建物中央部分をを垂直に降りてゆく階段は透明で、螺旋状に下へ下へと伸びている。 その周りを空中にふわり浮かぶ小島が、水に浮かぶ木の葉のように、風の流れ...
◆◆ご案内◆◆ いらっしゃいませ 現在 空ノ図書館 では 『空ノ図書館』の お話 を 上演中 です ごゆっくり お楽しみ 下さい -----...
球体のひとつに近づいてみる。 何かが飛び出してくることを期待していたけれど、何も起こらなかった。 硬質に見えるその球体を触ってみる。 意外にやわ...
千鳥がカウンターを操作すると、カウンターの裏の壁の一部が開いた。 どうぞと千鳥の案内のままに、開いた壁の中に入ると、そこは1畳ほどの広さの小さな部屋...
下の階へ戻ってきた。 右へも左へも白い廊下は続いている。 どちらへ進もうかと考えいると、通路の右側から足音が近づいてきた。 足音は慌てて走ってい...
千鳥:お止めになりますか わかりました でしたらご自由にご観覧下さい そちらの廊下を少し進まれますと、階段がございます ...
階段を上りきると、かなり広い円形のフロアが広がっていた。 本棚や、机や椅子などは、どこにも見当たらない。 どこもかしこも真っ白なフロアには、 球...
千鳥:まずこちらは、私ども千鳥が交代で案内を務める 受付カウンターとなっております 「空ノ図書館」へ関するさまざなご質問にも...
階段を上ると、眩しい光に包まれる。 眩しすぎて、しばらくは何も見えない。 ようやく、目が慣れてくると目の前に広がっているのは草原だ。 これはもう...
千鳥:館内ツアーにご参加いただき、ありがとうございます 千鳥:「空ノ図書館」は、漂う図書館でございます 浮かんでは消えてゆく儚いもの...
千鳥:そちらの廊下を少し進まれますと、階段がございます 閲覧室は階段を上ったところにございますよ と千鳥が指す手の方向を見ると、自分が...
階段を上らずにさらに廊下を進むと、少し開けた場所に出た。 フロアには“受付”と札の置いてあるカウンターがある。 カウンターには誰もいなかったが、側...
廊下は緩やかに曲がっている。 しばらく進むと“受付”と札の置いてあるカウンターがあり、 男が1人座っているのが見えた。 男は銀髪混じりの頭髪で、...
くるり向きを変え、緩やかに曲がっている廊下をしばらく進む。 と、キラキラしたものが天井から降ってきた。 透明な薄い膜に光を反射させてキラキラと虹色...
夢なのか、現実なのか。 ふわふわと漂う意識の波間で、唐突に現れた扉。 その扉を 開いた 扉を開いたと思った瞬間。 いつのまにか...
「ブログリーダー」を活用して、mizukiさんをフォローしませんか?