サイコホラー系。 少々残虐表現在り。
奏太に降りかかる次々の恐怖。 そこには奏太が犯した最大の罪が原因だった・・・。 残虐かついろんな意味で泣けるかも知れないショートストーリ。
3.狂「っ!」奏太は思わず起き上がった。額の汗を拭う。さっきのは、「ゆ、め?」首元に手をやる。大丈夫だ。どうやら夢だったらしい。奏太は安堵の表情を浮かべ、ため息を吐いた。いつのまにかソファで寝ていた奏太の足元で携帯が
右頬に手を添えられる。その手は冷たかった。「ひ……っ!」咄嗟に目を開こうとしたが、何故だか開かない。頬に添えられていた手が、奏太の首筋へと移動する。もう片方の手も首筋へと添えられた。両手に力が加えられる。喉仏を潰す様な勢い
窓から日が差し込む。ピンポーン。ドアチャイムの音で我に返る。ガチャ、とドアが開かれる。「おい」振り向くとそこには「奏太、そんなところで何やってんの?」司がいた。「そんなの夢だってー」ハハハ、と笑いながらコーヒーを飲
再びソファに倒れこむ。藍、お前は何が言いたいんだよ。急な眠気が奏太を襲う。お願いだ、言ってくれ。ああ、瞼が、重い。俺ができることなら何でも……薄れ行く意識の中、奏太は呟いた。ガタッ「……ん」何かの音で奏太は目を覚ま
「うわっ!」ガンッ、驚いた拍子に携帯を落としてしまった。何、何なんだよ……。何で捨てたはずの携帯がここに……。確かに奏太の携帯ではあった。付いているストラップもちゃんと同じであった。ハートの破片。確か、藍のとくっ付けると、ハー
─ただいまおかけになった番号は現在電話に出ることが・・・・・・電源切ってやがる・・・・・・奏太は心の中で舌打ちをし、携帯を閉じた。「くそっ!」ついむしゃくしゃして、足元の小石を蹴飛ばす。カツン、と、通りすがりのリーマンに当たってしまっ
はじめましてー。よく小説を書いては失敗する私「うなを」またまた小説を書くことにしました・・・。前回執筆していた「妄想摩訶不思議物語」(執筆中)も、気が向けばまた再開するかもしれません・・・。いろいろと忙しい身ですので、更新は一週間に一度ぐら
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