European narrowbody aircraft 〜 airBaltic
1995年8月にスカンジナビア航空(SAS)とラトビア政府の合弁で設立されたラトビアのフラッグ・キャリアであるエア・バルティック(Air Baltic)。同年 10月から運航を開始し 2004年には社名を Air Baltic から airBaltic に変更。2009年1月に SAS との資本関係を解消しいくつかの変遷を経て現在はラトビア政府が 90%弱、ルフトハンザ・グループが 10%を所有しています。ローンチ・カスタマーである Airbus A220(Bombardier CSerries) のみ 50機というフリートで就航地はほぼ欧州域内に限られていますが、日本へはボンバルディアやエア…
European narrowbody aircraft 〜 British Airways
イギリスのフラッグ・キャリアであるブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways)。当時日本へは B747、B777 しか飛来していませんでした。そんな BA の小型機に初めて出会えたのがチューリッヒ空港でした。同社は現在でも 150機弱の A319/320/321 を運航しているようです。ロンドンからの到着便が RWY28 を横断していきます。イギリスはシェンゲン協定非加盟国ですのでターミナル B へと向かいます。 British Airways A320-232 G-EUUN 2013/11/08 ZRH ランキング参加中飛行機
European narrowbody aircraft 〜 Alitalia CityLiner
2001年の同時多発テロ以降経営悪化の状況にあったアリタリア航空(Alitalia - Linee Aeree Italiane)は 2008年にエア・ワン(Air One)との統合民営化を経て翌年にアリタリア - イタリア航空(Alitalia - Compagnia Aerea Italiana)として再スタートし何とか息を繋いでいました。統合したエア・ワンの子会社だったエア・ワン・シティーライナー(Air One CityLiner)とアリタリア・エクスプレス(Alitalia Express)を前身とするリージョナル航空会社がアリタリア・シティライナー(Alitalia CityLin…
European narrowbody aircraft 〜 AlbaStar
スペインのマヨルカ島パルマ・デ・マヨルカ空港を本拠地とするアルバスター(AlbaStar)。2009年にイギリスとイタリアの起業家によって設立され 2010年7月31日にチャーター航空会社として運航を開始しました。当初は B737-400 でスタートしましたが現在は 5機の B737-800 を運航しています。RWY14 を離脱してタキシング中の到着機です。元日本トランスオーシャン航空の JA8954 ですね。 Alba Star B737-4K5 EC-LNC 2013/11/08 ZRH ランキング参加中飛行機
European narrowbody aircraft 〜 Air Berlin
ドイツ最大の LCC だったエア・ベルリン(Air Berlin)。東西分断時の 1978年に元パンアメリカン航空パイロットのキム・ラングレンが米国オレゴン州でアメリカの航空会社として設立し西ベルリンから西ドイツや地中海沿岸のリゾート地に運航していました。東西ドイツ統合後の 1991年にドイツに資本を移しオーストリアのニキ(Niki)、ドイツのドイチェ BA(DBA)、LTU インターナショナル(LTU International)、スイスのベルエア(Belair)等々を傘下に収め事業規模を拡大し 2012年3月にはワンワールドにも加盟しました。一方経営状況は芳しくない状況が続きエティハド航空…
European narrowbody aircraft 〜 Helvetic Airways
朝の撮り鉄活動を終えた後は帰国の途につくためチューリッヒ・クローテン空港へ。日本からの到着時には入国後すぐにエンゲ駅近くの宿泊ホテルへ向かったためヒコーキ撮影の唯一のチャンスです。早めにチェックインして空港内をうろちょろして撮影しました。日本で見ることのできる欧州キャリアは長距離路線用のワイドボディ機ばかりですが欧州のほぼ中央部に位置するチューリッヒからは数多くのナローボディ機が就航しています。そんな機体を集めてみました。まずはヘルヴェティック航空(Helvetic Airways)の Fokker 100 です。同社は 2001年に地域航空として設立されたオデット航空(Odette Airw…
