菩薩戒を失う条件とは?

菩薩戒を失う条件とは?

菩薩戒は良く、「一得永不失(一たび得れば、永く失わず)」などといわれ、失わないものとされるが、敢えて、失う条件について提示した文献もあるので、見ておきたい。諸大徳よ、一心に諦聴せよ諦聴せよ、善く之を思念せよ。我、今、三世諸仏・菩薩の成就利益一切衆生功徳戒を説かんと欲す。是の如く菩薩戒に住する者、四波羅夷法有り。何等をか四と為すや。若し菩薩、利養の為の故に自讃毀他す、是れを菩薩波羅夷と名づく。若し菩薩、多饒の財物ありて、貧苦の人来たりて従いて乞索す、菩薩慳貪にして慈心有ること無く、乃至、一銭の物も施さず、求法の者、乃至、為に一偈を説かず、是れを菩薩波羅夷と名づく。若し菩薩、瞋りて、人の前に於いて悪言罵辱し、加以、手で打ち及び杖石を以てし、意、猶お息まず,前の人、悔を求めて善言懺謝すれども、菩薩、猶お瞋憤結し...菩薩戒を失う条件とは?

2022/11/06 13:14