恋と愛、恋人から学ばないコトは、ジャンク・フードばかりを食べて成長なしに太るだけに等しい。
ナリと出会うちょと前のこと。 Mobbysの某スタッフの猛アタックを受けた。 まぁ、呑みに行くぶんにはえぇか、とか、呑み仲間が1人増えたかな、とか、ノンキにしてたけど、彼女はかなりマジやったらしく、何度か2人で呑んだ後に告白された。 「アタシじゃ、ダメ?」 「ん、ん~~~・・・...
何も考えられず、アタマに入ってこない1日を過ごした。 何なん? なんで? ぜんぜんわからへん。 呑みに行く気にもならず、直帰し早寝しよう。 そう思い帰宅すると、電話が鳴った。 「Kさん? ・・・」 「うん」 「・・・あのね、ごめん、本当にごめんなさい」 「・・・。・・・お、オレ...
「ごめん。帰るわ・・・」 そう言い残し、ナリの顔も見ずに部屋を後にした ナリも何も言わなかった 外へ出ると、もぅ朝日がまぶしい でも、オレの心は闇のまま ・・・ 寝られへんなぁ、もぅ そんなこと思いながら帰宅 シャワーを浴びて、ボーーーっと考える 何も思いつかない さて、どーし...
「・・・今日、あ、もう夕べ・・・だね・・・」 涙目のナリは、意を決すようにうなずきながら声を絞り出し始めた 「・・・ニシダさんと・・・会ってたの・・・」 え? 元カレと?? なんで?? と思うものの言葉にならない 「・・・ここで・・・」 そう言ったナリの目から...
タバコをくゆらせながら塩小路通りを西へ 何があったのか? 考えてもわからないし、わかるはずもない 本町通りを南下してナリのマンションに到着 タバコを消し、携帯灰皿に押し込み階段を上がる 「ピンポーン♪」 呼び鈴を押す 中から物音がし、しばし待つとゆっく...
なんとなく落ち着かないものの、とりあえずベッドに入る ウトウトしては目が覚め、またウトウトの繰り返し そうこうしているうちに朝方4時 トイレに行ってちゃんと寝よう、そう思って起き出したとき 電話が鳴った 「もしもし?」 「・・・Kさん?・・・起きてたんだ?...
「こんばんわ♪ また呑みに行ってるのw? 帰ったら、遅くてもいいから電話ください」 なんだか、嬉しくなってすぐにリダイアルするオレ ♪…♪…♪… 出ない? 遅くなったから寝てんのかな? ガチャ… 「…もしもし…?」 寝てた声? いや、ちょっと違う?...
Mobbysでの楽しい時間を過ごして、もう一軒・・・と思ったが、チャリで来たことを思い出し、チャリを押しながらフラフラと南下した。 初秋の風が心地よい 途中の五条大橋にさしかかり、ひさびさにうどんを食べようと東へ。 かつて、大橋のたもとで屋台だったころから好きで通った...
「あ、せや、さっきな、そこでユーコちゃんに会うたで」 「あら♪ 元気やった?」 とナオミさん 「うん♪ 近々、本格復帰するて言うてたわ」 「わ♪ ほな、就職活動もうまくいったんやね」 「そーなんやろねw」 「ファン、多いからなぁ、お客増えるやん、ナオミさん...
「で? カナトモは、どこの子やねん?」 マサちゃんが聞く 「え? 市内ですよ、山科♪」 明るく答える2号、もとい、カナトモ 「山科? あそこは京都ちゃうやろ~w? て言われるやろ?」 とオレ 「そぉ! そーなんですよぉ!! 山科区ちゃう、市やろ~ってw」 ...
「ん~~~」 と、悩むふたり 「あ!」 「元祖? トモは、苗字がイケヤマやんな?」 「ん? うん!」 オレが問うと、トモはそう答えた 「2号(?)は、苗字なんやねん??」 と、問うと 「え? あ、カナオカでっす」 「ほな・・・、トモ(元祖)はイ...
河原町通りを少し上がり、東へと入る しばらく歩くと北側にMobbysはある 階段を地下へ降りようとすると、またもや声をかけられる 「Kちゃん♪」 「お? マサちゃん♪」 「今から?」 「そw」 「同伴しよかw」 「喜んでw」 笑い合いながら、ふ...
邦楽中心の地下1Fをスルーし、洋楽中心の地下2Fへ。 ロック、ソウル、ポップスとコーナーを回りながら新譜をチェック。 オレたちの中高生時代、邦楽は歌謡曲と演歌ばっかりだった。 それに飽き足らない者は、FMで洋楽を聴き、その知識量が一種のステイタスだった時代である。 ...
本屋の文庫本コーナーを行ったり来たり 好きな作家の新刊、表紙の装丁のセンスなどからいくつか手に取ってみる 裏表紙などに書かれたあらすじを読み、2冊の購入を決めてレジへ 会計を済ませ、河原町通りを渡り少し南へと下がる Mobbysへ行く前にもう1軒の寄り道 ショ...
