◇2551 『刑事のまなざし』 >薬丸岳/講談社文庫法務技官から警察官に転職し、刑事になった変わり種の主人公の話。主人公の夏目信人は、その経歴からか刑事らしくない刑事。常に温かみをもって容疑者や被害者と接しながらも、鋭い観察眼で真実に近づいていく。連作
◇2282 『掬えば手には』 >瀬尾まいこ/講談社ほっこりさせられる読後感。主な登場人物が5人しか出てこないシンプルな物語。シンプルだが、そこには人が持つ悩みや葛藤が詰まっていて、深みがある。こちらもAudibleで聞いたので、登場人物の名前だけ列挙しておこう
銀行の方との会話で、今後は円高の方向に向かうだろうとの話を聞いた。私は、財務畑にも関わらず、資産運用などについては疎い方で、というかこれまでは運用する資産もなかったので、その手の話についてはあまり真剣に考えたことがなかったのだけど、少しは老後の貯蓄のこ
◇2281 『池上彰の世界の見方・アメリカ2~超大国の光と陰~』 >池上彰/小学館知っている内容が多かったが、改めてまとまった情報を耳にすると考えさせられることも多い。池上彰さんといえば『そうだったのかアメリカ』では、赴任前にアメリカの知らなかった一面を
◇2280 『サクッとわかるビジネス教養・地政学』 >奥山真司/新星出版社本書もAudibleで聴いたのだが、地政学という特性上、地図を見ながらつまりは書籍を購入した方がよかったと感じた。佐藤優さんの地政学に関する本を読んだばかりであり、内容的には重複するものが
今年の正月は日本に帰国しなかったのだが、ここ数年の習慣として紅白歌合戦を見た後、長い韓国ドラマを見るというのが定番化している。幸い、NHKはNHK+というアプリで視聴可能。紅白を楽しんだ後、何にしようかなと適当に選んだドラマが面白そうだったので、見始めたところ
◇2279 『「超」独学法-AI時代の新しい働き方へ』 >野口悠紀雄/角川新書野口先生は常に時代にキャッチアップしようと努力されている。そんな姿を垣間見ることができる書籍。内容的には、最近読んだ情報収集術などと近しいもの。しかしながら、常に新しいツールを活
◇2278 『佐藤優の地政学入門-働く君に伝えたい「本物の教養」』 >佐藤優/学研プラス入門書、という名に偽りなし。本当に基本的な内容であった。大半の内容は普段から新聞の国際欄に目を通していればある程度は知っている事柄。ところどころに世界の主要国家が置か
宮崎駿さんの最新作。まさかアメリカで見られるとは思っていなかったので感激。今やNetflixなどで家庭でも気軽に映画を楽しむことができるようになったが、だからこそ映画館へわざわざ足を運んで大画面で作品を見るというのは貴重であり大事な経験。さて前評判を全く知らず
◇2277 『アルケミスト-夢を旅した少年』 >パウロ・コエーリョ/角川文庫とある志を学ぶためのセミナーの推薦図書。スピリチュアル的な要素もあるが、何となく共感してしまう力をもった本。スペインに住む羊飼いの少年が、エジプトへ宝物探しの旅に出る話。途中で、
◇2276 『在宅HACKS!-自分史上最高のアウトプットを可能にする新しい働き方』 >小山龍介/東洋経済新報社在宅に関するノウハウをほぼ網羅しているとは感じつつも、どこかで聞いたことのある内容が多かった。私自身、コロナ禍で在宅勤務を余儀なくされた際には、かな
海外駐在をしていると、本社にいてはなかなか話ができないような幹部の方と、ミーティングしたり飲みに行ったりできるのが役得の一つになる。今回は、私が若い頃お世話になり、その後会社の幹部になられて、お話しする機会がなくなってしまった大先輩と再会した時の話。そ
『宇宙の響き』を読みながら、人の縁というのは巡り合わせだとつくづく感じた。私は社会人になってから30年ほど経つが、思い返してもユニークな上司に恵まれてきたと感じる。色々なタイプの上司の下で仕事をしてきたが、そのうちの8割は優秀だけどクセが強い方たち。一緒
◇2275 『宇宙の響き-中村天風の世界』 >神渡良平/致知出版社積極的に生きなさい、という天風先生の教えを改めて認識させられた書籍。とある知り合いの方に、中村天風さんの書籍が好きだと伝えたところ、紹介されたのが本書である。他の書籍で天風先生の生い立ち
人生百年時代、などと言うが健康寿命というものもあり、体がある程度動き、頭もはっきりしているとなると80歳程度を覚悟しておいた方がよいのではなかろうか。そう考えると、50歳を超えた私に残された時間は30年。30年というとこれまでの社会人生活とほぼ同じ長さ。まだまだ
