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服薬指導の心づもり https://iamapharmacist.xyz/

薬剤師が患者さんに服薬指導する際に、最低限何を伝えるべきかをまとめたブログです。自分の勉強したことの備忘録を兼ねて。自分の勉強がどなたかのお役に立てれば幸いです。

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2025/03/25

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  • オロパタジン【アレルギー性疾患治療剤】

    オロパタジンは先発名が「アレロック」と言い、2000年12月に発売されました。成人は勿論、顆粒もあるので2歳から使用可能です。 発売から四半世紀も経ち、安全性も担保されています。現場でもよく出る処方の一つです。これで眠気さえ出なければ最高なのですが・・・ オロパタジンの服薬指導の例 「眠気が出やすいので、運転や危険な機械作業従事は避けなければいけません」 「1日2回、朝と寝る前に服用しましょう。食後でも構いませんが、わずかに吸収が落ちます」 「黄疸が出た場合、すぐに服用を中止して医師か薬剤師に相談して下さい」 オロパタジンの特徴【薬剤師向け】 ★適応:アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患における…

  • フェキソフェナジン【アレルギー性疾患治療剤】

    フェキソフェナジンと言えば、先発名はアレグラ!かなり有名な抗ヒスタミン薬ですね。 2000年に日本で発売され、スイッチOTCの発売は2012年でした。薬に詳しくない人でも「アレグラ」という名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれません。今や花粉症シーズンになると、どこのドラッグストアでもアレグラの箱がとても目立つところに陳列されているのを見かけます。 脳への中枢移行が少ないので眠くなりにくく、運転や危険な機会従事もOKなので、使いやすいと言えるでしょう。 発売から四半世紀経ちましたが。数ある抗ヒスタミン薬の中でも、ドクターもいまだに安心して使える処方の一つです。 フェキソフェナジンの服薬指導の例 …

  • ベポタスチン【選択的H1受容体拮抗・アレルギー性疾患治療剤】

    ベポタスチンベシル酸塩酸は、2000年10月に発売された抗ヒスタミン薬です。 眠気は多少出るものの、7歳から使用できる使い勝手の良い存在です。発売から25年経過しても、特に花粉症シーズンで現場で見ない日は無いほどによく処方されています。 先発名はタリオン。スイッチOTCとしても発売され、2020年12月よりドラッグストアでも買えるようになりました。第2類医薬品なので、薬剤師が不在時でも購入できます。 ベポタスチンの服薬指導の例 「1日2回、用法通りに服用しましょう。食事の影響を受けないので、食後でなくても問題ありません」 「眠くなる可能性があります。運転や危険な機械操作従事は細心の注意を払って…

  • デザレックス【持続性選択H1受容体拮抗・アレルギー性疾患治療剤】

    ロラタジンの主要活性代謝物がデスロラタジン、すなわち本剤です。要するにロラタジンの改良版として2016年11月に発売されました。 1日1回の服用でしっかり効果も期待できるし、運転OKのデザレックス。かなり患者さん側としては有り難い設計の薬です。 私個人的な肌感覚として、やはりデザレックスは花粉症にも蕁麻疹にもガンガン処方されていますね!良好な服薬アドヒアランスを得やすいです。 デザレックスの服薬指導の例 「食後問わず、いつ服用しても構いません。飲み忘れないようにできる一番都合の良い時間に、24時間おきになるように服用しましょう」 「運転しても構いません。眠くなりにくいのです」 「中にはグレープ…

  • ルパフィン【アレルギー性疾患治療薬】

    先日はビラノア錠についての記事を作成しました。今回はルパフィンです。 ビラノアより1年ほど遅く世に出てきたルパフィンですが、花粉症に対しての処方数はビラノアとなかなか良い勝負をしているのではないかと思います。あくまでも私の肌感覚ですが。 ルパフィンの効き方は、今までの抗ヒスタミン薬とはひと味違う点が発売時も話題になりました。抗血小板作用を併せ持つ点です。血管透過性や白血球活性化を抑制し、アレルギー症状を抑えます。 ルパフィンの服薬指導の例 「花粉症を始めとするアレルギー性鼻炎の症状を改善します」 「慢性的な蕁麻疹の痒みを改善します」 「皮膚の湿疹や炎症からくる痒みを改善します」 「12歳以上で…

  • ビラノア【アレルギー性疾患治療薬】

    ビラノアは今や花粉症シーズンで見ない日はないぐらいに、悩める花粉症患者の救世主のような存在となっています!ビラノアの何が優れているかって、1日1回の服用でOKなところではないでしょうか。そして眠気が少ない点も使いやすいですよね。 第2世代抗ヒスタミン薬のうち、非鎮静性(脳内移行が少ない)で、1日1回というアドヒアランスの良さ、長期投与もOKであるという安全性の高さを全て併せ持つと言ったらビラノアでしょう!バランスが取れている処方です。 2016年11月に日本で発売されたビラノアは、もはや抗ヒスタミン薬第2世代の帝王の座に君臨していると言えるでしょう。 ビラノアの服薬指導の例 「1日1回、1錠を…

  • エンペラシン配合錠【副腎皮質ホルモン・抗ヒスタミン配合剤】

    花粉症や蕁麻疹。アレルギー症状に日々悩まされる現代人の我々です。抗アレルギー薬を毎日飲み続けることは当然として、それでもキツイ症状が出てしまった時はどうしたら良いのでしょうか? そんな時こそステロイドの出番です。今回勉強する「エンペラシン配合錠」は、先発名が「セレスタミン配合錠」、成分名は「ベタメタゾン・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩配合剤」。 ステロイドと抗ヒスタミンのmixで、かなり切れ味鋭く症状を抑えてくれます。ただし、よく効く反面注意点も沢山あります。 エンペラシン配合錠の服薬指導の例 「花粉症の症状がひどい場合に頓服しましょう。とてもよく効きますが、漫然と使い続けることはできませ…

