「小川ゼミ通信」Vol.49小川和佑ゼミナールOB、OGの皆様 ようやくソメイヨシノも開花しましたね。春の嵐が吹き荒れたり、急に暑くなったり、花冷えの雨の日が続いたりと、天候不順の日々ですが、その後お変わりありませんか。 さて、一月の末に提案した通り、小川先生のメインテーマであった立原道造が設計した風信子荘〈ヒヤシンスハウス〉を再現した小屋を見学しながら、先生歿後10年の集いの計画を練るために集...
〈短説の会〉公式サイトならびに文藝サイト「西向の山」編集長がお届けするブログ版『短説』 - 短説は表題と作者名を含め四百字詰原稿用紙二枚で書く定型の散文藝術です。
ほかに文学や音楽など藝術全般、猫、散歩、草花、スポーツ、日々のつぶやきなど……。by 西を向く人
2024年4月
「小川ゼミ通信」Vol.49小川和佑ゼミナールOB、OGの皆様 ようやくソメイヨシノも開花しましたね。春の嵐が吹き荒れたり、急に暑くなったり、花冷えの雨の日が続いたりと、天候不順の日々ですが、その後お変わりありませんか。 さて、一月の末に提案した通り、小川先生のメインテーマであった立原道造が設計した風信子荘〈ヒヤシンスハウス〉を再現した小屋を見学しながら、先生歿後10年の集いの計画を練るために集...
2024年4月
「ブログリーダー」を活用して、WEB版『短説』編集長さんをフォローしませんか?
「小川ゼミ通信」Vol.49小川和佑ゼミナールOB、OGの皆様 ようやくソメイヨシノも開花しましたね。春の嵐が吹き荒れたり、急に暑くなったり、花冷えの雨の日が続いたりと、天候不順の日々ですが、その後お変わりありませんか。 さて、一月の末に提案した通り、小川先生のメインテーマであった立原道造が設計した風信子荘〈ヒヤシンスハウス〉を再現した小屋を見学しながら、先生歿後10年の集いの計画を練るために集...
小川和佑ゼミナールOB、OGの皆様 昨夜、三年ぶりにメールしました。今年は先生歿後十年ですから、とにかく集まりましょう。 その前段階として、先生が得意とした立原道造の〈ヒヤシンスハウス〉を見に行きがてら、OB会の企画を練りましょうという話です。 どこからそういう話が出て来たかというと、実は2021年10月に小川ゼミのLINEグループができて、その中でのやり取りからです。少しずつ人数が増え、現在...
小川和佑ゼミナールOB、OGの皆様 寒中お見舞い申し上げます。 令和六年は元日から能登半島の地震で大変な幕開けとなりましたが、みなさん如何お過ごしでしょうか。私は家族ともども変わらず元気です。 さて、本年は、われらが恩師・小川和佑先生が永眠されて十年の年になります。コロナも5類に移行しましたので、今年こそはOB会で集まりたいと思います。 と思っていたところへ、一昨日の夜、五十嵐正人さんから小川...
令和六年が明けて(その二) 西山 正義・ 令和六年は元日の能登半島大地震ではじまり、二日に羽田で旅客機が衝突炎上、三日に北九州の飲食店街で大火災、海外に目を向ければもう筆舌に尽くしがたい。四日には三島由紀夫やジョン・レノンも撮った篠山紀信さんがお亡くなりになった。八十三歳。ジョンとは同い年だったのね。 二日は、久しぶりに皇居の一般参賀に参列するつもりであった。和田倉門の...
令和六年が明けて 西山 正義・ 西暦でいえば二〇二四年。二十一世紀も十二支が三巡目に入ったわけだ。と、その元日、能登半島で大きな地震が起こった。ビルや家屋の倒壊に火災、そして東日本大震災の記憶がまだ消えない大津波が襲った。 二日には、羽田空港の滑走路で、その大地震の救援物資を運ぼうとしていた海上保安庁の航空機と札幌からの日本航空機が衝突し、炎上した。海保機は跡形...
二十一世紀以後の初詣 西山 正義・ 令和五年も師走に入った。あれだけ暑く長かった夏から短いあまり秋らしくない秋を経て、一気に寒くなるのかと思えば異例の温かさだったり、近年は天候不順が常態化している。忘年会もまだなのに、なぜかクリスマス気分を通り越して、年の瀬のような気分になっている。それでふと、二十一世紀以降、初詣はどこに行ったかを調べたく...
九月二〇日は僕の創作記念日 (2012.9.20/2023.11.17/25) 西山 正義・ 今日、九月二〇日という日は僕にとって、一一月二五日と一二月八日とともに、最も大切にしている記念日の一つだった。 手紙を書いた。もちろん便箋に万年筆で。僕が「永遠の少女」と呼んでいる今月六日に九二歳になられた詩人に。山梨は市之蔵村の『村のアルバム』の堀内幸枝さんであ...