「なんか? 考え事してた?」 三条大橋から西木屋町へ、並んで歩きながら、トモは聞いてきた 「ん? なんで?」 「ん~。実はね~、橋の上、歩いてるときにKちゃん見かけてね、それでちょっと見てたんよw」 「あ。そうなんや」 「そしたら~、なんかタバコ吸いながら考え...
夕闇迫りつつある木屋町。 秋を迎え、日も少ぉしづつ短くなってきた。 Mobbysに行くにも、ちと早い時間。 時間つぶしに四条大橋のたもとから川沿いに降り、三条まで歩いてみる。 すでにカップルが数組、等間隔に並んで座り、愛なのかどうかはさだかでないが、それぞれが何事...
なんとか1時ギリギリに記念事業部に滑り込んだオレ。 午後は創立以来の歩みの編集でワープロとの格闘で終業時間を迎えた。 と同時に、部長はカバンを手に立ち上がり 「お疲れさ~ん」 と、笑顔で部屋を出ていく。 「お疲れ様でした!」 と、次長以下、主事、イカワ、オ...
「あ、アタシ行ったことなぃ!」 「あ、ホンマ? 実は~! オレもw!」 「マジ? 京都市民でしょー!?」 「マジマジw だから行ってみたいなぁ~ってw」 「そうなんだ♪ いぃね♪」 天橋立や植物園に行ったカップルは別れるというジンクスは知っていた。 でも、...
「ここね、けっこーパスタ美味しぃんだよ♪」 そう言ってナリは笑う。 「そうなんや♪ そら楽しみやなぁ」 850円のランチバイキングは、思った以上に豊富なラインナップで、昼飯ガッツリ派のオレにとっても「♪」であった。 ナリと並んで皿を手に、料理の並んだテーブルを徘徊...
現地集合ということが、いまだにオレとの仲を公表したくないナリの気持ちを表現していることはわかっている。まぁ、しょうがない。いずれは………と思う。 昼を知らせるベルとともに、とくに問題なさそうなのを確認し部を出た。 「お昼いってきまーす」 「はーい」 とイカワの声だが、最後...
帰宅しシャワーを浴び、朝日を見ながらタバコをくゆらせていた。 顔がゆるんでだらしないであろうと、自分でも想像がつくほど満ち足りた気分だった。 まだ、ほんのりと香る自分自身を感じていると電話が鳴った。 「おはよー♪」 ナリだ。 「おは♪ 目ぇさめたw?」 「...
香りをまとって一夜をともにしたオレたち。 初めての体験といっていい感覚だった。 夜明け前に目が覚めたオレは、自宅マンションに帰ってシャワーを浴びようと思った。 彼女は 「…うん。…わかった」 まだ半分寝ている。 「じゃ、また会社で会おう」 「…ん~、…うん♪」 「...
「……」 「早く早くw」 「…どこにつけたらええのん^^;?」 「…あはw! そっかw あのね、まず手首に押し付けてみたらいいよ♪」 おそるおそる言われたとおりにしてみるオレ。ボトルの口を左手首に押し付けてみる。そして、そのままボトルをひっくり返すと、注射のときのアルコー...
「温泉に行きたいな♪」 連休明け、香港から帰ってきた彼女は唐突にこう行った。 「へ?」 「お・ん・せ・ん♪」 オレと? などと聞き返しそうになったが、そうなのだろう。付き合い始めたばかりのオレにとって、なかなか飲み込むまでに時間がかるのだ(笑) 「ええなぁ。どこかええト...
結局Mobby'sではオレが肴にされたようなものだった。でも、彼女たちに悪気がないコトはオレはよく知ってる。だてに長く常連やってるワケではないのだ。 カラン♪ 入り口のドアの音とともにマサちゃんが入ってきた。 「あ! マサちゃん、ヤッホー!」とナオミさんの元気な声。 「お...
こうして、オレとナリさんの付き合いは始まった。 切なくて短い付き合いとなることなど、このトキは思っていなかった。 そんな週末は三連休だった。ナリさんは、以前からアキタ嬢&タケダ嬢とともに香港へ行く予定だった。寂しいと思うものの、以前からの予定ではしょうがない。 「お土産買...
「夕べはごちそうさまでした♪ 本当においしかった」 並んで自転車を走らせながら、ナリさんはまぶしいほどの笑顔でそう言った。 「いーえ♪ 今度はナリさんのご招待、楽しみにしてますわ♪」 「うん! がんばるね^^♪」 初秋の朝とはいえ、日差しは強い。スカートをはかない彼女はい...
部屋に戻ると、カレーを平らげた千里が満足げにテレビを見ていた。 「おかえりぃ♪」 「ただいま」 「アニキ、ええ人みつけたやん(ニヤリ)」 「そうか? まぁな。泊まってくんか?」 「うん。およろしゅう♪」 「あいよ」 そう言って、自分の部屋に入るとすぐに寝た。落ちる寸...
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