◇2551 『刑事のまなざし』 >薬丸岳/講談社文庫法務技官から警察官に転職し、刑事になった変わり種の主人公の話。主人公の夏目信人は、その経歴からか刑事らしくない刑事。常に温かみをもって容疑者や被害者と接しながらも、鋭い観察眼で真実に近づいていく。連作
◇2252 『コンビニ人間』 >村田沙耶香/文春文庫読書前に想像していた内容と全く異なる不思議な世界観。多様性を受容する世界。以前から気になっていたタイトル。Audibleで音声化されていたので、出張時に聴いてみた。大久保佳代子さんの朗読が、作品の世界観にうまく
◇2251 『孫子』 >金谷治 訳注/岩波文庫原書というのは、読む側の力量が試されているように感じる。過去のブログを検索してみると、孫子に関しては数冊読んでいるが、何となく腹落ちしていない自分がいる。たまたま原書の文庫本を日本から持ってきており、向かい合っ
原作に忠実。松坂桃李さんの演技が圧巻。原作が面白かったので、逆にその世界観がきちんと維持できるのだろうかと、ちょっと不安に思いながら視聴。結果としては、冒頭に記載の通り、原作に忠実なストーリーで納得のいくものだった。原作では、時系列が比較的シンプルに
◇2250 『鳴かずのカッコウ』 >手嶋龍一/小学館地味に見えて、深遠なる物語。公安調査官というあまり馴染みのない組織を舞台にした物語。日本のインテリジェンスの一端を担う組織だが、警察の公安とは別物。インテリジェンスの世界では第一人者の手嶋さんの著書だか
今年の1月からアメリカで犬を飼い始めた。早めに(生後半年くらいで)避妊手術をした方が良いと勧められていたのだが、出張などが立て込んでいてついつい後回しに。11月は仕事の方も少し落ち着くので、ようやく手術ができることになった。過去に飼っていた2頭のうち、1
【再読】 『模倣犯』 >宮部みゆき/新潮文庫圧巻の作品。人物描写の造形が深く、初読の時よりも面白く感じた。台湾ドラマの『模倣犯』を見て、原作を読み返したくなったのだが、残念ながら電子書籍化されていない。全5巻なので日本から取り寄せるには高くついてしま
◇2249 『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?- 経営における「アート」と「サイエンス」』 >山口周/光文社新書経営の世界にもアートの感覚が重要。理由も的を射ており腹落ち感の高い書籍だった。Audibleで初めて聴き終えた作品。最初は『模倣犯』から聴
最近、AmazonのAudibleを聴き始めた。元々は台湾のテレビドラマを見た影響で、宮部みゆきさんの『模倣犯』全5巻を再読したくなったことがきっかけ。残念ながら電子書籍化はされておらず、紙の本5冊を日本から取り寄せるのは大変だと思っていたところ、Audible化されている
ブログのレイアウトを修正していて、やはり本の表紙の画像があった方が良いなと思い直した。元々、パソコンでの作業を極小化し、iPadなどのタブレットでもブログを作成できるようにしようと、Amazonのリンクにて本の画像を表示させていたのだが、設定のせいだろうか表紙全
原因不明なのだが、ブログのレイアウトがおかしくなってしまった。随分前にいじったので、詳細は忘れてしまったのだが、このブログのデザインは、Livedoorが提供しているものをカスタマイズしたもの。シンプルなデザインが好きなので、装飾をかなり取り払ったのだ。ウェ
○2248 『三体 II-黒暗森林』 >劉慈欣/早川書房時間と空間を超えた壮大なストーリー。圧巻。前作は序章に過ぎなかった。三体人に発見されてしまった地球。智子という超知的人工知能に監視されながら4半世紀後の三体人の侵攻を待つしかない地球。地球よりも圧倒的に
ワシントンD.C.は公園に配置されているモニュメントも見応えがあるが、美術館や博物館もたくさんある。公園沿いの長い通りの両サイドがずっとなんらかの展示場になっているイメージ。とても全ては見切れないので、美術館はナショナル・ギャラリー・オブ・アート、博物館はス
所用がありワシントンD.C.へ。土曜日の戻りだったので、フライトを夕方にして午前中は市内を観光してきた。ちなみにD.C.とはDistrict of Columbiaの略。アメリカに来るまで知らなかったのだが、西海岸にワシントンという州があり、きちんとD.C.をつけないと混乱してしまう