トンノクソ 芦原 修二 「手エ出してみイ」 いわれるまま左手を出した。その手首の内側に知次は息を吹きかけ「トンノクソ」と言いながら指で字を書いた。結果はわかっていたが伸夫はだまっている。そして、ニケ月ばかり前に出会った女のことを思い出していた。三田の家で母屋を新築することになり、親戚や近所の人々が大勢手伝いに集まった。「どうだや。餅ひろいに三田サいってみっか」 ...
12年ぶりに、短説の会同人の作品をアップします。われらが短説の会代表の芦原修二先生の作品です。 すでに公式サイトにやはり12年前の6月にアップ済みですが、今更ながら作品データに誤りがあるのを発見し、訂正しました。そうした作業をしていたら、この作品だけこのブログにアップしていないことも分かりました。 いろいろと抜けていた感じなのですが、この作品には芦原修二さんの珍しい「自作自解のこころみ」がなされ...
老母を定期健診に (2023.2.7/10.31) 西山 正義・ 昨年十二月で八十三歳になった母を病院に連れて行った。七年前に雪で転んで大腿骨を骨折したアフターケアの定期健診で、三か月に一回薬をもらいに行くほか、年に一回、骨密度のレントゲン検査をしている。腰椎や大腿骨の骨密度は同年齢の標準より少しいいぐらいなのだが、昨年より落ちている。 骨よ...
掲示板(その後) (2023.7.20/10.15) 西山 正義・ 私たち夫婦のホームページ「西向の山」で利用している〈83レンタルBBS〉という無料の掲示板がいつの間にか消滅していた。今年の四月には稼働していたと思うのだが、知らぬ間に閉鎖されていて、わがサイトの掲示板もアクセス不能になっていた。 よって、サイトのコンテンツから外した。昨年十一...
久しぶりにホームページを更新しました。昨年11月12日以来。本サイトで利用している〈83レンタルBBS〉という無料の掲示板がいつの間にか消滅していました。今年の四月には稼働していたと思うのですが、知らぬ間に閉鎖されて、「西向の山」の「談話室(掲示板)」もアクセス不能になっていました。 よって、ホームページのコンテンツから外しました。ついでにリンク集も更新。この20年間で、私が好きだったサイトが...
六十歳の誕生日に 西山 正義・ 六十になった。令和五年皇紀二六八三年、西暦では二〇二三年、四月八日土曜日午前六時四十分。その朝を迎えた。きのうとは打って変わって朝から快晴である。久しぶりにノートに万年筆で書いている。 数えでいえば六十一歳で、生まれた年の干支「癸卯」に戻ったのだ。すなわち還暦である。泣いても笑っても、もはや老年で、この先どうもならないだろう。あと...
車検の話から (2023.1.19/2.16) 西山 正義・ 二〇一九年一月(は平成三一年)に、一一年落ちで本体三四万円で購入した中古車を、初登録から一五年の車検に出した。タイヤの側面に罅割れができていて、まだスリップサインは出ていないのだが、高速でバーストの危険があるため、やむなく交換することにした。もちろん四本とも。痛い出費である。 走行距...
夜の、武蔵野の森公園のオオカンザクラ(後付けNOTE) 河津桜と同じく、カンヒザクラとオオシマザクラの交配で生まれたと推定されていますが、花の色は、ソメイヨシノに較べれば濃いピンク色ですが、河津桜よりは淡いです。 河津桜の発祥はもちろん静岡県の河津町ですが、大寒桜は埼玉県の安行で、かつては安行桜と呼ばれていたそうです。「大」というのは寒桜より花が大輪だから。 ...
乙女椿が満開です。何もしていないのに、毎年花を咲かせます。朝陽はよく当たりますが、適度な日蔭にあるのが良いようです。花言葉は「控えめな美」「控えめな愛」だそうです。...
東京都内の某小学校の校樹となっている「河津桜」です。静岡県賀茂郡河津町の本家より少し遅い開花でしょうかね。ソメイヨシノに較べて早咲きで、かつ長く花が楽しめます。...
僕はもう二十年以上毎週日曜はお日様の下、土のグラウンドの上で、ソフトボールを追い駆けて汗を流しているのだが、必ずしもアウトドア派というわけではなく、本質的にはインドア(というより書斎)派である。アクティブに出掛けるタイプではなく、家に居ろといわれたら、これ幸いとずっと家に引き籠っていられる。しかもその家は、四歳から五十五年住んでいる家で、地元や自宅にすっかり根が生えてしまった感がある。 出不精で...