○2274 『墨のゆらめき』 >三浦しをん/新潮社途中でちょっとドキドキさせられながらも、ほっこりとした読後感。結局僕はこういったハッピーエンドの物語が好きなのだろうな。こちらもAudibleで読了。というか、本書はAudible向けに書き下ろされたものらしい。耳で聴
○2273 『赤と青のエスキース』 >青山美智子/PHP研究所ほっこりさせられる爽快な読後感。久しぶりに良い小説を読んだ。連作短編集、というのは好きな分野。短編同士が、緩く繋がっていく関係性が好きなのだ。本書は、エスキースと題された一枚の絵が、転々としていく
今年の寒さは厳しい。シカゴに来て4回目の冬だが、これまでは地球温暖化の影響だろう、暖冬で(とは言っても通常は0~2度程度だが)、事前に聞いていたほどの寒さは感じなかった。そもそも、車での移動が多く、長時間外気に触れることもないので、余計に寒さを意識するこ
山崎元さんの記事を読んで、過去に蔵書をPDF化したものが読みづらいと感じていたことに改めて思い至った。日本にいた際に蔵書整理の一環でPDF化したものが300冊近くある。大半のものは読み返す機会があるかどうか不明だが、処分するにはもったいなく、電子化して手元に置い
◇2272 『第4の波-大前流「21世紀型経済理論」』 >大前研一/小学館大前研一さんの書籍なので期待していたのだが、ちょっと残念な内容だっただろうか。期待外れ。AI時代を予見した内容。Audibleにて聴講。最初の出だしはよかったのだが、後半は同じ内容を繰り返して
以前、経済や金融に関する村上龍さんの素朴な疑問に対して専門家たち回答するというメルマガ(JMM)があった。そのレギュラー回答者の一人が山崎元氏で、ユニークな切り口を毎回楽しみにしていてものだ。今私は、ライブドア・ブログとnoteを併用しているのだが、noteの方で山
◇2271 『超訳・韓非子-リーダーの教科書』 >許成準/彩図社理解しやすかったが、やはり一度は原文にあたろうと思わせられた。こちらもAudibleで聴講。『超訳・孫氏の兵法』と同じ著者で同じコンセプト。今回もやはり、ちょっと現代のコンプライアンス的にどうかなと
8日目はピッツバーグへ移動。5時間程度かかるため、朝早く出ないと現地での観光ができない。16時過ぎには暗くなり始めるので、割り切って正午出発、この日は移動のみとした。不思議なもので、昨日までの雨が嘘のような青空。昼近くまでホテルで休憩し、後はひたすらドラ
フィラデルフィアまではNJからだと車で2時間程度。あまり距離は稼げないが、一度行ってみたかったのだ。まず向かったのはチャイナタウンにあるラーメン店。ネットでは美味しいと評判だったのだが、たまに大外れがあるので、心配しながらの入店。あまり日本人はいなさそう
前日の過密スケジュールでちょっと疲れたので、この日は中休み的な位置付け。昼過ぎにMOMA美術館へ行き、早めにホテルに帰ってくるつもり。夜はNJで食事としよう。バスの移動に思いの外時間がかかってしまうこと、到着してからも結局Uberで移動することを考えると、ホテル
この日は予定がびっしり。マンハッタン美術館から焼肉を食べに行き、その後ブロードウェイのショウを見るというちょっと詰め込みすぎのスケジュール。NYでも建物の中はサービスドッグ以外入れないので、残念ながら愛犬はホテルでお留守番。まずは美術館へ。とても広くて1
4日目はクリスマス当日。過去の旅行経験者から25日は普段混んでいるNYの街にほとんど車が走っていなかった、という情報を聞いていたので、この日は車で行動することに。まず最初にNJの対岸から自由の女神が見られるスポットへ向かう。駐車場に車を停め、そこから岬の先端
Danvilleからは3時間ちょっとでNew Jersey(NJ)に到着。NYからすると郊外だが、今まで走ってきた道に比べると大都会。アメリカの都心部の高速道路はどうも入り組んでいて分かりづらい。よく分岐点で道を間違えたりするのだが、今回は無事に到着。これまでの経験で、ダウ
NYへの旅の往路編である。経由地のClevelandでは少しだけ観光ができればと思い、22日の朝9時ごろには家を出発したかったのだが、遠足の前の子供のように、なぜか前日は興奮して寝付けず、睡眠不足のまま運転するのも怖いので結局10時起床、11時出発になってしまった。どの
