銀河鉄道999 ナレーション 第1話

名ナレーション高木均さんを忘れないために・・・。第1話「出発(たびだち）のバラード」OP：西暦2221年。地球の宇宙交通機関は飛躍的な発達をとげていた。宇宙鋼鉄網は銀河の果てまで広がり、宇宙列車が毎日のように地球と惑星のあいだを往復していた。（エピソードタイトル）その頃、地上には超近代的な都市メガロポリスが出現し、温度調整された中で人々は暑さ寒さを知らない快適な暮らしをしていた。しかも彼らは機械の部品さえ交換すれば、千年はおろか二千年も生き続ける事が出来る身体を持っていた。しかし、そのメガロポリスに住めるのは機械の身体を買えた金持ちだけ。機械の身体を買えない貧しい人々はメガロポリスから追い立てられ、悲惨な暮らしをおくっていた。そんなある日、貧しい人々のあいだにこんな噂が流れ出した。すなわち、この宇宙にタダで機械...銀河鉄道999ナレーション第1話

銀河鉄道999 ナレーション 第2話

名ナレーション高木均さんを忘れないために・・・。第2話「火星の赤い風」火星に吹く赤い風の音は、その赤い砂の下で眠る者のすすり泣きだ、と人はいう。火星の赤い風は今日も明日も夢を果たせなかった者のために鎮魂歌を歌っている。銀河鉄道999ナレーション第2話

銀河鉄道999 ナレーション 第3話

名ナレーション高木均さんを忘れないために・・・。第3話「タイタンの眠れる戦士」それから360時間後、999はタイタンをあとにした。昔、美しい心の人々が勇気をもって切り開いた星・タイタン。しかし、今ここには自由の何たるか？を考えない人が多すぎる。つまり、人の心は荒れ果てているのだ。銀河鉄道999ナレーション第3話

銀河鉄道999 ナレーション 第4話

名ナレーション高木均さんを忘れないために・・・。第4話「大盗賊アンタレス」宇宙を独り旅する者は死ぬために旅するようなものだという。この無限に広がる宇宙に輝いている星は死んでいった孤独な勇者達の涙の凍りついたものだと言う。もし、そうだとしたら、涙の数のなんと多いことか！銀河鉄道999ナレーション第4話

銀河鉄道999 ナレーション 第5話

名ナレーション高木均さんを忘れないために・・・。第5話「迷いの星の影（シャドウ）」迷いの星（冥王星）到着前：冥王星の氷は、宇宙の歴史が始まって以来、一度も溶けたことが無いと思われるほど冷たくて固く、そして信じられないほど蒼くて透明だ。ED：迷いの星は宇宙で一番哀しいところ。多くの人がここに体を置いて遠くへ旅立っていった哀しい星。いつの日か自分の体が懐かしくなって人々が帰ってくる、という星だから。銀河鉄道999ナレーション第5話

銀河鉄道999 ナレーション 第6話

名ナレーション高木均さんを忘れないために・・・。第6話「彗星図書館」OP:この世で一番美しく儚いものがあるとすれば、それは彗星にちがいない。束の間の命を燃やして消えていく、陽炎にも似て、もの悲しいいちぞくだ。ED：彗星の巣、コメットステーションまでの道のりは太陽系の庭の中のようなものだ。機械の身体を求めて母なる太陽系を離れていく鉄郎の前にいったいどんな事件が待ち構えているのだろうか？それは鉄郎にも分からない。銀河鉄道999ナレーション第6話

銀河鉄道999 ナレーション 第7話

名ナレーション高木均さんを忘れないために・・・。第7話「重力の底の墓場（前編）」太陽系を出ると無法の荒野が広がる。そこには我々の世界と時間の流れが全く違う所がある。それは別世界なのだ。我々の世界と全く違った世界、その二つが交じり合った場所では何が起こるのか、まだ誰も経験して還ってきた者はいない。だが、鉄郎がその最初の人間になるのだろうか？銀河鉄道999ナレーション第7話

銀河鉄道999 ナレーション 第8話

名ナレーション高木均さんを忘れないために・・・。第8話「重力の底の墓場（後編）」OP：三重連でスピードを増した999は、突然、重力の場へ引きずり込まれ、二日前に行方不明になっていたカペラ行きの333と衝突してしまった。333の調査に向かったメーテルたちの見たものは骸骨と化した乗客の姿であった。ここでは通常の十倍ものはやさで時間が流れていたのである。メーテルと鉄郎はそこでリューズという女と巡り合った。リューズはむりやりに鉄郎を連れ去ったが、しかしメーテルはそれを止めようともしなかった。ED：重力の底の星は重力のために大きくなれないのだという。ブラックホールと呼ばれる暗黒の点の中には、時として孤独な人の住む星があるという。思い出や哀しみには後悔と一緒に小さな塊となってひっそりと暗黒の中に身を隠している・・・、そんな...銀河鉄道999ナレーション第8話

銀河鉄道999 ナレーション 第9話

名ナレーション高木均さんを忘れないために・・・。第9話「トレーダー分岐点（前編）」惑星トレーダーは空の美しいところ。その空を見て旅人は故郷を思い、涙を流すところだという。トレーダーは旅人がホッと束の間の安らぎのため息をもらすところだという。銀河鉄道999ナレーション第9話