◇2247 『インサイト-いまの自分を正しく知り、仕事と人生を劇的に変える自己認識の力』 >ターシャ・ユーリック/英知出版残念ながら個人的には肌が合わなかった本(Kindleの半額セールに飛びついてしまったのだ)。ただし、内的自己認識と外的自己認識が全く別物だと
途中までは面白かったが、ラストに向けてのカタルシスがちょっと弱かっただろうか。『マークスの山』がまずまず面白かったので、続けて連作シリーズを視聴。主役の合田は前作と同じく上川達也さん。今回はレディ・ジョーカーを名乗る5人組の配役が秀逸だと感じた。* 物
前に飼っていた愛犬は、室内犬を飼うのが初めてだったということもあり、歯磨きの重要性を認識していなかった。歯磨きガムをあげているだけであり、特にトイプードルの方は歯周病になってしまった。成犬になってから歯磨きをしようとしても、抵抗して噛みつこうとし、結局歯
◇2246 『大学・中庸』 >金谷治 訳注/岩波文庫シンプルな内容だが奥が深い。後輩に勧められて手にしてみたもの。その後輩は論語が好きだそうだが、その更に根本的な内容に迫るのが本書、特に『大学』だとのこと。古典として名前は知っていたが、論語、老子、孟子など
日経新聞[2023.06.25]マイケル・サンデル教授・テクノ新世インタビューNertflixでバイオテクノロジーに関するドキュメンタリー番組を途中まで見たのだが、内容が重くて途中で断念してしまったものがある。今回の記事を読んで、その時と同じことを考えたので、備忘のため
日経新聞[2023.10.26・11.02]私のリーダー論:アルファ・アソシエイツ社長・藤原美喜子(今必要なのは)「サーバント・リーダーシップを発揮できる人材です。サーバントという言葉は奉仕という意味ですが、『支援型』と言い換えるとよいかもしれません。部下の話をよく聞
日経新聞[2023.05.25, 06.01]私のリーダー論:星野リゾート代表・星野佳路氏何か感想を書いてからブログにアップしようと思っていたのだが、記事を引用しただけで、時間が経ってしまった。星野さんが、優れたリーダーはフラットな組織でスタッフの力をフレキシブルに活用
リーダーの肖像:ソニーネットワークコミュニケーションズ社長・渡辺潤
日経新聞[2022.12.03]リーダーの肖像:ソニーネットワークコミュニケーションズ社長・渡辺潤東京都品川区の海岸近くに一風変わったソニーグループの「工場」がある。工場長がソニーネットワークコミュニケーションズ(SNC)社長の渡辺潤だ。20代半ばで起業し、数々の企
日経新聞[2023.07.05]日立・川村名誉会長「アニマルスピリットを呼び起こせ」――「生成AI」など革新的な技術が続々と出てくる激動の時代となっています。長い産業史の中で、今の時代をどう見ていますか。「世界中の人口カーブがぐっと上がったのは、スコットランド
アメリカの個人所得税は、日本で行われているような源泉方式ではなく、全員が確定申告を行う必要がある。私も赴任してから会社が提供してくれる外部サービスを活用して確定申告を実施してきた。米国では全世界所得が対象になるため、日本での収入も加算しなければならない
日経新聞[2023.10.29]習近平氏がはまる「ソ連化のわな」中国経済を縛る政治大変興味深い記事だったので、重要部分を引用。プーチン氏は1991年のソ連崩壊を「20世紀最大の地政学的な悲劇」と呼ぶ。ソ連が続いていればウクライナを失わずに済んだし、長くライバル関係に
日経新聞[2023.10.13]イスラエル・ハマス衝突、なぜ今?新聞記事の抜粋は必要最低限にと思っているのだが、さすがに今のイスラエルとハマスの衝突に関しては取り上げざるを得ないだろう。少し様子を見てからと思っていたのだが、日経新聞の10月13日の解説記事と、16日の
シカゴの寒さも随分と厳しくなってきているが、日によってはまだ散歩が可能。曇り空だし、寒いかなと思いつつ、ちょっと無理をしてドッグランに行ってきた。今年最後になるかもしれないし、頑張ってもあと数回だろうし。自宅から30分圏内のドッグランを全て回ろうと思って
シカゴ地区では月1回、ジブリ映画の上映があると友人に教えてもらい、『千と千尋の神隠し』を見に行ってきた。映画料金は15ドルと、最近の物価高を考慮するとお安め。人気作品だから混み合っているかなと思いきや、観客総数20名弱で貸切と言っても良いくらい。まぁ観客が
『三体』 >劉慈欣/早川書房最近小説、特にミステリーやSFなどを読む機会が増えてきた。一時期は、ビジネス書やノンフィクションに凝っていたのだが、ビジネス書に関しては有名どころにはほぼ目を通してしまっており、食指が動くものが少なくなってしまったのだ。ノンフ