23年の年末は自宅でのんびりしようかなとも考えていたのだが、私の勤務先は22日からがクリスマス休暇なので、27日、28日を休むと11連休。さすがにこの長期休暇を家で過ごすのはもったいないと思い、急遽NY(ニューヨーク)へ行くことにした。いつもながら、行き当たりばった
◇2270 『教養としての落語-ビジネスエリートがなぜか身につけている』 >立川談慶/サンマーク出版落語の世界を気軽に知ることができる入門書。名作ドラマである『タイガー&ドラゴン』を見て、一時期、落語を少しだけ聞いたことがあるのだが、ネタがわかっているの
早いものであっという間の一年。2023年はバタバタしていたので、本当に時間が経つのが早く感じた。これから歳を重ねるにつれ、ますますそのように感じていくのだろうか。今年の一年の計も、ほとんど昨年と同様になりそうだ。一年を通してやりたいことというよりも、仕事を
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◇2551 『刑事のまなざし』 >薬丸岳/講談社文庫法務技官から警察官に転職し、刑事になった変わり種の主人公の話。主人公の夏目信人は、その経歴からか刑事らしくない刑事。常に温かみをもって容疑者や被害者と接しながらも、鋭い観察眼で真実に近づいていく。連作
◇2550 『クジラアタマの王様』 >伊坂幸太郎/新潮文庫ちょっと不思議なストーリーと伏線回収。伊坂さんの王道だ。王道ではあるのだが。これは私の読者としての問題だと思うのだが、伊坂さんの小説に新しさを感じなくなってきてしまった。それぞれの物語で舞台や設定
◇2549 『恋とか愛とかやさしさなら』 >一穂ミチ/小学館男女の関係だけでなく、社会的な課題も掘り下げた問題作。結婚を目前にした普通のカップル、新夏(にいか)と啓久(ひらく)。啓久からプロポーズを受けた翌日、新夏は啓久が盗撮容疑で捕まったという電話を受
○2548 『ナースの卯月に視えるもの』 >秋谷りんこ/文春文庫電車で泣きそうになってしまった。本書は日経新聞の書評で見かけたと記憶している。Amazonのほしい物リストに入れておいたところ、Audibleにラインナップされていたので早速聞いてみた。とある事故をきっ
私が筆記具にこだわっていることについては、このブログでも何度か触れている。日本に帰ってからも何度か文房具店には足を運んだのだが、今のペンが気に入っていることもあり、昔ほど熱心に新しいペンを探そうという気にはなれない。ちなみに私の定番はこちらにも記載した
◇2547 『地面師たち:アノニマス』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』のスピンアウト小説。短編集であり、総ページ数も少なく、サラリと読めてしまった。『地面師たち』の脇役たちが、どのような経緯で地面師になるに至ったかなど、前日談が収録されている。緻密
日本に帰任後は、会議で発表する機会が増えた。自分でディスプレイに資料を投影しながら話すパターンが多いのだが、質問への回答に対して、パソコンで資料を確認して答えたいときなど、画面が二つあると便利である。アメリカでは、対面での大人数の会議はさほど多くなく、
◇2546 『地面師たち:ファイナル・ベッツ』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』の続編。こちらも最後までハラハラしながら読み進めた。この手の話を読んでいると、どうにも犯人側に立ってしまうのはなぜだろうか。どう考えても悪の側なのに、詐欺がバレないか、うま
スマートフォン(スマホ)を手に入れたばかりのころは、いろんなアプリをインストールしていた。最初のうちは物珍しく、有料のアプリもたくさん購入してしまっていた。最近はアプリそのものは無料で、使ってみてからアプリ内課金というシステムが多く、無駄遣いをせずに済
◇2545 『地面師たち』 >新庄耕/集英社文庫ドラマよりもよりリアリティのあるストーリーだった。Netflixのドラマを見ていたので、原作は読まなくてもよいかなと思っていたのだが、続編がAudibleにアップされており、それならば本編も読んでおこうと手にしてみたもの
懇意にしているフィナンシャルプランナーの方にお会いした。もう20年近くお付き合いさせていただいているのだが、4~5年に1回ほどお会いして、家のローン、生命保険、財形などの相談をしている。財形といっても、これまではDCの年金運用くらいしかやっていなかった。住
