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  • 最期に向かって

    “生”と“死”は常に隣り合わせ、表裏一体。病気、事件、事故、戦争、天災などで、日本や世界のあちらこちらで、毎日毎日、多くの命が失われている。そして、それを伝えるニュースも日常に溢れている。しかし、生きている我々は、“死”を縁遠いもののように錯覚している。それが生存本能というヤツなのかもしれないし、そうしないと前向きに生きられないのかもしれない。そうは言っても、“死”は、病人や高齢者だけにかぎったことではなく誰にでも訪れる。ある日突然か、自分が想像しているより早いか、自分が覚悟しているより遅いか、たったそれだけの違いがあるだけで否が応でも。一般的には、健康長寿をまっとうし、終活をキチンと済ませた上で“コロリ”と逝くのが理想と言えようか。ただ、多くの人が思い知らされているように、人生なんてものは、そんな生易し...最期に向かって

  • 偽善意

    もう、二十年も前のことになる。私は、会社近くの賃貸マンションで暮らしていた。駅近で立地はよかったのだが、その分、家賃は高め。併せて、色々な事情があり、岐路に立たされ、人生は、入居時には想像できなかった方向へ進み、結局、たった一年で転居することになった。そこで、不本意かつ不愉快なことが起こった。それは、部屋の原状回復についてのこと。ゴミを溜めていたわけでもなければ、掃除もキチンとしていた。タバコも吸わなければ、動物も飼っていなかった(迷い犬を一時的に保護したことはあったけど)。にも関わらず、退去時、預けていた敷金はまるごと没収され、追加の原状回復費用まで請求されてしまった。「たった一年しか住んでいないのに・・・」納得できなかった私は、不動産会社に説明を求めた。しかし、「居住期間を問わず、退去時には一律に請求...偽善意

  • 生くあて

    三年ぶり・・・コロナ規制が大幅に緩和された今年のGWは、季節外れの暑さも手伝って、多くのところで盛り上がりをみせたよう。ニュースが伝える各所の盛況ぶりは、コロナ禍について、悪い夢でも見ていたかのような錯覚を覚えるくらい。そして、新型コロナウイルスも、「危険性がもっとも低い」とされる五類に引き下げられた。ただ、引き続き、高齢者や基礎疾患のある人への配慮は必要だし、後遺症に苦しんでいる人も少なくないらしいから、まるっきり過去の禍として忘れていくわけにはいかないと思う。また、倒産・失業、そして病死、この禍によって、取り返しのつかない事態に陥った人も少なくない。社会経済や世の中が息を吹き返そうとしているところに水を差すようなことを言うのはナンセンスだとわかりつつも、諸手を挙げて喜ぶことはできない。この社会には、い...生くあて

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芳田一弥さん
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特殊清掃「戦う男たち」
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