21日の朝刊に「通訳業界 苦境続く」という記事が載っていた。
通訳の訓練の一環としてまたNHKラジオ日本を使うことにしよう。ひとまず、タイ語のニュースを聞いてそれを書き取るという訓練をしようと思うが、一回目は途中で聞き直しをせずに書き取りを行うことを意識し、二回目に聞く時にどの部分を聞き逃した(あるいは聞き間違えた)のかをチェックする。また、書き取りとは言っても当然途中で音を止めながら書くわけだが、今の段階では一度に聞いて書けるのはおそらく5秒ぐらいが限度だと思うので、この時間を少しずつ伸ばしていくことも意識したい。 というわけで、まずは5月17日のNHKラジオ日本の書き取りである。
前回、前々回と今の自分が考えていることを書いたが、要は何が言いたいかというと、「自分自身が納得のできる仕事をしたい」ということになるかと思う。逆に言えば、今の自分は自分自身が納得のできる仕事ができていないのであろう。 自分自身が納得できる仕事をするために、翻訳と通訳という仕事における方向性ということを考えてみると、自分にとって意識すべき方向が大きく分けて2つあるように思う。
要は、「それほどよく知らない分野の文書を翻訳すること」は本当はしたくはないのだが、だからと言ってそういう仕事を断れば仕事がなくなってしまう(選り好みできるほど大きな市場ではないのだ)。それに、引き受ければそれなりに大変な思いをするだろうと分かっている仕事を断ることは、その仕事から逃げているのではないかという気持ちも自分の中にあり、なかなか断りづらい。とは言っても、「つらい」思いをしながら、本当はできればやりたくないと思いながら仕事を続けていくのは果たしてどうなのかということを今まさに考え惑い悩んでいるところなのである。ただし、翻訳作業そのものが難しいのでつらいとかやりたくないとかいうことではな…
おかげさまで今年はこれまでのところ、かなり忙しく仕事をやらせていただいている。もちろん、フリーランスの仕事というのは一寸先は闇なので、年の後半はガクッと仕事が減るということも十分に考えられるが*1、それこそ、地震やら津波やら原発の事故やらで大変な状況にある人たちのことを考えれば、忙しく仕事させていただけるだけでありがたいし、仕事もなかなかできない状況にある人が多いだろうから、日本全体のことを考えれば、仕事をできる状況にある人間は仕事をしっかりやることが一番なのだと自分では思っている。 *1:震災で産業界にもかなりの影響が出ているので、今後翻訳の仕事は減るのではないかと予想(覚悟)はしている。
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