きのうは息子の二十八歳の誕生日だった。京都に住んでいるため、LINEでごく簡単なやり取りをしたのみ。 きょうは、昼すぎから女房と市役所に行き、女房のマイナンバーカードを受け取り、ついでにあちこちで買い物し、最後に日帰り温泉に入ってきた。買い物先は、しまむら、ダイソー、サンドラックという超庶民的なところばかり。それと、イトーヨーカドーに寄って、ペットボトルをリサイクル回収してきた。 日帰り温泉も、...
...
六十歳の誕生日に 西山 正義・ 六十になった。令和五年皇紀二六八三年、西暦では二〇二三年、四月八日土曜日午前六時四十分。その朝を迎えた。きのうとは打って変わって朝から快晴である。久しぶりにノートに万年筆で書いている。 数えでいえば六十一歳で、生まれた年の干支「癸卯」に戻ったのだ。すなわち還暦である。泣いても笑っても、もはや老年で、この先どうもならないだろう。あと...
車検の話から (2023.1.19/2.16) 西山 正義・ 二〇一九年一月(は平成三一年)に、一一年落ちで本体三四万円で購入した中古車を、初登録から一五年の車検に出した。タイヤの側面に罅割れができていて、まだスリップサインは出ていないのだが、高速でバーストの危険があるため、やむなく交換することにした。もちろん四本とも。痛い出費である。 走行距...
夜の、武蔵野の森公園のオオカンザクラ(後付けNOTE) 河津桜と同じく、カンヒザクラとオオシマザクラの交配で生まれたと推定されていますが、花の色は、ソメイヨシノに較べれば濃いピンク色ですが、河津桜よりは淡いです。 河津桜の発祥はもちろん静岡県の河津町ですが、大寒桜は埼玉県の安行で、かつては安行桜と呼ばれていたそうです。「大」というのは寒桜より花が大輪だから。 ...
乙女椿が満開です。何もしていないのに、毎年花を咲かせます。朝陽はよく当たりますが、適度な日蔭にあるのが良いようです。花言葉は「控えめな美」「控えめな愛」だそうです。...
東京都内の某小学校の校樹となっている「河津桜」です。静岡県賀茂郡河津町の本家より少し遅い開花でしょうかね。ソメイヨシノに較べて早咲きで、かつ長く花が楽しめます。...
僕はもう二十年以上毎週日曜はお日様の下、土のグラウンドの上で、ソフトボールを追い駆けて汗を流しているのだが、必ずしもアウトドア派というわけではなく、本質的にはインドア(というより書斎)派である。アクティブに出掛けるタイプではなく、家に居ろといわれたら、これ幸いとずっと家に引き籠っていられる。しかもその家は、四歳から五十五年住んでいる家で、地元や自宅にすっかり根が生えてしまった感がある。 出不精で...
きのうは息子の二十八歳の誕生日だった。京都に住んでいるため、LINEでごく簡単なやり取りをしたのみ。 きょうは、昼すぎから女房と市役所に行き、女房のマイナンバーカードを受け取り、ついでにあちこちで買い物し、最後に日帰り温泉に入ってきた。買い物先は、しまむら、ダイソー、サンドラックという超庶民的なところばかり。それと、イトーヨーカドーに寄って、ペットボトルをリサイクル回収してきた。 日帰り温泉も、...
...
昨年十二月で八十三歳になった母を病院に連れて行った。七年前に雪で転んで大腿骨を骨折したアフターケアの定期検診で、三か月に一回薬をもらいに行くほか年に一回、二月はじめに骨密度のレントゲン検査をしている。 腰椎や大腿骨の骨密度は同年齢の標準より少しいいぐらいなのだが、昨年より落ちている。一昨年より昨年はアップしていたので、この一年で逆戻りしてしまったかたちだ。 骨より筋力の衰えが甚だしい。散歩もあま...
息子の嫁から(そして靖國神社と浅草寺へ) 西山 正義 息子のお嫁さんからまたまた素晴らしい物が届いた。元日うちの車を使用した際、私のETCカードで支払った高速代として京都のお土産を送ってきてくれたのだ。そんなのはいいのに。そのつもりで年末に洗車しガソリンを満タンにしカードも刺しておいたのだから。でもその気遣いが嬉しいじゃないの。 小倉山荘のおかきの詰合せ。正月にも...
先日、わが家の猫がネズミを捕ってきた。家にいたのではない(たぶん)。外から咥えてきたのである。生きたまま。鋭い牙で咥えても、器用に殺さずに。家に入ってきて、低姿勢で低く唸っているので、どうしたと覗き込んだらネズミを咥えていたのである。こんな冬に。 夏には、セミはもちろんトノサマバッタやカマキリを捕まえてきては、食べるわけではなく、なぶりものにしていた。揚羽蝶の幼虫(あの大きな青いイモムシ)もよく...
