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  • 四神教室(プロローグ)

    「もう! 最近、雨ばかりじゃん! マジ、ダルいんだけど」 「つうかさ、昨日のロンハー観た?」 「マジ、アイツ調子乗ってるよね!」 昼休みの時間なのか、いつものように他愛のない会話が教室に

  • 心理戦高校 6章 胸躍る船出 (1)

    「まず最初に言っておく!」 教室中に神崎 信の野太い声が響き渡る。 「いいか! お前らに俺は何一つ期待はしていない!」 神崎はまだ自己紹介もしていないにもかかわらず、大声で吐き捨てるように言

  • 冬のキラキラ星 『三都を結ぶ点と線』 第一章 出会い (1)

    駅の階段を息を切らしながら走っている。そして、ストッキングの伝線も気が付かないままに……彼女はある出版社に駆け込んだ。 『どうしよう。昨日も遅れ気味だったのに――』 彼女は髪を乱しながらギ

  • 冬のキラキラ星 『三都を結ぶ点と線』 第一章 出会い (2)

    「先輩、ちょっと待ってください」 「ごっつん、遅いわね、早く、早く、待ち合わせに遅れちゃうわよ」 「すみません~でも、いつも朝寝坊する先輩には言われたくありません」 すみません、の後はボリュー

  • 帝国師団 プロローグ

    「ぐふっ――」 野原に横たわる死体の数々…… そこに一人の少女が身体を小刻みに震えながら怯えていた。 またさらにそこには、迷彩服に身を包んだ目をギラギラさせている兵士が、 機関銃を構えている

  • 帝国師団 プロローグ(2)

    M7師団軍隊長、マスキレフ・ロッドはローレル国へ北伐を始めた。 ローレル国は自然豊かなレイ山脈に囲まれ、羊などの放牧を主とする数々のコロニーが各地に点在しており、北極に近い北東のバレイン山脈は多

  • 帝国師団 プロローグ(3)

    また、さらにバロニア帝国は南方へ領土拡大を進めた。 その目的として南南西に存在確認されているヴィラブ国境付近のウラン鉱石の獲得、すなわち、核兵器開発の目的で南伐を進めていた。 ちなみに、ヴィ

  • 帝国師団 プロローグ(4)

    「久々に人殺しが出来るぜ……わくわくしてきたぜ……たまんねーな」 ローレル領土内バチエタ平原で機関銃を乱射しているバロニア兵は、バロニア帝国で死刑が確定していた元囚人達である。 戦時中は敵国の人民

  • 帝国師団 第一章 開戦

    ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ◆ローレル国バチエタ平原第182号指令本部◆ 「ローレライ大将軍閣下に申し上げます」 「んっ」 「バロニア敵軍はアッカス渓谷を北東に陸空軍総数約120万、バチ

  • 帝国師団 第一章 (2)

    そして、間も無く五分後に一人の女性兵士が現れた。 その女性兵士は深々と一礼して大きな兜を取り、美しい長いブロンドの髪を靡(ナビ)かせながら、ローレライの前に緊張の面持ちで敬礼した。 「今回の度

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