◇2544 『これは経費で落ちません!(11)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫今回は森若さんと太陽の結婚話。これはこれで微笑ましいのだが、やはり経理的な話にも少しは触れてほしい。結婚に向けてタスクリストを作ったり、どちらの姓を名乗るのか
アメリカの物価高については何度か書いたように思う。一番分かりやすいのはラーメンを2人で食べに行き、ビール1杯、餃子を一皿ずつ注文すると80ドル程度かかってしまうということ。当時は円ドルレートが150円だったので、なんと1万2千円である。日本でもじわじわと物価
アメリカからの荷物は主に3つに分けて日本に持ち帰った。1つ目は言わずもがなのスーツケース。普段使用するANAの場合、確かスーツケースを1人2つまで預け入れができたのだが、今回は犬を客室に連れ込んで変えるためUnitedを選択。残念ながら1人1つなので容量が制限さ
◇2543 『夜行観覧車』 >湊かなえ/双葉文庫うまくまとまったサスペンス・ヒューマン・ドラマ。テレビドラマの原作にもなった書籍。実は、湊かなえさんの作品はちょっと苦手。世間では「イヤミス」などと呼ばれているらしい。嫌なミステリー、後味の悪いミステリーと
アメリカではトリミング直後に愛犬が亡くなってしまったトラウマから、新しいワンちゃんについては、私が自らカットしていた。犬用のバリカンとハサミを購入して、毛を刈っていたのだ。愛犬はトイプードルなのだが、バリカンのアジャスターを15ミリなど長めに設定すると毛
◇2542 『トヨトミの逆襲』 >梶山三郎/小学館文庫今まさに起こっているトランプ関税の深層が理解できる。前作『トヨトミの野望』が面白かったので、Audibleにアップされているのを知り、早速聴いてみた。前作はKindleで読んだ記憶があるのだが、蔵書にない。ブログを
引越しの際に、愛用していた爪切りを失くしてしまった。たかが爪切り、されど爪切り。微妙な感覚なのだが、そのお気に入りの爪切りは、パチンパチンという硬質な感じではなく、サクッサクッと切れるのが好きだったのだ。爪切りはよくなくすので、複数個買い置きがあるのだ
◇2541 『悪い夏』 >染井為人/角川文庫救いのない話。これが現実なのだろうか。染井さんの作品は何作か読んでみたが、どうにも救いのない話が多くて、ちょっと気が滅入ってしまう。これが日本の現実の一部なのだろうなと思いながら読み進めているのだが。本書は生
たまたま仕事を早めに切り上げることができる日があったので、定時で仕事を終えて展示会に行ってきた。街中で見かけたチラシを見て、会社帰りに行けそうだと思っていたのだ。チケットは事前にオンラインで購入できるらしい。日本ではまだまだ紙のチケットを店頭で買うのが
◇2360 『SIMPLE RULES-「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える』 >ドナルド・サル/三笠書房言っていることはよく分かるのだが、シンプルなルールをどうやって作るかの方法論をもう少し詳しく知りたかった。様々な具体例が列挙されているのだが、具体的すぎて
仕事柄、日々大量のメールを受信している。メールの捌き方については、ある程度パターン化してあるのでさほど困ることはない。しかしながら、中には「急ぎではないが、そのうち読まなければならない資料」という存在があり、これらをいつのタイミングで読もうかと迷ってしま
◇2359 『タイムベース競争戦略-競争優位の新たな源泉=時間』 >ジョージ・ストークJr・トーマスMハウト/ダイヤモンド社経営戦略における「時間」という非常に重要な概念が詰め込まれている良書。本書は三枝匡さんの著書で知ったもの。これからの企業戦略は時間を意
以前、当時50代の上司だった方が仰っていた言葉が、妙に印象に残っている。曰く、若い頃は肉が大好きだったが、お金がなくてそれほど良い肉は食べられなかった。50代になって、少し懐に余裕ができたのだが、高い肉は脂が多くて量が食べられなくなった。若い頃にもっと良い肉
◇2358 『60歳からのマンション学』 >日下部理絵/講談社+α新書知らない知識が満載。読んでおいて良かった。日本には30代の頃に建てた家がある。当時流行りだった狭小三階建だ。中国、茨城、米国と不在にする期間が多く、買ってからの半分以上は他人に貸している状
