴリツァ。モンテネグロは小さな国だが、海沿いには風情ある古くてこじんまりとした魅力溢れる街がいくつもある。出発前はネットで写真を眺めてはうっとりしていたのだが、そこはもちろん仕事の出張。スケジュ
1977年、ベッシー・ヘッドのアイオワを追体験した『公園へ行かないか?火曜日に』柴崎友香さん
以前から、あるひとがこの方の文章をお薦めしていたので、いつかフィクションを読んでみようとは前々から思っていた。そうしたら、しばらく前なのだがたまたまある翻訳家の方がツイートで柴崎友香さんのこの本について書かれていたのが目に入った。公園へ行かないか? 火曜日
【北マケドニア】誰かと旅する時間~オフリド湖の深淵な滑らかさと霞むアルバニア
北マケドニアといえば、オフリド湖でしょう。という話を人から聞いていたわたしは、ネットで検索したオフリド湖の美しい写真を眺めては、果たしてここへ行ける日は来るのだろうかと考えていた。当然なのだけれど、西バルカン諸国への訪問は仕事の出張なので、特別な機会でも
【北マケドニア】スコピエで愛とRelationshipについて考えた
北マケドニアである人と交わした噛み合わない会話について、まだどこにも書いていない。むしろいちばん大切なことは実は書かないことが多いのだけれど、北マケドニアのことについては嫌な気持ちが先行してしまい書こうとも思っていなかった。でも、心の中に割り切れない苦い
南アフリカのラジオに出演した~ベッシー・ヘッドの朗読と本人のインタビュー音源
昨日(正確には日本時間の1:00am)に、南アフリカのラジオに出演しました。といってもネットラジオなのだけれど。ベッシー・ヘッド85歳記念の音声プログラムでした。制作したのは、南アフリカの方。構成は、いくつかのベッシー作品の朗読。それから、貴重なベッシー・ヘッド
ベッシー・ヘッドの生誕85年を記念した朗読が放送されます(わたしも参加)
先日はベッシーの誕生日(生きていたら85歳)でした。以前からベッシー・ヘッドファンとしてつながっていたケープタウン在住の建築家の女性が、これを記念してインスタでベッシー・ヘッド作品の朗読を呼び掛けていました。それが今日放送されるみたいです本日7月13日(水)南
一日過ぎてしまいましたが、昨日は作家ベッシー・ヘッドのお誕生日。1937年7月6日、南アフリカのピーターマリッツブルグの精神病院で生まれたベッシー・アメリア・ヘッド。1986年に48歳で亡くなってしまい、わたしは会うことがなかった。でも、大学生の時から今までずっとわ
Rupurara Moonオンラインショップをクローズします~13年間ありがとう
13年間やってきたオンラインショップRupurara Moonアフリカンビーズ&クラフトを、2022年7月末を持ってクローズすることにしました。Rupurara Moonがオープンしたのは2009年4月。Rupurara Moonは、ジンバブエのワイヤービーズアート作品から始まり、南アフリカ、ザンビア、ケ
【ボスニア・ヘルツェゴビナ】ふと現れる物語の小道~サラエボのオールド・タウン
5月14日(土)車がサラエボに到着する。オールドタウンに入ると、途端にその独特の雰囲気に飲み込まれてしまった。車も通れない細い小道、小さな建物たち。モスクのミナレット。そこは、サラエボの他の地域ともまるで雰囲気が違う異国のようでもあった。まるで小さなトルコの
【ボスニア・ヘルツェゴビナ】アイデンティティはどこにある?セルビア人とスルプスカ共和国バニャルカ
しばらく間が空いてしまったのだが、西バルカンから帰国して二週間あまり。その後は、御多分に洩れず他案件やさまざまな雑事に奔走し、体力的に持たずにばてたり何だりしていたわけだが。でも、前記事で書いた通り、1ヶ月余りの出張でいただいたものが確実に心に積み重なって
5月初めに日本を出発して1ヶ月近く西バルカンを回っている。このコンサル仕事の出張は簡単に言うと中小企業支援関係で、対象国は複数にわたる。この先も数回続く予定だ。今は、北マケドニアのスコピエのカフェに座っている。日中は真夏のように暑いスコピエだがオープンテ
【ボスニア・ヘルツェゴビナ】モスタルからバニャルカへ続く最高に美しい山道の風景
ボスニア連邦のモスタルからスルプスカ共和国のバニャルカへの道は、切り立った岩山と深き森、エメラルドグリーンの川と湖、そして滝に彩られたドラマチックな地形が延々と続いている。次々と迫りくる見上げるように大迫力な岩山。その間を縫うように道が走り、鮮やかな緑の
今月初めから西バルカン地方に来ている。3月のセルビアに続き再びだ。ボスニア・ヘルツェゴビナを経て、今は北マケドニアのスコピエにいる。もちろんコンサル仕事の出張で、今回は一か月強で4か国(5地域)を回る予定なのだが、移動も多くなかなかゆっくり文章化する余裕がな