◇2245 『ハロー・ユーラシア-21世紀「中華」圏の政治思想』 >福嶋亮大/講談社ユーラシア大陸を中心とした哲学的な思考を行った書籍。実験的な意欲作だと感じたが、後半は私には難解で着いていけなかった。まずは本書で語られている哲学や思想を私なりに咀嚼して
マウント・レイニアからシアトルまでは1時間程度。せっかくなのでもう一足伸ばしてみることにした。土地勘がないので、ホテルのアプリを使って適当に検索。あまり高くないホテルを選びたいのだが、極端に安いと安全面が心配なので150ドルくらいのヒルトン系を選択。ホテ
オレゴンへ出張。たまたま金曜日と火曜日に重要な打ち合わせがあったため、連泊した方が飛行機代も節約できるし、体も楽なので、週末をオレゴンで過ごすことに。普段はUberで移動しているのだが、さすがに週末を過ごすとなるとレンタカーの方が便利。金曜日は出張者対応だ
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◇2551 『刑事のまなざし』 >薬丸岳/講談社文庫法務技官から警察官に転職し、刑事になった変わり種の主人公の話。主人公の夏目信人は、その経歴からか刑事らしくない刑事。常に温かみをもって容疑者や被害者と接しながらも、鋭い観察眼で真実に近づいていく。連作
◇2550 『クジラアタマの王様』 >伊坂幸太郎/新潮文庫ちょっと不思議なストーリーと伏線回収。伊坂さんの王道だ。王道ではあるのだが。これは私の読者としての問題だと思うのだが、伊坂さんの小説に新しさを感じなくなってきてしまった。それぞれの物語で舞台や設定
◇2549 『恋とか愛とかやさしさなら』 >一穂ミチ/小学館男女の関係だけでなく、社会的な課題も掘り下げた問題作。結婚を目前にした普通のカップル、新夏(にいか)と啓久(ひらく)。啓久からプロポーズを受けた翌日、新夏は啓久が盗撮容疑で捕まったという電話を受
○2548 『ナースの卯月に視えるもの』 >秋谷りんこ/文春文庫電車で泣きそうになってしまった。本書は日経新聞の書評で見かけたと記憶している。Amazonのほしい物リストに入れておいたところ、Audibleにラインナップされていたので早速聞いてみた。とある事故をきっ
私が筆記具にこだわっていることについては、このブログでも何度か触れている。日本に帰ってからも何度か文房具店には足を運んだのだが、今のペンが気に入っていることもあり、昔ほど熱心に新しいペンを探そうという気にはなれない。ちなみに私の定番はこちらにも記載した
◇2547 『地面師たち:アノニマス』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』のスピンアウト小説。短編集であり、総ページ数も少なく、サラリと読めてしまった。『地面師たち』の脇役たちが、どのような経緯で地面師になるに至ったかなど、前日談が収録されている。緻密
日本に帰任後は、会議で発表する機会が増えた。自分でディスプレイに資料を投影しながら話すパターンが多いのだが、質問への回答に対して、パソコンで資料を確認して答えたいときなど、画面が二つあると便利である。アメリカでは、対面での大人数の会議はさほど多くなく、
◇2546 『地面師たち:ファイナル・ベッツ』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』の続編。こちらも最後までハラハラしながら読み進めた。この手の話を読んでいると、どうにも犯人側に立ってしまうのはなぜだろうか。どう考えても悪の側なのに、詐欺がバレないか、うま
スマートフォン(スマホ)を手に入れたばかりのころは、いろんなアプリをインストールしていた。最初のうちは物珍しく、有料のアプリもたくさん購入してしまっていた。最近はアプリそのものは無料で、使ってみてからアプリ内課金というシステムが多く、無駄遣いをせずに済
◇2545 『地面師たち』 >新庄耕/集英社文庫ドラマよりもよりリアリティのあるストーリーだった。Netflixのドラマを見ていたので、原作は読まなくてもよいかなと思っていたのだが、続編がAudibleにアップされており、それならば本編も読んでおこうと手にしてみたもの
懇意にしているフィナンシャルプランナーの方にお会いした。もう20年近くお付き合いさせていただいているのだが、4~5年に1回ほどお会いして、家のローン、生命保険、財形などの相談をしている。財形といっても、これまではDCの年金運用くらいしかやっていなかった。住
