台湾基隆市在住の私は、2007年から台湾で生活を始めました。台湾人の家族と共に、ローカル企業で働きつつ、ランニングと読書を楽しんでいます。
なぜ台湾の外国人労働者は,ながらスマホで介護をしているのか?
先日、台湾から日本へ出張した際、大都市で多くの外国人を見かけました。観光客はもちろんですが、コンビニやホテル、レストランなどの接客業でも外国人労働者が目立ちました。特に、南アジア出身と思われる人々が多く、流暢な日本語で接客をしていました。 あるコンビニでは、日本人の先輩スタッフが新人の外国人女性に教育している様子を見かけました。日本人スタッフはタメ口で指導していましたが、その外国人女性は特に違和感なく理解し、受け答えしていました。ただ少し気になったのは、彼女が同じようなタメ口でお客さんに接してしまわないかということです。文化や敬語の使い方が違うため、接客マナーに関する教育の重要性を改
『スマホ脳』書評 — スマホ脳を読んで考えた台湾のスマホ事情と私たちの未来
近年、スマホの普及は私たちの生活に計り知れない影響を与えています。便利さや効率性を提供してくれる一方で、私たちはその影響を十分に理解し、適切に向き合えているでしょうか?特に台湾では、スマホが社会に与える影響が非常に顕著です。その良い面と悪い面、そして私が読んだ『スマホ脳』から考えたことをまとめてみたいと思います。 台湾におけるスマホの状況 台湾では、スマホは日常生活の中心的な存在となっています。公共交通機関の利用、買い物、飲食店での注文など、あらゆる場面でスマホが活用されており、「モバイル決済」や「QRコード決済」の普及によって現金を使う機会はますます減少しています。また、仕事
台湾に住んでいると、日本人の名前が台湾ではどのように扱われるかを肌で感じることがあります。中国語と日本語では漢字の使い方や読み方が異なるため、名前を伝える際に少し戸惑うこともあります。今回は、私自身の経験を基に、日本人の名前にまつわるエピソードを2つご紹介します。 苗字が2文字であることの誤解 台湾では、多くの人の苗字が漢字1文字であるため、日本人の2文字の苗字が少し珍しく思われることがあります。そのため、日本人の苗字を正確に理解してもらえないケースがしばしば起こります。 例えば、私の名前を「浅野 学(あさの まなぶ)」としましょう。日本人であれば、すぐに苗字が「浅野」、名前が「
10歳の息子が真剣な顔をして学校のことで相談をしにきました。 彼の話によれば、来週健康診断があるがあまりいきたいくないようでした。 それの何が嫌なのかもっと話を聞くと、なんと医者の前でパンツを脱がなければならないようです。場合によっては医者に触られることもあるようです。 私はこの話を聞いて少し前に見た日本のニュースを思い出しました。群馬の小学校で、男性医師が健康診断で児童の下半身を見たこれは70代の男性医師が小学校の健康診断のときに男児の下半身を見たことが不適切ではないかと大騒ぎになった事件です。 この医者は「パンツを開いて、ぱっと見ただけですけど。成熟と成長のバランスが崩れてくる
はじめまして。私は台湾北東部にある基隆(キールン)市という都市に住む岡山県出身の男性です。このたびnoteをはじめてみました。はじめて見ていただく方に自己紹介をさせてください。 プロフィール 私は1972年生まれの男性です。現在台湾の基隆市に台湾人の妻と子ども二人、そしてやっかいな嫁の家族と生活しています。そもそも岡山県で公務員をしていたのですが、語学研修で派遣された先の台湾で今の嫁に出会い、数年後35歳で仕事を辞め単身台湾に渡ってきました。今考えればなんと無謀なことをしたんだと恐ろしくなります。 あまり専門的なバックグランドがないせいか仕事になじめず、数年は会社を入ったり辞めた
私は台湾人の女性と出会い、結婚するために日本を離れ、台湾での生活を始めてからもう18年が経ちます。ここまで深く台湾と縁を持つ人生になるとは、かつての私は夢にも思いませんでした。 台湾との縁を振り返ると、最初に頭に浮かぶのは1980年代、小学生だった頃にテレビの歌謡番組で見たテレサ・テンやジュディ・オングの姿です。名前がすべてカタカナで表記されていたため、彼女たちが台湾出身だとは知っていても、本名に漢字を使うということすら想像できませんでした。当時の私は台湾がどんな国なのかも、台湾人がどんな人たちなのかも、まったく知りませんでした。 私の育った田舎町には台湾人と出会う機会もなく、周囲
私は台湾にあるメーカーに長年勤めています。台湾で働き始めた当初、職場の雰囲気にとても驚いたのを覚えています。台湾の多くの会社では、定時になるとまるで引き潮のように社員がオフィスを去っていきます。日本のように周りの同僚や上司に気を使って残業をする光景はほとんど見られません。また、朝も就業時間ぎりぎりに出社する人が多く、中には朝ごはんを食べながら仕事を始める人もいます。最初は戸惑いましたが、今ではこれが当たり前だと感じるようになりました。 そんなある日、私の台湾人社長と日本の職場文化について話す機会がありました。話題が日本のブラック企業に及ぶと、社長は「なぜ日本人はそんな会社を辞めないの
台湾の裏お土産 日本人のおじさんが列をなして買った知る人ぞ知る幻の漢方薬について
台湾土産といえば、パイナップルケーキが有名ですが、かつての日本人観光客の間では、それ以上に話題となった「●大力」という漢方薬が存在しました。この薬は、いわゆる回春薬で、どんなに年をとった男性でも再び元気を取り戻すとされていました。特に、日本からの中高年男性の間で人気があり、一度試してみた人がその効果を実感して、リピーターとなることが多かったようです。 この「●大力」は、台北の観光客がよく訪れるとあるマッサージ店でのみ販売されていました。この店は、日本の旅行会社と提携して多くの日本人ツアー客を呼び込み、マッサージをしながら漢方薬を売るというユニークなビジネスモデルを採用していました。マ
今年の旧正月も、多くの台湾人が日本を旅行しました。台湾は日本に対する好感度が非常に高く、私の周りの同僚や知人も頻繁に日本を訪れています。しかし、台湾のネットニュースを見ていると、近年、日本の接客サービスの質が低下しているという声を耳にすることが増えました。期待していた高品質なサービスを受けられず、失望したという意見もあります。 日本で過ごす正月に失望?3年連続訪日で嘆き「台湾人に対する日本の態度は悪化している」、論議を醸す 在日本過年好失望?他連去3年感嘆「日本人對台灣人態度變差」引熱議 [FTNN新聞網]實習記者吳嘉汯/綜合報導過年到日本的習慣,對於不少台灣人來說,已
『金持ち父さん貧乏父さん』書評 - 台湾で実感した資産形成の重要性
台湾に住んでいると、株式投資や不動産投資をしている人々を頻繁に見聞きします。友人同士で資金を出し合い、レストランや台湾式酒店(バー)、マンションなどに投資をするケースもよく耳にします。このような光景は、日本の保守的な片田舎で育った私にとっては非常に驚きでした。日本では多くの人が会社の給料だけで生活し、投資と聞けばギャンブルと同じようなイメージを抱く人がほとんどでした。 しかし、時代は変わり、日本でも副業や投資が推奨されるようになっています。これは、経済が右肩下がりになり、会社の給料だけでは生計を立てるのが難しくなったことを反映しているのでしょう。 そんな状況の中で読んだロバート
「ブログリーダー」を活用して、台湾基隆市在住の岡山県人さんをフォローしませんか?