静かだったわたしのYouTubeチャンネルに最近何だか変化が起きている。セルビアはベオグラードに滞在中にとった動画を、いくつか編集してしばらく前にアップしたのだが、その中で異様に再生数とコメントが伸びている動画があるのだ。街中でストリートミュージシャンを撮った動
ひとは本当に、頭の中で考えを巡らせ続けるのが得意だ。それは多くの場合、自分自身の脳が勝手に生み出したものだったりするから厄介である。まだ起きてもいない未来への不安。相手が言っていないことへの勝手な妄想。それに紐づく怒り。仕事への強迫観念のようなプレッシャ
太陽が夜明けから夕暮れまで~note『雨雲のタイプライター』
とくに切りのいい数字でもないのですが、作家ベッシー・ヘッドの作品のほんの一節ずつを紹介しているnoteマガジン『雨雲のタイプライター』が28本目となりましたので、自分頑張ったかなと思いご紹介したいと思います。更新計画を立ててあるわけでもなく、そのとき心に響いて
ノートにぐりぐりととにかくたくさん書いていくのが好きなので、相当数のノートを買い込んでいるのですが、その始まりはすでに小学生の時にあったと思います。色んなノートが好きな小学生でしたが、6年生になったときアメリカの学校へ。日本とはずいぶん文房具の類も違うので
セロウェでハワード・ヘッドにインタビューした音源が発見される~今日はBH36年の命日
作家ベッシー・ヘッドの資料の中には、彼女のインタビュー音源もいくつか残されている。ベッシーの声は、かなり柔らかく優しく高いトーンで、しかも非常に可愛らしい喋り方なのだけれど、ときどき強い感情が見え隠れしてオーラが感じられる。(いつか公開するかもしれないけ
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昔から、ローカル線で行くスローな日本国内の旅に憧れがあった。一両か二両だけの列車で、時間をかけて田舎を行く鉄道旅だ。なんでも、秋田県と青森県に渡り日本海沿岸を走る五能線というのはそんなイメージにぴったりのローカル線で、かつ日本有数の絶景路線だという話で、
両親の家のクローゼットにある自分の資料や荷物を整理していると、見覚えのないファイルがあった。半透明のグリーンのファイルの表紙から、「修了証書」の文字が見える。まるで記憶になかったが、それは2004年に受けた某翻訳スクールの「文芸翻訳基礎コース」のものだった。
アフリカにいると事欠かないのは、日本的マナーとはかけ離れた「サービス」とは対極なものにびっくりする事例の数々だ。たとえば乗り合いタクシー。利用するたび、日本人から見ればたいてい面白い出来事があって飽きることがない。今年は実に久しぶりに開発コンサルタント仕
今まで、ずっと大人ぶって黙ってきたことだけれど、わたしは多分淋しかったのだなと最近すなおに認めることにしている。ベッシー・ヘッド作品を日本語で読んで一緒に感動してくれるひとがいなかったことだ。どれほど応援してくれるひとがいても、原文をわざわざ読んでくれる
最近、あらためてベッシー・ヘッドの短編集"Tales of Tenderness and Power"にはまっている。これはベッシー・ヘッドが亡くなったあと1989年に出された短編コレクションで、短編集としては1977年に出版された"The Collector of Treasures"に次ぐ二冊目だ。いずれの短編集も、
ちょっと遅ればせながらなんですけれども、先週なんとなく思い立って浦和パルコで開催されていたZINEフェス埼玉に行ってまいりました。皆さまがそれぞれ思いを込めた冊子などを作っているのを見るのも面白く、出展者さんとお話しするのもとても楽しかった。本当にやりたいこ
InDesignというのを使い始めた。各種印刷やデジタルパブリッシングのデザインはもちろん、書籍の本文や装丁などもできる。どうしても自分でやってみたくて、とうとうこのプロのお道具に手を出したのだ。まずは前記事に書いた自分のエッセイ本の原稿があるので、これを印刷で
夕方以降、夜の時間帯になるころ、まるでコワーキングスペースか図書館のようになったカフェで作業をしている。勉強をしているひと、仕事をしているひと。それぞれの世界に没頭している中で、わたしは今しあげたい文章の推敲、というより前のレベルの「あまりにもひどい箇所
小学校6年生のある日、米国はアラスカ州の最大都市アンカレッジに引っ越した。 ごく普通の英語もできない11歳のわたしは、現地の小学校に転校することになった。このアンカレッジでの生活はわたしにとって初めての海外であり、世界の広さを知る原点となった。転校前、かなり