2019年1月末(は平成31年)に、11年落ちで本体34万円で買った中古車を、初登録から15年の車検に出した。タイヤの側面に罅割れができていて、まだスリップサインは出ていないのだが、高速でバーストの危険があるため、やむなく交換することにした。四本まとめて。予定外の出費である。しかし、タイヤがなければ車は走れない。二年前にも換え時と言われていて、だましだましきたので仕方ない。 走行距離は出ていない...
元日と二日に、目の前まで行って参拝をあきらめた靖國神社にようやく詣でることができました。ちょうど正午に着いたのですが、外苑参拝者駐車場にもすんなり入れました。まずは拝殿にお参りし、国の安からんことをお祈り。そして遊就館へ。「令和5年 奉納新春刀剣展」を鑑賞してきました。 お昼は、遊就館の茶寮「結」の海軍カレーにするか迷いましたが、外苑休憩所の「靖國八千代食堂」で海老かき揚げそば(女房は同うどん...
一月三日の記事(短説)に書いた息子の伴侶、すなわち私たち夫婦のお気に入りのお嫁さんから、またまた素晴らしいものが届いた。元日、うちの車を借りた際、私のETCカードで支払った高速代を清算せずに京都に帰ってしまったと、京都のお土産を送ってきてくれたのだ。 そんなのはいいのに。もともと息子夫婦に使わせるために、年末に洗車しガソリンを満タンにし、ETCカードも刺しっ放しにしておいたのだから。でもその...
富士塚とスンドゥブと壁当て 西山 正義 千駄ヶ谷の鳩森八幡神社の周辺はむかしから仕事でも馴染みの所だが、よくよく参拝したことはなかった。問題は駐車場だが、最寄りの有料パーキングが空いていた。 境内に入ればまず目に付くのだが、そうだった、富士塚で有名なのを思い出した。寛政元年(一七八九)の築造といわれ、都内に現存するものでは最も古く、都指定の有形民俗文化財になって...
穴と鳩の森の八幡さま詣 西山 正義・ 令和五年の元日は、ちょうど一年前に結婚した息子夫婦が京都から年始に来て、合わせて娘も呼び、五人でお雑煮とお節を囲んだ。最後には別棟に同居している私の母と妹も呼んで、コロナゆえ短時間であるが歓談した。 五時には家を出、京都に帰る息子夫婦を車で東京駅へ送った。新幹線乗り場まで見送ったのは六時をまわっていた。八重洲の地下に駐車するの...
令和五年の元日は、ちょうど一年前に結婚した息子夫婦が京都から年始に来て、合わせて娘も呼び、五人でお雑煮とお節を囲んだ。最後には別棟に同居している私の母と妹も呼んで、コロナゆえ短時間であるが歓談した。 五時には家を出、京都に帰る息子夫婦を車で東京駅へ送った。新幹線乗り場まで見送ったのは六時をまわっていた。八重洲の地下に駐車するのは初めてであった。駅はにぎわっていたが、店はほとんどやっていない。残っ...
息子夫婦と娘に(僕の遺言) 西山 正義・ 令和五年の元日、昨年結婚した息子夫婦が京都から年始に来た。息子は年末から帰省していて、お嫁さんとは大晦日に横浜で落ち合い、汽笛ボォーの除夜から元旦にかけては横浜で過ごし、昼すぎにわが家へ到着した。 それに合わせて、息子の姉にあたる娘も着ていた。娘はすぐ近くに住んでいる。こちらも既婚だが、旦那はいろいろ訳ありで年始には来ない...
令和四年=僕のシニア元年 西山 正義・ 令和四年の冬至である。今年は二十二日木曜日。夜八時になって、あわてて柚子を買いに行った。今、風呂の湯を落している。そのあいだにこれを書いている。浴槽を洗ってきた。新しい湯を沸かしている。 女房殿は銀座に歌舞伎を観に行っている。市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露公演である。 キーボードの横で柚子が香っている。高知県産の...
――そして、上皇陛下八十九歳のお誕生日を経て、土曜日のクリスマスイブである。氏神様に行ってきた。樹齢四百年を超えているという御神木の藤が有名な神社なのだが、境内の片隅に柚子の木があり、やはり実がいっぱい落ちていた。六つほど分けてもらった。この柚子を風呂に入れるべきであった。 新型コロナウイルスの感染拡大も三年目に入った西暦二〇二二年は、世界的に見れば、ロシアによるウクライナへの軍事侵略の一年だっ...