◇2544 『これは経費で落ちません!(11)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫今回は森若さんと太陽の結婚話。これはこれで微笑ましいのだが、やはり経理的な話にも少しは触れてほしい。結婚に向けてタスクリストを作ったり、どちらの姓を名乗るのか
アメリカの物価高については何度か書いたように思う。一番分かりやすいのはラーメンを2人で食べに行き、ビール1杯、餃子を一皿ずつ注文すると80ドル程度かかってしまうということ。当時は円ドルレートが150円だったので、なんと1万2千円である。日本でもじわじわと物価
アメリカからの荷物は主に3つに分けて日本に持ち帰った。1つ目は言わずもがなのスーツケース。普段使用するANAの場合、確かスーツケースを1人2つまで預け入れができたのだが、今回は犬を客室に連れ込んで変えるためUnitedを選択。残念ながら1人1つなので容量が制限さ
◇2543 『夜行観覧車』 >湊かなえ/双葉文庫うまくまとまったサスペンス・ヒューマン・ドラマ。テレビドラマの原作にもなった書籍。実は、湊かなえさんの作品はちょっと苦手。世間では「イヤミス」などと呼ばれているらしい。嫌なミステリー、後味の悪いミステリーと
アメリカではトリミング直後に愛犬が亡くなってしまったトラウマから、新しいワンちゃんについては、私が自らカットしていた。犬用のバリカンとハサミを購入して、毛を刈っていたのだ。愛犬はトイプードルなのだが、バリカンのアジャスターを15ミリなど長めに設定すると毛
◇2542 『トヨトミの逆襲』 >梶山三郎/小学館文庫今まさに起こっているトランプ関税の深層が理解できる。前作『トヨトミの野望』が面白かったので、Audibleにアップされているのを知り、早速聴いてみた。前作はKindleで読んだ記憶があるのだが、蔵書にない。ブログを
引越しの際に、愛用していた爪切りを失くしてしまった。たかが爪切り、されど爪切り。微妙な感覚なのだが、そのお気に入りの爪切りは、パチンパチンという硬質な感じではなく、サクッサクッと切れるのが好きだったのだ。爪切りはよくなくすので、複数個買い置きがあるのだ
◇2541 『悪い夏』 >染井為人/角川文庫救いのない話。これが現実なのだろうか。染井さんの作品は何作か読んでみたが、どうにも救いのない話が多くて、ちょっと気が滅入ってしまう。これが日本の現実の一部なのだろうなと思いながら読み進めているのだが。本書は生
たまたま仕事を早めに切り上げることができる日があったので、定時で仕事を終えて展示会に行ってきた。街中で見かけたチラシを見て、会社帰りに行けそうだと思っていたのだ。チケットは事前にオンラインで購入できるらしい。日本ではまだまだ紙のチケットを店頭で買うのが
◇2360 『SIMPLE RULES-「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える』 >ドナルド・サル/三笠書房言っていることはよく分かるのだが、シンプルなルールをどうやって作るかの方法論をもう少し詳しく知りたかった。様々な具体例が列挙されているのだが、具体的すぎて
仕事柄、日々大量のメールを受信している。メールの捌き方については、ある程度パターン化してあるのでさほど困ることはない。しかしながら、中には「急ぎではないが、そのうち読まなければならない資料」という存在があり、これらをいつのタイミングで読もうかと迷ってしま
◇2359 『タイムベース競争戦略-競争優位の新たな源泉=時間』 >ジョージ・ストークJr・トーマスMハウト/ダイヤモンド社経営戦略における「時間」という非常に重要な概念が詰め込まれている良書。本書は三枝匡さんの著書で知ったもの。これからの企業戦略は時間を意
以前、当時50代の上司だった方が仰っていた言葉が、妙に印象に残っている。曰く、若い頃は肉が大好きだったが、お金がなくてそれほど良い肉は食べられなかった。50代になって、少し懐に余裕ができたのだが、高い肉は脂が多くて量が食べられなくなった。若い頃にもっと良い肉
◇2358 『60歳からのマンション学』 >日下部理絵/講談社+α新書知らない知識が満載。読んでおいて良かった。日本には30代の頃に建てた家がある。当時流行りだった狭小三階建だ。中国、茨城、米国と不在にする期間が多く、買ってからの半分以上は他人に貸している状