ここ数か月の間に出会った何名かの業界のプロフェショナルな方々との会話で、大きく前進しているのを感じる。いや、実際、どこかの出版社で作家ベッシー・ヘッドの出版が決まったということではまったくないのだが、今のわたしは昨年までのわたしとはずいぶん違うところにい
なんという強烈なインパクトの塊のような映像なのだろう。例によって大きな波乱となった2018年ジンバブエ大統領選挙の一連のストーリーを描く、デンマークのカミラ・ニールセン監督によるドキュメンタリ映画『プレジデント』は終始濃密に多くのひとの思いが詰まった映像だっ
とうとう。2023年4月~5月の一か月半くらいのボツワナ&ジンバブエ動画の完結編をアップいたしましたこれでとりあえず今回のシリーズはおしまいです。12本になりました。[Zimbabwe] アフリカ旅の終わりにグレートジンバブエ遺跡を歩く & ハラレ Great Zimbabwe and Harare
映画『君たちはどう生きるか』に関するあくまでも個人的な感想をメモ。京都に三日ほどいるあいだ暑さ逃れのために映画館に入ったのだが、大変なものを観てしまったと思う。宮崎駿監督だからこそ作り上げることができる圧倒的な作品世界だと感じた。現実世界であっても、過去
ようやく編集が終わり、YouTubeに動画をアップしました5月にボツワナはピリクウェの農村開発プロジェクト跡、いわゆる廃村となってしまっている現場を訪問したときのものです。1960年代、独立前夜のボツワナ(当時のベチュアナランド英国保護領)で伝統的王族のツェケディ・
少し遅れてしまいましたが、7月6日はベッシー・アメリア・ヘッドのお誕生日でした。生きていれば86歳。早いものですね。こちらは2007年に行われたベッシー生誕70年を記念したベッシー・ヘッド・フェストのポスター。早いものです。そんなに年月が経ちましたか。今年は、この
ヒュー・ピアースの話をしたい。ボツワナで作家ベッシー・ヘッドのアーカイブ調査をするほか、ベッシー研究者と古い友人のトム・ホルツィンガー氏にはお会いするつもりだったのだが、滞在中に急遽トムの計らいでお会いすることになった。この件は、ブログにも書いている。そ
4月から5月にかけてのボツワナの発信まとめを文章でも動画(YouTube)でも精力的にやっているが、まだまだ動画素材と書きたいことの山に埋もれて溺れそうな状態。それでも、アウトプットしていくのはとても楽しい。動画はYouTubeに、文章は一冊の本に仕上げて何らかの形で世
2023年4月~5月ボツワナ&ジンバブエの記録まとめ中です。ボツワナの動画は7本上げています。ご覧いただけたらうれしいです。この旅関連で、あと3本か4本くらいは出します。YouTubeチャンネルフォローいただけたら今年のボツワナ&ジンバブエ旅からの動画には、シンプルなvl
わたしが11歳のころ、親の仕事の都合でわたしたち家族(両親とわたしと弟二人)はアラスカ州アンカレジに引っ越すことになった。小学校三年生で千葉から大阪へ転校したわたしは、六年生で今度はアメリカへ転校したわけだ。日本でごく普通の小学生だったわたしにとって初めて
心の中に住みついている夢とも現実ともつかないような風景。心象風景と言ってしまうと、誰かに作られた言葉にあっさりと閉じ込められて実際の感触から離れるように感じてしまうのだが、それはもっと現実のそばにあって、でもつかみどころない色合いのような気配とでもいうべ
プロフィール写真を撮った。今日はコンサルタントとして、チームのひとがみんな撮ることになったので順番にスタジオに行って撮影。昨年10月に、ベリーダンスの写真撮影でお世話になっているフォトグラファーのヨータ・カタオカ氏にお願いして、大好きなある場所で撮影しても
もう何度、全文を訳し直したかわからないベッシー・ヘッド作品の翻訳文ですが、何度目かの「日本語を全部チェックする」という作業を本日とうとう一通り終えて感無量です。5回目かな。6回目かな。もう何度も全部訳し直しまくってて忘れましたよ。今日もわたしは、カフェで
先日、久しぶりに馴染みの美容師さんにカラーリングをお願いしながら、何故わたしはアフリカに関わるようになったかを話す機会があった。もちろんアフリカに関わる直接のきっかけは、大学の時にアフリカのことなんて全く知らないままにアフリカ研究のゼミを選択したことだ。
ハムスターの回し車から降りることにしました。え?ハム?という方は前記事をご参照ください。今月初めに、現在従事している案件の次回出張を断念することにしました。10月から11月にかけて例によって5週間ほどの予定だったのですが、心身の不調による不安があり、案件のチ