制御付き自然振子式電車である RABDe 500 形による ICN(インターシティ・ナイゲツーク)は第6回スイス国内博覧会 Expo.02 に合わせて 2000年5月28日に運行を開始しました。車両の拡充に合わせてスイス主要都市間路線の高速運行を担ってきましたが 2024年12月のダイヤ改正で IC5(ローザンヌ⇄チューリッヒ、ロールシャッハ)、IC51(バーゼル⇄ビール)、IR57(ジュネーブ空港⇄ヌーシャテル)主体の運行となっています。チューリッヒ中央駅に入線する ICN。全44編成にはそれぞれ学者、芸術家、政治家、作家、技術者、建築家等の愛称が付けられており、こちら(500 037)は道…
チューリッヒ中央駅は大きなターミナル駅ですが御多分に洩れず改札口はありませんので自由にホームを行き来できます。一番端っこのホームなんてそのまま外の道に出られてしまいます。😸 ホームの高さも低めなので撮り鉄にはいい環境ですね。Sバーンの輸送力増強のために 2011年に導入された RABe 511 形電車 "KISS"。全車両 2階建てで 6両もしくは 4両編成を基本としています。写真の列車は RE(レギオエクスプレス:快速)のシャフハウゼン行きですね。お隣にはベルン行きの IC(インターシティ:特急) 1990年に導入開始された最高速度 230km/h を誇る Re 460 形電気機関車 "Lo…
スイス最大の鉄道駅であるチューリッヒ中央駅(Zurich Hauptbahnhof)。1日 3,000本弱の列車が発着し平日は 40万人以上が利用しています(日本は新宿駅の 300万人弱と桁違いですけど)。地上レベルの 16の頭端式ホームに加えて 10の地下ホーム(撮影当時は地上20、地下6)が設けられています。原則地上ホームからはスイス国内中長距離列車と国際列車、地下ホームは近郊列車である Sバーン(S-Bahn)が発着しています。南側から見た駅舎(1871年竣工)。凱旋アーチの入り口を進むと欧州最大の屋根付きホールとなっていて様々なイベントが開催されています。また地下は ShopVille…
チューリッヒ市交通局(VBZ)が運行するトラム。地域交通機関のバックボーンとして現在は 16路線を擁し年間 1.9億人弱の乗客数を誇っています。乗車時には事前に乗車券を購入する必要がありますが乗車時の提示は不要となっていて自由に乗り降りできます。しかし巡回中の係員によるランダム・チェックが行われており乗車券不保持の場合は高額の罰金が課せられます。私はチューリッヒ空港到着時に購入した 72時間有効のチューリッヒ・カードを利用しました。1976年から導入された高床式 2車体連接車の Be 4/6 形 Tram 2000。 2001年に導入された低床式 5車体連接車の B4 5/6 形 Cobra。…
2013年11月に CRO Assembly(Chief Risk Officer の国際会合)出席のためスイスのチューリッヒに赴きました。私にとって公私共に初(そしてその後行けてません)の欧州訪問で会議日程を終了し帰国までのわずかな時間に俄か鉄(笑)となって異国の鉄道を楽しみました。 こちらはチューリッヒ市交通局が運行するトラムのハブのひとつなっているパラデプラッツ(Paradeplatz)です。後方に聳えるのは大手銀行 Credit Suisse の本店です(1876年竣工)。左手奥には同じく大手行の UBS のビルがあるのですが、同行は 2023年6月に経営不振に陥っていた Credit…
First encounter with the A350 〜 Etihad Airways
2013年に 40機の -900、10機の -1000(その後 12機追加)という大量発注をしていたエティハド航空は業績不振もあって 2019年2月末までに -900 の全機と -1000 の2機の合わせて 42機をキャンセルしました。初号機は 2019年5月末に受領しましたがフランスのボルドー・メリニャック空港に留置、新型コロナの影響もあって 2020年5月デリバリーの 5号機まで地上留置を余儀なくされました。ようやくサービスインできたのは 2022年3月31日のアブダビ⇄パリでした。その後慣熟訓練をかねてアブダビ⇄イスタンブール、ムンバイ、ジェッダ、デリー、カイロと近距離国際線に就航し同年…
First encounter with the A350 〜 Air China
中国本土の航空会社として初めて A350 を受領したのは中国国際航空(エアチャイナ)でした。2018年8月8日に初号機がデリバリーされ 8月14日に北京⇄上海で運航を開始しました。国内線で慣熟を進めた後、欧州線(ロンドン、フランクフルト、ミラノ等)を主体に投入路線を拡大していきました。現在は 30機を擁するフリートとなっています。日本へは 2019年冬スケジュールから上海⇄関西に就航し、その後上海⇄成田にも投入されました。私は 2024年10月19日ルーク・オザワ航空写真セミナーの機会に航空科学博物館の屋上からの初捕獲となりました(それ以来お目にかかっていません)。 Air China A35…
