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風塵社的業務日誌 https://blog.goo.ne.jp/wind-dust/

出版現場の最前線から、企画、編集、営業と業務に関わることをなんでもレポートします。

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2006/05/16

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  • 用語を思い出せない

    昨年末以来の資金繰りの悪化で、現在に至るもなんにもやる気がわかない。ボーッと生きているだけである。とにかく、だれかにメールをするのも面倒だし、電話をかけるのもおっくうだ。それでも、ひとからかかってくる電話には応対しているのだから、そこは健気なものである。しかし困ったなあ。この月末のシノギにあと××円足りない。サラ金にでも行ってこようかとも考えるのだけれども、昔のようにホイホイ貸してくれるのだろうか。それとも、ネット系カードの会員になれば、すぐに小口融資をしてくれるのかな。そんなこと、少しググればすぐにわかりそうなものだろうけれど、やる気がないので、その程度のことも調べていない。ある朝、自宅を出ようとしたら、書棚にあった文庫本に目が留まった。焼けているので、以前にどこかの古書店で購入したものだろう。スタニスワフ・...用語を思い出せない

  • 天啓に打たれる(?)

    つい先日まで結露でカーテンにカビができているなんて騒いでいたのに、都内の気温が30度を超えるようになってしまった。暑いのきらい。走ろうなんて意欲がまったくわかなくなっている。体を動かすのもおっくうだ。今年が昨年並みの猛暑になったら、小生など生きていけないのかもしれない。今シーズンのピークがこの程度で終わるものと願いたい。その一方で、2020年のオリンピックは、猛暑でジャンジャン死人が出ればいいと、よこしまな願望がもたげてしまう。そんなある日、会社へと向かうことにした。といって走る気力はわかないので、歩いていくことにする。池袋を抜け、サンシャインビルを抜け、豊島郵便局を通り越し、旧造幣局跡地の広大な更地を眺めつつ狭い通りに入っていく。そこでふと、奇妙な感慨に打たれた。「いま、ここを歩いている自分はなんなのだろうか...天啓に打たれる(?)

  • 仙台へ

    これまで何回となく記しているけれど、自分で作ったみそ汁が世界で一番美味いと小生は勝手に思い込んでいる。そのため、「きょうのみそ汁はみそが多い」とか少ないなどと妻が文句をつけるたびに、腹が立ってしまう。「おまえ、ふざけるな!この世界一うまいみそ汁に、善光寺の七味をふりかければ宇宙一になるものを、なんでくだらねえイチャモンつけるんだ」という気分になる。そしてある日、某氏から宮城産のたけのこをいただいたので、翌朝、早速みそ汁の具とする。すると、「このたけのこ、おいしいわねえ」と妻が満足げに感想をもらす。こちらとしては、「バカ野郎!」てな気分でしかない。「素材の美味さを存分に引き出したみそ汁だから、おいしいわけだろ」ということである。朝から夫婦ゲンカをする意欲もないので妻の言い分を黙って聞いているが、しかし、確かにおい...仙台へ

  • 駅頭で

    某日の夕刻、お仲間数名と某抗議行動なるもので某駅前に立っていた。使い古した横断幕を広げている仲間もいる。某時刻になるとそこから別の某所に移動する予定である。それまでヒマだから、「おまえが街宣抗議をしろ」と小生にトラメガのマイクが向けられた。小生は人前で話すことがそもそも苦手であるし、アジ演説(アジテーション演説の左翼的省略形)のようなダサいことはやりたくないのだ。しかし、みんなヒマで手持ち無沙汰なのだろう。「なんでもいいから、適当に話せ」と仲間の一人がしつこい。気が弱いので、しつこく迫られると断りきれないのは、幼いころからの性分なのだろう「そんなに言うなら、あんたがやれよ」という気分でもあるが、しょうがないのでマイクを取った。ところが、小生が某駅頭で形式的な話をしたって、聞くやつなんて一人もいるわけがない。やり...駅頭で

  • 議員会館へ

    某日、あるNPO法人の主催する院内集会というものがあり、出かけることにした。院内集会とは議員会館内で催される集会のことである。したがってその場所は、衆議院なり参議院の議員会館(衆院には第1、第2とあり、参院はひとつだけ)となる。小生には初めての経験だ。勝手がよくわからないので某氏に電話でたずねてみると、「正面玄関から入れば、担当の人が入館証のカードを渡してくれるから、それでゲートを通過すればいいよ」とのこと。フーン、とにかく行ってみよう。国会議事堂前で降り、第2衆院議員会館に向かっていくと、小生と同じ目的地に行こうとしている二人組みのおじいさん(オジサン?)が前を歩いている。この人たちについて行けばいいやと気楽な気分で後ろに従っていくと、彼らは案の定、第2会館の正面からなかに入っていく。そして右側では、NPOの...議員会館へ

