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漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に https://blog.goo.ne.jp/endoublog

漢方養生法や漢方薬体験例のブログ。漢方体験(生理不順、不妊、更年期など)、漢方の知恵ブログ

漢方薬局を営む薬剤師(やく)です。ウォーキング好きだけど途中植物や鳥に出会うとなかなか前へ進めません。自然の恵みを感じながらのびやかに。

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2006/04/29

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  • 目のしょぼしょぼが改善・杞菊地黄丸で肝腎を補う

    なにかと目を使うことが多くなった昨今、目の使い過ぎは肝血虚を助長します。それに春はどんどん陽気が増して陽ざしが強く目の負担も増します。春は「肝」、「肝」は目に開竅する目をいたわってください。目の周りのツボマッサージもおすすめです。疲れ目解消目の体操疲れ目解消目の体操漢方家ファインエンドー薬局千葉県佐倉市50代の元気な女性のこと。目がしょぼしょぼして目薬をさしても改善しない。杞菊地黄丸を飲んでもらうと、目がスッキリして視野がパーッと明るくなったそうです。杞菊地黄丸は、補腎剤の中では「肝と腎を補う」処方。つまりその不調は目だけで起こっているのではないのですね。40代くらいから「腎虚」の症状が現れるので「補腎」の漢方を常用するとよいのですが、女性は「肝血虚」状態にも陥りやすいので、杞菊地黄丸の肝腎を補う作用で、...目のしょぼしょぼが改善・杞菊地黄丸で肝腎を補う

  • 口呼吸をやめて鼻呼吸にする

    「鼻で息を吸う」あたり前なのですが、この頃、口呼吸の子供がずいぶん多いそうです。人は言葉を発するように進化して口で呼吸もできるようになりましたが、もともと口は食べる器官で、鼻が呼吸する器官であることに変わりはありません。鼻から空気を吸うと、ろ過、浄化、加湿され、肺に入るまでに体温と同じほどに温められるようになっています。その温かい酸素が肺から吸収されて食べたものを燃焼しエネルギーを得るのです。しかし口から息を吸うと冷たいまま、扁桃を冷やし、様々なゴミや雑菌に曝され、白血球とともに体内を巡り絶えず炎症を起こして、アレルギー疾患が増えるのです。免疫力が落ちアレルギー体質の人が増えていると言われる昨今、鼻呼吸を意識してみてください。《口呼吸になっていませんか?》・無意識のうちに口が半開きになる・出っ歯(唇のしま...口呼吸をやめて鼻呼吸にする

  • 陰陽転化の時期・春分

    今朝は春雷が鳴り響きました。明日は春分。さて、昼は陽で、夜は陰なので、陽の極みは夏至で、陰の極みは冬至です。陰陽が極まると、陰は陽に、陽は陰に互いに変化します。そして中間の春分と秋分で、昼と夜の長さが同じになり、陰と陽のバランスが入れ替わります。これを陰陽転化といいます。この時期は陰と陽のバランスが不安定になりがちで、例えば「寒い」のは陰で「暑い」のは陽ですが、寒さ(寒邪)にやられたと思ったら急な暖かさ(暑邪)で体調を崩すということもあり、体調管理は難しくなります。胃腸炎なんてのも流行りがちですね。なんとか菌とかウイルスがどうこうと言いますが、つまりは、体が虚していると、外からの邪気が入り込んでしまうのです。外邪を体表で打ち負かすことができるよう、ふだんから養生しておくことが第一です。どうかご自愛ください...陰陽転化の時期・春分

  • コブシ、辛夷(しんい)は温めてくれる生薬で鼻閉などに用いる

    雨の潤いを享受してか、コブシの花が次々と咲き始めました。民家のモクレンも開花が始まったようです。春の訪れを告げる花ですが、コブシ、モクレンなどの蕾は生薬の辛夷(しんい)でもあります。呼び名も、辛夷花、木筆花、春花などの呼び名があるそうです。ハクモクレン、シモクレン、コブシ、タムシバなどの相称ですが、現在、生薬としては主にモクレンが用いられているようです。「葛根湯加川キュウ辛夷」や「辛夷清肺湯」など、花粉症の鼻づまりにも用いられることがあるので聞いたことがある人もいるかもしれませんが、辛温で宣肺通鼻作用があり、鼻閉や鼻汁などに用いられます。他にも花の生薬はいくつかあり、概ね「寒」つまり冷やす働きを持っているものが多く、例えば金銀花(スイカズラ)、連翹、野菊花、紫花地丁(ノジスミレ)、全草を用いるものとしては...コブシ、辛夷(しんい)は温めてくれる生薬で鼻閉などに用いる

  • 地黄丸類の老化予防のしくみ・三瀉三補

    老化予防というと、もっと何か栄養のあるものを体に足さなきゃと思いがちで「がつんと元気になれるものないの?」と聞かれたりします。しかし中年以降になると、疲れが回復するのに日数を要するようになり、どっさり食べればもたれて、もっと体が重だるくなる。若いころに比べて解毒に時間がかかるのです。足すばかりでは体はこなしきれません。掃除することも大切です。すっきり排便排尿、汗をかく、よく体を動かしそして快眠、デトックスをまめに行い、お腹がすいたらよく噛んで食べる。デトックスをきちんと行っていれば、脳内もスッキリして認知症の予防にもつながります。老化予防の補腎漢方と言えば、八味地黄丸とか牛車腎気丸、杞菊地黄丸、瀉火補腎丸、八仙丸など「地黄丸類」ですが、実はその基礎になっている処方は六味丸です。六味丸に数種類の生薬をプラス...地黄丸類の老化予防のしくみ・三瀉三補

  • 認知症の特徴と予防

    認知症について研修を受けました。《認知症の特徴》・忘れた自覚がない・自分で判断できない・だんだんひどくなる忘れっぽくなったと自覚があるうちは老化によるもの忘れです。《軽度の認知症》・歩幅が狭くなる・いつもやっていることはできる(日常生活はできる)・加齢だけとは言えないような記憶障害・認知症初期に起こることがあるピック症:突然、非道徳的行為をしてしまう(万引き、わいせつ行為など。まさかあの人が・・・というような)認知症が進んでしまうと薬剤治療の効果が得られにくくなるので、今から予防しましょう。症状が出ずらい人には特徴があるそうです。《症状が出ずらい人の特徴》前向き思考人とコミュニケーションをとる社会貢献運動をする栄養のバランスがよい胃腸が健康充分な睡眠自然に親しみ脳をリラックス3月に入ってこの冬少なかったツ...認知症の特徴と予防

  • 生理が半年来ていない、を漢方対策

    1年以上前から生理周期が2か月に1回くらいと長くなり、とうとう半年前からこなくなった女性。仕事がいそがしく家に帰り着くと、疲労で眠くて何かをしていてもそのまま眠りこんでしまうという。気血両虚状態なので、まず婦宝当帰膠と補中益気湯を始める。幸い服用2ヶ月目には生理が来た。民家の梅。あちこちで満開を迎え気分も華やぐ「まだ漢方続けた方がいいんでしょ。」そのとおり、生理は定期的にくるようになってはじめて元気になったといえます。体が力を蓄えて毎月生理周期を紡げるように養生してください。相変わらず忙しそうだけど、たまには息抜きしてたまった疲れをとってくださいね。椿もよく咲いている。木の春とはピッタリの漢字ですね。漢方家ファインエンドー薬局HPInstagram漢方家ファインエンドー薬局生理が半年来ていない、を漢方対策

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