First encounter with the A350 〜 British Airways
欧州のメガキャリアの一角であるブリティッシュ・エアウェイズは A350-1000 のみを運航するという珍しい存在です。2019年7月27日に初号機を受領(IAG ではイベリア航空が先に -900 を導入)して以来現在までに 18機を導入しています。2019年8月からロンドン⇄マドリードに投入し慣熟を進めたのち 9月以降ドバイ、トロント、テルアビブ、バンガロール等就航路線を増やしていきました。日本へは 2024年3月31日からダブル・デイリーとなったロンドン⇄羽田線のうちの 1往復(BA7/8)に投入され、羽田発 2日目の 4月2日にタキシングする後ろ姿をカメラに収めました。同年の冬スケジュール…
First encounter with the A350 〜 SAS Scandinavian Airlines
デンマーク、スウェーデン、ノルウェー 3カ国共同のフラッグキャリアであるスカンジナビア航空。2019年11月28日に A350 初号機を受領し 2020年1月28日にコペンハーゲン⇄シカゴ線に就航させました。その後もニューヨーク、サンフランシスコ、北京、上海、香港等への投入路線拡大計画を進め日本へは 2020年3月29日に成田線を終了し新たに開設するコペンハーゲン⇄羽田に投入する方向でしたが新型コロナ流行により遅延しました(2021年7月に東京オリンピック選手団を乗せて福岡に飛来実績あり)。経営悪化に伴い発注済 8機のうち 2機の受領を延期、受領済の 6機についても 2022年7月のチャプター…
First encounter with the A350 〜 Air France
エアバスのお膝元でありながら A350 の導入は遅めだったエールフランス。初号機の受領は 2019年9月27日でした。当初 21機の発注でしたが同グループの KLM オランダ航空が導入予定の 7機も移管することが発表されていました。同年 10月7日にパリ⇄アビジャン、バマコのアフリカ路線でデビューし、2019年中にパリ⇄トロント、カイロ、ソウルと就航地を増やしていきました。その後も追加契約・受領が進み現在は -900 37機体制となっていますが、今後 -1000 や A350F も含めてグループとして最大 99機のフリート規模になる見込みです。日本へは 2021年8月11日からパリ⇄羽田に投入…
First encounter with the A350 〜 STARLUX Airlines
台湾のエバーグリーングループの後継者争いで敗れエバー航空トップの座を追われた張國煒氏が 2018年5月に設立したスターラックス航空。「台湾のエミレーツ航空」を標榜して 2020年1月23日に台北・桃園⇄マカオ、ダナン、ペナンで運航を開始しました。A321neo、A330neo に続いて 2022年10月28日に A350 を受領し張氏自らが操縦して台北までのデリバリーフライトが行われました。2023年1月20日に台北・桃園⇄バンコクで就航し 2023年4月26日には初の北米路線として開設した台北・桃園⇄ロサンゼルスに投入されました。現在 10機の A350-900 を運航していますが -100…
First encounter with the A350 〜 ITA Airways
イタリアのフラッグ・キャリアでありながら慢性的な経営不振が続いたアリタリア航空。労働組合の反対でエールフランス - KLM による買収が頓挫、会社分割民営化、エティハド航空傘下入りするも再度経営破綻し新型コロナの影響もあって 2021年10月15日には国有化された ITA エアウェイズとして再出発しました。その後 2024年7月にはルフトハンザグループによる買収が承認され 2025年1月に同グループの一員となりました。紆余曲折があった ITA エアウェイズが A350 を受領したのは 2022年5月11日、6月以降ローマ⇄ロサンゼルス、サンパウロ、ブエノスアイレス等大西洋横断路線に投入し日本へ…
First encounter with the A350 〜 Malaysia Airlines
