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鷲爪伝 https://ameblo.jp/nesty-jezam

毛利家の家譜から抹消された毛利元綱(相合四郎)。毛利元就の家督相続に関わる陰謀と謀略の物語。

とし
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四日市市
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四日市市
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2007/06/06

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  • 鷲爪伝 366 あとがき

    いきなり個人的な思い出話で恐縮だが、現在(いま)(2014年)から二年ほど前、僕は広島県安芸高田市の相合地区を訪ね、「相合四郎(・・)の墓」に墓参したことが…

  • 鷲爪伝 365 エピローグ(2)

    まず、俺が船山砦で戦っている頃に、吉田では福原氏の兵によって坂広秀が討たれていた。 広秀の本拠は向原の日下津城であり、このとき吉田の装束屋敷に詰めていた家来…

  • 鷲爪伝 364 エピローグ(1)

    べん―― 平家琵琶の音がした。 べべべん―― それは夢のなかで響いた音だった。 いや、本当に夢であるのかどうか。ここはすでに死後の世界で、六道(りくどう)で…

  • 鷲爪伝 363 新たなる船出(25)

    時間をわずかに遡る。 志道広良の軍勢が天神山の山すそで三百あまりの松明に火をつけたころ、相合の元綱の屋敷に忍び入ったひとつの影があった。 鉢屋の蓮次(れんじ…

  • 鷲爪伝 362 新たなる船出(24)

    郡山を黒々と覆う森の闇のなかを三百五十余の影が出陣した。 この集団は先頭を行く者が松明を持つほかは無灯火である。縄を使って前の者が後ろの者を牽引する形で、ぞ…

  • 鷲爪伝 361 新たなる船出(23)

    志道広良の意識のなかで、元綱は最初から坂広秀の与党である。 坂広秀が元就政権の転覆をたくらむとすれば、現当主の弟であり毛利家嫡流の血を引く元綱を謀反の旗頭と…

  • 鷲爪伝 360 新たなる船出(22)

    その渡辺勝(すぐる)が、相合の元綱の屋敷に現れたのは、三月の末、そろそろ二更(にこう)(午後十時ごろ)になろうとする時刻であった。 このとき元綱は私室にいて…

  • 鷲爪伝 359 新たなる船出(21)

    尼子氏による毛利家の乗っ取りが現実味をもってささやかれ始めていたこの時期――。 元就は苛立ちと苦悩を、元綱は漠然とした不安を、それぞれに感じていたのだが、お…

  • 鷲爪伝 358 新たなる船出(20)

    広良の真の狙いとその論の正しさを元就は理解したが、無実の罪を着せて家臣を粛清するなどということは、感情がそれを許せない。まして生贄(いけにえ)の祭壇に捧げる…

  • 鷲爪伝 357 新たなる船出(19)

    大内軍の出陣が近い、という意味のことを、その使者は言った。「様々な筋からもたらされた報せによれば、周防(すおう)の山口では戦さ支度が忙しく、大内はこの春にも…

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