高齢ドライバーの免許返納、それを阻む壁について
高齢ドライバーの免許返納が社会問題のひとつになっている。ブレーキとアクセルの踏み間違いや車道の逆走など、認知機能の低下によって引き起こされる運転ミスが、連日のように事故を発生させているのだ。運悪くその場に居合わせた幼児や若者が命を失う事例も多々あり、この問題解消はもはや急務と言える。75歳以上であれば、免許更新時に認知機能検査の受検が義務付けられているが、更新の間の期間に認知機能が衰えるのが普通で、それは3年に一度(72歳以上は、ブルー免許もゴールド免許も有効期間は3年)の検査では捕捉することができない。また、75歳以上のドライバーが、認知機能の低下によって生じやすい違反行為を犯した場合、臨時の認知機能検査を受検させられるのだが、軽微な事故の前に死傷者を出す事故を起こしてしまう事例も多い。そのため、運転能...高齢ドライバーの免許返納、それを阻む壁について
2024/06/25 23:31