2017年11月29日にアジアで 7社目の導入キャリアとなったのはマレーシア航空です。国内線やアセアン内路線に就航させた後 2018年1月から A380 の一部を置き換える形で長距離国際線のクアラルンプール⇄ロンドンに投入しました。2018年7月までに 6機を導入してきましたが、2023年11月には元スカンジナビア航空仕様の機材を追加しクアラルンプール⇄ドーハ線専用機材として運用しています。日本へは 2018年5月5日にクアラルンプール⇄成田で初就航し、さらに 7月22日からはクアラルンプール⇄関西にも投入しました。私が初めて捉えたのは成田就航から 1年半ほど経った 2019年11月のことでし…
First encounter with the A350 〜 Delta Air Lines
現在米国キャリアで唯一 A350 を運航するのはデルタ航空です。ハワイアン航空は発注済の A350 をキャンセルして A330neo に変更しそれも B787 に切替え、ユナイテッド航空は当初 2018年に予定していた受領を 2027年に延期しています。一方アメリカン航空は US エアウェイズ発注分を合併後にキャンセルしましたが 2024年2月に A350 導入を検討との報道がありました。デルタ航空向けの初号機がデリバリーされたのは 2017年7月で 8月6日にアトランタに到着、2017年10月30日にデトロイト⇄成田で路線就航を果たしました。その後他の国際線や長距離国内線にも順次投入され、2…
First encounter with the A350 〜 Japan Airlines -2-
初号機での慣熟飛行が続く一方で 2019年8月31日には 2号機が羽田に到着し両機が並ぶ姿も見られました。そして翌日の 2019年9月1日に初就航の日を迎えました。初便となる福岡行きの JL317 出発時は展望デッキが激混みだろうと思い就航 2レグ目帰路便である JL318 を城南島海浜公園から狙いました。定刻から 40分ほど遅れての到着でしたが無事にカメラに収めることができました。機材の増加とともに羽田⇄福岡に加えて羽田⇄新千歳、那覇へと就航路線も増えていき、2023年12月には国際線仕様の -1000 初号機(JA01WJ)も受領しています。そんな中 2024年1月2日に羽田で新千歳から到…
First encounter with the A350 〜 Japan Airlines -1-
日本で A350 を運航するのは日本航空です。同社では東亜国内航空〜日本エアシステムが導入していた A300 を統合後に運航いていたこともありましたが自社発注のエアバス機としては A350 が初めてとなります。B777 の後継機材として 2013年10月7日に確定 31機(-900: 18機、-1000: 13機)、オプション 25機の A350 を発注したと発表されました。2019年6月11日に初号機(JA01XJ)がトゥールーズで引き渡され 13日にデリバリー・セレモニーを行った後日本に向けて飛び立ち、翌 6月14日に羽田に到着しました。初号機から 3号機までは機体後方に AIRBUS A…
First encounter with the A350 〜 Thai Airways International
世界で 8社目、アジアで 4社目の運航会社となったのはタイ国際航空です。2016年8月29日に初号機が引き渡され 8月31日にバンコクへ到着しバンコク⇄チェンマイ、プーケットの国内線でデビューを果たしました。当初 2016年9月16日から就航を予定していたバンコク⇄メルボルンは豪州当局の承認が遅れ 2017年10月1日となりました。2018年5月までに 12機を導入しこの間 2018年1月16日にはバンコク⇄成田、2月16日にバンコク⇄羽田、関西にも投入しました。2020年には新型コロナ流行や経営破綻という苦境もありましたが、経営再建の進捗と併せて 2023年5月から追加導入が行われ現在は 2…
First encounter with the A350 〜 China Airlines
2016年9月30日に初号機を受領(世界で 9社目、アジアで 5社目)した台湾のチャイナエアライン。同年 10月30日に台北⇄香港で就航を開始し近距離便で慣熟しながら 2017年1月には台北⇄アムステルダム、ウィーンで長距離路線にも投入されました。現在は 15機を運航しておりその中には帝雉號、藍鵲號(引渡 100機目の A350)、Carbon Fibre / Airbus のスペシャルマーキング機も含まれています。2025年1月には 15機の -900 の内装刷新、3月末には 10機の -1000 確定発注を発表しました。日本へは 2016年12月5日に台北⇄関西で就航しその後成田や那覇にも…
First encounter with the A350 〜 Cathay Pacific Airways