オランダのVeraちゃんが、しばらくYouTubeをお休みするそうだ。ミニマル&シンプルライフスタイルのコンテンツクリエーターのVeraちゃん。彼女のYouTubeチャンネルにはいつも大切なメッセージをもらっているのだが、この動画は特に心からの大切なメッセージが入っていて、2回
仕事でご一緒しているひとと、ミーティング後にたくさんしゃべった。レバノンからイラクに移住してきたひとだ。オンラインミーティングで中東諸国の先進的なスタートアップ連携の取り組みについて実に面白い情報を聞いたテンションのまま、会議後に色んな話をした。中東のひ
オンラインカウンセリングを一年ぶりに受けた。日本でも最近は以前よりも少しずつカウンセリングを気軽に受けるひとが増えてきたかなと思うけど、悩んでいる人、迷っている人はもっとどんどんプロと話をした方がいいと思う。わたしは、本当に行き詰まってしまってメンタルも
朝、お気に入りのベーカリーカフェさんへ。自分だけの空白の時間はどうしても必要なのだ。仕事のことも何にも考えない、その時間を楽しむだけの時間。庭でつかまえた子トトロとアイスカフェラテ。静かに朝の空気と物音の感触を味わい、ジャーナリングだけ。これをひとはme ti
動画を撮って編集して形にするのが楽しくて、出張先ではありますがちょこちょこと移動時間や隙間時間に撮りためていたものを編集してアップしています。これだけ見るとただの気楽な旅動画みたいだけれど、実際はそれほど時間もないので満足にゆっくりはできていません。でも
日曜日、いつもの珈琲店でたまたま居合わせたご婦人とお話をする機会があった。お店には店名にちなんだ可愛らしいイラストが飾られているのだが、その絵について言葉を交わしたことがきっかけで。偶然、バスから地下鉄に乗り換えようとしたら、珈琲店の看板があったので入っ
今朝は、朝からいつもの作業用カフェで翻訳の日本語チェック。ひろいテーブルと大きな窓が心地よくて、ほぼ毎日通っている。ここで今まで数えきれないくらいたくさん仕事や作業してきたなぁ。本当にありがたいです。贅沢かもしれないが、いくら自宅のオフィス環境を整えても
夢はひとに語ろう。という言葉をたまに耳にする。語ることで自分にいい意味での自信がつくし、語るからこそ情報やチャンスがやってきやすくなる。そういう意味で、わたしはその「夢を語る」ことに大いに賛同している。★「夢」というのとは厳密には違うのだが(この点はここ
週末、海のある街に住むお友だちと彼女のわんこに会った。このところ、色々あって仕事もいっぱいいっぱいで、心身ともにがっくり来ていたところに遊びにおいでと言ってくれた。わたしには、しょっちゅう会ったり連絡を取ったりするお友だちはほぼいないので、こういうときに
本日は、翻訳出版するために奔走しております作家ベッシー・ヘッドの日本語未訳小説を翻訳し終えました。全文翻訳しなおしをしたのは、たぶん5回目か6回目くらいだと思います。正確にはわかりません。翻訳し始めた時から、20年経っているかいないかだと思います。今回、全
今夜は翻訳チェック作業をしている。ずっと仕事と諸々にパンクしそうになっていて、気づけばこの大切なライフワークを2週間近くも止めていた。ライフはどこ?ってくらいに。まだ仕事はあるのだが、居ても立っても居られなくて夜のカフェで作業を。わたしは、南アフリカの作
週末は、仕事をしなかった。当たり前のようだけど、そんな週末はずっとなかった。根を詰めて作業し続けているわけではないけれど、マインドがオンの状態でずっと消耗するような日々が長く続きすぎた。それに加え、先週一週間はプライベートでも重たいことがあり、さらには腰
燃え殻さんのご著書を2冊一気に読了した。いずれもエッセイだ。どれも印象的で絶妙で、ささっと沁みてくるようなテーマで気に入っている。ただ、読了後、心に引っ掛かることがあったのでそのことだけ書いておきたい。それでも日々はつづくから燃え殻新潮社2022-04-27すべて忘
(出張過去旅メモの続き)2022年5月。初めてのモンテネグロ、ポドゴリツァ。モンテネグロは小さな国だが、海沿いには風情ある古くてこじんまりとした魅力溢れる街がいくつもある。出発前はネットで写真を眺めてはうっとりしていたのだが、そこはもちろん仕事の出張。スケジュ
以前から、あるひとがこの方の文章をお薦めしていたので、いつかフィクションを読んでみようとは前々から思っていた。そうしたら、しばらく前なのだがたまたまある翻訳家の方がツイートで柴崎友香さんのこの本について書かれていたのが目に入った。公園へ行かないか? 火曜日
北マケドニアといえば、オフリド湖でしょう。という話を人から聞いていたわたしは、ネットで検索したオフリド湖の美しい写真を眺めては、果たしてここへ行ける日は来るのだろうかと考えていた。当然なのだけれど、西バルカン諸国への訪問は仕事の出張なので、特別な機会でも