  • コンタクトレンズOKの抗アレルギー点眼薬

    2025年3月中旬となりました。この季節、どこの薬局も引き続き繁忙期ではないでしょうか。 冬の感染症が落ち着き、花粉症シーズンです。毎日のように抗アレルギー薬と点鼻薬、点眼薬が飛ぶように棚から出て行きますね! そこでしょっちゅう患者さんから聞かれるのが、点眼薬とコンタクトレンズの相性です。 花粉症の点眼は、コンタクトレンズをしていても使って大丈夫? これ、私個人の肌感覚ですが、ほぼ毎日のように聞かれますね。このような疑問を患者さんご自身が持つこと、何だか薬剤師として嬉しく思います!ご自身の薬についての疑問点、我々薬剤師にドンドンぶつけて欲しいです。 話が逸れました。 花粉症の時に使うアレルギー…

  • トラマゾリン点鼻液【点鼻用血管収縮剤】

    日々あちこちの薬局に派遣薬剤師として働きに行きますが。トラマゾリン点鼻液は、今の花粉症シーズンにしか個人的にはあまり見かけない印象です。そのぐらいに花粉による鼻閉は深刻ですね・・・ トラマゾリン点鼻液は重い鼻閉症状も一瞬にしてスッキリさせることのできるスグレモノ。ステロイド点鼻薬で、アレルギー性鼻炎が改善しない人に処方されています。 トラマゾリン点鼻液の服薬指導の例 「アレルギー性鼻炎などからくる鼻づまりをスッキリさせます」 「噴霧タイプであれば、1日数回、症状が気になった時に鼻腔内にスプレーします」 「点眼タイプであれば、1回2滴ほどを鼻腔内に点鼻します。鼻閉が辛い時に使用して下さい」 「鼻…

  • エリザス点鼻粉末200μg28噴霧用【粉末噴霧式アレルギー性鼻炎治療剤】

    2012年1月に発売されたエリザス点鼻粉末ですが、やはりこの花粉症シーズンには大活躍しています! エリザスとは、成分名は「デキサメタゾンシペシル酸エステル」。またまたステロイドの長い名前に翻弄されそうですが・・・。 今までのフルチカゾンやモメタゾンと違い、デキサメタゾン系です。 同じステロイドでも軟膏であれば、強さのランキングがありますが。点鼻薬にはランキングがありません。アラミストがフルナーゼより強いとか弱いとかって話ではないのです。そうなるとデバイスの好き嫌いや、個人の効き方への実感、処方する医師の好みに委ねられる範疇になるのでしょう。 どれを使ったとしてもステロイド点鼻薬としての効果効能…

  • フルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻薬50μg【定量噴霧式鼻過敏性治療剤】

    またもや長い名前シリーズ…になりつつある、ステロイド点鼻薬です。その名もフルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻液50μg。先発名が「フルナーゼ」です。国内での発売は1994年7月なので、相当歴史ある点鼻薬と言えるでしょう。 先日のアラミストのジェネリックが「フルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液」なので、もはやフルチカゾン一派ですよね! そうなるとナゾネックスはモメタゾン一派になるのか…と思ったり。 フルチカゾンプロピオン酸エステル点鼻薬の服薬指導の例 「アレルギー鼻炎を改善するための点鼻薬です」 「1日2回、点鼻する必要があります。朝と夜、時間を決めてやりましょう(成人、小児共に)」 「夜…

  • モメタゾンフランカルボン酸エステル点鼻液50μg【定量噴霧式アレルギー性鼻炎治療薬】

    かつて国内初の1日1回でOKなステロイド点鼻薬であるモメタゾン点鼻。発売から20年近く経ちますが、やはり1日1回タイプのパイオニアとして重厚感はまだまだ健在です!

  • フルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液27.5μg【定量噴霧式アレルギー性鼻炎治療薬】

    アレルギー性鼻炎に使う点鼻薬。いくつか種類はありますが、このフルチカゾンフランカルボン酸エステル点鼻液が一番洗練されたデバイスではないでしょうか。その実力も現場のお墨付きです!

  • グレープフルーツの功罪

    日々患者さんの服薬指導にあたっていると、 「この薬はグレープフルーツとの相性は大丈夫ですか?」 と、しばしば質問されます。 それだけグレープフルーツと薬の相性は、一般の人にも市民権を得ているんだなぁと驚きつつ。全ての患者さんに正しくご理解頂きたいので、まとめてみました! グレープフルーツの何がいけないのか? グレープフルーツは甘酸っぱくて美味しいし、何よりもビタミンCが豊富な点が嬉しい果物です。ビタミンCだけでなくポリフェノールなど、美容面だけでなく健康にも有り難い成分がてんこ盛り!日々デザートとしても、気分転換にジュースとしても取り入れたい果物・・・なハズですが・・・ 唯一の欠点が、一部の薬…

  • アレジオン眼瞼クリーム【ヒスタミン(H1)受容体拮抗薬】

    アレジオン眼瞼クリームは1日1回でOKな世界初の目の周りに塗るタイプのアレルギー性結膜炎治療薬です。薬剤師に向けての服薬指導ポイントをまとめました。

  • アムロジピン【カルシウム拮抗薬】

    アムロジピンを服薬指導する際の必須文言と、改めてアムロジピンについての基本的内容をまとめています。

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