2016年5月27日にアジアではベトナム航空、シンガポール航空に次いで 3番目のキャリアとして A350 を受領したのはキャセイパシフィック航空です。同年 6月1日に香港⇄マニラ、香港⇄台北でデビューし、その後 9月1日に香港⇄デュッセルドルフ、9月2日に香港⇄ロンドン、10月28日には香港⇄オークランドと長距離路線に投入しました。現在では 48機(-900: 30機、-1000: 18機)のフリートを擁しています。日本には 2017年1月8日に香港⇄台北⇄関西で初お目見えし当初は運航乗務員の慣熟も兼ねた不定期運航でしたが徐々に運航回数を増やしていきました。 Cathay Pacific Ai…
First encounter with the A350 〜 Asiana Airlines
日本への初就航路線が成田・羽田ではなく関西になるキャリアもあり、それらは 2018年2月に遠征したサンフランシスコで捕まえることとなりました。まずは韓国のアシアナ航空です。2017年4月に初号機を受領し 5月15日からソウル⇄マニラ、ソウル⇄香港で運航を開始、機材繰りの関係で日本へは当初予定より 1ヶ月遅れの 6月15日にソウル⇄関西に就航しました。2023年10月までに全 15機を導入していますが比較的機齢も若いため大韓航空との統合後も新塗装へ変更し引き続き運用されるようです。 Asiana Airlines A350-941 HL8078 2018/02/02 SFO ランキング参加中飛行…
First encounter with the A350 〜 Lufthansa
フィンエアーに次いで欧州 2番目の A350 運航会社となったのはドイツのルフトハンザ航空です。2016年12月19日に初号機を受領し 21日にミュンヘンに到着、2017年2月9日にミュンヘン⇄ハンブルクで商業運航を開始し翌日の 2月10日にはミュンヘン⇄デリーで国際線デビューを果たしました。その後ミュンヘンをベースにボストンやムンバイ、北京、香港線に投入され 2017年12月1日から世界で 6番目の就航地として羽田にも投入されました。12月2日の到着便には間に合いませんでしたが折り返しの羽田発初便を捕獲することができました。現在 30機の A350-900 を運航していますが、そのうち 4機…
First encounter with the A350 〜 Finnair
欧州の航空会社として最初(世界では 3番目)に A350 を受領したのはフィンランドのフィンエアーです。2015年10月6日に初号機がデリバリーされ翌 7日にヘルシンキに到着しました。予定より若干遅れたこともあって当初予定されていた国内線(ヘルシンキ⇄ロヴァニエミ、ヘルシンキ⇄オウル)での運航は行われず 10月9日にヘルシンキ⇄アムステルダム、ヘルシンキ⇄オスロでデビューしました。11月21日からは長距離国際線であるヘルシンキ⇄上海にも投入が開始されました。日本へは 2016年10月に機材繰りの関係で 2日間(ヘルシンキ発 12日・13日)だけヘルシンキ⇄成田に投入され 2017年6月4日から…
First encounter with the A350 〜 Qatar Airways
2007年にローンチ・カスタマーとして 80機の A350 を発注したカタール航空、2014年12月23日に初号機がデリバリーされ 2015年1月15日にドーハ⇄フランクフルトに就航しました。しかしながら 2021年8月に保有する A350 のうち 13機の塗装劣化が判明したため飛行停止措置がとられ、A321neo も含めた既往契約も破棄されエアバス社との対立が激化しました。一旦は代替機材としてボーイング機(B737MAX、B777X)への傾斜を図りましたが同機の認証遅延、開発遅延のため機材繰りに窮し 2023年2月にエアバス社と和解して改めて A321neo と A350 の購入契約を締結し…
First encounter with the A350 〜 Singapore Airlines
2006年7月に購入の意向表明をしたシンガポール航空が初号機を受領したのは 2016年3月(世界で 5社目、アジアではベトナム航空に次いで 2社目)で 同年 5月にシンガポール⇄アムステルダム線に就航しました。それから遅れること 7ヶ月、2016年12月13日にシンガポール⇄羽田の SQ632/633 で日本路線への投入が開始されました。私は就航 5日目に羽田で捕獲することができました。現在は 65機を擁する最大の A350 オペレーターであり、その中にはエアバス社 10,000機目の機体(9V-SMF)も含まれています。またローンチ・カスタマーとなった 7機の超長距離型 A350-900UL…
First encounter with the A350 〜 Vietnam Airlines