いろんな思いが込み上げてきて泣けてきてしまった。ヤバイ。。。
◇2357 『リカバリー・カバヒコ』 >青山美智子/光文社ほっこりさせられる小説。最近、この手のタイプの小説が、安心感があって好みかもしれない。東京郊外だろうか、マンションの近くにある日の出公園。そこにはカバの置物(いわゆるアニマルライダー)がある。その
アメリカで眼科を受診したことは以前のブログに書いた通り。日本で診断されたものとは別の病名を告げられ、今のところは経過観察で、という話だった。経過観察については、診断設備がより充実している専門医を紹介していただいた。家から近いところだったので助かる。私が住
◇2356 『新規事業着工力を高める』 >内田有希昌/東洋経済新報社新規事業創出のための方法論。非常にロジカルに展開されているが、実践は難しそう。自社のシーズと顧客のニーズがマッチしなければならないし、時間がかかる案件については、経営者の我慢が必要。お金
先日、愛犬に狂犬病の注射を打ってもらったのだが、あわせてジステンパーのワクチン接種も必要とのこと。急ぐのであれば同日に対応可能だが、できれば3週間ほど間を空けた方がよいと言われ、アドバイスに従って病院を再訪。そろそろ暖かくなるので、フィラリアや、ノミ・
◇2355 『ファイナンス思考-日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』 >朝倉祐介/ダイヤモンド社財務や経理の専門家以外の人が読むにはとても有用な書籍。筆者は法学部出身とのことで、恐らく会計は専門ではないであろう。この手の本は専門家が書くととても専門的になっ
特に意識をしているわけではないのだが、時間に追われる日々を送っていると、本の読み方が雑になってくる。毎日大量に流れてくる新聞記事などのニュースやメールマガジン。日々大量に受信する仕事関係のメール、特にCCで入ってくるもの。読まなければならない、会社関係の
◇2354 『門外不出の経営ノート-2泊3日で165万円! プレミアム合宿LIVE講義』 >小山昇/ダイヤモンド社今の自分の状況では使いづらいノウハウだなと思いつつも、非常に実践的で楽しく聞かせていただいた。筆者は武蔵野という会社を建て直した小山社長。数々の修羅場
日経新聞[2024.04.20]ユニクロ秘録・世界的アパレル企業に至る知られざる物語柳井氏の凄みを感じる記事。一方で、若い頃は寝太郎と呼ばれた放蕩息子だった点も、知ってはいたが改めて記事で読むと興味深い。一番強烈だったのは「場末のまんじゅう屋」の例え。果たして自
◇2353 『フォン・ノイマンの哲学-人間のフリをした悪魔』 >高橋昌一郎/講談社現代新書向社会性サイコパスとは、彼のような人のことをいうのだろう。天才であったが、とても人当たりがよく、立派な人物だったようだ。一方で、非人道的ともいえる決断や提言をいとも
○2352 『マキアヴェッリ語録』 >塩野七生/新潮文庫マキアヴェッリの至言が満載の良書。構成が面白い。冒頭に記載されている、筆者である塩野さんの断り書きが面白い。曰く、塩野さんはこの時代の人物をいろいろと描いてきたが、彼らとマキアヴェッリの決定的な違い
早いもので米国の駐在員生活も3年目を迎える。COVID-19のせいで実赴任が7月だったため、5月~6月にかけては、アパートの契約更新、自動車や不動産の保険更新などがアニュアル・イベントとして発生する。そして、2年に1度は運転免許証の更新も必要になる。6月末まで
◇2351 『スクラップ・アンド・ビルド』 >羽田圭介/文春文庫興味深いタイトル。祖父がスクラップで、健斗がビルドという意味だろうか。芥川賞繋がりでレコメンドされた作品。第153回芥川賞受賞作だそうだ。羽田圭介さんの名前は知っていたが、実際に作品を読むのは初
メモリアル・ディの3連休は近場での旅行、ミシガン湖に行ってきた。いつもの通り行き当たりばったりの旅行で、前日にホテルを予約。いつもはHilton系のホテルを利用しているのだが(アプリで予約が可能で、犬が泊まれるかどうかもオンラインで確認できるので便利)、今回は
◇2350 『乳と卵』 >川上未映子/文春文庫なんとも形容し難い、よい意味で気持ちの悪い小説だった。第138回芥川賞・受賞作品とのこと。このところ小説からは遠ざかっており、この手の受賞作品もほとんど手にしてこなかった。先日読んだ『黄色い家』が面白く、川上さん