前回に続き・・オイルフィニッシュ仕上げ。今回も画像から・・行程的には、前回と同じだが、素地に浸透させる油に、混入する着色剤の量を、多くする。チーク材の材色は、時間の経過とともに、ヤケ色になり易い。やや濃い着色を施した方が、経時的な変色を、抑えることができる。チークの半オイルフィニッシュ仕上げ・・その②
今回はチークのオイルフィニッシュ仕上げに関して。まずは画像から生地に塗膜を塗布するだけでは、オイルフィニッシュの持つ、独特な濡れ色感が、表現できない。工程を短縮して、しかも濡れ色感を持たせるため、ポリウレタン塗料と馴染みの良い、不乾性油系の油に、若干の顔料系色材を混入したものを塗りこみ、ウエスで拭き取る。その後、ポリウレタン系下塗塗料を、塗布する。研磨後、塗膜着色で若干の補色をしてから、ポリウレタン系艶消し塗料を、塗布する。そーすると・・安価で、このような美しい仕上がりが・・・チークの半オイルフィニッシュ仕上げ・・その①
チーク材の代表的な仕上げに、オイルフィニッシュがある。この仕上げ方法は、デンマークで開発された技法である。チークオイルという乾性油系の油を塗りこみ、乾燥しないうちに、サンドペーパーで摺り込む。この工程を数回繰り返すが、仕上がるまでに1か月以上を要する。この外観をまねて、下塗・上塗りの2回工程で仕上げるのが、オープンポアー仕上げ。その画像がこちら・・・チークの塗装・・生地色オープンポアー仕上げ
クマツヅラ科・・・分布はインドネシア、マレーシア、タイ、ミャンマーなど。それでは画像を・・・辺材は黄白色。心材は金褐色~濃い褐色で、しばしば濃色の縞模様をもつ。木理は交錯し、肌目も粗いが、光沢と香気を有する。重硬で強靭な為、加工性にやや難があるが、収縮が小さく、狂いも少ない。耐朽性は極めて大きく、シロアリにも強い。用途は床材、造作材、装飾材、高級家具、キャビネットなど。チーク
ニシキギ科・・別名ロフォペタルム。柾目の画像を・・・分布は東南アジア~ニューギニア~インドなど。辺材は淡い黄白色。心材は淡い黄色~淡い褐色を呈しており、辺心材の境界は不明瞭。木理はやや交錯~交錯しているが、肌目はほぼ緻密。生木には独特の芳香がある。やや軽軟な為、乾燥・加工が容易で、表面の仕上がりも良好だが、釘打ちで割れやすい。耐朽性は小。用途は造作材、天井材、家具、合板など。ペルポック
パンヤ科・・まずは画像から分布はフィリピン、インドネシア、マレーシア。心材は灰褐色~赤褐色。辺材は白色で、時間が経つと灰褐色に変色する。肌目は粗く均一。木理は通直~交錯と幅がある。一般にやや軽軟で、乾燥・加工性は良いが、乾燥時に反りやすく、加工時に毛ば立ちやすいので、注意が必要。耐朽性は小。セプターの代替材。用途は造作材、家具、合板の芯材など。ドリアン
キョウチクトウ科・・板目板の画像から分布はサバ、サラワク、ボルネオ、スマトラ、など全体に黄白色~黄褐色を帯びており、辺心材の境界は不明瞭。木理はほぼ通直。肌目も緻密で、独特の光沢をもつ。やや軽軟な為、乾燥・加工が容易で、接着性・表面の仕上がりも良好。強度が低く、耐朽性も小さい。外観・性質はプライに似ている。用途は天井下地材、家具、合板の芯材、集成材。ジェルトン
キョウチクトウ科・・・別名アルストニア、ミルキーパイン。分布は東南アジア、ニューギニア。全体に黄白色~淡い黄褐色を呈しており、時に桃色を帯びることがある。一般に木理は通直。肌目はやや粗いが、独特の光沢をもつ。やや軽軟で強度は低いが、乾燥・加工が容易で、接着性・表面の仕上がりも良好。耐朽性が小さく、青変菌に侵されやすい。用途は天井下地、建具、家具、合板の心材、集成材。プライ
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