chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ミステリーな森の生活 https://blog.goo.ne.jp/thomaz_2007

ミステリー(主に洋書)を読む楽しみを伝えたく思います。英語学習、洋画レビューもあります。

thomaz
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2007/08/26

arrow_drop_down
  • 敵の名は、宮本武蔵(木下昌輝)

    読売新聞の書評で、興味をもって、本書を読んでみた。山本周五郎賞、直木賞、山田風太郎賞の候補になった作品という。題名が、なかなか、刺激的だ。最強と呼ばれた剣豪、宮本武蔵と対戦した相手側からの物語かなと想像させた。7章に分かれているが、最初の3章は、それに近く、中々、面白く読めた。しかし、4章以降、ちょっと、話が込み入ってきた感じがした。第六章で、4~5章の謎めいたものが整理されていくのだが、小次郎や武蔵の父、無二斎の存在が、あまりに、従来のものと違っており、受け入れるのが難しい感じがした。吉川英治の武蔵像が、多くのフィクションでありながら、イメージとして焼き付いているためだろうとは思うが、新しい武蔵像が、ぴんと来ないのだ。山田風太郎の摩訶不思議な剣豪小説を読んだことがあるが、ちょっと、それに近い感じになって...敵の名は、宮本武蔵(木下昌輝)

  • 英国諜報員アシェンデン(サマセット・モーム)

    サマセット・モームは、うん十年前の学生時代、「人間の絆」を読んで以来だ。あの、サマセット・モームが、小説家が主人公のスパイ小説を書いていたのか?それどころか、ウイキペディアによると、サマセット・モーム自身が、実は、諜報活動をしていたという事実に驚愕して、この本を読んだ。小説家が、諜報活動に関わるという設定は、よくある設定らしい。過去読んだ、ジェフリー・アーチャーの作品の中でも、記憶力抜群の小説家が、ロシアの小説家の作品を口述で聞いて丸暗記して、西側で出版するという話を記憶している。今回の主人公、アシェンデンには、そのような特殊な能力があるわけでもなければ、007のようなアクションがあるわけではない。ただ、非常に、冷静であり、人間観察に優れているというものだ。その結果、信頼され、徐々に、より大きな任務につい...英国諜報員アシェンデン(サマセット・モーム)

  • HANNIBAL(THOMAS HARRIS)

    やっと、THOMASHARRISのHANNIBALを読み終えた。約2か月かかった。546ページというから、それほど長かったわけではなかった。しかし、結構、大変だった。過去の羊たちの沈黙では感じなかった格調の高さとでもいうのか、語彙も難しく感じた。イタリアの芸術関係の記述が多かったせいかも知れない。ただ、映画を見ていたのは、おおいに助かった。結末以外は、かなり、原作に忠実に描いているように感じた。映画のクラリスは、ジョディ―フォスターに換わって、ジュリアンムーアが演じていたのだが、ジョディ―フォスターのイメージが強くて、いまだに、クラリスというと、ジョディ―フォスターの顔が思い浮かぶ。結末が変わったのは、この二人の意向らしい。Xファイルのジュリアンアンダーソンがクラリス役の候補になったらしいが、契約上、別の...HANNIBAL(THOMASHARRIS)

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、thomazさんをフォローしませんか?

ハンドル名
thomazさん
ブログタイトル
ミステリーな森の生活
フォロー
ミステリーな森の生活

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用