  • ゲーム考

    ある日の晩、R通りを歩きながら家に向かっていた。すると、向こうからはゲームをしながら歩いてくる若造がいる。おそらくはR大のガキだろう。ゲームに集中しながら転びもせず歩けるのだから、こいつは二宮金次郎かと思っていると、小生にぶつかりやがった。腹が立ち「イテェだろ、クソガキが!」と怒鳴りつけると、あわてて足早に去っていく。追っかけていって1発殴ろうかとも思ったけれど、つまらないトラブルを自ら起こすこともない。さらには、そいつを殴って手を痛くしたら、痛さの自乗というわけだ。腹は立ったが、そこまで周囲が見えなくなってしまうゲームというのはすごいなあと改めて思う。小生も依存癖があるので、そうしたスマホなどのゲームに入れ込んだら、周りへの関心などまったく薄れてしまうことだろう。それがわかっているからこそ、スマホを持ちたくな...ゲーム考

  • 連休明け

    嗚呼、連休が終わっちゃった。とはいえ、連休中もチョコマカ出社しては「救援」の作業をしていたので、ずっと休んでいたわけでもない。そうではなく、お金の心配をしなければならなくなったので、気が重いのだ。連休前にF社社長と、「われわれが一般のサラリーマンとちがうのは、休みになれば銀行業務も止まるので、支払いのことを考えなくてすむから、それだけはありがたいよねえ」なんて話をしていたのだけれども、その支払い手段をなんとか考えなければならなくなった。発狂しそうだ。その連休明けの火曜日、池袋で丸の内線に乗ろうとしたら、電車を待つ乗客が改札の外まであふれ出していた。「これは失敗した。ジョギングで通勤すればよかった」と後悔するものの、あとの祭り。いまさら家にもどってジョギングスタイルに着替えようなどという気になれるわけがない。がま...連休明け

  • ヒダキュウへ(6)

    人波に押され押されて、ようやく味の素スタジアムの出口にたどりついた。しかし、そこからもまだまだ大変である。飛田給駅へと向かう歩道も、当然ながら人に覆い尽くされている。やっとのことで、来るときにどちらに行けばいいのか迷った高架の二又の場所まで行き着く。するとそこに、「グッズ売り場」という貼り紙が1Fに向けて掲示されているではないか。「ちょっとさあ、この人ごみを避けるためにも、このグッズ売り場見ておく?」と妻にたずねると「そうしよう」との二つ返事で、メインルートからはずれることにした。そこで地上に降り立ったものの、どこにグッズ売り場があるのかがわからない。どこなんやろなあと、あたりをウロチョロしてみてようやく気がついた。味の素スタジアムと通りをはさんだハコモノでは、欅坂のコンサートがあるようなのだ。しかも、その「グ...ヒダキュウへ(6)

  • ヒダキュウへ(5)

    試合終了後の応援と山雅選手のお礼のあいさつを見て、こちらも席を立つ。スタジアムの外に出れば、すでに人、人、人。試合途中「本日は36000人のご来場ありがとうございます」的なアナウンスがあったから、かなりの人が出口に殺到しているというわけだ。「グッズ売り場どこかなあ?」と妻にたずねられるが、そんな場所わかるわけがない。そして周りを見渡すと、お年寄りの姿も意外に目立つ。彼らはオフサイドくらい知っているのかなあと失礼なことを考えてしまうが、サッカー観戦が楽しいからわざわざスタジアムまで足を運んでいるのだろう。もちろん、プロ野球の球場にもお年寄りの姿はある。しかし、野球よりもサッカーの方が年寄り率は高いような気がする(気がするだけであって、統計的な根拠などない)。その理由を考えてみるに、サッカーは2時間くらいで終わるよ...ヒダキュウへ(5)

  • ヒダキュウへ(4)

    さらに2点目の疑問で、もう一つわからないところがある。応援のためにピョンピョンはねている人たちは、なにを求めているのだろうか。もちろん、応援するチームの勝利を求めているわけである、というのが表面的かつ真っ当な解答ということになるのだろう。そこから二つの問いに分岐する。一つ目は「あなたがどんなに一生懸命跳ねたところで、応援するチームが勝てると思っているんですか?」というものだ。もう一つは、「ほかの応援スタイルはないんですか?」ということになる。ここで念のために申し添えておくと、こうした応援スタイルを悪いと述べているわけではない。その応援スタイルを生み出したものを知りたい、というだけの話をしている。そこで、贔屓のチームを応援することで、なんらかの一体感を得たいのだろうなと仮説的に考えてみる。一体感とは、そのチームと...ヒダキュウへ(4)

  • ヒダキュウへ(3)

    デュエルにことごとく負けている山雅のオフェンスを眺めつつ、小生も中学生のときにまったく抜けなかったチームメイトがいたことを思い出した。自慢げに聞えてしまうかもしれないが、小生の場合スピードがあったので、ドリブリはそれなりに得意としていた。高校に入ってサッカーから離れるのだけれど、それでも体育の授業のときに現役のサッカー部の連中でも抜くことができた。ところが、その彼を抜いた記憶はない。これはもちろん低いレベルの話であるけれど、フェイントをかけようがどうしようが、小生の足元からボールが離れた瞬間の彼の体の入れ方が巧みなのだ。抜こうとした直後、小生が前にしているのは彼の背中ということになっている。練習相手なので彼を抜こうと何度もトライしたはずではあるが、本当に太刀打ちできなかった。相手ディフェンスにお手上げ状態の山雅...ヒダキュウへ(3)

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