いろんな思いが込み上げてきて泣けてきてしまった。ヤバイ。。。
◇2357 『リカバリー・カバヒコ』 >青山美智子/光文社ほっこりさせられる小説。最近、この手のタイプの小説が、安心感があって好みかもしれない。東京郊外だろうか、マンションの近くにある日の出公園。そこにはカバの置物(いわゆるアニマルライダー)がある。その
アメリカで眼科を受診したことは以前のブログに書いた通り。日本で診断されたものとは別の病名を告げられ、今のところは経過観察で、という話だった。経過観察については、診断設備がより充実している専門医を紹介していただいた。家から近いところだったので助かる。私が住
◇2356 『新規事業着工力を高める』 >内田有希昌/東洋経済新報社新規事業創出のための方法論。非常にロジカルに展開されているが、実践は難しそう。自社のシーズと顧客のニーズがマッチしなければならないし、時間がかかる案件については、経営者の我慢が必要。お金
先日、愛犬に狂犬病の注射を打ってもらったのだが、あわせてジステンパーのワクチン接種も必要とのこと。急ぐのであれば同日に対応可能だが、できれば3週間ほど間を空けた方がよいと言われ、アドバイスに従って病院を再訪。そろそろ暖かくなるので、フィラリアや、ノミ・
◇2355 『ファイナンス思考-日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』 >朝倉祐介/ダイヤモンド社財務や経理の専門家以外の人が読むにはとても有用な書籍。筆者は法学部出身とのことで、恐らく会計は専門ではないであろう。この手の本は専門家が書くととても専門的になっ
特に意識をしているわけではないのだが、時間に追われる日々を送っていると、本の読み方が雑になってくる。毎日大量に流れてくる新聞記事などのニュースやメールマガジン。日々大量に受信する仕事関係のメール、特にCCで入ってくるもの。読まなければならない、会社関係の
◇2354 『門外不出の経営ノート-2泊3日で165万円! プレミアム合宿LIVE講義』 >小山昇/ダイヤモンド社今の自分の状況では使いづらいノウハウだなと思いつつも、非常に実践的で楽しく聞かせていただいた。筆者は武蔵野という会社を建て直した小山社長。数々の修羅場
日経新聞[2024.04.20]ユニクロ秘録・世界的アパレル企業に至る知られざる物語柳井氏の凄みを感じる記事。一方で、若い頃は寝太郎と呼ばれた放蕩息子だった点も、知ってはいたが改めて記事で読むと興味深い。一番強烈だったのは「場末のまんじゅう屋」の例え。果たして自
◇2353 『フォン・ノイマンの哲学-人間のフリをした悪魔』 >高橋昌一郎/講談社現代新書向社会性サイコパスとは、彼のような人のことをいうのだろう。天才であったが、とても人当たりがよく、立派な人物だったようだ。一方で、非人道的ともいえる決断や提言をいとも
○2352 『マキアヴェッリ語録』 >塩野七生/新潮文庫マキアヴェッリの至言が満載の良書。構成が面白い。冒頭に記載されている、筆者である塩野さんの断り書きが面白い。曰く、塩野さんはこの時代の人物をいろいろと描いてきたが、彼らとマキアヴェッリの決定的な違い
早いもので米国の駐在員生活も3年目を迎える。COVID-19のせいで実赴任が7月だったため、5月~6月にかけては、アパートの契約更新、自動車や不動産の保険更新などがアニュアル・イベントとして発生する。そして、2年に1度は運転免許証の更新も必要になる。6月末まで
◇2351 『スクラップ・アンド・ビルド』 >羽田圭介/文春文庫興味深いタイトル。祖父がスクラップで、健斗がビルドという意味だろうか。芥川賞繋がりでレコメンドされた作品。第153回芥川賞受賞作だそうだ。羽田圭介さんの名前は知っていたが、実際に作品を読むのは初
メモリアル・ディの3連休は近場での旅行、ミシガン湖に行ってきた。いつもの通り行き当たりばったりの旅行で、前日にホテルを予約。いつもはHilton系のホテルを利用しているのだが(アプリで予約が可能で、犬が泊まれるかどうかもオンラインで確認できるので便利)、今回は
◇2350 『乳と卵』 >川上未映子/文春文庫なんとも形容し難い、よい意味で気持ちの悪い小説だった。第138回芥川賞・受賞作品とのこと。このところ小説からは遠ざかっており、この手の受賞作品もほとんど手にしてこなかった。先日読んだ『黄色い家』が面白く、川上さん