A330 & A340 の後継中・大型ワイドボディ機として開発が始まった A350。当初は A380 に開発資源を集中させる必要があって初期構想段階では B787 に大きく引き離されましたが 2006年7月に A350 XWB として新たな計画を発表しシンガポール航空が 20機の購入を表明、正式に開発・製造がスタートしました。その後順調に受注も拡大し 2025年3月段階で受注数 1,381機(60社)、引渡数 651機を数えるに至っています。これからはそんな A350 との初遭遇の写真をご覧ください。n(__)m2013年6月14日にテスト用初号機が初飛行、その後複数のテスト機を用いて各種試験…
First encounter with the A380 〜 extra
初遭遇ではないですが ANA の残り 2機も触れておきます。初号機に遅れること 2ヶ月、2019年5月18日に 2号機の FLYING HONU - Kai が到着しました。慣熟飛行はそれほど必要ないことから 6月18日に就航しました。飛んでる姿を目にする機会がなかなかなく 2020年11月に駐機中の姿を見たのが初めてだったでしょうか。その後も数回地上で目にすることはありましたが 2022年2月には抽選で当選した遊覧チャーター・フライトで搭乗(プレミアム・エコノミー)することができました。3号機の FLYING HONU - La は 2020年10月に受渡しを終えたもののそのままトゥールーズ…
First encounter with the A380 〜 British Airways
欧州ではスターアライアンスのルフトハンザ、スカイチームのエールフランスが A380 を導入しましたが、ワンワールドの盟主である英国航空(ブリティッシュ・エアウェイズ)も 2013年7月に受領した初号機から 12機の A380 を導入しています。B747-400 を最も多く導入したキャリアでもあり当初は A380 に否定的な立場でしたが B747-8 のエンジンが GE 製のみということから一転しロールス・ロイス製エンジン搭載可能な A380 を選定したようです。LH、AF のように成田に飛来することもなく就航路線が限られていたことから遠征先の SYD や SFO でも見ることは叶わず、2020…
First encounter with the A380 〜 All Nippon Airways
世界で最も多く B747 を導入していた日本は A380 導入も期待されていました。そんな中でスカイマークが 2010年11月に基本合意、2011年2月に 6機の購入正式契約を締結したことは驚きをもって迎えられました。しかしながら LCC の台頭で競争が激化し円安も影響して経営状況が急激に悪化し 2014年にはスカイマークカラーの機体の試験飛行も行われていた 2機の導入延期・4機の契約解除を打診しましたが交渉は決裂しエアバス社から違約金の請求を受ける事態となりました。その後 2015年1月に同社は民事再生法適用を申請し破綻しました。同社向けに製造された 2機は 2016年にエミレーツ航空に売却…
First encounter with the A380 〜 Malaysia Airlines
東南アジアの航空会社としてはタイ国際航空より 4ヶ月早い 2012年5月末に初号機を受領したマレーシア航空ですがクアラルンプール⇄ロンドン線やハッジフライトに投入され日本への就航はない状態が続いていました。そんななか 2015年12月に FIFA クラブワールドカップ ジャパン 2015 に出場する FC バルセロナの選手とサポーターを乗せたチャーター便で成田に初飛来しました(6機目の導入機でエアバスにとって 100機目の A380)。残念ながらこの時は迎撃できませんでした。その後 2017年8月11日から期間限定でクアラルンプール⇄成田に就航することとなり、私は 8月12日に悪天候の中でした…
First encounter with the A380 〜 Etihad Airways
中東 3社目の A380 運航会社はエミレーツ航空と同じアラブ首長国連邦のエティハド航空です。こちらはドバイではなくアブダビを本拠地としています。カタール航空に遅れること 3ヶ月、2014年12月に初号機を受領しています。A380 導入を契機にアラビアの砂漠をイメージした新塗装が登場しましたね。2017年3月までに計 10機が導入されましたが御多分に洩れず新型コロナ流行により全機が地上留置され 3機はそのまま退役となりました。しかし残り 7機は 2023年7月のアブダビ⇄ロンドンを皮切りに路線投入が再開され 2032年まで運用する方針が示されています。 Etihad Airways A380-…
First encounter with the A380 〜 Qatar Airways
エミレーツ航空に次いで中東 2番目の A380 運航会社となったのはカタール国のカタール航空です。2014年9月に初号機を受領して以降 10機を導入し欧州やアジア、オセアニアへの路線に就航させました。新型コロナ流行で 2020年に全機地上留置となりましたが、A350 の塗装剥離問題による運航停止の影響で 2021年末から一部機体が復帰し現在は 8機が現役です。同問題の和解により今後は徐々に退役が進む見込みです。なお、シドニー滞在中の 2017年2月5日には当時の世界最長路線であるドーハ⇄オークランド直行便が開設されました(機材は B777-200LR)。 Qatar Airways A380-…
First encounter with the A380 〜 China Southern Airlines
シドニー空港では本拠地とするカンタス航空以外にも日本に就航していないキャリアの A380 を見ることができました。中国南方航空もそのうちの 1社です。正確には 2012年7月に香港を訪れた際にチェクラップコク空港でチラッと見かけていましたけど…。中国最大規模の航空会社である同社は中国で A380 を導入した唯一のキャリアで 2011年10月12日に初号機を受領し 10月18日には北京⇄広州に就航させました(国内線で A380 を運航するのは世界初)。2013年2月末にかけて 5機を導入しましたが 2022年に全機退役となりました。 China Southern Airlines A380-84…
First encounter with the A380 〜 Qantas Airways
シンガポール航空、エミレーツ航空に次いで世界で 3番目の A380 導入キャリアとなったのはオーストラリアのカンタス航空です。2008年9月に初号機を受領し 1ヶ月の慣熟訓練を行ったのち 10月20日にメルボルン⇄ロサンゼルスで運航を開始しました。日本への就航は見送られた(国外はロサンゼルス、ダラス、シンガポール、ドバイ、ロンドン)ため同社の A380 を捕獲したのは 2017年2月に遠征したシドニー キングスフォード・スミス空港でした。シドニー滞在中に運航されていた 12機の A380 全てをコンプリートできました。(^^)v2010年11月4日には QF32 がシンガポールからシドニーに出…
First encounter with the A380 〜 Asiana Airlines
大韓航空に続いて韓国 2社目の A380 運航会社となったのはアシアナ航空です。2014年5月末に初号機を受領し 6月13日から早速仁川⇄成田に就航を開始しました。本来は長距離用機材としての導入ですが、まずは慣熟というところでしょうか。初捕獲は 8月2日、7月24日にデリバリーされたばかりの 2号機でした。6機を導入した OZ、御多分に洩れず新型コロナ流行の際には地上留置を余儀なくされましたが 2022年から順次運用復帰しました。今後大韓航空との統合が進めれる中で機材はどうなっていくのでしょうか。 Asiana Airlines A380-841 HL7626 2014/08/02 NRT ラ…
First encounter with the A380 〜 Emirates Airline
タイ国際航空とは相前後しますが先に日本就航を果たしたのはアラブ首長国連邦ドバイのエミレーツ航空です。2012年7月1日からドバイ⇄成田で就航を開始していました。が、なかなか縁がなくて私が出会えたのは TG と同日の 2013年1月11日の夕刻でした。夕陽を浴びてオレンジ色に染まる大きな機体が印象的でしたね。2008年7月29日に初号機を受領して以降 123機を導入し世界最大の A380 オペレーターとなりました。そのフリートの中には製造途上にありながら経営破綻のため契約解除となったスカイマーク向けの機体や A380 最終製造・納入機などが含まれます。成田以外でもチューリッヒやシドニー、サンフラ…
First encounter with the A380 〜 Thai Airways International
2013年1月1日からタイ国際航空もバンコクー成田線に A380 を就航させました。当初は 1月16日に就航開始の予定でしたが 3号機の受領が 2週間ほど早まり機材繰りに余裕ができたことで元日から運航を開始しました。私は就航 10日後の 1月11日に捕獲することができました。この時は 3号機ではなく 2号機での運航でした。TG のシンボルカラーであるパープルとロイヤルオーキッドを纏った姿が美しかったですね。6機の A380 を導入し関空にも就航していた TG ですが、新型コロナの影響で 2020年3月末から4月初にかけて A380 の運航を停止しました。その後 5月19日に経営破綻し経営再建計…
First encounter with the A380 〜 Korean Air Lines
シンガポール航空に次いで日本に就航したアジアのキャリアは大韓航空です。2011年6月1日に初号機がデリバリーされ最初の就航路線は仁川⇄成田となりました。東日本大震災や原発事故の影響で訪日外国人が急減し他社が一時的に機材運用の小型化を進める中で 2011年6月17日に初便が飛びました。私は就航翌日の 6月18日にお出迎えしました。F12、C94、Y301 の 407席という他社に比べてゆとりのあるキャビンで短距離路線でもあり比較的安価に搭乗できると話題になっていましたね。全 10機が導入されましたが新型コロナの影響で 2020年3月に 3機が退役しています。 Korean Air Lines A…
First encounter with the A380 〜 Airbus Industrie
こちらはキャリアではないのですが…。2010年10月15日から17日にかけて羽田空港にやってきたエアバス社の機体です。就航前に搭乗橋や地上設備などを確認するフィットチェックでは 2006年11月に成田、2007年10月に関空へ飛来していますが、供用開始直前の羽田新国際線ターミナルでのチェックが目的です。なお、羽田では 107番ゲートが A380 対応となっていますが混雑状況と後方乱気流の影響を考慮して原則乗入れ禁止されており成田閉鎖時のダイバート先としての利用が想定されているようです。私は 10月16日に駐機中の機体を T1 展望デッキから、翌 17日早朝には新千歳に向けて離陸する姿を城南島か…
First encounter with the A380 〜 Air France
日本就航の 3番手はフランスのエールフランスです。エアバスのお膝元ということで初号機のデリバリーは 2009年10月と早めでしたが、日本への飛来は 1年弱経過した 2010年9月1日現地発のパリ→成田がお初となりました。私は少々間が空いたシルバーウィーク初日の 2010年9月18日にお出迎えです。8月に納入されたばかりの最新機材(当時)でやってきてくれました。ただ同社にとってあまりマッチしない機材だったようで 2019年7月31日に 2022年までの退役を発表、新型コロナ流行による航空需要喪失もあって 2019年末から 2020年3月にかけて全機運航から外れ 2020年5月20日には前倒し退役…
First encounter with the A380 〜 Lufthansa
シンガポール航空に次いで日本就航を果たしたのはドイツのルフトハンザ航空です。2010年5月19日にデリバリーされたばかりの初号機で 6月11日現地発のフランクフルト→成田でやってきました。2010年11月に投入された 4号機には "Tokio 東京" のシップネームが与えられていました。私は写真仲間と共に就航初便到着の 2010年6月12日に成田さくらの山でお出迎えしました。遠目ですがランプインの直前にはウォーター・サルートでの歓迎も見ることができました。折返便の出発時には TWR がファーストコンタクト時に「Good Morning Lufthansa 711 New Aircraft」と呼…
First encounter with the A380 〜 Singapore Airlines
2002年1月に生産が始まり 2005年4月に初飛行、2007年10月に運航を開始した超大型機 A380。航空環境の変化に伴い受注が伸びず 251機の生産・納入で終わってしまいました。ある意味悲運の機材でしたが日本にはわりとやってきていました。これからしばらくは私が初遭遇した各キャリアの写真をアップしていきます。まずはシンガポール航空です。同社は A380 のローンチ・カスタマーで 2007年10月15日にデリバリー、10月25日にシンガポール→シドニーで運航を開始しました。日本へは 2008年5月20日(成田空港開港 30周年記念日)にシンガポール→成田で初就航しましたが、悪天候により中部国…
夕陽の中を上りのぞみ検測のドクターイエローが東京に戻ってきました。 ランキング参加中鉄道
夜明けの西の空に浮かぶ残月。今日はいい天気になりそうです。
ちょっと不安定な天気ですが、春の陽光の下をドクターイエローが疾走していきました。 ランキング参加中鉄道
ずいぶん昔に登録だけしていた「はてなブログ」、ちょっと使ってみます。 今年の桜シーズンも終わりです
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